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今年の夏のマリンレジャー事故 447人に増加 [2015年09月16日(Wed)]

◎死者・行方不明者も増加
◎「飲酒」事故が急増

 日本各地で7月中旬から8月上旬にかけて日中の最高気温が35度C以上の猛暑日が続いた今夏の気候の影響もあって、7〜8月期の全国のマリンレジャーでの人身事故者が447人と昨年よりも57人増加し、死者・行方不明者も121人と19人増えたことが、海上保安庁マリンレジャー安全推進室のまとめで分かった。
 とくに遊泳中の事故者が5割以上を占め、そのうち飲酒を伴っての事故者数は昨年より18人増加の42人だった。
 
 ここでの「人身事故」は、ヨットや水上バイクなどのプレジャーボートに乗船中の事故と、海水浴やサーフィン、スキューバダイビングなどのマリンレジャー活動に伴う海浜事故によるもの。
 
 同推進室が9月2日発表した「夏季マリンレジャー安全推進活動期間(7〜8月)の事故発生状況」(速報値)によると、事故者のうち遊泳中が237人(53%)で、次いで釣り中が45人(10%)、サーフィン中31人(7%)、磯遊び24人(5%)。プレジャーボート乗船中が44人(10%)だった。
 
 遊泳中の事故者(237人)のうち飲酒していたのは42人(18%)で、平成24年の35人、25年の36人を超えて過去5年間で最多だった。飲酒者の死亡率は48%と、飲んでいなかった事故者の死亡率33%を上回り、飲酒による死亡のリスクが相変わらず高いことが示された。
 
 遊泳中の事故者を年代別にみると、15歳以下の若年層が51人(22%)と多く、次いで20代41人(17%)、60歳以上35人(15%)、30代34人(14%)など。
 シュノーケル使用中の事故者数は53人(昨年比8人増)、うち死者・行方不明者は28人(同7人増)と、いずれも過去5年間で最多となった。
 
 花火大会での事故隻数は10隻で昨年より10隻減ったが、負傷者は25人と昨年より11人増加した。その原因の多くが「見張り不十分」で、花火観覧後にモーターボートが護岸に乗り上げて7人負傷した事故、クルーザーボートが防波堤に衝突し9人負傷した事故などがあった。
                                  (小野信彦記者)