“Panda杯訪中団”感想文〜日本の若者が感じ取った中国〜
[2015年01月28日(Wed)]
昨年末に実施した「Panda杯作文コンクール」中国招聘の感想文を紹介します。
“Panda杯訪中団”は、今回が初訪中の人から十数回目の人まで、中国に対する経験・理解も様々な10名の若者たちですので、現地で感じ取ったことも人それぞれだったようです。
とは言え、中国の若者、有識者、リーダー、街の人など広範な人々と交流することで、また、メンバー同士が刺激・啓発し合うことで、団全体として大きな成長を遂げた1週間でした。
各感想文の冒頭部分を紹介しますので、続きは「感想文集」(PDF)でお読みください。
櫻井毬子
「今回の訪中に関して、感想を聞かせてください」
帰国してすぐ、夏の大学生訪中団で一緒だった後輩のMくんから連絡が来た。記者の卵でもある彼は、私との対談をまとめ、年明け最初の記事にしたいのだと言う。私は困惑した。ただでさえ口下手なのに、思うところのたくさんあった今回のような体験を、上手く言葉にできる自信がない。相談の上、彼との共通の友人で今回の訪中七日間を共にした宇佐美さんを交え、スカイプを通じて、夜、三人で対談をすることとなった・・・
平原紀子
今回の旅で一番印象に残っているのは、人民大学の学生との意見交換だ。「歴史認識と国民感情は分けて考えている」という中国の学生の意見に両国関係改善への希望を見いだす一方、「分けて考える」ことで歴史事実が十分に認識されなくなるのではないかという危惧も覚えた。その思いは、南京大虐殺記念館を訪れ、自分の知らない情報に触れることでさらに深まった・・・
倉澤正樹
今回の交流事業において、私は歴史認識問題の壁から離れ難かった。現代の日本青年としての日中歴史認識問題に対する向き合い方を考察・提言することが本論の目的である。書いている私自身、決して高みから分析して物申すつもりは決してなく、今も迷いの中にある・・・
難波千穂美
この一週間を私は決して忘れることはないと思う。
あっという間だったが、本当に濃い一週間であった。
中国に行ったことはあったし、行く予定となっている有名な観光地もほとんどが行ったことのある場所であった。この仲間に出会う前まで、私は正直なところ遊びのつもりだった・・・
石丸 大輝
第1回パンダ杯招待旅行は、2014年12月20日から26日の日程で、北京市、江蘇省南京市を訪問した。私は感想文として、この旅行で得た成果やパンダ杯の意義、今後の運営に向けてのフィードバックについて触れていきたい・・・
池部菜々子
「北京は何色なの?」私の感想文を読んでくれた仲間が私に聞いた。しばらく考えた私は「青色」と答えた。その時は深い理由はなく心に浮かんだ色を答えた。しかし後から考えてみるとその青色は“青空”の色だったのかもしれない。私が訪れた時の北京は澄み渡る青空が多かったからだ・・・
宇佐美 希
プログラムの内容ではないが、毎晩のようにメンバー全員で一部屋に集合し、日中交流の在り方について議論したことが一番刺激になった。紀子さんの批判精神や、倉澤さんの膨大かつ体系化された知識に触れ、自分の長所・短所が見極められたように感じる・・・
山根芽依
答えが出ることはなく、ただひたすら感じて考えた。そんな1週間だったように思います。南京大虐殺記念館の訪問や、学生の方々との交流で、民間レベルで普通に話していたら日中の壁などないのに、国民感情の悪化を止めることはできないのかという疑問や他にも多くの疑問が湧き上がってきました。様々な場面で多くの意見が出ましたがもちろん、この答えはこれから模索していく課題です・・・
松山 茜
今回の訪中では様々な初体験があり、本当に濃い一週間でした。観光をしていて中国のスケールの大きさに驚いたこと、人民大学の学生さんとの討論会で知った彼らの本音、訪中団の皆さんとの意見交換など、振り返ればキリがないです。日中友好に向けてこれから私たちが出来ることを精一杯やっていきたいです。
佐藤 瑞貴
今回私は初めて中国を訪れ、中国の人々と関わった。日本人の対中感情が悪化していく中でのこういった経験は非常に有意義だった。今後もまずは私個人から日中友好の輪を広げていけるよう継続的に交流していきたい。そしてこれから先、日中両国が共にアジア地域の発展に寄与する関係へと発展するきっかけとなることを願う。
“Panda杯訪中団”は、今回が初訪中の人から十数回目の人まで、中国に対する経験・理解も様々な10名の若者たちですので、現地で感じ取ったことも人それぞれだったようです。
とは言え、中国の若者、有識者、リーダー、街の人など広範な人々と交流することで、また、メンバー同士が刺激・啓発し合うことで、団全体として大きな成長を遂げた1週間でした。
各感想文の冒頭部分を紹介しますので、続きは「感想文集」(PDF)でお読みください。
櫻井毬子
「中国の旅を終えて」
「今回の訪中に関して、感想を聞かせてください」
帰国してすぐ、夏の大学生訪中団で一緒だった後輩のMくんから連絡が来た。記者の卵でもある彼は、私との対談をまとめ、年明け最初の記事にしたいのだと言う。私は困惑した。ただでさえ口下手なのに、思うところのたくさんあった今回のような体験を、上手く言葉にできる自信がない。相談の上、彼との共通の友人で今回の訪中七日間を共にした宇佐美さんを交え、スカイプを通じて、夜、三人で対談をすることとなった・・・
平原紀子
「歴史認識と民間交流」
今回の旅で一番印象に残っているのは、人民大学の学生との意見交換だ。「歴史認識と国民感情は分けて考えている」という中国の学生の意見に両国関係改善への希望を見いだす一方、「分けて考える」ことで歴史事実が十分に認識されなくなるのではないかという危惧も覚えた。その思いは、南京大虐殺記念館を訪れ、自分の知らない情報に触れることでさらに深まった・・・
倉澤正樹
日中歴史認識問題に対する一日本青年の提言
今回の交流事業において、私は歴史認識問題の壁から離れ難かった。現代の日本青年としての日中歴史認識問題に対する向き合い方を考察・提言することが本論の目的である。書いている私自身、決して高みから分析して物申すつもりは決してなく、今も迷いの中にある・・・
難波千穂美
PANDA杯中国招待旅行に参加して
この一週間を私は決して忘れることはないと思う。
あっという間だったが、本当に濃い一週間であった。
中国に行ったことはあったし、行く予定となっている有名な観光地もほとんどが行ったことのある場所であった。この仲間に出会う前まで、私は正直なところ遊びのつもりだった・・・
石丸 大輝
パンダ杯招待旅行感想文
第1回パンダ杯招待旅行は、2014年12月20日から26日の日程で、北京市、江蘇省南京市を訪問した。私は感想文として、この旅行で得た成果やパンダ杯の意義、今後の運営に向けてのフィードバックについて触れていきたい・・・
池部菜々子
中国の旅を終えて〜北京の青空と私の決意〜
「北京は何色なの?」私の感想文を読んでくれた仲間が私に聞いた。しばらく考えた私は「青色」と答えた。その時は深い理由はなく心に浮かんだ色を答えた。しかし後から考えてみるとその青色は“青空”の色だったのかもしれない。私が訪れた時の北京は澄み渡る青空が多かったからだ・・・
宇佐美 希
訪中感想
プログラムの内容ではないが、毎晩のようにメンバー全員で一部屋に集合し、日中交流の在り方について議論したことが一番刺激になった。紀子さんの批判精神や、倉澤さんの膨大かつ体系化された知識に触れ、自分の長所・短所が見極められたように感じる・・・
山根芽依
訪中感想
答えが出ることはなく、ただひたすら感じて考えた。そんな1週間だったように思います。南京大虐殺記念館の訪問や、学生の方々との交流で、民間レベルで普通に話していたら日中の壁などないのに、国民感情の悪化を止めることはできないのかという疑問や他にも多くの疑問が湧き上がってきました。様々な場面で多くの意見が出ましたがもちろん、この答えはこれから模索していく課題です・・・
松山 茜
訪中感想
今回の訪中では様々な初体験があり、本当に濃い一週間でした。観光をしていて中国のスケールの大きさに驚いたこと、人民大学の学生さんとの討論会で知った彼らの本音、訪中団の皆さんとの意見交換など、振り返ればキリがないです。日中友好に向けてこれから私たちが出来ることを精一杯やっていきたいです。
佐藤 瑞貴
訪中感想
今回私は初めて中国を訪れ、中国の人々と関わった。日本人の対中感情が悪化していく中でのこういった経験は非常に有意義だった。今後もまずは私個人から日中友好の輪を広げていけるよう継続的に交流していきたい。そしてこれから先、日中両国が共にアジア地域の発展に寄与する関係へと発展するきっかけとなることを願う。
中国人民大学学生との意見交換
南京暁荘学院学生との交流
王衆一人民中国雑誌社総編集長との懇談
周明偉中国外文局との懇談
教育・研究図書有効活用プロジェクト