山口市で可燃ごみ指定収集袋へバイオマスプラスチックが導入されました
[2021年09月10日(Fri)]
8月25日の山口市長の定例記者会見で、「可燃ごみ指定収集袋へバイオマスプラスチック導入をする」と発表されました
山口市可燃ごみ指定収集袋へのバイオマスプラスチック導入について
本市では、令和元年5月に国におきまして策定されました「プラスチック資源循環戦略」※の重点戦略に、可燃ごみ指定収集袋へのバイオマスプラスチックの使用が掲げられましたことから、本年度の「山口市一般廃棄物処理実施計画」に、石油由来のプラスチック資源の使用抑制や温室効果ガス排出量を削減する施策を新たに盛り込んでいるところでございます。そして、この度、本市可燃ごみ指定収集袋の原料に、植物由来の廃糖蜜を10%配合したバイオマスプラスチックを導入いたしまして、9月から順次切り替えることといたしましたので、ご報告いたします。
この取り組みによりまして、焼却時に地球温暖化の原因となります二酸化炭素の排出を、今年度製造分で換算しますと約45トン削減することができますことから、地球温暖化対策に貢献するものと考えております。
新しい可燃ごみ指定収集袋は、市内約290店舗の市指定収集袋取扱店の在庫がなくなり次第店頭に並ぶ予定でございます。なお、バイオマスプラスチックの導入による販売価格の変更はございません。また、従前の可燃ごみ指定収集袋も引き続きご使用いただけますので、ご安心いただきたいと思います。
本市では、この可燃ごみ指定収集袋へのバイオマスプラスチックの導入をはじめ、「みんなでつくる循環型のまち山口」の具現化を目指しまして、ごみの排出量の抑制や分別・リサイクルの推進、環境負荷に配慮したごみの適正処理の推進などに取り組んで参りたいと考えております。
※「プラスチック資源循環戦略」
第四次循環型社会形成推進基本計画を踏まえ、資源・廃棄物制約、海洋プラスチックごみ問題、地球温暖化、アジア各国による廃棄物の輸入規制等の幅広い課題に対応するため、3R+Renewable(再生可能資源への代替)を基本原則としたプラスチックの資源循環を総合的に推進するための戦略。令和元年5月31日策定。
その「重点戦略」の「(1)プラスチック資源循環 B再生材・バイオプラスチックの利用促進」に「可燃ごみ用指定収集袋などの燃やさざるを得ないプラスチックについては、原則としてバイオマスプラスチックが使用されるよう、取組を進めます。」とあります。
これまでポリエチレン100%だった原料に、サトウキビ由来の廃糖蜜を10%配合するとのことです
山口県内では長門市に続いて2番目
新しい指定袋には、バイオマス素材が10%配合されていることを示すバイオマスマーク※が印字されています。
※バイオマスマーク
生物由来の資源(バイオマス)を利活用し、品質及び関連法規、基準、規格等に合致している環境商品に付与できるマークです。
環境効果の可視化して、バイオマス度の下限値を10%とし、認定製品に含まれるバイオマス割合(乾燥重量比)を表示しています。
バイオプラスチックについては、まだまだ課題がありますが、まずは、山口市民としては喜ばしいことだと思います。
最近読んだ「プラスチック問題」の絵本を2冊ご紹介します。
『プラスチック・プラネット:今、プラスチックが地球をおおっている : 明日からプラスチックゴミをなくそう』
(ジョージア・アムソン=ブラッドショー/著 大山 泉/訳 評論社 2019)
イギリスの本なので、日本の実情と合っていない点もあったりしますが、全体的にはとても参考になりました。
P34〜35「バイオプラスチックとは?」は、見開きで「バイオプラスチック」について分かりやすく書いてあります️。
『プラスチックモンスターをやっつけよう! きみが地球のためにできること』
(高田秀重/監修 クリハラタカシ/絵 クレヨンハウス編集部/編 クレヨンハウス 2020)
プラスチックの「削減」を目指すべきだという高田秀重さんの理念、汚染の実態を伝える衝撃的な写真、クリハラタカシさんのユーモラスな絵、とても分かりやすく、子どももおとなも行動を起こす一助となるお薦めの絵本です。
P68〜71「新しいプラスチックを発明したら?」にもバイオプラスチックについて書いてあります。
山口市可燃ごみ指定収集袋へのバイオマスプラスチック導入について
本市では、令和元年5月に国におきまして策定されました「プラスチック資源循環戦略」※の重点戦略に、可燃ごみ指定収集袋へのバイオマスプラスチックの使用が掲げられましたことから、本年度の「山口市一般廃棄物処理実施計画」に、石油由来のプラスチック資源の使用抑制や温室効果ガス排出量を削減する施策を新たに盛り込んでいるところでございます。そして、この度、本市可燃ごみ指定収集袋の原料に、植物由来の廃糖蜜を10%配合したバイオマスプラスチックを導入いたしまして、9月から順次切り替えることといたしましたので、ご報告いたします。
この取り組みによりまして、焼却時に地球温暖化の原因となります二酸化炭素の排出を、今年度製造分で換算しますと約45トン削減することができますことから、地球温暖化対策に貢献するものと考えております。
新しい可燃ごみ指定収集袋は、市内約290店舗の市指定収集袋取扱店の在庫がなくなり次第店頭に並ぶ予定でございます。なお、バイオマスプラスチックの導入による販売価格の変更はございません。また、従前の可燃ごみ指定収集袋も引き続きご使用いただけますので、ご安心いただきたいと思います。
本市では、この可燃ごみ指定収集袋へのバイオマスプラスチックの導入をはじめ、「みんなでつくる循環型のまち山口」の具現化を目指しまして、ごみの排出量の抑制や分別・リサイクルの推進、環境負荷に配慮したごみの適正処理の推進などに取り組んで参りたいと考えております。
※「プラスチック資源循環戦略」
第四次循環型社会形成推進基本計画を踏まえ、資源・廃棄物制約、海洋プラスチックごみ問題、地球温暖化、アジア各国による廃棄物の輸入規制等の幅広い課題に対応するため、3R+Renewable(再生可能資源への代替)を基本原則としたプラスチックの資源循環を総合的に推進するための戦略。令和元年5月31日策定。
その「重点戦略」の「(1)プラスチック資源循環 B再生材・バイオプラスチックの利用促進」に「可燃ごみ用指定収集袋などの燃やさざるを得ないプラスチックについては、原則としてバイオマスプラスチックが使用されるよう、取組を進めます。」とあります。
これまでポリエチレン100%だった原料に、サトウキビ由来の廃糖蜜を10%配合するとのことです
山口県内では長門市に続いて2番目
新しい指定袋には、バイオマス素材が10%配合されていることを示すバイオマスマーク※が印字されています。
※バイオマスマーク
生物由来の資源(バイオマス)を利活用し、品質及び関連法規、基準、規格等に合致している環境商品に付与できるマークです。
環境効果の可視化して、バイオマス度の下限値を10%とし、認定製品に含まれるバイオマス割合(乾燥重量比)を表示しています。
バイオプラスチックについては、まだまだ課題がありますが、まずは、山口市民としては喜ばしいことだと思います。
最近読んだ「プラスチック問題」の絵本を2冊ご紹介します。
『プラスチック・プラネット:今、プラスチックが地球をおおっている : 明日からプラスチックゴミをなくそう』
(ジョージア・アムソン=ブラッドショー/著 大山 泉/訳 評論社 2019)
イギリスの本なので、日本の実情と合っていない点もあったりしますが、全体的にはとても参考になりました。
P34〜35「バイオプラスチックとは?」は、見開きで「バイオプラスチック」について分かりやすく書いてあります️。
『プラスチックモンスターをやっつけよう! きみが地球のためにできること』
(高田秀重/監修 クリハラタカシ/絵 クレヨンハウス編集部/編 クレヨンハウス 2020)
プラスチックの「削減」を目指すべきだという高田秀重さんの理念、汚染の実態を伝える衝撃的な写真、クリハラタカシさんのユーモラスな絵、とても分かりやすく、子どももおとなも行動を起こす一助となるお薦めの絵本です。
P68〜71「新しいプラスチックを発明したら?」にもバイオプラスチックについて書いてあります。