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天国の親父からの最後のプレゼント [2014年12月22日(Mon)]

投稿
 海上保安友の会五管支部・太田茂宣(52)

 初めて投稿いたします。海上保安友の会に入会し、はや5年になります。
 この度は「海上保安友の会写真コンテスト」に私の作品(夕暮れの巡視船ふどう)が入賞し、大変光栄に思っております。

 この写真コンテストに応募したころは、海保好きの父が入院中で、作品が入選したら喜ばせようと思い応募いたしました。
 私も、海保の活躍や巡視船・航空機のフアンで、暇さえあればカメラを片手に、巡視艇の係留地や豪華客船の入港時に行き、色々な角度から撮影し、入院している父に見せておりました。
 
 父は、私が幼いころまで三井倉庫船籍の20b程度のタグボートの船長をしており、神戸の港が一番だと自慢していました。
 その父は、10月20日午後10時15分ごろ、82歳で旅立っていきました。
 
 お葬式で、今回のフォトコンテストで出品した2枚の写真を現像し、父の棺(ひつぎ)に入れ、「親父、丸本(まるもと)の大叔父と写真見て海保の話で盛り上がってね」と涙をこらえて送りました。

 丸本姓の大叔父は昔、神戸海上保安部で巡視艇の船長をされていた……と父からよく聞かされており、その大叔父も数年前に亡くなったと聞いていました。

 父が亡くなって10日たった10月末、1通の封書が届きました。
 仕事から帰宅した私に妻が「フォトコンの結果じゃないの?」と言います。
 私は、「残念でした」と書いてあるに違いないと思い、封書を妻に託し着替えていました。
 すると、妻は無言になり、そして、
 「すごい。『入選しました。佳作』って書いてあるよ。すごいね」
 と涙を浮かべて喜んでくれました。
 
 私は、父と丸本の大叔父が「巡視船ふどう」の写真が一番良い出来映えだと言ってくれたようで、天国の父が選んだ私への最後のプレゼントだと思っています。

 父には「入賞・佳作」と名前の書かれた海上保安新聞は直接見せられなかったけれど、喜んでくれると思います。

 やったぜ、親父! ありがとう親父。(神戸市在住、バス運転士)
             (下の写真は太田さんの作品「夕暮れの巡視船ふどう」)
ふどう写真.jpg
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