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B2-7 精神障がいのある人たちの社会参加に向けて [2007年12月23日(Sun)]

[→プログラム概要]

B2-7
精神障がいのある人たちの社会参加に向けて
行き詰まりを乗り越えるコーディネーション力を身につけよう!

 最近、精神に障がいのある人など、コミュニケーションが難しい人たちから、ボランティア活動に参加したいという相談が増えてきています。コーディネーターとして、「どのようにコミュニケーションを図るのか」「活動につなげていくことができるのか」と頭を悩ませるケースも増えてきたのではないでしょうか?
 この分科会では、こうした悩みを抱えるコーディネーター同士が集まり、「備えるべき専門性は何か」「限界を感じるニーズにはどう対応すべきか」など、行き詰まりを乗り越える知識と技術を身につけます。

●対 象:精神に障がいのある人のコーディネーションに携わっている方、
     精神保健福祉関連機関やボランティアの受け入れ先のスタッフなど、
     このテーマに関心のある方

●定 員:20人

●コーディネーター:南 多恵子(夙川学院短期大学 児童教育学科 講師)

 このテーマに出会ったのは、私が現役でボランティアコーディネーターをしていた時期、今から10年ほど前になりますか!?
 その当時は大阪ボランティア協会(大阪市)に在籍しており、ソーシャルワークを要するボランティア相談も担当していました。ちょうど、精神障がい者の地域生活支援が叫ばれている頃で、多くの相談ケースが寄せられ始めていたのかなと思います。今回の京都大会でも分科会で採り上げられるということで、相談の更なる広がりを感じています。
 退職後は、障がい当事者がボランティアに参加するということをもっと考えてみたいと思い、細く長く追いかけています。その延長で最近は就労支援に関心を持っています。ボランティア場面に当事者が寄せる声に対し、ボランティアコーディネーターは何ができるのか。難しい問いですが、同じ課題を共有する参加者のみなさんと共に考えていきたいです。

●助言者:上田 尋子(ふれあい共生会 在宅サービスステーション もくれん ボランティアコーディネーター兼就労支援員)

 障がいのある方が通所する施設にて、ボランティアを受け入れていくために施設内にボランティア委員会を立ち上げようと思い立ったのが、私がボランティアコーディネーターとなったきっかけです。まだまだ発展途上ですが、少しずつでも地域の中に眠っている「やってみたい!」をつなげていけたらと努力しています。
 また、2007年6月より、同施設で就労移行支援を担当しており、精神障がいを持つ方の就労へ向けたコーディネートも手がけるようになりました。この2つの立場から、分科会の主題である”精神障がいのある人たちの社会参加”を皆様と一緒に考えていけたらと思います。


■担当者からのメッセージ

 この分科会は、企画スタッフが経験した“もやもや”から出発しました。
 皆さんも精神障がいや発達障がいをはじめとして、自分の想いをうまく形づくったり、うまく表現したりすることが難しい方からの相談を受けた経験があるのではないでしょうか?こうした方からの相談ケースには、活動先を紹介してもうまく活動が継続できなかったり、そもそもその方に合った活動先がなかったりで、相談対応が長期間にわたることも多く、「もっといいコーディネートができないかなぁ」「自分の力不足、情報不足なのかなぁ」と“もやもや”を抱えてしまうことも多いのではないかと思います。また、組織内でケースを共有して、他のコーディネーターと一緒に考えたり、スーパーバイズしてもらったりする環境も十分にないことから、“もやもや”が解消されにくい現状もあるのではないかと思います。
 この分科会では、みなさんが実際に対応したケースを持ち寄って、想い(悩み)を共有し、コーディネートの場面に必要な知識や資源、また視点などについて考えます。
是非、一緒に次のコーディネートに役立つヒントを探しましょう!

北岡 克也(宇治市社会福祉協議会)
菊本 隆博(京都府社会福祉協議会)
永松 学(京都市福祉ボランティアセンター)
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