阿蘇小規模崩壊地復元プロジェクト【ススキ種子の精選作業】 [2018年01月17日(Wed)]
生態・環境緑化研究部会が中心となって取り組んでいる
「阿蘇小規模崩壊地復元プロジェクト」 では2017年11月に阿蘇市波野地区、荻岳周辺で採取したススキ種子の乾燥〜精選作業を行っているところです。 研究部会幹事の入山さん(雪印種苗)が2018年1月12日、作業中の様子を撮った写真です。 脱粒前の乾燥調製です。種子が枯死しないよう35℃で乾燥させます。 脱穀した種子は、篩にかけてより分けます。篩にかける前の種子(花穂)の状態です。 種子を篩の上で手で揉み落とします。篩と、その下に落下させた種子の様子。 その後、茎の除去を手選で行います。 こちらの写真が、手選終了後の種子です。 1月中には今回採種した種子の精選を終え、参加者への分配を予定しています! 今年度中に活用して頂けるよう、2月には種苗会社で発芽試験などをするよう、各種作業を進めているところです。 日本緑化工学会が取り組む「阿蘇小規模崩壊地復元プロジェクト」についてはこちらをご参照下さい ちなみに、こちらは脱穀に使用する、試験用の小型脱穀機です。 今回、ススキは花穂ごと切り取って採種しましたので、茎から種子を取り外す必要があります。 脱穀機は屋外で運転するので、雨天と強風時が続いたため今回は使用しませんでした。 |