7月25日(日)13時〜16時 29名参加 スタッフ5名
今月は“わくわく実験工房”の糸日谷さんを講師にお招きしてペットボトルと
身近な材料を使って泥水をきれいにするろ過装置作りに挑戦しました。
先月は荒天の為中止になったサンサンコーゴーです。久しぶりの再会の方も、
初めての参加の方もみんな笑顔です。受付で検温チェックもしっかり行いました。
まず、泥水作りです。紙コップに畑の土と水を入れてかき混ぜます。
ここで土の細かい粒が沈殿しやすいように“魔法のくすり”
(重曹水とみょうばん水)を入れてしばらく置きます。
この間にペットボトルに炭、砂利、小石を順に入れて装置作りです。
炭を金槌で砕くのも初体験の子ども達は、最初は金槌を振り下ろすのもこわごわの様子でしたが、
簡単に砕けることがわかると楽しそう。
砂利は糸日谷さんが用意してくれました。次は小石探しと思ったら
はっぱのおうちの前に丁度よい砂利がたくさん敷き詰められているではありませんか!
ハイ、これをいただきました。それぞれの材料の間には脱脂綿を挟んで完成です。
装置に紙コップの上澄み液を入れると水がポタポタと出て来ました。
「あの泥水が透き通ってる!」と親子でびっくりでした。
「この水は飲めませんが、災害で水道水が使えなくなった時、
手を洗ったり体を拭くのに役立ちます。」と糸日谷さんが教えてくれました。
東日本大震災を経験した糸日谷さんは現在 防災士として活躍しています。
災害に備える気持ちを実験しながら楽しく学ぶことができました。
さて、実験が終わった後は自由遊びです。はらっぱのブランコや登りロープに小学生は夢中です。
誰かがロープを上まで登ると他の子どもも次々に挑戦していきます。
足をかける結び目を遥かに通り越して枝葉にタッチして涼しい顔で降りてきます。
ブランコだって立ち漕ぎで大きく揺らします。
幼稚園児は「まねした〜い」「でもできな〜い」と泣いて悔しがります。
奥のブランコを一人で黙々と大きく揺らす練習をする子もいました。悔しさの表現の仕方は
それぞれですが、その負けず嫌いが次の成長に繋がるんですよね。頑張れー!
昆虫好きな子どもは網を持って走り回ります。
飛んでいるちょうちょを捕まえたのは流石、お父さん。
別のところではシャワーを出して水遊びが始まりました。
頭から水をかぶっても平気な1才児、たくましいですね。
隣では色水遊びです。お好みの色を調合して遊びます。
今回始めて参加の子も自然に仲間に入っていました。
このときばかりはコロナも忘れて精一杯夏を楽しむ子どもたちの姿がありました。
この後、千葉県にも8月31日までの緊急事態宣言が発令され
8月のサンサンゴーゴーも再び中止が決定しました。
皆さん、元気で暑さとコロナを乗り切ってまた、このはらっぱで遊びましょうね。(it)