5月26日(日)、山口県立美術館で開催中の
「野口哲哉展―this is not a samurai」に行きました


野口哲哉さんは、「鎧と人間」をモチーフに、 樹脂やアクリル絵具を使って彫刻や絵画作品などを制作する美術作家です。
鎧を纏う人々(動物も)の彫刻、絵画、インスタレーションなど約180点が、
第1章
「IN THE ARMOUR〜鎧の中へ〜」第2章
「REAL IN UNREAL〜仮想現実の中で〜」第3章
「ARMOURD DREAM〜鎧を着て見る夢〜」第4章
「TRIP TO THE WORLD〜別世界旅行〜」第5章
「THIS IS NOT A SAMURAI〜鎧を纏うひとびと〜」に分け、展示されていました。
▲山口県立美術館ニュース『天花』第135号(令和3年3月発行)「SMALL SWEET PASSION〜南北朝の花〜」はタイトルとともに大内LOVE

の私の心に深く刻まれました

▲『サンデー山口』2021年5月19日号最後に展示してあった
「Clumsy heart」は写真撮影OKになっていました。

鎧と人間をテーマに、現代性や人間性を問いかける美術作家、野口哲哉(1980年、高松市生まれ)。多様な文化や感情が混ざり合うユニークな世界観は国内外の幅広い層に支持されています。鎧を着た人物が所在なくたたずんでいるかと思えば、風船を見つめたり、空中に浮かんだり、時にはブランドロゴの付いた鎧を自然に着こなしたり。一見ユーモラスに見える作品は、どこか物悲しい雰囲気を帯びており、そこには目まぐるしく移り変わる文明の中で、喜びや苦悩といった矛盾を抱えながら生きる人間の姿が鋭い視点で映し出されています。本展では、鎧をまとう人々の彫刻や絵画など、初期から新作まで代表作約180点で、野口哲哉の幅広い思考と精緻な作品に込められた優しさと悲しさ、人間への好奇心にあふれた世界を紹介します。
会期

2021年4月15日(木)〜6月13日(日)9:00〜17:00(入館は16:00まで)
休館:日月曜日(ただし、5月3日、6月7日は開館)

会場

山口県立美術館
山口市亀山町3-1

083-925-7788

観覧料

一般:1,200円(1,000円)、シニア(70歳以上)・学生:1,000円(800円)
18歳以下無料
※( )内は前売及びオンラインチケットの料金。
前売券は、ローソンチケット(Lコード:62214)、セブンチケット及び
県内各プレイガイドで。
※障害者手帳等を持参の方とその介護の方1名は無料

主催

山口県立美術館、朝日新聞社、yab山口朝日放送

協賛

野崎印刷紙業

後援

山口県教育委員会、山口市、山口市教育委員会、一般社団法人山口県観光連盟、山口商工会議所、一般財団法人山口観光コンベンション協会、湯田温泉旅館協同組合

特別協力

エフエム山口
野口哲哉(Tetsuya Noguchi)

1980年 香川県高松市生まれ。
2003年 広島市立大学芸術学部油絵科を卒業、2005年に同大学大学院を修了。
2007年 シャネルネクサスホール「現代アーティストによるLE MONDE DE COCO―ココの世界」でのシャネルとコラボレーション。
2008年 TCAF2008「野口哲哉展」。以降TCAFに毎年出品。海外では、2008年より韓国のソウル、台湾の台北、インドネシアのジャカルタなどアジア諸国での発表も続く。
2009年(〜2010年) 森美術館(六本木)「医学と芸術:生命(いのち)と愛の未来を探る〜ダ・ヴィンチ、応挙、デミアン・ハースト」に出品。
同年、Soka Art Center(台湾の「索卡芸術」)「Parabiosis」に出品。
2010年 スパイラルガーデン(南青山)「BASARA」展に出品。
2011年 ギャラリー玉英(南青山)での個展「野口哲哉展」。以後、定期的に同画廊で開催。
2014年 練馬区立美術館(東京)/アサヒビール大山崎山荘美術館(京都)の2カ所巡回展「野口哲哉展―野口哲哉の武者分類図鑑―」が開催され、大きな反響を得る。
同年、Audi Forum Tokyo「Happy children’s day」でAudi Japanとコラボレーション。
同年、『野口哲哉ノ作品集 侍達ノ居ル処。』(青幻舎)出版。
2015年 羽田空港国際線ターミナル「The HIST0RICAL ODYSSEY」。
同年、アートフェア東京2015「SLEEP AWAY」。
同年、ギャラリー玉英「野口哲哉ノ作品展 別世界旅行」。
同年、泉屋博古館分館での茶道具の展覧会「茶の湯 釜の美」では、展示会場への平面作品提供など、様々なコラボに活発に参加。
2016年 平成27年度香川県文化芸術新人賞。
同年、アートフェア東京2016「Human silhouette」。
同年、ギャラリー玉英「Antique Human」。
同年、群馬県立館林美術館/静岡県立美術館/三重県立美術館の巡回展「再発見!ニッポンの立体」に参加。
2017年 ギャラリー玉英「ドローイング展 〜鎧と鉛筆〜」。
同年、ギャラリー玉英「作品展 armored neighbor 〜鎧を着た隣人〜」。
同年、香川県立ミュージアム「CROSS POINT 交差する視線ー20の表現」に出品。
同年より隔月刊誌『猫びより』(辰巳出版)の見開きコラム「昔の猫、昔の人」連載中。
同年、長野新聞の広告「長野大学」。
2018年 横須賀美術館「集え!英雄豪傑たち 浮世絵、近代日本画にみるヒーローたち」に出品。
同年7月13日〜9月2日、ポーラミュージアムアネックス(銀座)で「野口哲哉『〜中世より愛をこめて〜 From Medieval with Love』」、併せて『野口哲哉作品集 〜中世より愛をこめて〜』(求龍堂)を刊行。
2019年 秋水美術館(富山)「鎧ノ中デ−富山編−」。
同年、Arsham Fieg Gallery(ニューヨーク)「This is not a Samurai」。
2020年 サントリー美術館「ART in LIFE, LIFE and BEAUTY」に出品。
2021年 高松市美術館/山口県立美術館/群馬県立館林美術館/刈谷市美術館の巡回展「This is not a Samurai」。
こうして、プロフィールをまとめてみて、5月16日(日)の
講演会「野口哲哉、自作を語る」Vol.2が、新型コロナウイルスの感染拡大の余波で開催が中止されたこと、返す返すも残念です

直接、お話をお伺いしたかったです