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海上保安新聞
海上保安庁の活動や海洋に関するニュースを満載。タブロイド判4〜8ページ、原則月3回(毎月5日、15日、25日付)発行で、購読料は年間8910円(税込み)。

〒104-0033 東京都中央区新川1丁目26番9号 新川イワデビル7F
公益財団法人 海上保安協会 TEL 03-3297-7581
いつくしま遠洋航海へ [2026年05月14日(Thu)]

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 13日発行の海上保安新聞に、遠洋航海に向かう練習船いつくしまの様子を掲載しています。
 今回は最初に米国・サンフランシスコに寄港するのではなくカナダを回ってからサンフランシスコへ回るルート。船から見るカナダはどんな景色なのかと興味もありますが、カナダからサンフランシスコ、ホノルル、シドニー、シンガポールやフィリピンと文字通りの大航海なので、異国を味わう余裕はなさそうです。
 戻ってくる日が楽しみです。
 
【保安大学・保安学校の最新記事】
大和ミュージアムで「海上保安の日」関連イベント [2026年04月30日(Thu)]

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 いよいよゴールデンウイーク。お天気が少し心配ということもあり、海の事故が増えないか少し気になります。
 大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館=広島県呉市宝町)では、リニューアルオープンに合わせて5月12日の「海上保安の日」を中心とした期間に海上保安庁の歴史と今後の展望を紹介する特別展を開催中です。
 また、ゴールデンウイーク明けには呉保安部の巡視船「きりしま」(PS)の一般公開(5月17日、30日予定)や、海上保安協会の奥島高弘理事長(元海保長官)による講演、海上保安庁職員による展示説明(ギャラリートーク)、海上保安大学校教授陣による模擬授業、ロープワーク教室などのワークショップも予定されています。
 海上保安協会の奥島高弘理事長講演の申し込みは
 以下のQRコードから
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 海上保安大学校教授陣による模擬授業は
 以下のQRコードから申し込みできます。
 海上保安大学校を目指す学生だけでなく、さまざまな方の応募をお待ちしています。
 もちろん、これを機にもっと海上保安庁を知りたいという方は、ぜひ、海上保安新聞
 を手に取って購読していただけたらと思います。
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海上保安の日 [2026年04月22日(Wed)]

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 海上保安の日(5月12日)のロゴが制定された。
 海上保安の日は記念日として登録したというものではなく、1948年5月1日に海上保安庁が発足し、初代長官の大久保武雄氏の手で初めて本庁庁舎に庁旗が掲揚された日を「開庁記念日」として定めたのがルーツ。
 2000年に「海上保安の日」に改めて今日に至っている。海上保安レポートが連休明けに発刊されるだけでなく、一昔前までは祝賀パーティーや観閲式と総合訓練が行われたりと5月は海保にとって特別な月であることを感じることも多かった。
 昨今は情勢緊迫化に伴い5月12日を意識する機会が減っていたこともあって、ロゴマーク制定を機に改めて「海上保安の日」を内外にアピールしていくことにしている。
 
Posted by 海上保安新聞 at 13:24 | この記事のURL
特殊救難隊、51年目 [2026年04月10日(Fri)]

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 昨年、特殊救難隊は発足から半世紀の節目を迎え、100年目をめざして新たな半世紀を歩んでいる。
 帆船「海王丸」事故の救助の様子が11日土曜日にはNHKプロジェクトXで再現される。
https://www.web.nhk/tv/pl/series-tep-P1124VMJ6R/ep/N8V1GP9Z1L
 冒頭の写真は、定番の集合写真撮影後に新たな半世紀に向けて撮影したV字の集合写真。
 この後、50年の人文字の撮影も予定していたが遭難信号受信の一報が入り撮影できなかったのもまた、特救隊らしいエピソードかもしれない。
旧500トン型巡視船すべて姿を消す [2026年04月08日(Wed)]

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 昭和の面影を残す巡視船がまたひとつ姿を消しました。
 横須賀海上保安部の「たかとり」は、北海道から九州まで配備された旧500トン型最後の生き残りでしたが、老朽化には抗えず八戸までの航海を経て3月26日に解役となりました。
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 船橋に旋回窓=丸窓が残る最後の巡視船でもあり、戦後や昭和の雰囲気は時代の彼方に去っていきました。扉などに木が使われていたり、今とは違う雰囲気を持っていました。
 8日発行の海上保安新聞は、4月1日付の海上保安庁人事と巡視船「たかとり」解役を1面に配置。4面に直近のイベント情報を掲載しています。
卒業式 [2026年04月01日(Wed)]

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 3月は卒業式、4月は入学式シーズン。
 少し遅れてしまいますが、4月1日発行の海上保安新聞は海上保安大学校と海上保安学校の卒業式がトップです。海保大の卒業生や修了生(初任科の希望者)はこの後、遠洋航海にのぞみます。海保校の卒業生たちは既に現場で頑張っています。
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 終面には、就役後初の流氷観測を行った巡視船「そうや」の写真グラフと乗組員のインタビューを掲載しています。

 海上保安協会のインスタにも写真をアップしていますので、そちらもご覧ください。
宮澤康一インタビュー [2025年05月28日(Wed)]

★5月15日1面には、宮澤康一・海上保安庁次長の「カイゼン」についてのインタビューを掲載しました。海保次長は、普段なかなかマスコミなどに登場しないのですが、地道に全国の保安部署を回っていることは意外でした。また海保が今、重要課題として取り組んでいる「カイゼン」の責任者なので、その点についての話も興味深いものがありました。

「やりがい搾取」放置せず CL勤務360パターンに


海上保安庁の業務見直しを行う「カイゼン推進本部」の本部長を務める宮澤康一次長に海保の現場を回っての感想やカイゼンの進め方について聞いた。(小林利光記者、写真は米田堅持撮影)

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――現場を精力的に回られている。
 次長着任(昨年7月)からこれまでに保安部署や航空基地など約40カ所を回った。鑑識業務や、化学防護服を着ての機動防除隊体験入隊もした。職員がどう仕事をしているか知りたかったし現場の生の声、特に若い人たちの声を聞こうと。

――小浜保安署や大分保安部津久見分室など地方も回っている。
 地方での少人数での職場で「都会から離れて大変だ」という声を覚悟していたが、実際は犯罪捜査などでも高い目標を持って明るくやっていた。
ただ、職員全般に言えることとして「やる気の搾取」につながることは放置せずカイゼンする必要がある。職員のやる気にあぐらをかいて、手当をしないのは問題だ。深夜の業務命令による緊急参集の場合、かかった費用を請求できる制度があるのに知らない職員が自腹を切る事例があった。現場にしっかり制度を浸透させることが必要だ。


――「やりがい搾取防止」と「正義仁愛」の精神は矛盾しないのか
矛盾しない。昔は本庁職員は一度出勤したら終電まで帰らない、というように勤務時間内で仕事をする意識が薄かった。今は違う。職員は、家庭でも子育てなどの仕事を持っている。仕事とプライベートを両立できるようにしないと、やる気のある人材は入ってこない。
いざとなれば、職員は皆「正義仁愛」にスイッチを切り替えられるが、24時間ぶっ通しで「正義仁愛」はできない。

――勤務時間カイゼンの取り組みは
船の勤務では今年3月から、まず巡視艇(CL)乗組員について「勤務線表」(勤務パターン)を約360に大幅拡大した。例えば「夜の花火大会の警備で出動する場合は夕方出勤すればいい」というように実態に合わせた勤務パターンを選べるようにした。無駄な勤務を減らせる。
本庁職員では毎月の会議で超過勤務時間を報告してもらい「見える化」した。カイゼンの結果、超過勤務時間が前年度比20%減となる月も出てきた。

カイゼンは五合目


――職員から要望が高い巡視船のwi-fi利用は。
今年3月に衛星通信のスターリンクと契約して、まずは大型巡視船12隻で導入した。船に乗っていて勤務以外の時間にプライベートで携帯やスマホの利用ができるようにした。大型船全体に広げたい。

――カイゼンはどこまで進んだ?
カイゼン委員会を23年10月に立ち上げて1年半。今は富士山登山に例えれば五合目。やりやすい所はかなり進んだ。これから先は外部との調整が必要だったり、お金の手当や制度改革が必要になる。五合目までは車で登れたが、これからは岩をつかみながらの登山。社会の少子化は簡単に変えられない。それを前提に組織を回していくには、ハードルが高くても挑戦していかねばならない。



海上保安学校の校長に初の女性・松浦氏 [2025年04月11日(Fri)]

海上保安庁は春の定期人事第2弾となる4月1日付人事を発令した。
幹部人事では海上保安学校長に初の女性である松浦あずさ九管本部次長を充てた。また、装備技術
部長に梶田智弘装備技術部船舶課長、海洋情報部長に木下秀樹宮城保安部長、七管本部長に福本拓也海上保安大学校副校長が就任した。

 異動総数は全職員の約9%にあたる1422人(中央任命611人、地方任命811人)で昨年同期の1337人に比べ約6%増えた。昨年は職員の定年が61歳に延長され退職者が少なかったが、今年は定年延長がないので退職者数がほぼ通年並に戻ったため。

 海保校校長に女性が就くのは初めて。また同校長の階級は三役(長官、次長、海上保安監)を除くと最上級にあたる「一等海上保安監(甲)」で、女性がこの階級に就くのは初めて。
藤田雅之海洋情報部長、川上誠海保校校長、倉田雄二七管本部長は退任した。


火山調査用の大型ドローンの飛行実証を浜松で実施 [2025年03月21日(Fri)]

海上保安庁は2月4日、大型ドローンを火山島や海底火山の調査に導入できるかを検証するため静岡県浜松市の浜北滑空場で火山灰や変色水を採取する飛行実証を行った。(小林利光記者)

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使用した大型ドローンはヤマハ発動機の「FAZER R G2」。全長2・7b、幅0・7bのヘリコプターで、前方にカメラを搭載している。
「燃料にガソリンを使っているので長時間(100分)、長距離(約90`)飛行ができるのが強み」。車両に載せたパソコンやリモコンを使って無線でドローンを操作する。
 
ドローン本体については昨年11月に茨城県で飛行実証をしており、今回はヤマハが開発した「表面採水装置」と「火山灰・礫採取装置」がうまく動作するかを実験した。

■変色水採取 
魔法瓶のような形の「表面採水装置」をロープ(強化繊維索)でぶら下げて、滑空場の隣の天竜川までドローンを飛ばす。

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高度約30bからドローンを降下させながらワイヤーをスルスルと伸ばし、採水装置を水面に降ろす。着水すると装置の蓋が開き、水が入る。装置に浮力があるので、表面の変色水だけを取得できるのが特長だ。

取水後、帰還したが、1回目の飛行では採水装置が着地時に倒れ、水がこぼれてしまった。2回目の飛行で無事、約1・7gの水を持ち帰ることができた。

■火山灰・火山礫
次は地上に敷いたビニールシート上に約3aの小石を多数敷き詰め、これを回収する実験。
高さ約40aほどの「火山灰・礫採取装置」をドローンからワイヤーで吊して、小石の上空まで来たら採取装置を降下させる。

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地上から高さ約1bまで近づくと採取装置の下部のブラシがくるくる回り始め、着地すると小石を飛ばし両脇のポケットに入れる。1回目の飛行で小石約1700cを持ち帰った。

次は十管区から取り寄せた桜島の火山灰を小石に混ぜてシート上に置き、回収する実験。ところが風が強まり、採取装置が小石の上にうまく着地でず3回ほど失敗。それでも4回目の飛行で、小石と火山灰計約920cを持ち帰ることに成功した。

■安全に観測
海洋情報部では「トラブルはあったが、悪条件下で運用することができ、かなり有力な手段と思われる」(梨泰宏・主任海洋防災調査官)と評価。

野上健治・東京科学大学教授も「海域火山の観測では安全上、安易に近づいてはいけない。これまでは航空機で上空から観測してきたが、ドローンなら火山に近づくことができ、火山灰などのサンプルの採取も可能だ。リアルタイムに近い状態で観測できる」と期待を寄せる。

海洋情報部では、3月末までに飛行実証の報告書をまとめ、来年度以降は実際に海洋で飛行実証を行うなどして実用化につなげたいとしている。
石垣保安部に巡視船「いらぶ」配属 [2025年03月17日(Mon)]

ヘリ甲板をなくし 代わりにゴムボート搭載は4隻に増加

横浜市磯子区のジャパン・マリンユナイテッド横浜事業所磯子工場で2月20日、巡視船「いらぶ」(PL95、約1500d)の海上保安庁への引き渡し式が行われた。
石垣保安部に同日、配属され「尖閣専従船」として領海警備や犯罪取り締まり業務に就く。
ボート4隻(複合型ゴムボート3隻と警備救難艇1隻)を搭載しているのが特長だ。

いらぶは全長96b、幅約11・5b。従来の尖閣専従船は船体後部にヘリコプターが発着できる甲板を持っているが、これをなくし、空いたスペースに2隻のゴムボートと、ボートを上げ下げする最新式クレーンを配置した。
さらに船の側面にゴムボートと警備救難艇1隻ずつを装備しており、ボートの数は従来型より1隻多い。ヘリの発着よりボートによる機動力を重視した設計になっている。
30_機関砲や停船命令表示装置も装備し、総工費は74億円。

同じ石垣保安部の尖閣専従船である「いけま」が今年1月に高知保安部に配属替え(船名を「うらど」改名)になっており、その代替船。
また旧「いらぶ」(PL87)も昨年1月に唐津保安部に配属替え(「いまり」に改名)になっており、尖閣専従船の新鋭船への代替わりが進んでいる。

引き渡し式には三管、十一管の両本部長も参列。藤田雅之・海洋情報部長が「現在の尖閣領海警備の礎を築いた先代『いらぶ』の誇り高き名を継ぎ、我が国の安心・安全に寄与してほしい」と長官挨拶を代読し、門出を祝った。         (小林利光)
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