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こどもと本ジョイントネット21・山口


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福田百合子が『外郎の家』を語るPart7 ―朗読会とお話と歌の会― @ 山口の朗読屋さん [2025年03月31日(Mon)]
4月15日(火)、大殿地域交流センターで、山口の朗読屋さんによる「福田百合子が『外郎の家』を語るPart7 ―朗読会とお話と歌の会―」が開催されますぴかぴか(新しい)

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るんるん日時るんるん 2025年4月15日(火)14:00〜16:00
るんるん場所るんるん 山口市大殿地域交流センター 1F 講堂
  山口市大殿大路120-4 電話 083-924-5592
るんるんゲスト講師るんるん 福田百合子先生(中原中也記念館名誉館長)
るんるん落語ゲストるんるん 不二屋ぺこつ(藤田義隆)

るんるん内容るんるん

リレー朗読『外郎の家』第二章「コーヒー・ミル」
 [山口の朗読屋さん]

朗読『文芸山口』より
 「遊行柳(二)結び柳」(福田百合子/作)
 「当たり前が有り難い時」(はたのまゆ/作)

朗読現代山口県詩選登載50回記念 合同詩集 「ユリノキ」』(佐伯清美・畑山静枝/編・著 ふるさと紀行編集部 2021.2.22)

落語「ちはやふる」
 [不二屋ぺこつ(藤田義隆)]

紙芝居実演『ちっちゃいこえ』

ギター弾き語り オリジナル曲
 [原田宏美]


 ♪春が来た(高野辰之/作詞 岡野貞一/作曲) 
 ♪春の小川(高野辰之/作詞 岡野貞一/作曲) 
 ♪犬のおまわりさん(佐藤義美/作詞 大中恩/作曲)
 [伴奏:原田宏美]

るんるんプログラムるんるん

124487.jpg

るんるん定員るんるん 50名(配布資料準備の関係で前日までに要予約)
るんるん参加費るんるん 500円
るんるん主催・申込・問合るんるん 山口の朗読屋さん(代表 林伸一)        
  〒753-0815 山口市維新公園1-12-5 
  携帯電話 090-6415-8203
  fax to 083-920-3459
  mail to hayashix@yamaguchi-u.ac.jp 
るんるん後援るんるん 山口市、コープやまぐち
るんるん協力るんるん 「文芸山口」編集部


不二屋ぺこつ(藤田義隆)さん▼

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福田百合子先生▼
(2025.3.18「福田百合子が『外郎の家』を語るPart6」)

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『外郎の家』
(福田百合子/著 毎日新聞出版 1987.3)
外郎の家.jpg 

『ちっちゃい こえ』 
(アーサー・ビナード/脚本 丸木俊・丸木位里/絵「原爆の図」より 童心社)
ちっちゃいこえ.jpg
那須正幹『やくそく ぼくらはぜったい戦争しない』(武田美穗/絵) [2025年03月30日(Sun)]
『やくそく ぼくらはぜったい戦争しない』(那須正幹/文 武田美穗/絵 ポプラ社 2025.2)は、

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那須正幹さんが2013年頃、広島の被爆70年に向けて歌の歌詞を依頼されて書いた「ばあちゃんの詩」を絵本にしたものです。

「ズッコケ三人組」シリーズ(ポプラ社)をはじめ、子どもたちに支持される数多くの作品を残した児童文学作家 那須さんは、広島出身で3歳で被爆しています。


『折り鶴の子どもたち 原爆症とたたかった佐々木禎子と級友たち
(高田三郎/画 PHP研究所 1984.7)
折り鶴の子どもたち.jpg


「The End of the World」
 (『六年目のクラス会―那須正幹作品集』(ポプラ社 1984.11)に収録)
六年目のクラス会.jpg

 (『The End of the World』(ポプラ社 2003.4)に表題作とともに「まぼろしの町」「約束」「ガラスのライオン」の全4編を収録)
The End of the World.jpg

 (『ジ エンド オブ ザ ワールド』(ポプラ文庫)(ポプラ社 2015.2)に収録)
ジ エンド オグ ザ ワールド.jpg


『絵で読む広島の原爆』
(西村繁男/絵 福音館書店 1989.1)
絵で読む広島の原爆.jpg


『ねんどの神様』
(武田美穗/絵 ポプラ社 1992.12)
ねんどの神様.jpg


『八月の髪かざり』
(片岡まみこ/絵 佼成出版社 2006.8.15)
八月の髪かざり.jpg


『那須正幹童話集5 ねんどの神さま 』(NASU MASAMOTO Best Selection 5)
(武田美穗/絵 ポプラ社 2014.3)
(「ねんどの神さま」「八月の髪かざり」「The End of the World」を収録)
那須正幹童話集5 ねんどの神さま.jpg


「ヒロシマ」三部作(長谷川知子/絵 ポプラ社 2011.10)
『ヒロシマ(一)歩きだした日』(ヒロシマ1) 
歩きだした日.jpg

『ヒロシマ(二)様々な予感』(ヒロシマ2) 
様々な予感.jpg

『ヒロシマ(三)めぐりくる夏』(ヒロシマ3)
めぐりくる夏.jpg

『ヒロシマ 1949 歩きだした日』(ポプラ文庫)
(あずみ虫/絵 ポプラ社 2015.6)
ヒロシマ 1949 歩きだした日 (ポプラ文庫).jpg 

『ヒロシマ 1960 様々な予感』(ポプラ文庫)
(あずみ虫/絵 ポプラ社 2015.6)
様々な予感 文庫.jpg

『ヒロシマ 1977 めぐりくる夏』(ポプラ文庫)
(あずみ虫/絵 ポプラ社 2015.6)
めぐりくる夏 文庫.jpg


『少年たちの戦場』(文学のピースウォーク)
(はたこうしろう/絵 新日本出版社 2016.5)
少年たちの戦場.jpg

などを通して戦争の悲惨さや愚かさを訴え続けました。


この度、那須正幹さんが長く暮らした山口県で、那須さんが支援してくださった山口県子ども文庫連絡会主催で、絵本作家 武田美穗さんをお迎えして、こども・本・おとなジョイントフェスタ「那須正幹遺作絵本『やくそく ぼくらはぜったい戦争しない』」を開催しますぴかぴか(新しい)

ジョイントフェスタ2024.png
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かわいい那須正幹かわいい
1942年、広島生まれ。児童文学作家。島根農科大学林学科卒業。『首なし地ぞうの宝』(学習研究社)でデビュー。主な作品に『ぼくらの地図旅行』[絵本にっぽん賞]、『絵で読む広島の原爆』[産経児童出版文化賞](ともに福音館書店)、『お江戸の百太郎 乙松、宙に舞う』(岩崎書店)[日本児童文学者協会賞]、『さぎ師たちの空』[路傍の石文学賞]、『ズッコケ三人組のバック・トゥ・ザ・フューチャー』[野間児童文芸賞]、「ズッコケ三人組」 シリーズ[日本児童文学者協会賞特別賞]、「ヒロシマ」三部作[日本児童文学者協会賞](いずれもポプラ社)がある。第23回巖谷小波文芸賞受賞。2021年7月永眠。
やまぐち子どもの本カレッジ「子どもと本の豊かな出合い 〜地域、学校、家庭で〜 ★そして黒瀬圭子さんのこと★」を開催します [2025年03月29日(Sat)]
今日3月29日(土)、下関市立勝山公民館にあるあおやま文庫で、こどもと本ジョイントネット21・山口の今年度最後のイベント、やまぐち子どもの本カレッジ「子どもと本の豊かな出合い 〜地域、学校、家庭で〜 ★そして黒瀬圭子さんのこと★」を開催しますぴかぴか(新しい)

ご興味のある方は直接、ご来場ください。申込不要、参加費無料です。

あおやま文庫カレッジ.png

あおやま文庫は、1976年、下関市の勝山公民館の中に、山口県内の子ども読書活動を牽引された故・黒瀬圭子さんが開設されました。
長い歴史を持つあおやま文庫で、山口県内で子どもと本をつなぐ活動をしているこどもと本ジョイントネット21・山口の代表 山本安彦が「子どもと本の豊かな出合い」についてお話しします。
1979年に開店した子どもの本の専門店「こどもの広場」の横山眞佐子さんも駆けつけます。

るんるん日 時るんるん 2025年3月29日(土)13:30〜15:00 (開場 13:00)
るんるん場 所るんるん あおやま文庫(下関市立勝山公民館内)
  下関市秋根南町2-4-33
   電話 083-256-2779
   JR新下関駅より徒歩10分、秋根バス停より徒歩3分
るんるん講 師るんるん 山本安彦(こどもと本ジョイントネット21・山口代表)
るんるん特別講師るんるん 横山眞佐子(子どもの本の専門店代表)
るんるん対 象るんるん 大人
るんるん定 員るんるん 30名 ※申込不要   
るんるん参加費るんるん 無料
るんるん注意事項るんるん ※団体広報用や子どもゆめ基金への報告用にイベント中の写真や動画撮影を行います。広報用に、HPやSNS・刊行物に掲載することがあります。それ以外の目的では使用しません。なお、子どもゆめ基金への報告用に提出した個人情報(写真)は「(独)国立青少年教育推保有する保有するる個人情報の適切な管理に関する規定」に基づき、子どもゆめ基金助成業務以外の目的には使用されません。ご了承ください。
るんるん主 催るんるん こどもと本ジョイントネット21・山口
るんるん後 援るんるん あおやま文庫、あかね会、山口県子ども文庫連絡会、児童書専門店こどもの広場
るんるん助 成るんるん 独立行政法人 国立青少年教育振興機構「子どもゆめ基金助成活動」 


かわいい山本安彦かわいい 
1980年山口市宮野に「みやの子ども文庫」開設。1987年「山口県子ども文庫連絡会」、2000年「こどもと本ジョイントネット21・山口」(ジョイネット)設立。市立図書館長。司書歴46年。子ども文庫功労賞受賞。
「モンゴル大草原のものがたり 〜空をかけ、海をこえてやってきたモンゴル遊牧民の楽しいものがたり〜 モンゴル人絵本作家ボロルマー&ガンバートル絵本原画展」がC・S赤れんがで開催されています [2025年03月28日(Fri)]
「モンゴル大草原のものがたり 〜空をかけ、海をこえてやってきたモンゴル遊牧民の楽しいものがたり〜 モンゴル人絵本作家ボロルマー&ガンバートル絵本原画展」に行きましたぴかぴか(新しい)

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バーサンスレン・ボロルマーさんとイチンノロブ・ガンバートルさんは、日本を拠点に活躍するモンゴル人絵本作家夫妻です。

会場のC・S赤れんが ホールTには、

『モンゴル大草原800年』
(イチンノロブ・ガンバートル/文 バーサンスレン・ボロルマー/絵 津田紀子/訳 福音館書店 2018.7.5)
モンゴル草原800年.jpg

『おいしいめだまやき』
(こどものとも年少版 2024年10月号)
(イチンノロブ・ガンバートル/文 バーサンスレン・ボロルマー/絵 津田紀子/訳 福音館書店 2024.10.1)
おいしいめだまやき.jpg

『イヌワシつかいのエルジャン』
(イチンノロブ・ガンバートル/文 バーサンスレン・ボロルマー/絵 津田紀子/訳 あかつき教育図書 2023.7.7)
イヌワシつかいのエルジャン.jpg

『空とぶ馬と七人のきょうだい モンゴルの北斗七星のおはなし
(イチンノロブ・ガンバートル/文 バーサンスレン・ボロルマー/絵 津田紀子/訳 廣済堂あかつき→あかつき教育図書 2021.6.12)
空とぶ馬と七人のきょうだい モンゴルの北斗七星のおはなし.jpg

『トヤのひっこし』
(イチンノロブ・ガンバートル/文 バーサンスレン・ボロルマー/絵 津田紀子/訳 福音館書店 2015.1.25)
トヤのひっこし.jpg

の原画が所狭しと並んでいますぴかぴか(新しい)

作品は、ガッシュで描かれています。

中でも、『おいしいめだまやき』は、なんと、徳地和紙に描かれています。
徳地和紙は3年前位から使い始め、とても描きやすく、イメージした色が出て、描くスピードが早くなりました、とボロルマーさん。
原画では色を塗られてない部分は和紙の色がそのまま出ていて味わいがあるのですが、絵本ではそこは白色で処理されていて、見比べると随分雰囲気が違います。こんなところを見つけるのも原画を観る楽しみの一つかもしれません。


モンゴルの伝統的住居ゲルの写真撮影コーナーがありました。
モンゴル帽を被ってカメラ

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バーサンスレン・ボロルマーさんとイチンノロブ・ガンバートルさんとカメラ

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翻訳家の津田紀子さんとカメラ

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なんと、山口市立湯田小・湯田中卒業で高校1年生の頃まで山口に住んでいらっしゃったそうです。
大学でモンゴルの歴史を学んだ後、モンゴルに渡り、モンゴル語と児童文学を学ばれたそうです。
笑顔が魅力的で、民俗衣裳がステキです。


期間中毎日14:30から紙芝居の実演があります。
今回は『おばあさんとマンガス』(イチンノロブ・ガンバートル/脚本 バーサンスレン・ボロルマー/絵 津田紀子/訳 童心社 2020.10)でした。
Мангус(マンガス)はモンゴル語で巨人、怪物、鬼のことだと教えてくださいました。

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その前のテーブルに並んでいるのはボロルマーさんとガンバートルさんの作品、
『バートルのこころのはな』
(イチンノロブ・ガンバートル/文 バーサンスレン・ボロルマー/絵 津田紀子/訳 小学館 2011.11)
『ゴナンとかいぶつ モンゴルの昔話より』
(イチンノロブ・ガンバートル/文 バーサンスレン・ボロルマー/絵 津田紀子/訳 偕成社 2013.3)
『おかあさんとわるいキツネ』
(イチンノロブ・ガンバートル/文 バーサンスレン・ボロルマー/絵 津田紀子/訳 福音館書店 2011.11)
『りゅうおうさまのたからもの』
(イチンノロブ・ガンバートル/文 バーサンスレン・ボロルマー/絵 津田紀子/訳 福音館書店 2016.9)
『センジのあたらしいいえ』(イチンノロブ・ガンバートル/文 バーサンスレン・ボロルマー/絵 津田紀子/訳 福音館書店 2011.11)
『お月さまにいるのはだあれ?』
(中川素子/企画 バーサンスレン・ボロルマー/作・絵 津田紀子/訳 文教大学出版事業部 2010.7
など20冊以上あり、自由に手に取って読むことができます。

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ボロルマーさんの初期の作品

『モンゴルの黒い髪』(バーサンスレン・ボロルマー/作 長野ヒデ子/訳 石風社 2004.11)や、
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『ぼくのうちはゲル』
(バーサンスレン・ボロルマー/作 長野ヒデ子/訳 石風社 2006.4)
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もありました。


サインもしていただきました。

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るんるん日 時るんるん 2025年3月25日(火)〜29日(土)9:00〜17:00
   (25日は13:00〜18:00、28日は9:00〜20:00)
るんるん会 場るんるん クリエイティブ・スペース赤れんが ホールT
  山口市中河原町5-12
るんるん観 覧るんるん 入場無料
るんるん主 催るんるん 日本モンゴル絵本・紙芝居協会、クリエイティブ・スペース赤れんが(認定NPO法人こどもステーション山口)
るんるん共 催るんるん 山口市
るんるん後 援るんるん 駐日モンゴル国大使館、福音館書店、山口県国際交流協会
るんるん協 力るんるん 千々松和紙工房、徳地和紙ワークス

花見(さくら)バーサンスレン・ボロルマーさん、イチンノロブ・ガンバートルさん、翻訳された津田紀子さんが、毎日在廊されています。

https://blog.canpan.info/jointnet21/archive/2743


次回に続く
絵本作家 あおきひろえさんと落語家 桂雀喜さんをお迎えして、「やまぐち子どもの本カレッジ2024「落語が絵本になっちゃった! 〜絵本と新作落語のライブ〜」」を開催しました(6)絵本『ここにいる』 [2025年03月27日(Thu)]
前回の続き

7絵本『ここにいる』
(あおきひろえ/作 廣済堂あかつき 2020.7)

ここにいる.jpg

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日曜は畑仕事に精を出す、働き者のおとうさん。
お父さんとの思い出を綴った絵本です。
ひざにのせて、万年筆で絵を描いて見せてくれたこと、絵描きになりたいと言ったら、次の日クレヨンを買ってきてくれたこと、画塾の帰りが遅くなったときのこと、18で家を出たときのこと、結婚を告げたときのこと・・・今ここにあおきさんが絵本作家としてこうしているのは、おとうさんがいたからなんだ、って分かります。
サンダル履きの長谷川義史さんに注目!いつもオシャレな長谷川さんですが、そんなこともあったのかな、と笑ってしまいます。結婚式のシーンにしようかとも思ったそうですが、余りにベタなのでやめたそうです。
おじいちゃんになって、やがて入院したおとうさんに、病室でお話を読んであげたときの喜び。お実際に読んだ本は、安房直子さんの『きつねの窓』 (あおきひろえ/絵 宮川健郎/編 岩崎書店 2016.3.10)なんだそうです。

『きつねの窓』
(はじめてよむ日本の名作絵どうわ4)
(安房直子/作 あおきひろえ/絵 宮川健郎/編 岩崎書店 2016.3.10)
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最期の時は庭の花が一斉に咲き、人生をまっとうに生きたおとうさんを「おめでとう」の言葉で祝福する・・・。

次回に続く
児童文学作家 那須正幹さんと絵本作家 武田美穗さんのコラボ作品 [2025年03月26日(Wed)]
「ますだくん」シリーズの絵本作家 武田美穂さんと児童文学作家 那須正幹さんとのコラボ作品はそう多くはありませんが、『ねんどの神様』など珠玉の作品がありますぴかぴか(新しい)

武田さんは、『ねんどの神様』(ポプラ社 1993.1)で初めて那須さんの作品の挿絵を担当しました。

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次に、『こちら栗原探偵事務所』シリーズ3作(2005(平成17)〜2007)の挿絵を担当しました。

『こちら栗原探偵事務所1 怪盗青猫事件』(講談社青い鳥文庫)(講談社 2005.8.16)

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『ふゆかいな依頼人 こちら栗原探偵事務所2』(講談社青い鳥文庫)(講談社 2006.6.15)

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『吸血鬼の呪い こちら栗原探偵事務所3』(講談社青い鳥文庫)(講談社 2007.10.15)

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その後、2014(平成26)年に『那須正幹童話集5 ねんどの神さま 』(NASU MASAMOTO Best Selection 5)(ポプラ社 2014.3)で再担当しています。
「ねんどの神さま」「八月の髪かざり」「The End of the World」が収録されています。

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そして、今年2025(令和7)年2月に、『やくそく ぼくらはぜったい戦争しない』(那須正幹/文 武田美穗/絵 ポプラ社)が出版されました。

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この度、那須正幹さんが長く暮らした山口県で、那須さんが支援してくださった山口県子ども文庫連絡会主催で、絵本作家 武田美穗さんをお迎えして、こども・本・おとなジョイントフェスタ「那須正幹遺作絵本『やくそく ぼくらはぜったい戦争しない』」を開催しますぴかぴか(新しい)

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https://blog.canpan.info/jointnet21/archive/2727


かわいい那須正幹かわいい
1942年、広島生まれ。児童文学作家。島根農科大学林学科卒業。『首なし地ぞうの宝』(学習研究社)でデビュー。主な作品に『ぼくらの地図旅行』[絵本にっぽん賞]、『絵で読む広島の原爆』[産経児童出版文化賞](ともに福音館書店)、『お江戸の百太郎 乙松、宙に舞う』(岩崎書店)[日本児童文学者協会賞]、『さぎ師たちの空』[路傍の石文学賞]、『ズッコケ三人組のバック・トゥ・ザ・フューチャー』[野間児童文芸賞]、「ズッコケ三人組」 シリーズ[日本児童文学者協会賞特別賞]、「ヒロシマ」三部作[日本児童文学者協会賞](いずれもポプラ社)がある。第23回巖谷小波文芸賞受賞。2021年7月永眠。


かわいい武田美穗かわいい
1959年、東京生まれ。
1987年、『あしたえんそく』[クレヨンハウス絵本大賞最優秀作品](偕成社)で絵本作家デビュー。
1991年、『ふしぎのおうちはドキドキなのだ』(1991)で第14回絵本にっぽん賞受賞。
『となりのせきのますだくん』(1991)で1992年度青少年読書感想文全国コンクール課題図書<小学校低学年の部>選出、1992年度けんぶち絵本の里びばからす賞・1993年度第15回絵本にっぽん賞・1993年度講談社出版文化賞絵本賞受賞、全国学校図書館協議会第21回選定「よい絵本」。
1992年、絵本『ねんどの神さま』で那須正幹とコンビを組む。
1996年4月よりNHK教育で人形劇『ざわざわ森のがんこちゃん』放送開始、キャラクターデザインとしてぬいぐるみのデザインなどに関与。
2001年、『すみっこのおばけ』(2000)で第6回日本絵本賞読者賞・第11回けんぶち絵本賞グランプリを受賞、全国学校図書館協議会第21回選定「よい絵本」。
2006年、『おかあさん、げんきですか。』(後藤竜二/作 2006)で日本絵本賞大賞・同読者賞を受賞(以上いずれもポプラ社)。
その他絵本に『こわいドン』『ありんこぐんだんわはははははは』『か・げ』(以上理論社)、「たべもの絵本」シリーズ(ほるぷ出版)、挿絵に「モモちゃんえほん」シリーズ(松谷みよ子/文)「さわざわ森のがんこちゃん」シリーズ(ともに講談社)、「カボちゃん」シリーズ(高山栄子/文 理論社)、「にんきものの本」シリーズ(森絵都/文 童心社)など数多くの作品がある。
絵本作家 あおきひろえさんと落語家 桂雀喜さんをお迎えして、「やまぐち子どもの本カレッジ2024「落語が絵本になっちゃった! 〜絵本と新作落語のライブ〜」」を開催しました(5)お絵描き落語「無精猫」 [2025年03月25日(Tue)]
前回の続き

6お絵かき落語『無精猫』

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「わいかてじゃ〜くさいがな。」
「ほっとこか?」
「ほっとけ、ほっとけ。」


癖になりそうです。

次回に続く
絵本作家 あおきひろえさんと落語家 桂雀喜さんをお迎えして、「やまぐち子どもの本カレッジ2024「落語が絵本になっちゃった! 〜絵本と新作落語のライブ〜」」を開催しました(4)絵本『からあげ』『そつえんするってことは』 [2025年03月24日(Mon)]
前回の続き

4絵本『からあげ』
(なにわっこ落語えほん)(あおきひろえ/作・絵 アリス館 2014.12)

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親子で楽しむことのできる、創作落語の絵本です。
黙読するより声を出して読むと面白さがマシマシ

あおきさんの語り口、最高でしたexclamation
さすがに、上方落語協会が主催する繁昌亭の『落語家入門講座』に通い、かの桂文枝(当時は、三枝)師匠に「大川亭ひろ絵」という高座名をいただいただけあって、うまいexclamation×2

愛知県生まれのあおきさんにとって、実は、大阪弁は難しいのだそうです。

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5絵本『そつえんするってことは』
(中川ひろたか/作 あおきひろえ/絵 アリス館 2025.1.10)

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【次回に続く】
絵本作家 あおきひろえさんと落語家 桂雀喜さんをお迎えして、「やまぐち子どもの本カレッジ2024「落語が絵本になっちゃった! 〜絵本と新作落語のライブ〜」」を開催しました(3)絵本『あおびょうたん』 [2025年03月23日(Sun)]
前回より続く

3絵本『あおびょうたん』
(あおきひろえ/作 理論社 2020.9)

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あおきさんは子どもの時は、痩せて小さくて、運動が苦手、引っ込み思案のおとなしい子で、あだ名が「あおびょうたん」だったそうで、そのエピソードから生まれた絵本です。
主人公の「わたし」は、クラスの男子に「あおびょうたん」とあだ名をつけられ、「父」にその意味を聞くと、弱虫のことだと言いい、 そこで、「父」は、自転車と縄跳びの猛特訓をします。 でも、「わたし」は絵が得意で、運動会の看板の絵をクラスの中心となって描き、あだ名で呼ばれるのを自然に受け止めるようになり、転校生とも仲よくなります。

あおきさんが「人生を楽しく送る方法」を伝授くださいました。
*コンプレックスを克服する。ものごとは捉え方次第。前向きに捉える。
*得意なことを見つける。
*たったひとりのいい友達を!

次回に続く
絵本作家 あおきひろえさんと落語家 桂雀喜さんをお迎えして、「やまぐち子どもの本カレッジ2024「落語が絵本になっちゃった! 〜絵本と新作落語のライブ〜」」を開催しました(2)新作落語「お楽しみ」 [2025年03月22日(Sat)]
前回の続き

2新作落語「お楽しみ」

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落語は、江戸時代の日本で成立し、現在まで伝承されている伝統的な話芸で、凝った衣装や大がかりな舞台装置を使用せず、道具、音曲に頼ることは比較的少なく、ひとりで何役も演じ、語りのほかは身振り・手振りのみで物語を進め、また扇子や手拭を使ってあらゆるものを表現する、演じ手の技巧と聴衆の想像力で物語の世界が広がっていくという、きわめてシンプルで、また庶民にとっては身近な芸能として発展してきました。

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雀喜さんは、大阪府生まれで、同志社大学に進み、関西と東京の笑いの違いについての卒業論文を書いたことから落語に興味を持ち、桂米朝師匠へ弟子入り志願しましたが、米朝師匠はすでに弟子をとらない方針だったため、孫弟子の桂雀三郎師匠を紹介され、1993年8月26日に雀三郎師匠に一番弟子として入門しました。

雀三郎師匠は、枝雀師匠の弟子で、南光師匠と兄弟弟子です。

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雀喜さんは桂米朝一門に属されていますが、亭号の「桂」には、「米朝一門」の他、「春団治一門」、「文枝一門」があります。

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落語は、「江戸落語」と大阪・京都で演じられる「上方落語」があります。

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上方落語は、見台(けんだい)を前へ置き、小拍子(こびょうし)を鳴らして、演じます。
寺社の境内や路上で行なわれた軽快な語り芸である大道芸 京都の「辻咄(つじばなし)」と大阪の「軽口(かるくち)」がルーツで、不特定多数の通りすがりのお客さんの気を引くため、見台をガチャガチャ叩いていて演じたそうで、それが、現在も続いているとのことです。

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桂雀喜さんの畳み込む小ネタexclamation×2exclamation×2
お客様の反応もすごい!

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新作落語「終活のススメ」を披露されましたわーい(嬉しい顔)

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次回に続く
絵本作家 あおきひろえさんと落語家 桂雀喜さんをお迎えして、「やまぐち子どもの本カレッジ2024「落語が絵本になっちゃった! 〜絵本と新作落語のライブ〜」」を開催しました(1)トーク [2025年03月21日(Fri)]
2月9日(日)、こどもと本ジョイントネット21・山口は、山口県教育会館で、絵本作家 あおきひろえさんと落語家 桂雀喜さんをお迎えして「やまぐち子どもの本カレッジ2024「落語が絵本になっちゃった! 〜絵本と新作落語のライブ〜」」を開催しましたぴかぴか(新しい)

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本日の進行表です。

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今日は、あいにくの雪模様で、お二人の乗られた新幹線も30分遅れました。
市街地の道は雪が解けていましたが、遠くからの方はキャンセルされ、会場はアットホームな雰囲気でした。
これならマイク無しでやろう、とお二人。
さすが、プロです。マイク無しで十分届き、むしろ臨場感が増したのではないでしょうか。


1トーク

あおきさんと雀喜さん、お二人の掛け合いは、息もピッタリ光るハート

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次回に続く
聴覚障害者と手話について @ 山陽小野田市立中央図書館 第15回共生のまちづくり講座 [2025年03月20日(Thu)]
3月30日(日)、山陽小野田市立中央図書館で、第15回共生のまちづくり講座「聴覚障害者と手話について」が開催されますぴかぴか(新しい)

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「共生のまちづくり講座」を開催します。
第15回目となる今回の演題は「視覚障害者と手話について」です。
障害者の方々との共生についてみんなで考えてみませんか?

手話・要約筆記もありますので、障がいのある方もぜひご聴講ください。


るんるん日 時るんるん 2025年3月30日(日)13:30〜15:00
るんるん会 場るんるん 山陽小野田市立中央図書館 2階 視聴覚ホール
るんるん講 師るんるん 岩崎あゆみ(山口市聴覚障害者福祉会 会長)
るんるん定 員るんるん 40名(要申込)
るんるん参加費るんるん 無料
るんるん主催・問合・申込るんるん 山陽小野田市立中央図書館
   電話 0836-83-2870
   fax to 0836-83-3564
   mail to cyuo-library●city.sanyo-onoda.lg.jp
       ※ ●は@に置き換えてください。


かわいい岩崎あゆみかわいい
山口市聴覚障害者福祉会 会長。
山口市在住。1968年生まれ。生まれつきで耳が聞こえない。
仕事をしながら、山口県ろうあ連盟評議員、山口県ろうあ連盟女性部事務局、山口市聴覚障害者福祉会活動と手話奉仕員養成講座講師をやっています。
豆塚エリ 記念講演会「自分のために灯りをつける―言葉を綴るということ」 @ 山陽小野田市立中央図書館「第100回記念イベント 詩〜ポエム〜カフェ」 [2025年03月19日(Wed)]
3月23日(日)、山陽小野田市立中央図書館で、「第100回記念イベント 詩〜ポエム〜カフェ」が開催されますぴかぴか(新しい)

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詩〜ポエム〜カフェが100回開催を迎えることを記念して、二部制で開催します。

第1部では詩人・エッセイストの豆塚エリさんを迎えて記念講演会を開催します。

第2部では、通常の「詩〜ポエム〜カフェ」を開催します。
自分の好きな詩・短歌・俳句、自作品を紹介しあいませんか?
参加者の詩を聞くだけの参加も可能です☆(高校生以上対象!)

いずれも聴講・参加は無料。
1部〜2部の両部参加、どちらか一部のみの参加、どちらでもOKです。
要申込みです!お申込みをお待ちしています


るんるん開催日るんるん 2025年3月23日(日) 12:30開場
るんるん会 場るんるん 山陽小野田市立中央図書館 2階 視聴覚ホール

るんるんプログラムるんるん
第1部 記念講演会「自分のために灯りをつける―言葉を綴るということ」 

 るんるん時 間 13:00〜14:00(1時間)
 るんるん講 師 豆塚エリ(詩人・エッセイスト)


第2部 詩〜ポエム〜カフェ
自分の好きな詩・短歌・俳句、自作品を紹介しあう場となります!
ゲストとして、豆塚エリさんも参加されます!
聞くだけの参加も可能です。


 るんるん時 間 14:00〜15:30(1時間半)
 るんるんゲスト 豆塚エリ
 るんるん持参物 自分の好きな詩、または自作の詩
       (短歌・俳句でもOK!)


るんるん対 象るんるん 高校生以上
るんるん定 員るんるん 第1部・第2部 いずれも50人(要申込)
  ※第1部・第2部の両部参加、どちらか一部のみの参加、どちらでもOK
るんるん参加費るんるん 無料
るんるん主催・問合・申込るんるん 山陽小野田市立中央図書館
   電話 0836-83-2870
   fax to 0836-83-3564
   mail to cyuo-library●city.sanyo-onoda.lg.jp
       ※ ●は@に置き換えてください対象 高校生以上


かわいい豆塚エリかわいい
1993年愛媛県生まれ。大分県育ち。別府在住。16歳の時に飛び降り自殺を図り、頸髄を損傷、以後車いすに。やむなく高校を中退。2013年こんぺき出版を立ち上げ、自身の詩集などを自費出版。2016年、小説の新人賞・太宰治賞最終候補に選ばれる。同年よりNHKハートネットTVにて当事者コメンテーターを務める。2022年、出版社・三栄より自伝的エッセイ「しにたい気持ちが消えるまで」を出版。「2022年ヨンデル選書大賞」受賞。NHK「おはよう日本」や文春オンラインで紹介されるなど反響を集め、現在3刷。文筆家として執筆するほか、全国で自殺予防の講演会を行う。株式会社アヤナイ専務取締役として訪問介護事業所tetoteを運営。NPO法人こんぺいとう企画理事長。障がい者向けのオンラインライタースクール開校のためクラウドファンティングを実施。380万円を集め、現在プロジェクト立ち上げに奮闘中。
写真+言葉 アラベスク @ ギャラリーナカノ [2025年03月18日(Tue)]
3月20日(木・祝)〜23日(日)、ギャラリー・ナカノで「写真+言葉 アラベスク」が開催されますぴかぴか(新しい)
3月23日(日)、ギャラリートークがありますぴかぴか(新しい)

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川部那萌による写真と、原明子による言葉。
この二つを織りあわせて作る、どこよりも静かな展覧会。

山口県美術展覧会 第76回「而今」、第77回「青を結う」で2年連続入選した川部那萌さんの写真と中原中也記念館学芸担当 原明子さんの言葉によるコラボ作品展「写真+言葉 アラベスク」です


るんるん日時るんるん 2025年3月20日(木・祝)〜23日(日)11:00-17:00
るんるん場所るんるん ギャラリー・ナカノ
  山口市中央1-5-14
  083-924-6648


かわいいギャラリー・トーク
 るんるん日時 2025年3月23日(日)14:00〜15:00
第91回 持ち寄り本カフェ @ 山陽小野田市立中央図書館 [2025年03月17日(Mon)]
3月23日(日)、山陽小野田市立中央図書館で、第91回 持ち寄り本カフェが開催されますぴかぴか(新しい)

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本ってすごい!おもしろい!
本好き人間がすすめる"とびっきり"のほん・ホン・本!
「見るだけ」「聞くだけ」でもOK!
図書館員のおすすめ本もあるよ!
飲み物とおいしいお菓子お出しします!


るんるん日 時るんるん 2025年3月23日(日)10:00〜11:30
るんるん会 場るんるん 山陽小野田市立中央図書館 2F 第1会議室
るんるん対 象るんるん 高校生以上
るんるん定 員るんるん 20名 (要申込)
るんるん参加費るんるん ¥100 (お茶代として) ※当日徴収
るんるん持参物るんるん 紹介したい本
るんるん問合・申込るんるん 山陽小野田市立中央図書館
   電話 0836-83-2870
   fax to 0836-83-3564
   mail to cyuo-library●city.sanyo-onoda.lg.jp
       ※ ●は@に置き換えてください。
るんるん主 催るんるん 図書館創発会議
あおきひろえ『ハルコネコ』 @ ココロとカラダひびかせよう! vol.3 美しい声で話そう [2025年03月16日(Sun)]
3月23日(日)、大阪府立ドーンセンターで開催される「ココロとカラダひびかせよう! vol.3 美しい声で話そう」で、あおきひろえさんの絵本『ハルコネコ』が、リーコーダーとチェンバロで楽曲がついて朗読されますぴかぴか(新しい)

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長らくご案内してまいりました企画『ココロとカラダひびかせよう!』
「vol.1 タンバリン博士と世界旅行」
「vol.2 オリジナル弦楽器を作ろう」
と行ってきたシリーズの最終回、朗読をテーマにした「vol.3 美しい声で話そう」
いよいよ今月23日です!

・宮沢賢治『注文の多い料理店』
・あおきひろえ『ハルコネコ』
の2作品にリコーダーとチェンバロのオリジナルの音楽を付けた朗読。

発声や朗読のワークショップ。

どうぞよろしくお願いいたします!


るんるん日時るんるん 2025年3月23日(日)14:00〜 (13:30 開場)
るんるん場所るんるん 大阪府立ドーンセンター(大阪府立男女共同参画・青少年センター) パーフォーマンススペース
   大阪市中央区大手前1丁目3-49

るんるん内容るんるん
・朗読ワークショップ
・リコーダーとチェンバロの生演奏と朗読のコラボレーション

るんるんプログラムるんるん
宮沢賢治『注文の多い料理店』
あおきひろえ『ハルコネコ

るんるん朗読るんるん
  千代真由美(朗読家)
るんるん演奏るんるん グラ☆コロール
  材前奈緒子(リコーダー)
  岡本裕美(チェンバロ)

るんるん入場料るんるん 一般3000円 子ども1500円 当日500円アップ
  親子4000円(前売のみ)
るんるんチケット販売るんるん チケットぴあ(Pコード:282854)、googleフォームなど
るんるん問合るんるん gracolore@gmail.com
るんるん主催るんるん 音絵巻プロジェクト
  

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かわいい千代真由美(せんだいまゆみ)かわいい
朗読家。声の表現 ハミングプロ代表。『きいてもらえる声になる!レジスタードマーク』 発声&朗読レッスン主宰。朗読家のための準備体操「よみ体操」考案。絵本作家。


『ハルコネコ』
(あおきひろえ/作・絵 教育画劇 2009.1)
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原井輝明個展〈プランB〉 @ 三本松画廊 [2025年03月15日(Sat)]
3月16日(日)まで、山口市小鯖の三本松画廊原井輝明個展〈プランB〉が開催されていますぴかぴか(新しい)

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1階会場には、大理石の「おこめ」、思いがけない困難に見舞われた現実を夢と希望に溢れた出発点とを重ね合わせて描いた油絵の大作「2人と1匹」、2階会場には 、老いを問うたドローイング「庭の千草」、キャンバスに着色料で色付けしたマーガリンに塗りつけて描いた「マーガリン」、ジョルジュ・ド・ラ・トゥール「生誕」をモチーフにした「光のかけら」、宇部長生炭鉱の悲劇に寄り添った石炭のインスタレーション「水鳥」など28点が並んでいます。


るんるん日時るんるん 2025年3月8日(土)〜16日(日)13:00〜17:00 ※3月11日(火)休み
 ※アーティスト在廊は 8日(土)・9日(日)・14日(金)
るんるん場所るんるん 三本松画廊
   山口市下小鯖3350


ちょうど、私が訪ねた13日(金)は、原井さんが在廊されていて、いろいろなお話をお伺いすることができました揺れるハート

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かわいい原井輝明かわいい
1965年宇部市生まれ。1994年東京藝術大学大学院博士課程後期単位取得後退学。2001年Nordic Institute For Contemporary Art(ヘルシンキ)、2002年秋吉台国際芸術村にてアーティストインレジデンス。2005年よりFCAを結成し、空き店舗や無人駅でのアートプロジェクトに取り組む。2003年エネルギア美術賞。2015年山口県芸術文化振興奨励賞。
「一つのメルヘン」をイメージした「鉱物テラリウム」を作りました @ 山口県立山口博物館 [2025年03月14日(Fri)]
3月8日(土)、山口県立山口博物館教育普及講座 地学教室「鉱物テラリウムをつくろう」に参加しましたぴかぴか(新しい)

前半は担当の赤崎英里さんによる鉱物の結晶構造・劈開・比重・硬度や化学組成などのお話でした。

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それが、分かりやすくて面白い! 資料も、高校生の頃、こんなふうに自分でノートを取れていたら、地学は絶対5だっただろうなあ、と思うほど要点が実に的確にまとめられていましたおやゆびサイン

方解石と石英がクエン酸に溶けるかどうか化学的性質を調べる実験もしました。

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後半は鉱物テラリウム作り・・・
テラリウムとは「テラ(terra)=大地」と「リウム(arium)=場所」を合わせた言葉です。

各自持ち寄った瓶の中に、水晶、正長石、方解石、蛍石の4種類の鉱石から1つメインを選び、白雲母や砂、人工のコケ、木片チップ、紙などで飾り付けをしました。

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ツレは、山口の風景がテーマだとか言って、水晶をチョイスし、賑やかに飾っていました。
それが受けたのか、翌9日の読売新聞の山口県版にデカデカと載っていました!

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私は、中原中也の詩「一つのメルヘン」をイメージして、蛍石と白雲母と白砂だけでシンプルに仕上げました。詩に「硅石」って出てくるから、水晶をメインにした方がよかったかなあ・・・。

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家に帰って、ジグドールの中ちゃんと一緒にカメラ

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  一つのメルヘン

秋の夜は、はるかの彼方(かなた)に、
小石ばかりの、河原があつて、
それに陽は、さらさらと
さらさらと射してゐるのでありました。

陽といつても、まるで硅石(けいせき)か何かのやうで、
非常な個体の粉末のやうで、
さればこそ、さらさらと
かすかな音を立ててもゐるのでした。

さて小石の上に、今しも一つの蝶がとまり、
淡い、それでゐてくつきりとした
影を落としてゐるのでした。

やがてその蝶がみえなくなると、いつのまにか、
今迄流れてもゐなかつた川床に、水は
さらさらと、さらさらと流れてゐるのでありました…
「或る男の肖像」 @ 中原中也を読む会「原田和明のオートマタと中原中也」展見学(2) [2025年03月13日(Thu)]
前回の続き

一通り「原田和明のオートマタと中原中也」展を見学した後、別館2Fに移動し、皆で、「或る男の肖像」を読みましたぴかぴか(新しい)

中也の第二詩集『在りし日の歌』に収録されているのにもかかわらず、私自身あまり注目していなかった詩です。
何回も何回も、かみしめるように読んでみても、よく分からなかった詩です。

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  或る男の肖像

   1

洋行帰りのその洒落者(しやれもの)は、
(とし)をとつても髪に緑の油をつけてた。

夜毎喫茶店にあらはれて、
其処(そこ)の主人と話してゐる様(さま)はあはれげであつた。

死んだと聞いてはいつそうあはれであつた。

   2

      ――幻滅は鋼(はがね)のいろ。

髪毛の艶(つや)と、ラムプの金との夕まぐれ
庭に向つて、開け放たれた戸口から、
彼は戸外に出て行つた。

剃りたての、頚条(うなじ)も手頸(てくび)
どこもかしこもそはそはと、
寒かつた。

開け放たれた戸口から
悔恨は、風と一緒に容赦なく
吹込んでゐた。

読書も、しむみりした恋も、
あたたかいお茶も黄昏(たそがれ)の空とともに
風とともにもう其処にはなかつた。

   3

彼女は
壁の中へ這入(はひ)つてしまつた。
それで彼は独り、
部屋で卓子(テーブル)を拭いてゐた。


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原田さんは、この詩の第三節

彼女は
壁の中へ這入つてしまつた。
それで彼は独り、
部屋で卓子を拭いてゐた。


の部分をオートマタにされていて、物憂げな男がテーブルをいつまでもいつまでも拭き続けています。
彼女が帰って来てもいいように彼女の座る椅子も用意されています。

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「或る男の肖像」は、もともとは、1937(昭和12)年の『四季』三月号に発表された「或る夜の幻想」の第四節から六節として掲載されていたものです。

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  或る夜の幻想

    1 彼女の部屋

彼女には
美しい洋服箪笥があつた
その箪笥は
かはたれどきの色をしてゐた

彼女には
書物や
(そ)の他色々のものもあつた
が、どれもその箪笥に比べては美しくもなかつたので
彼女の部屋には箪笥だけがあつた

  それで洋服箪笥の中は
  本でいつぱいだつた

     2 村の時計

村の大きな時計は、
ひねもす働いてゐた

その字板のペンキは、
もう艶が消えてゐた

近寄つて見ると、
小さなひびが沢山にあるのだつた

それで夕陽が当つてさへか、
おとなしい色をしてゐた

時を打つ前には、
ぜいぜいと鳴つた

字板が鳴るのか中の機械が鳴るのか、
僕にも、誰にも分からなかつた

    3 彼 女

野原の一隅には杉林があつた。
なかの一本がわけても聳(そび)えてゐた。

或る日彼女はそれにのぼつた。
下りて来るのは大変なことだつた。

それでも彼女は、媚態(びたい)を棄てなかつた。
一つ一つの挙動は、まことみごとなうねりで
  夢の中で、彼女の臍(おへそ)は、
  背中にあつた。

    4 或る男の肖像

洋行帰りのその洒落者は、
齢をとつても髪にはポマードをつけてゐた。

夜毎喫茶店にあらはれて、
其処の主人と話してゐる様はあはれげであつた。

死んだと聞いては、
いつさうあはれであつた。

  5 無題
       ――幻滅は鋼のいろ。

髪毛の艶と、ラムプの金との夕まぐれ、
庭に向って、開け放たれた戸口から、
彼は戸外に出て行つた。

剃りたての、頸条も手頸も、
どこもかしこもそはそはと、
寒かつた。

開け放たれた戸口から
悔恨は、風と一緒に容赦なく
吹込んでゐた。

読書も、しむみりした恋も、
暖かい、お茶も黄昏の空とともに
風とともにもう其処にはなかつた。

    6 壁

彼女は
壁の中に這入つてしまつた
それで彼は独り、
部屋で卓子を拭いてゐた。
       (一九三三・一〇・一〇)


末尾にあるように、1933年10月10日に書かれました。ただ、初めに書かれた年であって、発表された1937(昭和12)年までの3年半の間、校正された可能性はあるということです。
1937(昭和12)年(というのは中也が亡くなった年です)は、長男文也が1936(昭和11)年11月になくなったこともあり詩が書けなくなった時期なんだそうです。

そして、「或る夜の幻想」全六節のうち第二詩集『在りし日の歌』には、第二節の「村の時計屋」と、第四、五、六節が「或る男の肖像」として収録されました。つまり、元の詩の男の物語だけが『在りし日の歌』に収録され、女の物語が省略されたということになります。

詩の中の「彼女」は長谷川泰子に違いありません。
「或る夜の幻想」を読めば、「或る男の肖像」でいきなり出てきた「彼女」との関係もよく分かり、

彼女は
壁の中に這入つてしまつた


というくだりも、よく理解できます。

それで彼は独り、
部屋で卓子を拭いてゐた。


テーブルを拭いて、去って行った「彼女」が帰って来るのをいつまでも待つ「彼」の心情もよく理解できます。
「彼」=中也の「孤独」を感じ、私的には、このオートマタが一番気に入っています。
「彼女」の物語を省いたことで、「彼」の孤独が際立つような気がします。


=皆の疑問=
1.「或る夜の幻想」の「ポマード」を「或る男の肖像」では「緑の油」としているが何故なんでしょう?
2.「剃りたての、頸条も手頸も、」とありますが、手頸を剃るって、普通のことだったのでしょうか?
「山羊の歌」「生い立ちの歌」 @ 中原中也を読む会「原田和明のオートマタと中原中也」展見学(1) [2025年03月12日(Wed)]
2月28日(金)、中原中也を読む会「企画展U(後期)「原田和明のオートマタと中原中也」見学」に参加しましたぴかぴか(新しい)

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会場には中也の詩を題材とした新作10点を中心に12点のオートマタが並でいます。

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展覧会を担当された池田誠さんの解説を聴きながら鑑賞していきました。

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オートマタ作家 原田和明さんに展覧会のお話を持っていったのが、2023年。
記念館としては、中也の詩をテーマにした新作1点を作っていただき、それ以外は、原田さんの今までの展示することを考えていたそうですが、原田さんは、会場全体を中也の詩をテーマにした作品を並べたい、と考えられたそうです。

中也のどの詩を選ぶか、どの部分をどんな仕掛けのオートマタにするか、とても大変な作業だっただろうこと、ご推察できます。

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最初にできたのが、「山羊の歌」

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中也が鉄琴で「やぎさんゆうびん」を演奏します。
中也には「山羊の歌」という詩はありませんが、第一詩集が『山羊の歌』(文圃堂 1934)という名前です。
一方「やぎさんゆうびん」は周南市(徳山)出身のまど・みちおの作詞(作曲は團伊玖磨)です。
実は、まど・みちおは1909(明治42)年、中也は1907(明治40)年の生まれで、それほど年は違いがないのです。
同じ世代の山口県人コラボを思いついた原田さんに拍手。
なお、鉄琴はドイツから取り寄せたそうで本格的なものです。

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それから、山口県立山口博物館の特別展「大解剖!からくりワールド」(2024年7月26日(金)〜8月25日(日))があったため製作は中断し、

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2025年1月までの4ヶ月間で、2ヶ月で2作品作るという驚異的なペースで、現在中原中也記念館の2F展示会場に並べられている10作品はできましたわーい(嬉しい顔)

最後にできたのが「生い立ちの歌」

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  生い立ちの歌
 
  T

    幼年時
私の上に降る雪は
真綿(まわた)のやうでありました

    少年時
私の上に降る雪は
(みぞれ)のやうでありました

    十七―十九
私の上に降る雪は
(あられ)のやうに散りました

    二十―二十二
私の上に降る雪は
(ひよう)であるかと思はれた

    二十三
私の上に降る雪は
ひどい吹雪とみえました

    二十四
私の上に降る雪は
いとしめやかになりました……

  U

私の上に降る雪は
花びらのやうに降つてきます
(たきぎ)の燃える音もして
凍るみ空の黝(くろ)む頃

私の上に降る雪は
いとなよびかになつかしく
手を差伸べて降りました

私の上に降る雪は
熱い額に落ちもくる
涙のやうでありました

私の上に降る雪に
いとねんごろに感謝して、神様に
長生したいと祈りました

私の上に降る雪は
いと貞潔でありました


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今冬は何度かカイズカイブキに雪が積もり、オートマタと同じ世界がそのまま広がっているようでした。

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▲2025年2月8日撮影


【次回に続く】
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