陕西省科学技術協会訪日団との交流会について
[2018年09月11日(Tue)]
中国と言えば、秦の始皇帝のお墓にある副葬品・兵馬俑を思いつく人も多いのではないでしょうか。先日、この兵馬俑で有名な陕西省西安市から陕西省科学技術協会訪日団の皆さんが当会にいらっしゃり、交流会を開きました。
当会は主に笹川研究助成、日中未来共創プロジェクト、次世代の科学・技術人材育成事業「サイエンスメンター」、地球科学の理解促進事業「Cubic Earth -もし地球が立方体だったらー」、科学実験データベースの公開、生命科学テキストについて簡単な説明を行いました。
陕西省科学技術協会訪日団の皆さんは、主に陕西省で行われている青少年向けの科学普及事業や科学人材育成事業の紹介をしてくださりました。
両協会が行っている事業の違いや類似点などについても意見交換を行い、協力できる分野については今後連携を強めていくことで一致しました。
〜私の感想〜
この交流会では訪日団の方に科学協会のプロジェクトに関して、各担当者から説明があったのですが、私は普段日中関係の仕事に関わる事が多いので、他プロジェクトの事は知らないことも多く、私にとっても学ぶことが多い交流会となりました。
例えば中国関係で挙げると、30年以上歴史のある笹川研究助成でこれまでに88ヶ国の若手研究者から申請があり、その中で中国が採択数400件で最多国なんですって。
また、聞いていてちょっとワクワクした事は科学協会は、過去5年間のうちに日本国内70校以上の学校を訪問し、専門家の先生が地球科学についてSF動画を使って出前授業を行う人気事業「もし地球が立方体だったら」の説明時には、中国の訪日団の方もとくに興味を持ってくださり、西安市の中学校でも一度出前事業を行い、相互協力の可能性を広げていければと話が盛り上がりました。本当に実現すれば、日中の子達の地球科学に対する注目点の違いも気になりますし、はたまたこれを機会に交流の輪が広がっていけば素敵だとちょっとワクワクしました。
さらに、科学協会では、科学者の方が専門分野への知識以外に、宗教や倫理、芸術の世界などへの理解を持つことも大切との考えから、シンポジウムや図書出版を行ってきたことに触れると、訪日団の党団長は「中国でも科学者の素養教育を重視しているけれど、他分野への理解を提唱することまでは、まだまだ」とおっしゃり、学術交流なんかもできればいいねという話になりました。その時、ふと『科学と宗教』の図書が出版されたんだよ!とすごく嬉しそうに説明してくださった担当者の先輩の笑顔を思い出しました。
最後に、中国の方がいらっしゃり、初めて通訳をして緊張しましたが、各担当者の方が短めに説明を区切ってくださったり、事前に話す内容の原稿をくださったりして、自分で言うのもあれですが、科学協会は暖かい人の集まりだと感動しました〜。(嘘じゃないです笑)

当会は主に笹川研究助成、日中未来共創プロジェクト、次世代の科学・技術人材育成事業「サイエンスメンター」、地球科学の理解促進事業「Cubic Earth -もし地球が立方体だったらー」、科学実験データベースの公開、生命科学テキストについて簡単な説明を行いました。
陕西省科学技術協会訪日団の皆さんは、主に陕西省で行われている青少年向けの科学普及事業や科学人材育成事業の紹介をしてくださりました。
両協会が行っている事業の違いや類似点などについても意見交換を行い、協力できる分野については今後連携を強めていくことで一致しました。
〜私の感想〜
この交流会では訪日団の方に科学協会のプロジェクトに関して、各担当者から説明があったのですが、私は普段日中関係の仕事に関わる事が多いので、他プロジェクトの事は知らないことも多く、私にとっても学ぶことが多い交流会となりました。
例えば中国関係で挙げると、30年以上歴史のある笹川研究助成でこれまでに88ヶ国の若手研究者から申請があり、その中で中国が採択数400件で最多国なんですって。
また、聞いていてちょっとワクワクした事は科学協会は、過去5年間のうちに日本国内70校以上の学校を訪問し、専門家の先生が地球科学についてSF動画を使って出前授業を行う人気事業「もし地球が立方体だったら」の説明時には、中国の訪日団の方もとくに興味を持ってくださり、西安市の中学校でも一度出前事業を行い、相互協力の可能性を広げていければと話が盛り上がりました。本当に実現すれば、日中の子達の地球科学に対する注目点の違いも気になりますし、はたまたこれを機会に交流の輪が広がっていけば素敵だとちょっとワクワクしました。
さらに、科学協会では、科学者の方が専門分野への知識以外に、宗教や倫理、芸術の世界などへの理解を持つことも大切との考えから、シンポジウムや図書出版を行ってきたことに触れると、訪日団の党団長は「中国でも科学者の素養教育を重視しているけれど、他分野への理解を提唱することまでは、まだまだ」とおっしゃり、学術交流なんかもできればいいねという話になりました。その時、ふと『科学と宗教』の図書が出版されたんだよ!とすごく嬉しそうに説明してくださった担当者の先輩の笑顔を思い出しました。
最後に、中国の方がいらっしゃり、初めて通訳をして緊張しましたが、各担当者の方が短めに説明を区切ってくださったり、事前に話す内容の原稿をくださったりして、自分で言うのもあれですが、科学協会は暖かい人の集まりだと感動しました〜。(嘘じゃないです笑)
終始穏やかな雰囲気の中で行われた交流会




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