松田淳さん「ももくり」
[2018年11月30日(Fri)]
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絵本作家 本田哲也さんによるトーク & 原画展 @ 放課後本の楽校2018 を行いました
こどもと本ジョイントネット21・山口では、武田美穂さんを山口市立大殿小学校にお連れしたのを皮切りに小学校などへ絵本作家さんなどをお連れして、放課後の学校をお借りして、こどもたちや地域の方に、お話をしていただく「放課後本の楽校」(名称は年度によって「子どもの本の作家によるスペシャルトーク」など)を開いています。
今まで、宮西達也、長谷川義史、あきやまただし、飯野和好、スズキコージ、川端誠、長野ヒデ子、鈴木まもるさんなどの絵本作家や、角野栄子、杉山亮さんなどの児童文学作家など第一線でご活躍の方々をお連れしました。 今年は、北海道在住の絵本作家・画家 本田哲也さんに岩国市立宇佐川小学校と山口市立佐山小学校に行っていただきました。 山口市立佐山小学校での様子をご紹介します ポスターが貼ってありました。 多目的室の全面に本田さんの絵本の原画や作品を並べました。 校長先生を含め4人で車から2階の奥まで運んで会場を設営する作業は重労働でした。 左から、鉛筆画、鉛筆画、油彩画、鉛筆画で、画材も多彩です。 本田さんはイイズナ(キタイイズナ)の写真家(?)でもあります。 イイズナはオコジョと似ていますが、身体の大きさと尾の先(オコジョは黒い)で見分けられます。 斜里町立知床博物館から出版された『北海道の哺乳類』というフィールド図鑑に本田さんの撮られたイイズナの写真が採用されています。 いいずな書店のカタログ誌の表紙にも2年続けて使われています。 今年の展示は、9月に発行された「なきうさぎのピッチ」シリーズの第2弾『なきうさぎのピッチ すごいんだ』(本田ちえこ/文 芸文社 2018.9)の全画面と 『なきうさぎのピッチ だいじょぶ』(本田ちえこ/文 芸文社 2016.9)の原画が中心です。 原画展 休み時間には子ども達が原画展を見学に来ました 色鉛筆だけで描かれたことを知って子ども達はびっくり 「すごい!」と歓声が上がっていました 原画が並べられたそばに、絵を描くコーナーを設けました。 そこで、本田さんが絵を描くところを観てもらいます。 実際に絵を描かれるところを見て、感激して泣いている子もいました。 トーク 放課後はおはなし会です 1〜3年生と地域の方が参加しました。 まず、こどもと本ジョイントネット21・山口の事務局長の蕨より挨拶をしました。 本田さんご自身が撮影された写真を見せながら、北海道の自然や動物のお話や絵本の制作秘話を話してくださいました サンピラーのお話。 これは絵本『サンピラーお母さんとの約束』(堂園晴彦/著 石風社 2011.7)になっています。 本田さんの飼っていたウサギの話。 『ピウカ湿原のゆきうさぎ』(河出書房新社 2002.04)でユキウサギの物語を描かれました。 キタキツネのお話。 いよいよ、本題のナキウサギのお話。 実物大のナキウサギのぬいぐるみ。 掌に載るくらいの大きさです。 エゾシマリス。 ナキウサギの天敵、 チュウヒ、 キタイイズナ、 ヘビのお話。 子ども達のリクエストに応えて、『どさんこうまのはる』(福武書店 1991.2)を読んでくださいました。 『どさんこうまのふゆ』(福武書店→芸文社)も読んでくださいました。 最後に質疑応答があり、楽しい時間はあっという間に過ぎました。 佐山小学校の皆様、本当にありがとうございました。
楽しいブックマーク教室 @ 山口市立小郡図書館
山口市立小郡図書館で12月1日(土)に楽しいブックマーク教室が開かれます
スタンプを使って、自分だけのブックマーク(しおり)を作りませんか! 44種類のかわいいスタンプを準備しています。 スタンプを使うので、簡単に作成できます。 小さなお子さんから大人の方まで、どなたでも参加できます。 日 時 2018年12月1日(土)13:30〜15:30 場 所 山口市立小郡図書館 2階 団体室 参加費 無料 申 込 不要 ※時間中随時受け付けています。 ※一度に参加できる人数が8人までとなっています。 満席の場合はお待ちいただくこともあります。ご了承ください。 問 合 山口市立小郡図書館 083-973-0098 併せて、巡回展「素敵なブックマーク展」が12月1日(土)〜12月8日(土)開かれます 山口県のクリエーターが作ったブックマーク(しおり)が大集合! 期 間 2018年12月1日(土)〜12月8日(土) ※休館日12月4日(火)を除く 時 間 10:00〜17:00 (初日は11:00〜、最終日は16:00まで) 場 所 山口市立小郡図書館 2階 多目的室 入場料 無料 問 合 山口市立小郡図書館 083-973-0098
絵本作家あおきひろえさんとみのむしくんをつくろう @ 長門市立図書館
こどもと本ジョイントネット山口・21は、今年も、絵本作家 あおきひろえさんを講師としてお迎えして、ワークショップ親子で絵本とあ・そ・ぼ!を長門市立図書館を会場に開催します
今年は、あおきひろえさんと一緒にみのむしくんを作りましょう 作品制作終了後会場を移動し、長谷川義史さんのワークショップと合同で発表会・絵本の読み聞かせ等をします。 日 時 2018年12月15日(土)14:00〜16:00 場 所 長門市立図書館 長門市仙崎441-1 0837-26-5123 対 象 3歳ぐらい〜おとな 定 員 20人(要申込、先着順、定員になり次第締切) 一人で参加可、おとなのみの参加可 資料費(材料費込) 500円 付添・見学のみの方も資料費として500円 (要申込・先着20人) 持参物 はさみ、のり、ボンド 問合・申込 こどもと本ジョイントネット21・山口 長門ベースキャンプ 0837-26-5123(長門市立図書館 西間) 日置ベースキャンプ 070-4284-4856(廣岡) 主 催 こどもと本ジョイントネット21・山口 後 援 長門市教育委員会、山口県子ども文庫連絡会、手づくり絵本の会 助 成 子どもゆめ基金 こんな可愛いみのむしくんを作ります あおきひろえさん 愛知県豊橋市、未だ信号もない海の近くの田舎町に生まれ育つ。子どもの頃から絵をかくのが好き。クラスでいつも2番目に絵が上手かった。 京都精華大学美術学部卒業。 大阪のイラストレーター集団(株)スプーン勤務の後、フリーランスに。 現在は絵本作家として活躍。絵本の仕事に『パパとぼく』『夏平くん』(絵本館)、『ハルコネコ』(教育画劇)『ぼんちゃんのぼんやすみ』(講談社)、『なんでやねん』『かみなりどんがやってきた』(世界文化社)、落語絵本『からあげ』(アリス館)など多数。 絵本のギャラリー「空色画房」、レンタルスペース「ツギハギ荘」のプロデュースも手がける。 素人落語家「大川亭ひろ絵」として出前講座にも奔走中。 夫は絵本作家の長谷川義史。
長谷川義史さんと大きな絵をかこう ― 絵本の読み聞かせもあるよ! @ 長門市立図書館
こどもと本ジョイントネット山口・21は、今年も、絵本作家 長谷川義史さんを講師としてお迎えして、ワークショップ親子で絵本とあ・そ・ぼ!を長門市立図書館を会場に開催します
今年は、「長谷川義史さんと大きな絵をかこう」です。 全国の子どもたちに絶大な人気を誇る絵本作家、長谷川義史さんと一緒に大きな絵を思いっきりかきましょう! 別会場の絵本作家あおきひろえさんのワークショップと合同で発表会や絵本の読み聞かせ等をします。 日 時 2018年12月15日(土)14:00〜16:00 場 所 長門市立図書館 長門市仙崎441-1 0837-26-5123 対 象 3歳ぐらい〜おとな 定 員 15人(要申込、先着順、定員になり次第締切) 一人で参加可、おとなのみの参加可 資料費(材料費込) 500円 付添・見学のみの方も資料費として500円(要申込) 持参物 絵具、クレヨン、筆、大きな筆や刷毛(あれば)、水入れ、筆を拭く雑巾 問合・申込 こどもと本ジョイントネット21・山口 長門ベースキャンプ 0837-26-5123(西間) 日置ベースキャンプ 070-4284-4856(廣岡) 主 催 こどもと本ジョイントネット21・山口 後 援 長門市教育委員会、山口県子ども文庫連絡会、手づくり絵本の会 助 成 子どもゆめ基金 長谷川義史さんプロフィール 1961年、コテコテの大阪府藤井寺市生まれ。 子どもの頃から絵が得意。中学のとき、先生の似顔絵を描いて一躍クラスの人気者に。…その気になる。 その後、看板屋、グラフィックデザイナーを経て、2000年『おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん』(BL出版)で絵本デビュー。 『おたまさんのおかいさん』(解放出版社)で第34回講談社出版文化賞絵本賞受賞。『かあちゃんかいじゅう』(ひかりのくに)で第14回けんぶち絵本の里大賞を受賞。『ぼくがラーメンたべてるとき』(教育画劇)で日本絵本賞と第57回小学館児童出版文化賞を受賞。『いいからいいから3』(絵本館)で第19回けんぶち絵本の里大賞受賞。 おおらかで大阪色豊かな笑いを絵本の世界に持ち込み、大人も子どもも楽しめる絵本を次々と生み出す。 全国各地で開催される絵本ライブや、毎日放送「ちちんぷいぷい」の名物コーナー「とびだせ!えほん」で、お茶の間のファン層を拡大中。 趣味/最近あんまりやってないけど自転車、渓流釣り。嫌いなもの/甘いもの。
長谷川義史クリスマス絵本ライブ @ カリエンテ山口*日本のクリスマスは山口から
こどもと本ジョイントネット山口・21は、今年も、絵本作家 長谷川義史さんのクリスマス絵本ライブを開催します
全国の子どもたちに絶大な人気を誇る絵本作家、長谷川義史さんの自作の絵本の読み聞かせや、その場で絵を描きながら展開するライブ紙芝居などで、クリスマスのひとときを親子でお楽しみください。 日時 2018年12月16日(日)13:30〜(13:00開場) 場所 カリエンテ山口 大ホール 山口市湯田温泉5-1-1 083-922-2792 出演 長谷川義史(絵本作家) チケット 前売券 おとな¥1000 中学生以下¥500 当日券 おとな¥1500 中学生以下¥700 ※1歳以上有料 チケット取扱 C・S赤れんが(083-928-6666 山口市中河原町5-12) ギャラリーナカノ(083-924-6648 山口市中央1-5-14) こどもの広場(083-232-7956 下関市幸町7-13) ※その他県内22か所のジョイネットベースキャンプでも取扱 問合・チケット予約 こどもと本ジョイントネット山口・21 山口ベースキャンプ 090-3636-2617(山口)、090-2008-9467(山本) yamaf123@c-able.ne.jp(山口)(必ず返信します) 前売券の値段でチケットの電話・メール予約可 好評予約受付中 電話・メール予約された場合、予約受付にて代金をお支払いの上、前売券をお受け取りください。 当日、予約受付および当日券販売受付を12:30より開設します。 主催 こどもと本ジョイントネット21・山口 後援 山口市教育委員会、山口県子ども文庫連絡会 助成 子どもゆめ基金助成活動 長谷川義史さんプロフィール 1961年、コテコテの大阪府藤井寺市生まれ。子どもの頃から絵が得意。中学のとき、先生の似顔絵を描いて一躍クラスの人気者に。・・・・その気になる。 その後、看板屋、グラフィックデザイナーを経て、2000年『おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん』(BL出版)で絵本デビュー。 『おたまさんのおかいさん』(解放出版社)で第34回講談社出版文化賞絵本賞受賞。『かあちゃんかいじゅう』(ひかりのくに)で第14回けんぶち絵本の里大賞を受賞。『ぼくがラーメンたべてるとき』(教育画劇)で日本絵本賞と第57回小学館児童出版文化賞を受賞。『いいからいいから3』(絵本館)で第19回けんぶち絵本の里大賞受賞。 おおらかで大阪色豊かな笑いを絵本の世界に持ち込み、大人も子どもも楽しめる絵本を次々と生み出す。 こどもと本ジョイントネット山口・21は、日本のクリスマスは山口から実行委員会に参加しています。
本田哲也さんによるトーク&原画展 @ 山口市立佐山小学校
こどもと本ジョイントネット21・山口では、11月26日、山口市立佐山小学校の放課後の教室をお借りして、厳しい大地の自然や動物達の世界に魅せられ、その感動を絵本等に描き続けられている北海道在住の絵本作家 本田哲也さんの「トーク&原画展」を行います
ガッシュ・色鉛筆・鉛筆・ペンなど様々な画材で描かれた繊細な絵本原画が並ぶ会場で、北海道の野生動物、絶滅危惧種のエトピリカ、ダイヤモンドダストやサンピラー現象、などいろいろなお話をお伺いし、共に絵本の世界を楽しみましょう 日 時 2018年11月26日(月) 11:00〜15:30 原画展 14:30〜15:30 トーク 場 所 山口市立佐山小学校 山口市佐山2731番地 083-989-3020 対 象 お話を聞くことができる人なら誰でも ※会場として小学校をお借りしていますので、ご配慮お願いします 参加費 無料 問 合 こどもと本ジョイントネット21・山口 徳地ベースキャンプ 090-7123-9422(蕨) 山口ベースキャンプ 090-3636-2617(山口) 主 催 こどもと本ジョイントネット21・山口 後 援 山口市立佐山小学校 本田哲也さんの新刊『なきうさぎのピッチ すごいんだ』(本田ちえこ/文 芸文社 2018.9)を中心に、前作『なきうさぎのピッチ だいじょうぶ』他、原画40点ほどが展示されます。 この活動は子どもゆめ基金の助成を受けて行います。 皆様のご来校をお待ちしております。 本田哲也(ほんだ・てつや)さん 1951年、北海道生まれ。画家、絵本作家。北海道教育大卒。幼い頃から自然や動物たちの世界に魅せられて絵を描き続け、オランダ等で絵の勉強を重ねる。その作品からは、大自然の豊かさや偉大さ、環境問題などを学ぶことができる。主な作品に『どさんこうまのふゆ』[91年、処女作]『どさんこうまのはる』(ベネッセ)、『エトピリカの海』『こぐまの森』『海をわたるしかたち』(偕成社)、『ピウカ湿原のゆきうさぎ』(河出書房新社)、『トカプチのめぐみ―森から海へ(とかち環境絵本)』(十勝毎日新聞社・山と渓谷社)、『鹿の谷のウタラとイララ(こみね創作児童文学)』(小峰書店)、『カムイの森』『しあわせ ひとつ』(森の出版社)、『おかあさんになったノラ』(芸文社)、『サンピラー お母さんとの約束』(石風社)等。山口県内の小学校等での絵本の原画を展示しながらの講演は好評。
兄弟山で見つけたものB × 兄弟山ウォーキング*秋C
【兄弟山で見つけたものAの続き】
6月16日、兄弟山で緑色の実のついた木を見つけました。 あれではないか、これではないか、とネットや図鑑でいろいろ調べたのですが、 なかなかそれらしいものが見つかりませんでした。 『レッドデータブックやまぐち(普及版) ― 山口県の絶滅のおそれのある野生生物』(山口県環境生活部自然保護課 2003.3)を見ていたら、葉っぱの感じ、実の付き方が似た植物を見つけました。 それは、ルリミノキ 山口県では 常緑低木で高さ1〜1.5m。花は5〜6月、葉腋に出る花序に数個着きます。液果は球形で径6mm、11〜12月にるり色に熟します。暖帯中下部域で、湿度が高く、比較的自然のよく残った谷間に生育しています。日本では本州(東海地方、紀伊半島、中国地方)、四国、九州、沖縄に分布し、県内では下関市、豊田町、美祢市、川上村、山口市、徳地町、大和町、美川町、大畠町、岩国市などに記録されています。国外では台湾、中国(南部)に分布しています。ルリミノキ属は一般的に熱帯・亜熱帯に多く、本種が一番北に分布する種です。県内の分布域は広いのですが個体数は少数です。 (『レッドデータブックやまぐち(普及版) ― 山口県の絶滅のおそれのある野生生物』P.153「ルリミノキ」) すごい!もしかして、大発見! それでも、もう一度確認が必要、と更にいろいろ検索してみました。 瑠璃色に熟する前は緑色だということが書いてありました! よし、よし… でも、でも、もっと決定的なことが書いてありました ルリミノキの葉の付き方は、「互生」ではなく「対生」とのこと じゃあ、絶対、違う、ルリミノキじゃない じゃあ、なんだ? さらに調べていて、たまたま見つけたのが「イズセンリョウ」。 でも、決定的に違うのは、白い実だということ。 これは、緑だし…。 でも、検索した中に、花から実になった時点では、緑色… そういう写真がいくつかありました 秋になって、実がどんな色になるのか、春にどんな花が咲くのか、観察して、それから判断するしかないようです。 植物観察を初めて、3カ月の私には奥が深すぎます…。 (以上写真は2018年6月16日撮影) ***************************************** と、7月の時点で、ここで記述を休止していましたが、 3カ月後の9月24日に再度行ってみましたが、まだ、緑のままでした。 ***************************************** 【兄弟山ウォーキング*秋Bの続き 】 そして、それから2ヶ月後の11月19日、ななんと そう、乳白色になっているのです イズセンリョウでした
コナアカミゴケとツチグリ @ 兄弟山ウォーキング*秋B造形の神秘
【前回より続く】
コナアカミゴケ? 地衣類です。 神秘的な美しさです ツチグリ ヒトデのような形状に、あんまり感動したので、たくさんアップしました。 全部違う個体の写真です つまり11個見つけました。 天気が良く乾燥した日には外皮を閉じて丸くなって風で移動し、 雨で湿度が高い日には新しい場所で外皮を広げて胞子を散布するそうで、 前日雨だったので、たくさん見つけることができた、とFさんに教えていただきました。 夏から秋、林内の道端や土の崖などで普通に見られる中型のキノコで、ツチガキ(土柿)とも言われる。 とWikipediaにあり、日本全土の雑木林の地上に群生しているキノコだと知り、さらにびっくりしました。 今日は、本格的(?)登山と思っていたので、荷物を軽くするため、弁当を軽めにしていたのですが、糸米川砂防公園の東屋で、Fさんよりデザートをたくさんいただき、身も心も満腹になりました 帰りは、サンフレッシュの足湯で冷えた身体を温めました 【次回に続く】
クサギやサネカズラなど @ 兄弟山ウォーキング*秋A秋の実り
【前回より続く】
クサギ クサギの実が落ちていました。 美しい実で、まるで瑠璃色の宝石のようです サネカズラ 昔つるから粘液をとって髪油として用いられたことから、ビナンカズラ(美男葛)とも呼ばれています。 この赤く目立つ集合果は、古くからしばしば「さねかづら」「さなかづら」として歌に詠まれています。 「さねかづら」の「さね」は「さ寝」(「さ」は接頭語。「ね」は下二段動詞「ぬ」の連用形の名詞化。男女が一緒に寝ること。)の掛詞、また、蔦を「繰る」ことから「逢う」「来る」の枕詞となっています。 ご存知のように、百人一首に、サネカズラを詠んだ、藤原定方(ふじわらのさだかた)(三条右大臣)の歌(『後撰集』恋・701)があります。 名にし負(お)はば 逢坂山(あふさかやま)の さねかづら 人に知られで くるよしもがな 三条右大臣(25番) 緑色の実も、 変色中の実もありました。 熟した液果は次第にぽろぽろと落ちて、花床だけが残るそうです。 フユイチゴ 山裾にたくさん見つけました。 動物は食べないのでしょうか? アケビは美味しいらしく、食べカスがたくさん落ちていました。 サルトリイバラ 近くで撮影したかったのですが、そばにハゼノキが生えていたので、近寄れませんでした。 こちらは、 ヌルデでしょうか? マルバノホロシ? 柿 山柿?豆柿? 4pくらいの小さな柿です。 上を見たけど、どの木かよくわかりませんでした。 カラスウリ ユズリハ ドングリ 何の木でしょうか? 駐車場に植樹されていました。 維新百年記念公園には、ドングリの成る木がたくさん植えられていますので、調べましょう。 ヤツデの花 サザンカの花 サザンカが咲き誇っていました。 ダイコンソウ 花期がずれている気がしますが…。 5弁の花ですが、花びら1枚落ちたようです。 【次回へ続く】
秋を満喫しました @ 兄弟山ウォーキング*秋@
11月19日(月)、糸米川砂防公園の駐車場に車を停め、FさんとKさんと兄弟山・鋤尖山の登り口を過ぎたところの峠まで歩きました
駐車場のドウダンツツジ。 昨晩雨が結構降ったので、落ち葉は濡れています。 兄弟山の案内板が見えてきました。 兄弟山の案内板。 いこいの広場。 兄山への登り道の一つ。 鋤尖山への登り道。 鋤尖山の道標。 峠まで来ました ここを下って、左に行くと吉敷、右に行くと天花の一の坂ダムの辺りに行くそうです。 峠まで来て、昔は、建物があったという広場まで登ってみました。 途中は、余り人も通らないようで、荒れた道でした。 広場で、Kさんが持参された美味しいコーヒーをいただきました 今日は、行きも帰りも楽々コースなので、秋の山の景色や植物を存分に楽しみました 今日はたらちねの滝の水がほとんど落ちていませんでした。 【次回に続く】
干し柿を作りました
10月20日、渋柿をいただきました。
干しやすいように柄と枝の一部の付いています。 さっそく剥いて、干し柿を作ることにしました 枝と柄のT字型の部分を紐で結びますが、 このT字型の部分を鐘突きの道具に喩えて「撞木」(しゅもく)と呼ぶそうです。 10月27日、蒂から実が落ちそうな感じになったきたので、 はずしました。 マイルドな上品な甘さが病みつききになります 食べ物の話題の後、紹介するには気が引けるのですが、 中原中也の詩の中で「柿」が出てくるものは、 中也の第2詩集『在りし日の歌』にこんな詩があります。 三歳の記憶 縁側に陽があたつてて、 樹脂(きやに)が五彩に眠る時、 柿の木いつぽんある中庭(には)は、 土は枇杷(びは)いろ 蝿(はへ)が唸(な)く。 稚厠(おかは)の上に 抱へられてた、 すると尻から 蛔虫(むし)が下がつた。 その蛔虫が、稚厠の浅瀬で動くので 動くので、私は吃驚(びつくり)しちまつた。 あゝあ、ほんとに怖かつた なんだか不思議に怖かつた、 それでわたしはひとしきり ひと泣き泣いて やつたんだ。 あゝ、怖かつた怖かつた ――部屋の中は ひつそりしてゐて、 隣家(となり)は空に 舞ひ去つてゐた! 隣家は空に 舞ひ去つてゐた!
第15回山口市立図書館まつりにご参加、ありがとうございました
山口市立中央図書館まつりにご参加ありがとうございました
ブックリサイクル(古本市) 早くからたくさんの人が並んでくださいました。 一人10冊という制限があるので、あれにしか、これにしようか、と吟味されていました。 点字で名刺づくり たくさんの人が点字の名刺づくりにチャレンジしていました。 ぶっくんにのってみよう としょかんマルシェ 物販は初めての試みでした。 お天気もよく、たくさんのお店が並び、大盛況でした。 わたしは、YAEMONさんの 「薩長同盟」雑炊をいただきました 薩摩の黒豚、仁保の山芋・クコの実、松の実などが入っています。 おはなしひろば 黒瀬圭子さんのおはなしひろば ここにいるよ!私のお気に入り 書架に置く著者名表示板を作ります。 ずっとにぎわっていました。 撮って集めてinライブラリ 許可がないと写真が撮れない図書館に1日限定の撮影スポットができました! わたしも、撮影してみました 昨日、アップした写真はそれです。 図書館入口付近 渡り廊下から図書館を臨む 書架 こどもスタンプラリー スタンプラリー台紙 岩政大樹氏講演会 「勝ちたかったから知りたかった」
山口市立中央図書館まつり開催中です
第15回山口市立中央図書館まつり
今日17日は山口市立中央図書館まつりです
日 時 2018年11月17日(土)10:00〜16:00 場 所 山口市立中央図書館・山口情報芸術センター(YCAM) 参加費 無料 主 催 山口市立中央図書館まつり実行委員会 行 事 ブックリサイクル(古本市) 10:00〜14:00 YCAMホワイエ 点字で名刺づくり 10:00〜14:30 YCAMワークスペース前 対面朗読体験 10:00〜14:30 朗読サービス室 ぶっくんにのってみよう 10:00〜15:00 第1駐車場奥(雨天時は、ぶっくん車庫) としょかんマルシェ 10:00〜販売終了 中央公園 やまぐち歴史講座2018 図書館薩長同盟講演会 「薩摩スチューデントと長州ファイブ」 10:30(開場10:00)〜12:30 YCAMスタジオA 「劇場版アルプスの少女ハイジ」上映会 10:30〜12:20 YCAMスタジオC おはなしひろば @きいろいひよこ 10:30〜11:00 おはなしのへや A黒瀬圭子 13:00〜13:30 おはなしのへや B図書館職員 15:00〜15:30 おはなしのへや しおりづくり 11:00〜11:30 おはなしのへや 13:30〜14:00 おはなしのへや ここにいるよ!私のお気に入り【県立大学生企画】 11:00(〜受付15:30)〜16:00) YCAMインフォメーションスペース 撮って集めてinライブラリ【県立大学生企画】 11:00〜16:00 YCAMインフォメーションスペース こどもスタンプラリー 台紙配布 先着100人 12:00〜14:00 YCAMインフォメーションスペース 岩政大樹氏講演会 「勝ちたかったから知りたかった」 14:00(開場13:30)〜15:30 YCAMスタジオA こどもと本ジョイントネット21・山口は、山口市立中央図書館まつり実行委員会の委員です。
ハロウィンに「やまぐち朗読Cafe〜朗読と蓄音器ジャズの夕べ〜」を楽しみました @ ジャズスポット ポルシェ
10月31日、今年のハロウィンの夜はジャズスポット ポルシェで行われた「第8回やまぐち朗読Cafe〜朗読と蓄音器ジャズの夕べ〜」を楽しみました
中原中也記念館の中原豊館長の司会で進行しました。 第1部 オープニング朗読 街の朗読屋さんのメンバーのFさんが 10月29日付朝日新聞に掲載された宝島社企業広告 樹木希林の「あとは、じぶんで考えてよ。」を朗読されました。 第2部 蓄音器ジャズ 今日は、コロンビアレコードのアルバム「The History of Jazz」(12枚24曲)より5曲です。 蓄音器は、レコードをターンテーブルに置いて ハンドルを回して サウンドボックスを動かして ……そんな音を出すまでの儀式がいいです 今日も、1曲、途中で止まってしまいました。 中原館長によると、この蓄音器は、ハンドルをどこまで回せばいいのか、分かりにくいのだそうです。 @「High Society Rag」 King Oliver’s Creole Jazz Band A「Young Woman’s Blues」 Bessie Smith B「What’s your Story, Morning Glory?」 Jimmie Luncefourd楽団 C「One O’clock Jump」 Count Basie楽団 D「Apple Honey」 Woody Hermon 休憩時間に蓄音機の中を見せていただきました。 第3部 自由参加の朗読 今日は、アイリッシュ・ハープ演奏家のChifumi(上利千富美)さんによる朗読への即興ピアノ伴奏が入ります。 @トップバッターのNさんは、兼好と頓阿の「沓冠の歌」の贈答 よもすずし ねざめのかりほ たまくらも まそでもあきに へだてなきかぜ よるもうし ねたくわがせこ はてはこず なほざりにだに しばしとひませ A『せかいいちのいちご』(林木林/作 庄野ナホコ/絵 小さい書房 2018.6) BKさんによる10月29日付読売新聞に掲載された宝島社企業広告 樹木希林の「サヨナラ、地球さん。」 C『あたらしいあたりまえ。』(松浦弥太郎/著 PHP研究所 2010.1)より「ブレーキ」 DNさんによる『カウセリングとともに生きるー存在への勇気』(国分久子/監修 国分康孝/文 図書文化社 2018.6)より EHさんも、『カウセリングとともに生きるー存在への勇気』より「教育実習」 F『イソップ物語』より「馬とロバ」 GAさんによる『最後だとわかっていたなら』(ノーマ・コーネット・マレック/著 佐川睦/翻訳 サンクチュアリ出版 2007.6) HSさんによる『くじけないで』(柴田トヨ/詩 飛鳥新社 2010.3)より「かぜとひさしとわたし」「コオロギ」 IOさんによる中原中也「臨終」「秋の愁嘆」 臨終 秋空は鈍色(にびいろ)にして 黒馬の瞳のひかり 水涸(か)れて落つる百合花 あゝ こころうつろなるかな 神もなくしるべもなくて 窓近く婦(をみな)の逝きぬ 白き空盲(めし)ひてありて 白き風冷たくありぬ 窓際に髪を洗えば その腕の優しくありぬ 朝の日は澪(こぼ)れてありぬ 水の音(おと)したたりてゐぬ 町々はさやぎてありぬ 子等の声もつれてありぬ しかはあれ この魂はいかにとなるか? うすらぎて 空となるか? 秋の愁嘆 あゝ、 秋が来た 眼に琺瑯(はふらう)の涙沁む。 あゝ、 秋が来た 胸に舞踏の終らぬうちに もうまた秋が、おぢやつたおぢやつた。 野辺を 野辺を 畑を 町を 人達を蹂躪(じゆうりん)に秋がおぢやつた。 その着る着物は寒冷紗(かんれいしや) 両手の先には 軽く冷い銀の玉 薄い横皺(よこじわ)平らなお顔で 笑へば籾殻(もみがら)かしやかしやと、 へちまのやうにかすかすの 悪魔の伯父さん、おぢやつたおぢやつた。 (一九二五・一〇・七) JTさんによる夏目漱石『夢十夜』(新潮文庫『文鳥・夢十夜』)より「第六夜」 K最後に、中原中也「盲目の秋」をChifumiさん作曲のピアノ演奏と中原館長の朗読で楽しみました 盲目の秋 風が立ち、浪が騒ぎ、 無限の前に腕を振る。 その間(かん)、小さな紅(くれなゐ)の花が見えはするが、 それもやがては潰れてしまふ。 風が立ち、浪が騒ぎ、 無限のまへに腕を振る。 もう永遠に帰らないことを思つて 酷白(こくはく)な嘆息するのも幾たびであらう…… 私の青春はもはや堅い血管となり、 その中を曼珠沙華(ひがんばな)と夕陽とがゆきすぎる。 それはしづかで、きらびやかで、なみなみと湛(たた)へ、 去りゆく女が最後にくれる笑(ゑま)ひのやうに、 厳(おごそ)かで、ゆたかで、それでゐて佗(わび)しく 異様で、温かで、きらめいて胸に残る…… あゝ、胸に残る…… 風が立ち、浪が騒ぎ、 無限のまへに腕を振る。 次回第9回「やまぐち朗読Cafe」は2018年12月13日(木)20:00〜です。
きょじんとみち @ 岡本よしろう
岡本よしろうさんの絵本『きょじんとみち』(フジテレビKIDS 2013.10)をもうすぐ2歳になる子どもと一緒に読みました
「そこを とおして ほしんだけど……」 「ならん」 初めて読んだ時は、ここで、ちょっとだけ泣きました。 「ならん」という言葉に、叱られた、と思ったみたいです。 でも、慣れてくると、すっかりお気に入りに。 「ならん」 と きょうじんは はないきを あらくしました。 「ならん」 と きょじんは はなくそを まるめてすてました。 繰り返しは、心地よいようです。 最後のねこの登場は、やっぱり一番のお気に入り 物事の解決方法は、意外なところにある……。 なかなか深い絵本です。 岡本よしろうさんの初めての絵本です。 絵も文も岡本さんが手がけていて、岡本ワールドが広がっています。 「子どもたちに夢と勇気と不思議を語る、新しい児童文学を生み出したい」という思いのもと、創設された、Be絵本大賞を受賞しました。 山口市のギャラリー・ナカノで売っています。 ワンコインです。
西鳳翩山初登頂B東鳳翩山のいざない
【前回より続き】
頂上を少し降りると、美祢市方面が見える場所もあります その辺りで昼食を食べました。 FさんとKさんから手づくりの美味しいおにぎりをいただきました。 コーヒーも食後のデザートもあり、私は何も持参してなかったのに、元気モリモリです 時折紅葉していて綺麗です。 こちらは、萩市方面だと思います 東鳳翩山が見えます 東鳳翩山縦走路の標識 東鳳翩山がいざなっています そうして、また、地蔵峠まで戻り、帰路に着きました。 途中、山水の飲める場所に寄りました。 優しい水でした。 ここまで汲みに来る人もいるそうです。 帰りに、3人でマロンソフトクリームを食べ、打ち上げをしました。 その店から、西鳳翩山がとってもきれいに見えます。 ああ、あそこにあがったんだ、と感慨深いです。 次回は、東鳳翩山に登ろうと約束して別れました。 そして、湯田温泉で疲れた身体をほぐしました 【次回に続く】
西鳳翩山初登頂Aツルリンドウの赤い実
西鳳翩山初登頂@もうだめかもしれない
2018年11月5日、西鳳翩山に初挑戦しました
FさんとKさんの2人で行く予定だったところに、入れていただきました。 Fさんは2回目、Kさんはやはり初めてです。 地蔵峠までFさんの車で行きました。 途中からは山道です。 地蔵峠の標識 地蔵峠には、お地蔵様がありました そばにはリンドウが咲いていました。 誰かが植えたのでしょうか。 東・西鳳翩山縦走路の案内板 東鳳翩山への道はこんな感じで、 整備されています。 それに対して、西鳳翩山へのとっかかりです。 道なき道、という感じです。 知らなければ、見過ごすような道です。 その後も、急勾配の道が続き、 日頃運動などしていない私は、太ももの奥の方の筋肉が悲鳴をあげ、 それでも頑張って歩いてみました。 でも、これ以上進むと二人に迷惑をかける、 今なら、登り口はすぐそこだし、 一人で降りて、車で待たせてもらおう…… そこで、思い切って言いました。 「もうだめかもしれない!」 私の様子を見て、 「後、少しで緩やかな道になるから」 とFさんが言ってくださいました。 それで、もう少し頑張ってみることにしました。 すると本当に少しで、こんな、木の葉が敷き詰められた気持ちのいい道になりました。 まあ、そんな道ばかりではなく、石だらけの歩きにくい道もありましたが、さっきの急斜度を制覇(?)した私はもう大丈夫 西鳳翩山頂上への標識 それからは舗装路です。 本当の西鳳翩山頂には鉄塔が建ち並び、通行止めになっていて、登れません。 山口市吉敷からは、鉄塔がよく見えますが、 そばで見ると、こんなのですね。 西鳳翩山の頂上からの山口市の眺望をお楽しみください 天気がよくて最高でした
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