昨日に続き，６年生の短距離走です。今日は最初の１組目を紹介します。５人でのスタートです。学級の仲間を大切にする素敵な場面がありました。真ん中の赤い帽子の児童に着目してください。

１組目のスタートです。




インコースをつこうと最初の直線のダッシュです。


コーナーで白組の二人が転倒しました。先頭の赤の児童はやや距離がありました。インコースの紅組児童は転倒しないようにバランスを保っています。外の白組の児童は大きく回り込もうとしています。




インコースで何とかバランスを保ち転倒しなかった児童は，後ろを気にしています。


手を差しのべようとしています。


「大丈夫？」と声をかけているかの一コマです。


応援してくださっているテントの中の人たちも，よく見ると手をたたいて応援してくださっています。


また，外を大きくまわって転倒を避けた児童も後ろを振り返って気にかけています。


転倒した児童に手をさしのべた児童は，自分は転倒しなかったものの，転倒した児童が立ち上がり，走り出したのを確認して自らは一番後方から走り出しました。


そして先頭を走っていた紅組の児童は，後方で何かあったのかを察知したのか，かなり速度を落とし，いったん止まろうとしていました。


先頭がゴールです。


そして，転倒して手を差しのべられた白組児童は２位でゴールしました。転倒しながらも笑顔のゴールです。きっと友達の温かさを感じられた笑顔なんでしょうね。


運動会の本番で，自分の順位のことより友達のことを気遣える６年生児童の姿に，大人の私たちが大切なことを教えられた気持ちになりました。転倒は二人でしたが，先頭を走っていた紅組児童，外側をまわって転倒を防いだ白組児童，そしてインコースで手をさしのべた紅組児童と，転倒しなかった３人の児童は全て転倒した二人の児童のことを気に掛けていました。