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尖閣専従体制「たけとみ」「なぐら」 石垣保安部で披露 [2014年11月05日(Wed)]

▼「史上最大の体制強化」と佐藤長官
▼石垣保安部 職員600人体制へ

 尖閣諸島の領海警備強化のために石垣保安部に初配備された2隻の新鋭巡視船「たけとみ」「なぐら」の就役披露式が10月25日、沖縄県石垣市内のホテルで行われた。
 あいさつに立った佐藤雄二海上保安庁長官は「海上保安庁66年の歴史の中でも最大規模の体制強化だ」と意義を強調した。(小野信彦記者)

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   (写真は石垣港岸壁に接岸した「たけとみ」(右)と「なぐら」=巡視船「よなくに」から米田堅持撮影)
 
 式には佐藤長官をはじめ十一管本部の秋本茂雄本部長や石垣保安部の赤津洋一部長、沖縄県知事代理の川上好久副知事や石垣市の中山義隆市長、与那国町の外間守吉町長など地元関係者を含めて約200人が出席した。
 
 「たけとみ」「なぐら」は平成27年度中の確立を目指す「尖閣領海警備専従体制」の新造巡視船の1番船、2番船となるもの。全長96b、総トン数約1500dで、ヘリコプター離発着の飛行甲板などを備える。計画では新造の1000d型巡視船10隻、那覇保安部所属のヘリコプター搭載型巡視船2隻の計12隻で専従体制を組む。
 複数クルー制の導入で”14隻相当≠フ体制となる。

 式には3つのクルーの3船長(廣嶋彰、山田孝雄、豊田力)など乗組員計90人も出席し、幹部らが壇上で紹介された。
 式辞で赤津部長は「尖閣諸島の周辺海域が緊迫する中、各船長を中心に先鋭の乗組員が一丸となって任務の重要性を認識し、新鋭船の機能をフルに発揮し、我が国の領土領海を確保してくれるものと確信している」と激励。
 
 佐藤長官は尖閣領海警備の専従体制について「これほど大規模な体制強化は海上保安庁の歴史の中でも初めて」と述べ、「最新鋭の巡視船の配備で領海警備がより安全なものとなるほか、十一管区の総合力が大幅に強化され、地域の皆様の期待にも十分に応えていける」と強調した。

 出席者たちは式後、石垣港G岸壁に係留された「たけとみ」を船長らの案内で見学。青空の下、まぶしいほどの白色の船体に目を細めながら、熱心に船長らの説明に聞き入っていた。

 なお尖閣警備の専従体制の整備に伴い、6隻の巡視船が同時に係留できるドルフィン型の桟橋を新しく建造する。石垣保安部の職員数(現在約170人)も600人に増員されることから、職員宿舎を市内3カ所に確保する。
 うち1カ所は廃止予定だった国家公務員宿舎を修繕し、12戸が10月に供用開始された。
                        (「海上保安新聞」10月30日号より)
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