なぎさ水族館 @ 山口県周防大島町
[2023年03月20日(Mon)]
3月18日(土)、やまぐちエコ倶楽部の視察研修で、周防大島町のなぎさ水族館に行きました。

なぎさ水族館は、1990年に当時の東和町の「町おこし」として、郷土の生き物に興味を持って欲しい、と開館した日本で3番目に小さい水族館です。

展示してあるのは、水族館同士の交換で得た生物もありますが、飼育員さん自身が採取したり地元漁師が近海で捕獲し持ち込んだりした地元の海の生き物がほとんどです。
サンゴタツ
ヨウジウオ
タコクラゲ
アマクサクラゲ
ハリセンボン
フクロウニの仲間
そんな小さな水族館ですが、新種の「シトウズクラゲ」を発見したりと、頑張っていらっしゃいます。
-thumbnail2.JPG)
そして、特筆すべきは、ニホンアワサンゴを常設展示していて、世界初の人工繁殖にも成功していることです。
山口県周防大島南沖には世界最大規模の広さを有する群生地があり、瀬戸内海国立公園唯一の海域公園地区(牛ヶ首・地家室・伊崎・沖家室)に指定されています。
今は、ニホンアワサンゴの水槽を改修中で、アメフラシ、白ナマコ、キサンゴと同居中でした。

2匹のアメフラシは藻の食事中でした。
雌雄同体で頭の方に雄の生殖器官を、背中に雌の生殖器官を持っています。

白ナマコは、10万匹に1匹という珍しいナマコなのに、なんと5匹もいました!
メラニン色素を作る遺伝子が変異した「アルビノ」か、色素の減少で皮膚が白くなる「白変種」のいずれかということでした。

こちらはジュウジキサンゴです。

飼育員さんから「ニホンアワサンゴ」について、次のような説明がありました。
@イシサンゴ目ミドリイシ科 アワサンゴ属の温帯性サンゴで、東アジアの固有種
A丸い骨格に複数のポリプから形成されたサンゴ
B今見えている塊は個体ではなく「群体」
このような「塊状群体」となり、きれいな球状に群生することが多い
C軟体部の口と触手先端は白いことがほとんど
放射状に伸びた触手の先端は丸く、大きさはどれもほぼ同じ
名前の「アワ」はそこからきたのではないかという説がある
地名の「阿波」からきたのかも?
D「褐虫藻」という光合成をする単細胞生物(渦鞭毛藻)を細胞内に共生さている
共生褐虫藻からの光合成産物に依存
E昼間は触手を開いて光合成をしているが、夜はポリプを引っ込めているものが多い

ところで、周防大島の海は、車窓から見ても、海の底が見えるほど透明度も高い美しい海ですが、海岸線のあちらこちらにプラスチックごみが打ち上げられているのが、とても気になりました。
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道の駅「サザンセトとうわ」には、海岸漂着物の回収箱がありました。
なぎさ水族館は、1990年に当時の東和町の「町おこし」として、郷土の生き物に興味を持って欲しい、と開館した日本で3番目に小さい水族館です。
展示してあるのは、水族館同士の交換で得た生物もありますが、飼育員さん自身が採取したり地元漁師が近海で捕獲し持ち込んだりした地元の海の生き物がほとんどです。

そんな小さな水族館ですが、新種の「シトウズクラゲ」を発見したりと、頑張っていらっしゃいます。
そして、特筆すべきは、ニホンアワサンゴを常設展示していて、世界初の人工繁殖にも成功していることです。
山口県周防大島南沖には世界最大規模の広さを有する群生地があり、瀬戸内海国立公園唯一の海域公園地区(牛ヶ首・地家室・伊崎・沖家室)に指定されています。
今は、ニホンアワサンゴの水槽を改修中で、アメフラシ、白ナマコ、キサンゴと同居中でした。
2匹のアメフラシは藻の食事中でした。
雌雄同体で頭の方に雄の生殖器官を、背中に雌の生殖器官を持っています。
白ナマコは、10万匹に1匹という珍しいナマコなのに、なんと5匹もいました!
メラニン色素を作る遺伝子が変異した「アルビノ」か、色素の減少で皮膚が白くなる「白変種」のいずれかということでした。
こちらはジュウジキサンゴです。
飼育員さんから「ニホンアワサンゴ」について、次のような説明がありました。
@イシサンゴ目ミドリイシ科 アワサンゴ属の温帯性サンゴで、東アジアの固有種
A丸い骨格に複数のポリプから形成されたサンゴ
B今見えている塊は個体ではなく「群体」
このような「塊状群体」となり、きれいな球状に群生することが多い
C軟体部の口と触手先端は白いことがほとんど
放射状に伸びた触手の先端は丸く、大きさはどれもほぼ同じ
名前の「アワ」はそこからきたのではないかという説がある
地名の「阿波」からきたのかも?
D「褐虫藻」という光合成をする単細胞生物(渦鞭毛藻)を細胞内に共生さている
共生褐虫藻からの光合成産物に依存
E昼間は触手を開いて光合成をしているが、夜はポリプを引っ込めているものが多い
ところで、周防大島の海は、車窓から見ても、海の底が見えるほど透明度も高い美しい海ですが、海岸線のあちらこちらにプラスチックごみが打ち上げられているのが、とても気になりました。
道の駅「サザンセトとうわ」には、海岸漂着物の回収箱がありました。