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特殊救難隊カレンダー 発売中   [2017年12月14日(Thu)]


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隊員全員が登場

●今なら送料無料


 海上保安協会では、2018年版「特殊救難隊カレンダー」を発売中です=写真はその一部。

 カレンダーには、緊張した出動時のヘリの中の写真や、チョットくだけた訓練中のスナップショットなど、特救隊員のさまざまな姿が映っています。
 1月から12月までの中に、特救隊員全員が登場しています。

 このカレンダーはもともと、特救隊が自主制作して、訓練などでお世話になった方々に毎年贈っていた心のこもったものです。
 今年新たに加わった隊員や、今年卒業した隊員もいる「平成29年特救隊」の思い出の写真集でもあります。
 
 B版(25・7a×18・2a)28ページ。一部1296円(消費税込み)。送料無料の特別割引を年末まで延長します。
 
 申し込みは郵便振替で。
 口座記号番号は「00150-5-51938」、加入者名は「公益財団法人海上保安協会 海上保安グッズ事業部」まで、送付先の郵便番号、住所、氏名をご記入のうえお申し込みください。
 
 詳しくは「うみまるショップ」のホームページhttp://www.うみまるショップ.jp)を参照下さい。                            (海上保安協会)


特殊救難隊40周年へ 大久保基地長に聞く [2015年07月28日(Tue)]

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 発足40年目を迎えた特殊救難隊について、大久保隆洋・羽田特殊救難基地長に聞いた。

 ――特救隊は発足当時に比べて組織も大きく、国民の認知度も高まった。今後の課題は
 先輩たちが海難現場から得た教訓やノウハウを引き継ぎ、さらに高い技術を身に付けながら、新たな特殊海難に対応していくことが必要だ。

 ――高い技術とは
 例えば、空気にヘリウムガスを混ぜて窒素を減らした混合ガスによる「深々度潜水」技術の習得。また、救急救命士が医師の指示下で心肺停止前の重度傷病者に行う点滴処置が可能となったことから、そのための専門知識や技術の習得も急務だ。

 ――新たな特殊海難とは
 特救隊として、船舶火災や危険物積載船などの海難事故には数多くの対応経験があるが、N(核)、B(バイオ)の海難事故への出動実績はない。かといって、いつでも起きる可能性がある。さらに近年は、外国籍あるいは外国人船長の船舶事故が目立ち、漁船についても操船者の高齢化による事故の増加も懸念される。また、何千人も乗った大型旅客船の海難事故への対応も、今から考えておく必要がある。

 ――これまで特救隊では殉職者がなかった
 結果は0(ゼロ)だが、隊員の中には、実際に出動中に瀕死(ひんし)の重傷や大けがをした者がおり、私自身を含め、かなり危険な場面を経験した者も多い。今後も、予断を許さない。

 ――隊員たちには
 基地長就任時にも話したことだが、まず安全管理を徹底させること。次に家族を含めて、心身ともに健康であること。その二つが我々の業務と生活の土台だ。


海猿たちの「教訓」はサッカー本田選手の大叔父が発案 [2015年07月26日(Sun)]

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 『苦しい 疲れた もうやめた では 人の命は救えない』

 特救隊に代々受け継がれている心意気≠セ。オレンジ色の隊服ズボンの左ポケットには、この言葉が書かれた手ぬぐいが必ず入れてある。
 
 元々は横浜市消防訓練センターの初代体育訓練担当教官を務めた本田大三郎氏(80)の言葉だ。
 本田氏は、サッカー日本代表・本田圭佑選手の大叔父(祖父の弟)だ。
 その本田氏が訓練生たちを鼓舞した言葉の一つが
 
『体力増進は疲労というプロセスを通らなければならない。きつい つかれた もうだめだ では 他人(ひと)の生命(いのち)は救えない』

 同センターで本田氏の訓導を受けた隊員が特救隊風にアレンジし、平成4年に自分で手ぬぐいを作って後輩に残した。
 その後、改めて特救隊が本田氏本人から使用の承諾を得た。
 
 同センターでは今もトレーニング室に本田氏の言葉が掲げられ、多くの消防隊員の心のよりどころになっているという。
石垣基地に 9番目の「機動救難士」 [2015年07月03日(Fri)]

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 海上保安庁の最南端の航空基地である石垣航空基地(大河内克朗基地長)に4月10日、全国で9番目の機動救難士が配置された。
 5月15日には、同基地で発足式が行われ、海上の漂流者を想定したヘリによる吊り上げ訓練を披露した。

 配置された機動救難士は9人。全員が元潜水士で、うち3人が救命救急士の資格を持つ。
 石垣基地では、付近海域を航行する船舶からの急患洋上つり上げのほか、沖縄県との申し合わせに基づく周辺離島からの急患搬送業務を年間約80件行っており、機動救難士の配置は大きな戦力アップとなる。
 
 これまでは海難やマリンレジャー事故が発生した際、石垣保安部の巡視艇「なつづき」の潜水士を呼び出し、ヘリに同乗させて出動していた。
 機動救難士配置により大幅な出動時間の短縮と、救難体制の強化につながる。
 
 発足式では、長谷川義明・十一管本部長が「命を救うため普段から鍛錬し、業務を遂行してほしい。周辺海域の安全、安心に大きく寄与することを期待している」と訓示した。
 
 また宮川誠上席機動救難士は報道陣のインタビューに「1人でも多くの命を救えるよう日々精進する」と決意を述べていた。4月の配置後、離島の急患の搬送などに、機動救難士が出動している。                        (石垣基地)
               ◇   ◇
 軌道救難士は海難での遭難者などをヘリで迅速に救助する専門チーム。全員が潜水士経験があり、ほぼ半数が救急救命士の資格を持つ。

 平成14年10月に福岡基地に配置されたのを最初に、震災後の23年10月には仙台航空基地に配置された。
 
 各基地に9人ずつ配置されており、全国で9ヶ所計81人となる。四、六管には配置されていないが、周辺の管区がカバーする。また三管では羽田基地の特殊救難隊が出動する。
 
 石垣基地への配置で「日本周辺の海域をカバーする体制が、ほぼ整った」(本庁救難課)としている。
映画「海猿」の 「200段階段」を再現! [2015年04月30日(Thu)]


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 広島県呉市で3月28日行われたイベント「海猿と帽子のロケ地と史跡めぐり」に、呉保安部巡視船「くろせ」の潜水士ら3人が映画の場面を再現するサプライズ企画に出演した。
 イベント参加者は、思いがけない出来事に大興奮だった。

 2004年に公開された映画「海猿 ウミザル」で、潜水研修生が呉市両城地区の200段階段で訓練するシーンは観客に強い印象を残したようで、映画公開から12年が経った今でも、この地を訪れる観光客は後を絶たない。
 同階段は、呉市の人気観光スポットの一つになっている。
 
「呉市政だより」に「ロケ地と史跡めぐり」が開催されると掲載されたのを見た呉保安部管理課から、呉市観光振興課に連絡。参加者が200段階段に到着した際に、映画さながら潜水士が訓練する模様を見せる「サプライズ企画」を提案した。

  呉市、呉観光ボランティアの会も保安部の提案を大歓迎。「くろせ」から寶蔵(ほうぞう)聖也、高田佳典の2人の潜水士と、昨年12月に配属された潜水士希望の佐々木優太の3官が出動することになった。

 3人とも「両城の200段階段」は映画では知っているものの、呉勤務でありながら現地を訪れたことはなかった。そこで、事前に現地確認したうえ、DVDを観て映画シーンをイメージトレーニングして本番に臨んだ。

 3人は「ロケ地めぐり」参加者が到着する30分前から、ボンベを背負って階段を駆け上がるリハーサルを開始。当日は初夏を思わせる晴天で、実働訓練と思えるほど滝のような汗が噴出した。

 参加者33人が階段下に到着したところで、サプライズ企画を決行。予期せぬ「海猿」出現に、参加者は驚き、喜び、企画は大成功を納めた。映画再現の後は、参加者がボンベを背負う体験や、記念撮影で交流を図った。                         (呉)
新人「海猿」の1週間 [2014年10月21日(Tue)]

▼夜間潜水や震災不明者捜索

 宮城保安部の巡視船「くりこま」は、二管区の救難強化巡視船として活動、現在8人の潜水士がいる。
 その一人、川瀬寛航海士補は、平成23年12月に「くりこま」に乗船。
 今年7月3日に前期潜水研修を修了し、9月5日付で発令されたばかりの新人潜水士だ。
 そんな彼の発令後1週間の活動を紹介する。

 【9月8日】午前中は仙台航空基地ヘリとのHR訓練に参加し、初の降下つり上げ訓練を行う。夜には、石巻市内の旧北上川河口付近で車両転落事故が発生し、捜索・救助を行う。
 初出動にして初の夜間潜水となった。
 
 【9月9日】午前中は石巻市雄勝町の大須小学校で行われた着衣泳教室に講師として参加。
 未明まで続いた捜索の疲れも見せず、小学生たちに救命法などを指導。

 【9月11日】東日本大震災から3年半となる節目の日。小堀内漁港(岩手県宮古市)で午前、午後の2回、震災行方不明者の潜水捜索を行う。

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 行方不明のままとなっている男性の家族からの要望に基づき、岩手県警機動隊潜水士と合同で行った。
 川瀬航海士補にとって初めての震災行方不明者潜水捜索となる。視察のため訪れた本庁の岩崎茂救難課長から激励を受ける。
  行方不明者の消息につながる手がかりは得られなかった。
 捜索終了後に潜水班長から、捜索実施内容や海底の状況などの説明を受けた家族からは、海保への感謝の言葉があった。
 
 川瀬航海士補は、震災後間もない平成23年3月に、初任地である宮城海上保安部に着任し、以来、震災関連業務に携わり、海上保安官としての経験を積み重ねて来た。
 「人を助けたいと」というのが潜水士になった動機。
 スタート1週間にして、早くも実働2件を経験し、潜水士としての技量・能力向上を目指す決意を新たにしている。                         (宮城くりこま)
                           (「海上保安新聞」10月16日号)
初の海底清掃  関空基地 [2014年09月05日(Fri)]

 関西空港海上保安航空基地はこのほど、大阪府阪南市のアドプト・シーサイド・ハマボウフウ海岸で行われた「自然と本の会」主催の海浜清掃に参加。
 同基地発足以来、初めてとなる機動救難士による海底清掃を行った。
 
 「自然と本の会」は、自然保護を目的として平成9年に設立されたボランティア団体で、主に大阪湾南部地域で活動しており、同基地と3年前から合同で海浜清掃を行っている。
 
 朝、目を覚ますと外は、あいにくの雨。中止かと思いきや、事務局担当者から「雨ですがやります」との連絡。「さぁ、機動救難士出動だ」
  
 同会会員や基地職員、大阪府港湾局阪南事務所職員の計25人で午前9時半から清掃を開始。水中の視界30aと悪条件のなか、壊れたボンテンや車のバンパーの一部などを回収した。

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 参加者全員が、ずぶ濡れになりながら、約1時間半かけて11袋(海底ゴミ1袋)のごみを収集した。
 テレビ局3社が取材に訪れ、環境保全のPRにもなった。      (関空基地)
                         (「海上保安新聞」8月28日号より)
”海猿”特殊救難隊レポート [2014年09月04日(Thu)]

 第五特殊救難隊(大黒真司隊長)は、先進的なスタティックロープを使用した高度なロープレスキュー技術を持つ「さいたま市消防局特別高度救助隊」(さいたまブレイブハート)と初の合同訓練を実施した。
 
 スタティックロープは従来のレンジャーロープやザイルロープと比較して伸縮が少なく、よりが発生しにくいという特徴がある。
 このロープを使った新たな救助技術については、国際緊急援助隊をはじめ多くの救助機関が注目し、その救助手法や取り扱いについて研究が進められている。

海猿リポート.jpg


 午前中は、同救助隊の訓練棟(さいたま市大宮)でスタティックロープと救助器材を使った応用的なロープレスキュー技術を、午後はマイクロバスで田島訓練署(同市浦和)に移動し、閉鎖空間でのレンジャー技術の演習を行った。

 この訓練によってスタティックロープレスキューについての技術向上を図ることができ、また双方の隊員が刺激を受け合い、顔の見える関係を構築することができた。
                               (羽田特殊救難基地)
                            (「海上保安新聞」8月28日号)
宮城「くりこま」 震災不明者を潜水捜索 [2014年06月23日(Mon)]

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 宮城海上保安部巡視船「くりこま」は5月28日、宮城県石巻市南浜町の海岸で、今年度初となる震災行方不明者の潜水捜索を実施した。

 この日の捜索は、現場近くの自宅が津波で流失し、家族が行方不明になっている住民の要望により実施された。捜索は、「くりこま」潜水士ほか乗組員16人と、宮城保安部と石巻保安署の陸上班6人、さらに仙台航空基地機動救難士3人の計25人で、午前、午後の2回実施された。

 現場は旧北上川河口の西側にある砂浜で、行方不明者の家族らが見守るなか、潜水士らは沖合に設置された消波ブロック付近を中心に、入念に海中の捜索を実施。また、陸上班と警備救難艇はそれぞれ海岸部と沖合の捜索を行った。
 残念ながら行方不明者に関する手がかりは得られなかったものの、家族から捜索に対する感謝の言葉をいただいた。
 
 震災後3年あまりが経過し、各地の復興も進みつつあるが、石巻市の432人をはじめ、東北地方太平洋沿岸部では今なお2600人余りの行方が分からないままだ。
 当日も多数の報道関係者が取材に訪れるなど、海保の捜索に対する期待は高く、地域に寄り添い、地域の要望に応え、今後も行方不明者捜索や震災関連業務に取り組む。
                             (宮城「くりこま」)
                            (「海上保安新聞」6月12日号)
小樽保安部が消防と合同潜水訓練 [2014年06月13日(Fri)]

訓練画像.jpg

 小樽海上保安部は5月12日、石狩北部地区消防事務組合石狩消防署(石狩市)と合同で潜水訓練を実施した。

 この訓練は、小樽保安部の巡視船「ほろべつ」潜水士と同消防署水難救助員との連携強化及び相互の救助技術の向上を目的として毎年実施されているもの。
 今回の訓練では、岸壁から海中転落者が発生したことを想定し、海保・消防署合わせて7人の潜水士が混成でバディを組み合同で潜水捜索するなどの訓練を巡視船「ほろべつ」係留岸壁において実施した。
(写真の左4人が「ほろべつ」潜水士、右の3人が石狩消防署潜水士)

 なお、同消防署とは、平成26年2月にも釣り人が結氷した河川の開口部から転落したことを想定したうえで、「氷下」における合同捜索訓練も実施しており、あらゆる状況での捜索を視野に入れ、連携した訓練を実施している。

 小樽海上保安部では、同組合を含め管内の沿岸を管轄する4つの消防組合すべてと海難救助・訓練に係る協力に関する覚書を締結し、「救助機関」である両者のより一層の協力体制が構築されているところであり、海難事故に対する迅速・的確な対応のため、今後も合同訓練・情報交換するなど連携を強化していく。
                            (小樽)
                    (「海上保安新聞」6月5日号より)
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