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JSSバイオカフェシリーズ「人間の生命科学」第1回オンラインセミナーを開催しました! [2022年09月28日(Wed)]

 2022年9月26日、高校生・大学生・一般の方を対象にJSSバイオカフェシリーズ「人間の生命科学」第1回オンラインセミナーを開催いたしました。

 本セミナーは、本会で制作した『人間の生命科学』電子テキストの執筆者が講演する全4回シリーズの第1回目です。講師の八杉貞雄先生(東京都立大学名誉教授)は、「生命とヒトの誕生と進化」というテーマで、生命を理解し、ヒトとは何であるかを考える手がかりとして、地球上の生命の誕生に至る化学進化の過程と、ヒトの特性のうち特に言語の発達について、お話しくださいました。

 受講者からは、分かりやすかった、専門外だがもっと知りたくなったなどの感想をいただいており、生命科学の学びを深めるきっかけづくりになったようです。

(お知らせ)
・第2回目のセミナーは10月12日開催予定です。
https://www.jss.or.jp/fukyu/life-science/seminar.html
・本セミナー動画を12月頃日本科学協会チャンネルにて公開する予定です。
https://www.jss.or.jp/about/channel.html
・本会で制作した電子テキスト『人間の生命科学』のクルーズ版をご利用いただけます。
 ※事前登録が必要です
https://www.jss.or.jp/fukyu/life-science/lifescience-cruise_guide.html

JSSバイオカフェチラシ2回目以降.jpg
Posted by 公益財団法人 日本科学協会 at 00:00 | 人間の生命科学テキスト | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
「科学研究体験ワークショップ」を開催しました! [2022年09月26日(Mon)]

 2022年9月18・19日、中高生を対象として「科学研究体験ワークショップ」を開催しました。コロナ禍のためオンラインでの開催となりましたが、全国の中高生がオンラインで参加しました。

 講師は、陣内修先生(東京工業大学理学研究院物理学系教授)です。運営協力スタッフとして、陣内先生の研究室の方、サイエンスメンタープログラムを修了した大学生のOBが、参加者からの問い合わせに対応しました。

 参加者は、2日間、自然科学研究や人文科学研究で集めたデータから結論を導くために大切な統計処理について学びました。実際にRaspberry Pi 3B+を使って室内の温度や湿度を測定するために、温湿度センサー(DHT11)をRaspberry Piに接続する場面では、間違って配線すると故障することもあるということで、参加者の皆さんが慎重に操作される様子が伝わってきました。

(2日間の学びと体験)
・Raspberry Pi 3B+を使った測定に挑戦
・Jupyter-notebookを使ってpythonプログラムの実行や編集
・統計の基礎
・確率分布、仮説検定について

IMG_0272 (1).jpg
Raspberry Pi 3B

※本事業は、「こどもゆめ基金助成活動」です。
Posted by 公益財団法人 日本科学協会 at 00:00 | サイエンスメンタープログラム | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
先輩研究者のご紹介(岩田 由香さん) [2022年09月12日(Mon)]
 こんにちは。科学振興チームの豊田です。
 本日は、2021年度に「高次脳機能障害者家族介護者におけるエコマッピングを応用したライフチェンジ適応促進プログラムの開発」という研究課題で笹川科学研究助成を受けられた、横浜市立大学大学院医学研究科所属の、岩田 由香さんから、助成時の研究について、コメントを頂きました。

<岩田さんより>
 2021年度笹川科学研究助成学術研究部門にてご支援頂きました、横浜市立大学大学院地域ケアシステム看護学分野の岩田です。現在は博士課程生として在籍する傍ら、同教室で助教として勤めています。
 私がフォーカスしている研究対象は高次脳機能障害者の家族介護者です。高次脳機能障害は、脳血管疾患や脳外傷等を原因とする、失語、失行、失認、遂行機能障害、注意障害などを有する障害です。国内外において症例数は約1億1640万人に上り、発症率は1990年比で3.6%増加し、地域での累積的増加を鑑みれば、この国際的な介護負担への取り組みは目先の急務です。
 学術的施策的には、高次脳機能障害者の家族介護者に降りかかる介護負担感を主とした”弱みの軽減”が試みられています。私は、介護負担感はもはや軽減でき得ない条件であり、一転して、”強みを向上”する視点が必要だと着想しました。そこで当該家族介護者の【ライフチェンジ適応】を見出しました。高次脳機能障害は患者の人格変化や家庭内役割の再構築、喪失など、当該家族介護者に予期せぬ生活変化=ライフチェンジをもたらします。このライフチェンジに適応することが当該家族介護者のQOL向上に結び付くと考えました。以上より、本研究にてライフチェンジ適応を促進し得るプログラムを開発しました。
 研究デザインは無作為化比較試験であり、当該家族介護者の家族会の協力を得て全国調査を行いました。介入群に開発したプログラムを、対照群に各家族会で行われる通常サービスを提供し、介入前後の評価を行いました。結果、介入群が対照群と比較してライフチェンジ適応尺度スコアが有意に高く、開発したプログラムの効果が検証されました。本研究の成果は、国際オープンジャーナルPLOS ONEにて公表されています(https://doi.org/10.1371/journal.pone.0273278)。

図.開発したプログラムの一部(エコマッピングパート).jpg
図1.開発したプログラムの一部(エコマッピングパート)

 本研究は、看護の視点がメインであるものの、社会福祉分野にも関わる複合的な研究であり、合致した研究助成が乏しく資金調達は困難でした。このような複合的・特異的な研究テーマをも歓迎くださる笹川科学研究助成のご支援は大変力強いものでした。さらに、本研究はプログラム作成、エコマッピングの回収にかかる郵送料、英文校正費用など、多額の研究費が発生しましたが、ご支援のお陰で研究費への負担を感じることなく、研究に専念でき、適切かつ円滑な研究プロセスを踏むことができました。改めまして、ご支援頂きました日本科学協会の皆様方に深く感謝申し上げます。

図.研究室の様子.jpg
図2.研究室の様子
<以上>

 介護を受ける高次脳機能障害者だけでなく、家族介護者のQOL向上も、非常に重要な問題だと思います。多くの介護問題で困っている方の役に立つような研究成果がでるよう、これからも頑張っていただきたいと思います。
 笹川科学研究助成では複合系分野として、分野の垣根を超えた研究を募集しております。2023年度の募集は、9月15日から10月17日となります。皆様も是非、挑戦してみてください。

 日本科学協会では過去助成者の方より、近況や研究成果についてのご報告をお待ちしております。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
Posted by 公益財団法人 日本科学協会 at 10:15 | 笹川科学研究助成 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
「第13回サイエンスメンタープログラム研究発表会」優秀賞・特別賞発表! [2022年09月08日(Thu)]

 2022年8月7日に開催された第13回サイエンスメンタープログラム研究発表会で受賞した研究は以下の通りです。受賞された皆様、おめでとうございます!

■■ 優 秀 賞 ■■
「高齢者ドライバー運転支援アプリの開発」
  兵庫県立小野高等学校 小林 麟太郎(メンティ)/東京理科大学 和田 正義(メンター)


IMG_9710.jpg
小林さんと和田先生(東京理科大学にて)
(選考委員からのコメント)
・現在的な高レベルな研究で感心しました。
・この研究が抱えるリミットと可能性をきちんと把握されており、今後の発展を期待しています 。
・研究・実験プロセスの開発だけでなく、実用化に向けた実験にも取り組んでおり、関心をもつ研究でした。


■ 特 別 賞 ■
「黒星病について」
  青森県立八戸高等学校 野澤 さくら・河原木 茉洋・沢村 紋音(メンティ)
/りんご研究所 平山 和幸(メンター)

(選考委員からのコメント)
・地元産業のニーズと科学的興味が結びついた課題設定の意図が明確で、大変よかったと思います 。コントロールの難しい実験を堅実に実施した様子がうかがえました。
・きちんとしたデータの取得、その解釈が行われていました。実用化というのは先になるとは思いますが、実験の技術も取得して結果を生み出していると思いますので、その点も評価できます。さらに、今回の発表会にも積極的にかかわっており、すばらしいです。


※サイエンスメンタープログラムは、中学生・高校生(メンティ)が自分自身で研究を進めていく過程で、大学教員などの専門家(メンター)の助言を受けることができるプログラムです。(随時募集中)
詳細→https://www.jss.or.jp/fukyu/mentor/application.html
Posted by 公益財団法人 日本科学協会 at 15:20 | サイエンスメンタープログラム | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
先輩研究者のご紹介(愛甲 将司さん) [2022年09月05日(Mon)]
 こんにちは。科学振興チームの豊田です。
 本日は、2020年度に「ヒッグスセクターの構造解明と宇宙バリオン数生成問題」という研究課題で笹川科学研究助成を受けられた、高エネルギー加速器研究機構所属の、愛甲 将司さんから助成時の研究について、コメントを頂きました。

<愛甲さんより>
 この記事を執筆している2022年は、ヒッグス粒子が発見されてから10年目の節目に当たります。ヒッグス粒子の発見と、それに続くHiggs, Englert両博士のノーベル物理学賞受賞は、当時のニュースなどで大きく取り上げられたので、記憶にある読者の方もいらっしゃるかもしれません。

pic1.jpg
写真1:2022年7月にイタリアで開催された国際会議ICHEP2022での写真です。ヒッグス粒子発見10周年を祝う記念講演も開かれました。

 ヒッグス粒子は、素粒子の質量を生成する「ヒッグス機構」に付随して現れる素粒子です。素粒子間の相互作用は、ゲージ理論と呼ばれる枠組みで記述され、直感的にはゲージボソンと呼ばれる粒子が力を伝達するという形で理解できます。ゲージ理論では、その基礎となるゲージ対称性の帰結として、ゲージボソンの質量がゼロになります。一方で、自然界に存在する弱い相互作用を記述するためには、ゼロでない質量を持ったゲージボソンが必要です。ヒッグス機構では、ゲージ対称性を自発的に破ることによって、ゲージボソンの質量を生成しますが、このときヒッグス粒子が観測可能な粒子として現れます。詳細は割愛しますが、ゲージボソンの質量を生成するために考案されたヒッグス機構は、クォークとレプトンと呼ばれる他の素粒子の質量生成にも関与しており、ヒッグス粒子の発見は、新粒子の発見という意味だけでなく、素粒子の質量生成機構の解明という観点でも重要な出来事でした。
 さて、ヒッグス粒子が発見されたことで、素粒子の標準理論が一応の完成を見ました。しかしながら、話はここで終わりません。というのも、ヒッグス粒子の荷電・鏡映変換の下での振る舞いや、他の素粒子との相互作用のあり方など、その性質に関して調べるべき事柄がたくさんあるからです。また、素粒子の標準理論も完璧ではなく、暗黒物質やニュートリノ質量、宇宙のバリオン数優勢など説明できない問題があります。私は、特に宇宙のバリオン数優勢を解決する理論模型では、しばしば第二第三のヒッグス粒子が導入されることに注目し、そのような理論模型を将来実験でどのように調べていくかを本助成のテーマとして研究しました。発見されたヒッグス粒子の性質を詳細に調べあげることで、上述の諸問題を解決するような新物理理論への糸口が掴めるのではないかと期待しています。

pic2.jpg
写真2:黒板での議論風景です。一人では考え付かなかったアイデアが生まれるなど、共同研究者との議論を通じて得たものは多いです。

 振り返ると、本助成への応募に際して、研究計画を練り、申請書を作成したことは、苦労もありましたが、とても良い経験だったと思います。また、採択されたことは研究活動を行う上で大きな励みとなりました。学生の皆さんにも、ぜひ挑戦して欲しいと思います。
 最後に、本助成を通じて貴重な機会を与えてくださった日本科学協会の関係者の皆様に、この場を借りて御礼申し上げます。
<以上>

 研究は個人で行うものと考えられがちですが、共同研究者と議論をしたり、先生から指導をうけたり、多くの人達と関わることで、より良い研究になるのではないかと思います。新型コロナウイルス感染症の流行がなかなか収まらず、対面での交流が難しい状況ではありますが、頑張って研究を続けていただきたいと思います。

 日本科学協会では過去助成者の方より、近況や研究成果についてのご報告をお待ちしております。最後までお読みいただき、ありがとうございまし
Posted by 公益財団法人 日本科学協会 at 10:33 | 笹川科学研究助成 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)