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「スマートフォン」と「ヘリテレ」で3元中継 [2014年12月18日(Thu)]

スマホおおすみ格納庫.JPG

 十管本部は11月7日、携帯電話通信事業者の協力を得て実施した旅客船事故訓練で、スマートフォンなどに利用されているLTE回線網を利用した同管区初の3元同時中継映像の伝送訓練を行った。

 訓練は「大型旅客船で多数の負傷者を伴う事故が発生した」と想定。
 船内に取り残されている乗客などの状況をいち早く把握し、救出やトリアージ(負傷者の識別救急)などの作業を関係機関と連携して迅速に行なえるようにする目的で行われた。
 
 事故想定船となった大型旅客船内の被災状況の映像をNTTドコモが提供するスマートフォン(LTE回線映像伝送システム)で、また県の現地連絡調整所からの映像をKDDIが提供するスマートフォン(同)で、それぞれ現場指揮船となる巡視船「おおすみ」(鹿児島保安部)に伝送した。
 さらに、上空からの事故現場全景映像を「おおすみ」搭載機MH595によるへリテレ伝送システムで伝送した。
 
 「おおすみ」のOIC(運用司令室)および搭載機格納庫に、3面の大型テレビモニターを設置し、それぞれの映像音声を同時に映し出して、迅速な現場状況の把握と乗客救出のための指揮調整を行う体制とした。

 複数のスマートフォンのLTE回線網と、ヘリテレを使用して、現場状況の映像を多元的に同時に中継する映像伝送訓練は初めてで、訓練に参加した関係機関や報道関係者からも関心を引いていた。(写真は「おおすみ」格納庫での3元中継)

 LTE(Long Term Evolution) は3G(第3世代)の次の新しいモバイル通信技術。これまでの3Gに比べ通信速度が大幅に高速化されており、従来の3G回線を利用した簡易画像伝送装置と比べ格段に高品質な映像を伝送できることを確認した。
 その一方で、セキュリティ対策を十分にとる必要性も感じられた。  (十管、おおすみ)
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