2008年2月1日かぐや誕生
竹林の中で農作業やアート活動などを中心に行う、心や体にハンディを持った方たちの癒しの場として善行に立ち上げた日・
14歳の時に精神を患い今日が30歳を迎えるはずだった娘の誕生日でもある。
開所当初は、娘とMさんの2人からのスタートでした、ペンキを塗ったりウッドデッキを取り付けたりと半世紀経った建物のリフォームも皆で一緒にやっていた。
福祉の世界など全く分からない状態からスタートをきり、周りの人達に支えられながら、皆が自立と日々の生活に楽しみを見いだしてくれる事を願い今までやって来た。
その間、娘の精神状態が安定したり、しなかったり、入院退院を繰り返していた。
安定している時は、ケーキを焼いたりピアノを弾いたり絵を描いたりと何処にでもいる女の子になっていたが、不安定になると自殺未遂を繰り返し何度救急車を呼んだ事か‥‥。
そんな中でもひたすら娘の回復を願い自立する事を信じていた‥‥がその願いは30歳を前にして消えてしまった‥‥。
それからずっと皆を支援する立場にいながらにして娘すら助ける事が出来ない無力な自分に、このままこの立場でやって行けるのかと悩み続けている‥‥娘が他界してから8ヶ月と言う時間が過ぎたが、最近は、亡くなったわけでは無く、姿が見えないだけであって次元の違う世界にいて必要な時にメッセージを出してくれると思うようになった。
娘と暮らした29年間‥‥
「本当に娘として生まれて来てくれてありがとう‥‥生きる事の意味を生死をかけて問い続けてくれたよね‥‥今もなお答えは分からないけどノートに書き詰めた言葉とイラスト、そしていつも笑顔を絶やさなかった時の写真を支えに又来世で生まれて来た時も同じ家族でやり直したいといつも言っていたようにその時まで母親業を成長させておきますね‥‥。寛子お誕生日おめでとう!」
2月1日かぐや誕生!
娘、そして皆様に支えられて来た事で今のかぐやがあります・心から感謝申し上げます。
