中原中也生誕祭「空の下の朗読会2022」 & 第27回中原中也賞贈呈式
[2022年05月01日(Sun)]
4月29日は中原中也の115回目の誕生日



中原中也生誕祭「空の下の朗読会2022」、第27回中原中也賞贈呈式・記念講演に参加しました

午前中は雨脚も強く
、「空の下の朗読会」は、屋根の下の朗読会となりました。
二階堂和美ライブ
ピアノは平田恵子さん、ドラムスは山口圭一さん、皆さん、広島在住です。
二階堂和美さんは山口大学のご出身で、山口で6年間暮らし、湯田温泉駅前のラグタイムでバイトをしていたこともあるとか。

ライブは魂を揺さぶられ
素晴らしかったです。
ヒューマンビートボックス?
すごかったです。
第27回中原中也賞贈呈式
選考委員の佐々木幹郎さん(詩人)の選評。

「日本語が自分自身に定着するまでの途中経過が丁寧に素直に書いてある」と話されていました。
選考委員の皆さん。

左から、選考委員の荒川洋治さん(現代詩作家)(といっても、身体の半分も写っていません)、井坂洋子さん(詩人)、蜂飼耳さん(詩人)。
蜂飼耳さんは、2000年に第5回中原中也賞を受賞されています。
高橋源一郎さん(作家)は欠席でした。
客席前から2席目には前年度受賞者の小島日和さんが!
昨年度の贈呈式は、コロナのせいで湯田で行われず一般公開されていないので、壇上での挨拶の機会が設けられてもよかったのに……と残念に思いました。
第27回中原中也賞を受賞した國松絵梨さんは、伊藤和貴山口市長から、大和稔さん制作の山口萩焼の陶板の賞状、

正賞として中也と親交のあった彫刻家高田博厚(1900〜1987)制作の中原中也ブロンズ像と、

副賞として100万円が、

中也の親族の方からの花束が贈呈されました。

市長は、主催者挨拶で「今後もみずみずしい作品を生み出し、この賞をさらなる飛躍への一歩として欲しい」と激励しました。
受賞者挨拶のため、改めて登壇された國松さんは、詩の印象の通りとっても初々しい方でした。

國松さんは7歳から12歳までシカゴ、14歳から18歳まで香港で過ごしています。
現在、慶応大学大学院の修士2年。
学部生だった時、朝吹亮二先生と笠井裕之先生による詩の授業「人文科学特論」で詩を書きはじめたそうで、
「この詩集は日本語の中に居場所を築くまでの記録となりました」と話されていました。
受賞作『たましいの移動』(七月堂 2021.8)には表題作を含む32編の詩が収められていて、応募・推薦計218点の詩集の中から選ばれました。

▲『たましいの移動』(インカレポエトリ叢書XI)(七月堂 2021.8)
『たましいの移動』は「インカレポエトリ叢書」シリーズXIです。
小島日和さんの第26回中原中也賞受賞作『水際』(I)や大島静流さんの第26回中原中也賞最終候補作『飛石の上』(IV)も「インカレポエトリ叢書」の作品です。

▲『水際』(インカレポエトリ叢書I)(七月堂 2020.7)

▲『飛石の上』(インカレポエトリ叢書IV)(大島静流/詩 七月堂 2020.10)
【次回に続く】



中原中也生誕祭「空の下の朗読会2022」、第27回中原中也賞贈呈式・記念講演に参加しました

午前中は雨脚も強く



ピアノは平田恵子さん、ドラムスは山口圭一さん、皆さん、広島在住です。
二階堂和美さんは山口大学のご出身で、山口で6年間暮らし、湯田温泉駅前のラグタイムでバイトをしていたこともあるとか。
ライブは魂を揺さぶられ

ヒューマンビートボックス?



選考委員の佐々木幹郎さん(詩人)の選評。
「日本語が自分自身に定着するまでの途中経過が丁寧に素直に書いてある」と話されていました。
選考委員の皆さん。
左から、選考委員の荒川洋治さん(現代詩作家)(といっても、身体の半分も写っていません)、井坂洋子さん(詩人)、蜂飼耳さん(詩人)。
蜂飼耳さんは、2000年に第5回中原中也賞を受賞されています。
高橋源一郎さん(作家)は欠席でした。
客席前から2席目には前年度受賞者の小島日和さんが!
昨年度の贈呈式は、コロナのせいで湯田で行われず一般公開されていないので、壇上での挨拶の機会が設けられてもよかったのに……と残念に思いました。
第27回中原中也賞を受賞した國松絵梨さんは、伊藤和貴山口市長から、大和稔さん制作の山口萩焼の陶板の賞状、
正賞として中也と親交のあった彫刻家高田博厚(1900〜1987)制作の中原中也ブロンズ像と、
副賞として100万円が、
中也の親族の方からの花束が贈呈されました。
市長は、主催者挨拶で「今後もみずみずしい作品を生み出し、この賞をさらなる飛躍への一歩として欲しい」と激励しました。
受賞者挨拶のため、改めて登壇された國松さんは、詩の印象の通りとっても初々しい方でした。
國松さんは7歳から12歳までシカゴ、14歳から18歳まで香港で過ごしています。
現在、慶応大学大学院の修士2年。
学部生だった時、朝吹亮二先生と笠井裕之先生による詩の授業「人文科学特論」で詩を書きはじめたそうで、
「この詩集は日本語の中に居場所を築くまでの記録となりました」と話されていました。
受賞作『たましいの移動』(七月堂 2021.8)には表題作を含む32編の詩が収められていて、応募・推薦計218点の詩集の中から選ばれました。

▲『たましいの移動』(インカレポエトリ叢書XI)(七月堂 2021.8)
『たましいの移動』は「インカレポエトリ叢書」シリーズXIです。
小島日和さんの第26回中原中也賞受賞作『水際』(I)や大島静流さんの第26回中原中也賞最終候補作『飛石の上』(IV)も「インカレポエトリ叢書」の作品です。

▲『水際』(インカレポエトリ叢書I)(七月堂 2020.7)

▲『飛石の上』(インカレポエトリ叢書IV)(大島静流/詩 七月堂 2020.10)
【次回に続く】