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カナダで学会発表をしてきました(京大・中瀬) [2017年07月10日(Mon)]

海外発表促進助成 F17-106
発表課題「TSC Signaling Pathway and Pka1 Cooperatively Control Expression of Retrotransposon Tf2 Under Nitrogen Starvation」
京都大学放射線生物研究センター 特任助教 中瀬由起子
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 海外発表促進助成を受けて、5月14-19日にカナダで開催された「The 9th International Fission Yeast Meeting」で発表してきました。


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 本学会は、分裂酵母をモデル生物とした研究者が集う国際学会で、発起人は基礎生物学研究者でありノーベル賞受賞者のPaul Nurse博士と京都大学名誉教授の柳田充弘博士です。今回は第9回の学会がカナダのバンフで行われ、総勢約200名の研究者が参加しました。会の特色としては、一つの会議室で全口頭発表者が6日間かけて発表をするので、様々な分野の研究が一つの部屋で完結するという利点があります。セッションは、「DNA複製」「染色体エピジェネティクス」「技術開発」「構造生物学」「細胞分裂」「細胞質分裂」「減数分裂、性分化」「細胞極性、形態」「システム生物学」「イメージング生物学」「ゲノムワイドスクリーニング」「転写」「ストレス応答、シグナル伝達」「細胞周期チェックポイント」「プロテオミクス」「DNA修復、組換え」「タンパク質輸送」「テロメア、RNAi」と、幅広い内容が網羅され、朝8:30から、昼食・夕食をはさみ、夜10時まで行われました。発表中の活発な質疑応答もさることながら、昼食時や夕食時にも気軽に質問ができ、人との関係が近いこともこの会の特色だといえます。


nakase3.jpg



 ポスター発表者は総勢170名ほどでしたが、2日間に分かれていたので、一つの部屋で全ポスターを見られることも大変よかったです。おかげで、私のポスターにも、アメリカ国立衛生研究所(NIH)の先生方や、イスラエル大学、カロリンスカ大学、ワシントン大学、キュンポック国立大学の先生方など、数多くの海外の研究者が見に来てくださいました。国内の研究者の方では、北海道大学、大阪大学、広島大学、久留米大学、沖縄科学技術大学院大学(OIST)の先生方と意見交換しました。その他にも所属が把握できてはいませんが多くの方が見に来て下さり、自身の研究にこれほどまでに関心を寄せて下さることへの驚きと感謝の気持ちでいっぱいになりました。


 私は海外発表のブランクが長く、久しぶりの学会参加でしたが、海外の研究者と直接議論をかわすことがこれほどまでに勇気づけられるものとは思いも寄りませんでした。時にはライバルにもなり得るかも知れませんが、多くの方は戦友のような感じで、研究者として「真実を追求したい」という気持ちに溢れ、帰国後もお互いの研究が進展するための情報交換もでき、1人での戦いではなく、これほどまでに世界に同じ志を持った研究者がいることを知った喜びで胸が熱くなりました。ここでの経験や貴重なコメントを胸に、自身の研究が論文として早く公表できるように努力したいと思います。



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Posted by 公益財団法人 日本科学協会 at 10:40 | 海外発表促進助成 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)