初のテレビ収録・座談会
[2010年05月10日(Mon)]
坂道です。5月8日に行われた座談会、テレビ収録について報告します。
連休ボケでぽやあ〜んとしていたら、有田さんから「今度のシンポジウムのテーマに沿った発言を!」と渇を入れられて、「ええっ、どうしよう〜(おろおろ
)」と慌てているうちに当日がやってきてしまいました。
夏のような日差しがまぶしい
8日の午前中は、会報送付や書類作成など事務作業。手は動いてますが、口は勝手におしゃべり…家計簿ってどうしてます?そうねえレシートを取っておいて…時折、キラッ
と光る一言がこぼれます。「きゃーもったいない!その話、とっておいて本番でしゃべってちょうだい
」と慌てる有田さん。
午後2時になり、10人のメンバーもそろっていよいよ座談会がスタートです。
有田さん、河合さんを司会に7人の相談者、一人がカメラを持って始まりました。
テーマはシンポジウムに沿って『「消費者力」「生活力」「生き抜く力」〜私たちに足りなかったもの、私たちが学んだこと〜』です。
まず、女性自立の会に関わるようになってからの年数と、借金を負うようになった原因について一人づつ話していきました。悪徳商法、生活費の補填、ショッピング、エステ、結婚して無職になっても生活のレベルを落としたくない…。色々ありますが、直接の原因とは別に、皆に共通点があることを有田さんが指摘します。それは「自分に自信がない、他人に助けを求められない」ことです。他人の評価に一喜一憂してしまう、恥ずかしいので自分一人で解決しようとする、頼まれたらNoと言えない…よくある性格、性質ですが、それが借金につながったとき、雪ダルマ式に債務が増えるきっかけとなってしまいました。それは、カードの利率やリボ払いのシステムを知らないという消費者力不足、判断を人に頼った生活をしていた生活力不足、すぐにあきらめる心など生き抜く力が足りなかったということです。
それから、相談しようと思い立った転機はどんなことだったかについて話しました。買っていた宝石店が悪徳商法の店であると知り、鑑定してもらうと価値がほとんどないことに気づいたとき、夫名義のクレジットカードの利用明細を隠していたのに、先に読まれて気づかれてしまったとき、収入のほとんどを返済にあてるようになり、新たな借り入れができなくなったとき…どれもこれも、行き着くところまでいった時点での気づきでした。今となっては、もっと早くに相談していれば、こんなに債務が増えなかったのに…という人が多かったのですが、一人黙々と返済している渦中では、そんな思いすらよぎらなかった、というのが実情です。そして、ただでさえ罪悪感いっぱいの借金をしているときに、相談にいけばきっとダメな奴だと怒られるだろう、そんなこと言われたら立ち直れないかも…と思いとどまり、相談に出向く日がますます遠ざかってしまう。
女性自立の会に4,5年前に相談した人は、以前は今ほど相談窓口もなく、わらをもつかむような気持ちで記事の掲載された切抜きを何年も握り締めて、ようやくたどり着いたという人もいました。つい数ヶ月前に相談した人は、あり余る広告やホームページを吟味して選んだと言っていました。一人は「ホームページに有田さんの写真があったので信頼できた」とも。収入や家族関係などデリケートな相談内容なので、相談者が信頼できるかどうか、ということが大変重要だというのがわかります。
女性自立の会に出会って、再生プログラムに通うようになって、相談者達は変わります。仲間とつながる、正しい知識を身に付ける、自分を愛せるようになる…自分が幸せになると、周りも幸せになる、このようにして自立することができます。
最後に、悩んでいた頃の自分や、今まだ悩んでいる人たちへのメッセージを話しました。とにかく、誰かに苦しんでいることを話そう、助けの手を求めよう、自分を許し、可愛がろう、悩んでいるのは一人ではなく、沢山の仲間とつながろう…暖かいメッセージ
が沢山あふれていました。
大満足な座談会が終了したところで、テレビ局
のスタッフがやってきました。
朝はあんなに緊張していたのに…皆、座談会はリハーサルのような気分で、すんなり収録に入ることができました。話題は同じような内容でしたが、借金整理は法律の問題を解決するだけではなく、心の問題を解決してこそ、という、女性自立の会の理念に共感してのテーマだったので、自然と盛り上がりました。
一人一人、自立の会に関わった年数と原因を話します。普通の生活をしていた女性が、どのようにして多重債務に至ったか。切羽詰ったとき、間違った選択をしてしまったのがスタートでした…。
法律事務所と何が違うの?原因の先にある、個人の心
の悩みまで加味した相談をするからです。家計管理
も然り、一人一人オーダーメイドなアドバイスをするから、実際に行動することができるようになります。本気で真正面からぶつかってきてくれるので、信頼して自分の心もさらけ出すことができます。
再生プログラムってどう?色々な人々の生活パターンや悩みを聞くことによって、悩んでいるのは自分だけではないと気づいたり、自分が誰かのお手本になれる喜びも。遠目に見ていると、笑い声が絶えず楽しいおしゃべり会にしか見えないかも。でも実は深〜いお話が盛り上がっているのです!
最後に、総量規制についての質問がありました。収入の3分の1以上の借り入れができなくなるので収入証明が必要になる、専業主婦は新たな借り入れができなくなる、など独身者よりも家族のいる人の方が身近なのでは、ということで、母さんと坂道が答えました。もちろん、新たな多重債務者を産まないため、という目的は素晴らしいと思いますが、夫婦間の意思が一緒ならばともかく、以前の自分のように孤軍奮闘していて、いきなり資金を断たれたら、家計は回らなくなる、夫との関係も悪化するなど、問題が沢山発生することが考えられます。もちろん、それをきっかけにして、債務整理や家計の見直しが出来るようになるのが最適ですが、それには時間が足りないし、周知も足りず、また、相談できる窓口の受け入れ態勢も整っていないように思われます。デリケートな案件なので、ただ法律でばっさりと切り捨てるのではなく、ぜひじっくり対処してもらいたいと願うのは私たちだけではありません。
3時間近くしゃべりっぱなしでしたが、心地よい疲労感が残りました
。
テレビ東京の記者さん、カメラマンさんは穏やかで、発言にじっと耳を傾けていただけたので、私たちの思いを広く伝えていただけるのでは、と感じました。
座談会、収録に参加した皆さん、お疲れ様でした。いつもの再生プログラムとは大分違っていましたが、自分の言葉で自分の思いを表現できて、本当に皆さんの感性がピカピカ光っていましたよ!
放送は下記時間内とのことです。
5月14日(金)
テレビ東京 「NEWS FINE」 16:52〜17:20
連休ボケでぽやあ〜んとしていたら、有田さんから「今度のシンポジウムのテーマに沿った発言を!」と渇を入れられて、「ええっ、どうしよう〜(おろおろ

夏のような日差しがまぶしい



午後2時になり、10人のメンバーもそろっていよいよ座談会がスタートです。
有田さん、河合さんを司会に7人の相談者、一人がカメラを持って始まりました。
テーマはシンポジウムに沿って『「消費者力」「生活力」「生き抜く力」〜私たちに足りなかったもの、私たちが学んだこと〜』です。
まず、女性自立の会に関わるようになってからの年数と、借金を負うようになった原因について一人づつ話していきました。悪徳商法、生活費の補填、ショッピング、エステ、結婚して無職になっても生活のレベルを落としたくない…。色々ありますが、直接の原因とは別に、皆に共通点があることを有田さんが指摘します。それは「自分に自信がない、他人に助けを求められない」ことです。他人の評価に一喜一憂してしまう、恥ずかしいので自分一人で解決しようとする、頼まれたらNoと言えない…よくある性格、性質ですが、それが借金につながったとき、雪ダルマ式に債務が増えるきっかけとなってしまいました。それは、カードの利率やリボ払いのシステムを知らないという消費者力不足、判断を人に頼った生活をしていた生活力不足、すぐにあきらめる心など生き抜く力が足りなかったということです。
それから、相談しようと思い立った転機はどんなことだったかについて話しました。買っていた宝石店が悪徳商法の店であると知り、鑑定してもらうと価値がほとんどないことに気づいたとき、夫名義のクレジットカードの利用明細を隠していたのに、先に読まれて気づかれてしまったとき、収入のほとんどを返済にあてるようになり、新たな借り入れができなくなったとき…どれもこれも、行き着くところまでいった時点での気づきでした。今となっては、もっと早くに相談していれば、こんなに債務が増えなかったのに…という人が多かったのですが、一人黙々と返済している渦中では、そんな思いすらよぎらなかった、というのが実情です。そして、ただでさえ罪悪感いっぱいの借金をしているときに、相談にいけばきっとダメな奴だと怒られるだろう、そんなこと言われたら立ち直れないかも…と思いとどまり、相談に出向く日がますます遠ざかってしまう。
女性自立の会に4,5年前に相談した人は、以前は今ほど相談窓口もなく、わらをもつかむような気持ちで記事の掲載された切抜きを何年も握り締めて、ようやくたどり着いたという人もいました。つい数ヶ月前に相談した人は、あり余る広告やホームページを吟味して選んだと言っていました。一人は「ホームページに有田さんの写真があったので信頼できた」とも。収入や家族関係などデリケートな相談内容なので、相談者が信頼できるかどうか、ということが大変重要だというのがわかります。
女性自立の会に出会って、再生プログラムに通うようになって、相談者達は変わります。仲間とつながる、正しい知識を身に付ける、自分を愛せるようになる…自分が幸せになると、周りも幸せになる、このようにして自立することができます。
最後に、悩んでいた頃の自分や、今まだ悩んでいる人たちへのメッセージを話しました。とにかく、誰かに苦しんでいることを話そう、助けの手を求めよう、自分を許し、可愛がろう、悩んでいるのは一人ではなく、沢山の仲間とつながろう…暖かいメッセージ

大満足な座談会が終了したところで、テレビ局

朝はあんなに緊張していたのに…皆、座談会はリハーサルのような気分で、すんなり収録に入ることができました。話題は同じような内容でしたが、借金整理は法律の問題を解決するだけではなく、心の問題を解決してこそ、という、女性自立の会の理念に共感してのテーマだったので、自然と盛り上がりました。
一人一人、自立の会に関わった年数と原因を話します。普通の生活をしていた女性が、どのようにして多重債務に至ったか。切羽詰ったとき、間違った選択をしてしまったのがスタートでした…。
法律事務所と何が違うの?原因の先にある、個人の心


再生プログラムってどう?色々な人々の生活パターンや悩みを聞くことによって、悩んでいるのは自分だけではないと気づいたり、自分が誰かのお手本になれる喜びも。遠目に見ていると、笑い声が絶えず楽しいおしゃべり会にしか見えないかも。でも実は深〜いお話が盛り上がっているのです!
最後に、総量規制についての質問がありました。収入の3分の1以上の借り入れができなくなるので収入証明が必要になる、専業主婦は新たな借り入れができなくなる、など独身者よりも家族のいる人の方が身近なのでは、ということで、母さんと坂道が答えました。もちろん、新たな多重債務者を産まないため、という目的は素晴らしいと思いますが、夫婦間の意思が一緒ならばともかく、以前の自分のように孤軍奮闘していて、いきなり資金を断たれたら、家計は回らなくなる、夫との関係も悪化するなど、問題が沢山発生することが考えられます。もちろん、それをきっかけにして、債務整理や家計の見直しが出来るようになるのが最適ですが、それには時間が足りないし、周知も足りず、また、相談できる窓口の受け入れ態勢も整っていないように思われます。デリケートな案件なので、ただ法律でばっさりと切り捨てるのではなく、ぜひじっくり対処してもらいたいと願うのは私たちだけではありません。
3時間近くしゃべりっぱなしでしたが、心地よい疲労感が残りました

テレビ東京の記者さん、カメラマンさんは穏やかで、発言にじっと耳を傾けていただけたので、私たちの思いを広く伝えていただけるのでは、と感じました。
座談会、収録に参加した皆さん、お疲れ様でした。いつもの再生プログラムとは大分違っていましたが、自分の言葉で自分の思いを表現できて、本当に皆さんの感性がピカピカ光っていましたよ!
放送は下記時間内とのことです。
5月14日(金)

同感です。私も、坂道さんの引出の多さに驚いています。ウォークインクローゼットクラスかも
みかんちゃん
泣いていたみんなが「自分」を出して笑っている、騒いでいる・・・「静」の空間が好きなはずの私なのに、唯一、うるさい空間