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2015年「突発的公衆衛生課題」研修を実施 「突発的公衆衛生課題」研修[2015年07月10日(Fri)]


JICA平成27年度(国別)「突発的公衆衛生課題」研修を実施ぴかぴか(新しい)


この度、JICAの受託事業として、平成25年度に続き、平成27年度(国別)「突発的公衆衛生課題」研修を6月23日から7月3日まで、2週間実施した。

研修の目的は「災害時の危機的状況下における公衆衛生課題の対応への理解を深める」ことであり、中国7つの省の衛生計画生育委員会の副主任7名、中央3名、計10名の高級行政官が来日し、研修を受けた。

一昨年同様、「感染症」、「災害時の医療対応」「国・地方自治体の公衆衛生課題対応」三つの要素を網羅した研修内容となっていたが、今年度は中国側の希望により重点を「災害」にシフトし、特に「突発的公衆衛生事案のサーベイランス、リスク評価と情報公開」、「地震等自然災害時の医療救援のやり方、経験」にフォーカスし、プログラムを組んだ。

突発的公衆衛生課題の国レベルの対応について、理解してもらうため、厚生労働省健康危機管理・災害対策室、国立感染症研究所、国立国際医療研究センター国際感染症センター、国立病院医療機構災害医療センターを訪問し、講義と視察を行った。また、宮城県と福島県入りし、被災地を視察し、災害の医療と行政との連携対応について学び、実践に基づいた研修内容と日本災害医療の骨格となるDMATの組織運営と人材育成の内容も研修に盛りこんだ。

今年初めて取り入れた福島県における放射線汚染対応の講義と、避難所対応シミュレーション演習は研修員に好評であった。

この研修の最後の報告会では、日本の災害医療対応計画が綿密で、具体的で、運用性が高いのでぜひ自国でも応用したい。災害対応医療チームの運営、基準、育成についてぜひ参考にしたいと発表した研修員が多かった。また今後日本と中国がお互いの経験を共有し、専門家同士の意見交換、交流をしたいとの将来への期待も語られた。

研修終了後のアンケート集計結果からも、研修員からの当研修への評価は非常に高く、特にDMATの組織運営、災害医療チームの人材育成、災害拠点病院、EMIS、NPO・NGOなど民間の活用、感染症分類の細分化に高い関心を示していた。

短い期間だったが、日中双方の突発的公衆衛生領域の専門家同士の交流と経験共有の場となったと確信している。

日中関係が難しい現状だからこそ、このような政治を超えた専門家同士の人的交流に、日中友好の未来と温もりを感じさせられた。

最後に、研修の総括者として、プログラムや講師の人選までご指導いただいた林謙治理事、講師そしてファシリテーターとして多くの研修に同行された林健太郎先生、ご多忙な中、研修を引き受けられた各講師、研修機関に深謝申し上げます。本当にありがとうございました。

今後とも、引き続きご指導、ご支援いただきますようお願い致します。

呉処長.jpg

自国の災害応急現状について紹介している
国家衛生計画委員会応急弁公室処長 呉敬



大友先生.jpg

研修員四川省衛生計画生育委員会杜波副主任と
講師大友康成先生



演習.jpg

避難所シミュレーション演習の様子


屋上.jpg

石巻赤十字病院屋上から被災地を眺める研修員たち


備蓄品視察.jpg

国立病院機構災害医療センターで
DMATの装備を視察する様子



報告会.jpg

集合写真(報告、評価会)



Posted by 公益財団法人 日中医学協会 at 10:09 | NEWS | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
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