●6月1日から公開開始 公益社団法人「燈光会」は、今年の灯台150周年を機に、尻屋埼灯台(青森県東通村)を全国で16カ所目の「参観灯台」とし、6月1日から一般公開を開始した。
参観灯台は、基本的に内部が常時一般公開されている灯台で、上部に登って眺望を楽しむこともできる。
海上保安庁の委託を受けて燈光会が参観事業を実施していいる。これまで、観音埼灯台(神奈川県横須賀市)や出雲日御碕灯台(島根県出雲市)、犬吠埼灯台(千葉県銚子市)など15カ所が指定されている。
尻屋埼灯台は、下北半島の北東端に建設された東北最古のレンガ造り灯台。
明治9年10月に初点灯され、地上から建物頂部までの高さは33b。灯台の踊り場からは津軽海峡と太平洋を一望できる。また、周囲には寒立馬(かんだちめ)と呼ばれる馬が放牧され、訪れる観光客を楽しませている。
今年の同灯台の公開期間は6月1日から9月2日(来年からは4月上旬から11月下旬)の午前9時から午後4時まで。冬期は参観中止となる。