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尖閣国有化から3年 領海侵入 延べ414隻 [2015年09月21日(Mon)]

漁船の違法操業も急増


 海上保安庁が沖縄県・尖閣諸島の三島(魚釣島、北小島、南小島)を取得・保有してから9月11日で3年が過ぎた。
 この間、中国公船による尖閣諸島周辺の日本領海への侵入が繰り返され、同10日までの侵入日数は計131日、侵入隻数は延べ414隻を数える。領海内での中国漁船による違法操業も急増していることから、同庁は来年3月末までに尖閣警備の専従体制を整えるとともに、来年度予算で「規制能力強化型巡視船」3隻を新造するなどして外国漁船の取り締まりを強化する。
 
 中国公船による領海侵入は、平成24年9月11日の「尖閣国有化」以来活発化した。侵入は翌25年12月までに計74日を数え、6・4日に1回の割合だった。
 26年1月以降、今年8月までの侵入は計55日と、およそ11日に1回の割合に頻度は減少しているが、依然として領海侵入を繰り返しているのが実態だ。
 
 もう一つの問題が、主に中国漁船と台湾漁船による領海内での違法操業だ。海保がこれらの外国漁船に警告し退去させた件数は、尖閣諸島を国有化した平成24年は71件(うち対中国漁船39件)、25年は124件(88件)、さらに昨年は228件(同208件)と増加し、今年は8月末までに79件(同60件)を数える。

 特に注目されるのは小笠原諸島で中国サンゴ密漁船が問題化した昨年9〜12月は、尖閣領海での退去警告件数が7件と激減し、うち対中国船はわずか1件だった。これは尖閣周辺の中国漁船が、小笠原諸島でのサンゴ密漁に加わったためという。

  そのため海保では、尖閣諸島を含む南西諸島周辺や小笠原諸島周辺での業務体制強化のために、来年度に「宮古島保安部」と「種子島保安署」を新設し、不法漁船に対応する機動性に優れた180d級の規制能力強化型巡視船を3隻新造する。

 また、新型ジェット機1機を新たに購入し、尖閣周辺の24時間監視を強化する計画で予算要求している。(小野信彦記者)