『無知・無理解・偏見・差別』事例紹介 [2010年07月28日(Wed)]
『無知・無理解・偏見・差別』の事例紹介 以下の事例は、実際によく起きている差別や無理解です。 これは、千葉県で差別禁止条例ができた際に使われた事例です。 もう一度、私達の生活の中での無知・無理解・偏見・差別に気づいてみましょう!! ************************************************************** ♦バス旅行ツアーに申し込もうとしたところ、ツアー業者に「付き添いがあっても障害者お断りします」と即答された ♦保育所の面接時、「腐った魚のような目をしている。障害児の母は働かないで自分の子供の面倒を見なさい」と言われた。 ♦車椅子の方は赤ん坊を連れて、飛行機には、お乗りいただけません。 ♦就学時健康診断で、親が、兄弟のいる学校に通わせたいと強く要望しているのに、教育委員会から養護学校に行けと言われた。 ♦ある店で、障害のある子どもが先に入って、商品を見ていたら「入店しないで下さい」と言われ、どうしてかと聞いたら「何となく気持ち悪い」と言われた。 ♦車椅子を用いている高等学校1年生の親。「校内の移動は親の責任で」という学校の要請で、私は入学式の日から毎日学校で待機している。 ♦盲導犬を連れて飲屋に行ったら入店を断られた。 ♦健康診断で、医師から大勢の人がいる中で、「なんだこの子はダウン症じゃないか。すぐ死ぬぞ。」と言われた。まともな医療すら受けられない。 ♦いじめられる障害のある子をかばっていた私の娘が、担任教師から「普通の子と遊びなさい」といわれ、講義すると、クラス全員の前で、その子をさして「この子は病気で頭が回らないんだからみんなでカバーしなさい」と言ったそうです。傷ついたその子は翌年度から特殊学級に行きました。 ♦映画館で邦画には字幕がなく、自由に好きなものが見られない。 ♦強度行動障害の方が精神科を受診した際、医師が「こういう人は閉じ込めておくしか方法がない…」と保護者の前で言った。 ♦耳が不自由なので夜間は玄関を閉めて、受付専用のインターホンしかない急患の夜間診療所は、利用しづらい。 ♦医師から「耳が聞こえずコミュニケーションがとれないから出産のときは帝王切開で!」と言われた。 ♦小学校普通学級入学後、数ヶ月経って行われた話し合いで好調を含む6名の先生から、「この子は意思の疎通ができない」「他の子に迷惑」「もう見るのは限界」等と言われ、心痛のため子供を登校させられなくなった。 ♦知的障害のある方が一人でバスに乗ろうとしたとき、まだ何も誰にも迷惑をかけてないのに、運転手が「乗るな!降りろ!」と言い、何故だかわからないまま降りると、また運転手に「バカ!」と言われたそうです。 ♦就職して9年、職場環境にも恵まれ重要な立場になったが、雇用形態は嘱託のまま、昇給もない。新入社員に仕事を教えている私と新入社員が同賃金では納得できない。入社時の説明では「当社では障害者の雇用は嘱託というシステムです」と言われたが、職場環境が良いだけに会社には直接訴えにくい。 ♦授業にほとんど支障がないにもかかわらず、目が見えなくなったという理由で、教師を辞めさせられた。 ♦総合失調症。ハローワークの紹介で就職した。翌日出勤したところ「採用はなかったことで帰ってほしい」と言われ、1日分の賃金と交通費を渡された。何がなんだか分からない。私のような病気は一般社会で働いていけないのか。 ♦不動産の賃借契約を交わし、契約金を支払った後なのに、精神障害者であることが分かった途端、「奇声をあげたりするのですか?」「暴れたりするのですか?」と質問された。隣近所に迷惑をかけたり家賃を滞納したりしたこともないと説明したにもかかわらず、契約は無効とされた。 ♦会社に会議に手話通訳をつけてほしいと言っても。「企業秘密があるから外部の人はだめ」と言われる。会議が分からず意見を言う場がない。 ************************************************************** こんな思いを、次の世代にさせたくない!! (参考資料) ※「条例の会 仙台」に寄せられた差別体験事例はこちら |