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巡視船「そうや」が海氷観測 [2015年03月12日(Thu)]

218そうや海氷の中を航行中のそうや.jpg

 釧路保安部の巡視船「そうや」(藤井康志船長)に研究者たちが乗船し2月12〜18日までの8日間、オホーツク海で海氷観測を行った。

 観測は毎年行っているもので、今年も一管本部海洋情報部のほか、北海道大学低温科学研究所や北見工業大学工学部の研究者たち計10人が乗船した。
 海水や氷の採取、氷の厚さや形状の分析、それに加えて氷の成分の調査や水温や潮流の測定、搭載ヘリによる海氷の種類と分布の観測などを行った。
 
 海氷観測の初日から最終日まで、荒天に見舞われた。
 特に観測3日目の15日の風速は最大で24bを超え、海面がうねり、海氷さえ押し上げるほどの大時化(しけ)だった。

 気温が氷点下の寒さの中での観測作業は厳しかったものの、おおむね予定されていた地点での各観測を効率よく実施することができた。
 また「そうや」が一時的に分厚い海氷で停止することもあったが、前後進のチャージングにより脱出した。
 
 今回が20回目となる北海道大学低温科学研究所の豊田威信助教によれば「今年の海氷は昨年よりも薄く、密接度も小さかった」という。
 今回の観測では、シャーベット状の海氷を重点的に集めて研究したいとのことだった。
     
 観測中にはアザラシの泳ぐ姿や、空気中の水分が凝結してキラキラと輝いて見える「ダイヤモンドダスト」現象を目にする機会もあり、乗組員や研究者から感嘆の声が挙がった。
                                  (釧路そうや)
そうやバスケット観測_edit.jpg