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B1-8 コーディネーターの「聞く」「聴く」「訊く」がニーズの本質に迫る [2007年12月23日(Sun)]

[→プログラム概要]

B1-8
コーディネーターの「聞く」「聴く」「訊く」がニーズの本質に迫る

見えないニーズを顕在化する相談力を身につけよう!


 近年、コーディネーターに寄せられる相談の内容は、多岐にわたるとともに、非常に個別性の高いものとなってきています。コーディネーターは、相談者の声にしっかり耳を傾けるのはもちろんのこと、時には相談者が全面的に押し出す主訴とは別に隠れている本音をくみ取ることも必要です。また、短時間、短期間で、相談者との信頼関係を築く力も求められています。
 この分科会では、こうした力を養うために、講義と演習を交えて「聴く」スキルのレベルアップを図ります。日々の相談業務を振り返るとともに、今後の業務に役立つ技を磨きましょう。

●対 象:コーディネーターとして相談業務や対人援助業務に携わっている方
     「聴く」スキルのレベルアップを図りたい方

●定 員:20人

●講 師:桑原 英文(JPCom(Japan Philippines Community and Communication) 代表

 子どもたちの笑顔が広がるちいきとくらしを創るNGO JPCom代表。(Japan Philippines Community & Communication)1964年福岡県生まれ。東京農業大学卒業後、NGO職員としてアジアの農村開発に従事。阪神・淡路大震災では朝日新聞大阪厚生文化事業団「朝日ボランティア基地」のチーフコーディネーターを努め、95年8月から5年間兵庫県社会福祉協議会ボランティア・市民活動センターに勤務。現在、フィリピンの農村で地区社会福祉協議会的活動や市民起業支援、山岳部ではフィリピン障害者連合と共同してしょうがい児リハビリテーションセンターを経営している。阪神・淡路大震災以降の自然災害の被災各地で被災地社協災害ボランティアセンターを中心に支援活動を行っている。アジアでの民衆主体の持続可能な社会開発を進める一方で、その手法を活かして、日本各地で防災と福祉のまちづくり事業、福祉学習の推進、ボランティア・市民活動センター等のアドバイザー、スーパーバイザーなどを務めている。


■担当者からのメッセージ

 コーディネーター業務に関わらず、「聞く」ということをたいてい日常的に行っていると思います。
 その中で、表現される言葉や現象だけをとらえて、ニーズだと思い込んだり、「こたえてあげたい!」という気持ちからコーディネーターが何でも解決しようとしてしまったということなど、思い当たる経験はありませんか?
 それは、相談者自身が問題に向き合うこと、解決していく力をうばってしまっているかもしれません。
 とはいえ、潜在化しているものはなかなか見えにくいもの。相談者自身も気づいていないことが多くあります。
 そこで今回、表現される言葉の奥にある思いや問題点などにコーディネーター自身も気づき、ニーズの本質をつかむ力をつける機会をつくりたいと考えました。
 コーディネーターとして何が必要か、相談業務に携わるみなさんと日常の相談業務を振り返りながら、今後の業務に役立つスキルを磨きましょう。

廣瀬 智美(きょうとNPOセンター)
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