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アジア海保長官級会合が横浜で開かれる [2014年10月14日(Tue)]

▼「海上不法行為」に連携して対処
▼「安全で、明るく、美しいアジアの海」を保つ
▼安倍総理を表敬訪問


長官会号横長.jpg
       (巡視船「いず」船上に整列した各国代表。背景に巡視船「あきつしま」が見える)


 日本の海上保安庁などアジア各国の海上保安機関のトップによる「第10回アジア海上保安機関長官級会合」(HACGAM)が9月30日と10月1日の両日、横浜市で開かれ、実務者レベルで平成24年以降取り組んでいる捜索救助や自然災害対応、海洋環境保全などの5分野の活動の有効性と今後の継続を確認。
アジア海域で発生している海上不法行為に各国が連携して対応することに合意する共同宣言「将来に向けた相互協力」を採択した。(小野信彦記者)

 同会合は、海上保安行政におけるアジア地域での連携強化を目的に、日本の提唱で平成16年に第1回を開催。
日本財団と日本海難防止協会の支援協力を得て、ほぼ毎年各国持ち回りで開いている。

 今回の会合には、海上保安庁の佐藤雄二長官をはじめインド、フィリピン、ベトナム、香港などの13カ国1地域の海保機関の長官らが出席。
代理出席は中国と韓国、タイの3カ国で、中国海警局からは副局長が出席した。
欠席はカンボジアとラオスの2カ国。国際協力機構(JICA)とアジア海賊対策地域協力協定情報共有センターの職員がオブザーバー参加した。

 会合では、平成24年の第8回会合(インド)で喫緊の共通課題として取り上げられ、幹事国が中心となって取り組んできた「捜索救助」(幹事国・インド)や「自然災害対応」(タイ)、「海洋環境保全」(フィリピン)、「海上不法活動の予防・取締り」(日本)、「海上保安能力の向上」(マレーシア、日本)の5分野の活動を高く評価し、今後も継続することを確認した。

 また、重要な海上交通路であるマラッカ・シンガポール海峡の周辺を含むアジア海域で、海賊によるタンカーの石油製品抜き取り被害が増加していることが議論され、これらの海上不法行為に各国が一致団結して万全の対応を期すことで合意した。

共同宣言では「安全で、明るく、美しいアジアの海」をいつまでも保つために、各国間の連携を継続していくことも盛り込んだ。
来年の第11回会合はフィリピン、第12回会合はインドネシアでそれぞれ開催することも決まった。
   ◇   ◇
 第10回アジア海上保安機関長官級会合の各国参加者と日本財団の笹川陽平会長らは9月30日夕、官邸に安倍晋三首相を表敬訪問し、懇談した。
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