昨年11月に横浜保安部に就役した世界最大級の新鋭巡視船「あきつしま」(約6500総d、全長約150b)に搭載されるヘリコプター2機が8月28日までに配備された。
「あきたか1号」(MH689)と「あきたか2号」(MH690)。
ともにエアバス・ヘリコプターズ社製のEC225LP型(スーパーピューマ225型)で、同型の巡視船「しきしま」に配備された「スーパーピューマ332型」の進化モデルにあたる。
全長19・5bで、主ローターは「332型」の4枚羽根から5枚羽根に増え、振動が低減された。また、エンジン出力も向上している。
海難事故での捜索救助や、災害時の救援や物資の輸送、警備業務などでの活躍が期待される。
「あきつしま」にはこれまで関空保安基地から同型ヘリ1機が派遣されていたが、これで海上保安能力が強化された。
(「海上保安新聞」9月25日号)