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こどもと本ジョイントネット21・山口


〜すべての子どもに本との出会いを〜

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オンラインワークショップ「青山二郎の装幀術にまなんでみる」に参加しました [2021年08月24日(Tue)]
8月22日(日)、中原中也記念館 特別企画展「書物の在る処 ― 中也詩集とブックデザイン」関連イベントのオンラインワークショップ「青山二郎の装幀術にまなんでみる」に参加しましたぴかぴか(新しい)

講師は、詩人でブックデザイナーのカニエ・ナハさんです。
写真は、2020年11月7日(土)の「第25回中原中也賞贈呈式・記念講演」の時のカニエさん。
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事前に、中原中也記念館よりブックカバー台紙とデザイン素材の「青山二郎デザインはんこワークシート」が送られてきました。
「青山二郎デザインはんこワークシート」は版権があって、ネットにあげられませんが、青山の手彫りのはんこを押してマスキングテープ風に集めたもので、創作意欲がそそられるステキなはんこシートです。

わくわくドキドキ光るハート、当日の朝は、5時には目が覚めてしまって、もう、テンション上がりっぱなしです。
お昼ご飯も11時には食べて、スタンバイ。

ブックカバーをかける本を1冊用意するというミッションに従い、できたら、背がたっぷりある丸背の上製本の本がデザインしやすいな、と選んでおいた本があったのですが、急に思い立って、編集者の松田素子さんが編集された『まど・みちお詩集 うちゅうの目』(フォイル 2010.8)にすることにしました光るハート

まどさんの詩と、日本を代表する美術家・奈良美智、写真家・川内倫子長野陽一梶井照陰による写真とが織りなす美しい詩集です。

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出版社が廃業のため廃棄処分になるところを、松田さんが私費で全てを買い取られたのを譲ってもらいました。
奈良さんをはじめ、皆さんビッグになられているので、とても、他の出版社で出すことは難しい、と松田さん。
松田さんの本に対する情熱と、そして、最晩年のまどさんに寄り添って何冊もの詩集を世に送られた松田さんのまどさんへの愛を感じます。

ところで、まどさん(1909年11月16日〜2014年2月28日)と中原中也(1907年4月29日〜1937年10月22日)は実は2歳しか違っていないのです。
この詩集ができたとき、まどさんは101歳。

まどさんの「視点」のすごさexclamation×2まさに、「宇宙の目」。

さて、話がついつい『うちゅうの目』の方へ向いてしまいました。
話をワークショップにもどしましょう。
カバーをかける本を『うちゅうの目』に決めてから、事前にどんな図案にするか、ワークショップが始まるまでの1時間、ダミーを作って準備しました。

いよいよ、13:30。ワークショップが始まりました。
参加者は7人。最年少は、小学2年生。
まず、カニエさんが青山二郎の装幀のポイントについて説明され、青山の装幀した様々な本を画像共有しました。

そして、製作。
私は、事前勉強(何度も展示を観、前回の「青山二郎と中原中也」展の図録も読み込み・・・)をしっかりしたはずなのに、時間内に完成できずに、ちょっと残念でしたふらふら

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そして作品を見せ合いました。ほとんどの方が完成されていて、選ばれた本を読み込まれていて、それに合った素晴らしいブックカバーができ上がっていましたひらめき

ワークショップ終了後、完成した私の作品がこちらです。

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青山の装幀した『中村光夫評論集 二葉亭四迷論 外2篇』(中村光夫 柴書店 1936(昭和11))の表紙の大胆な絵が印象的だったので、「目」を大胆に描いてみました。もともとのカバーの奈良さんのオオオニバス?の写真のイメージを取り入れてみました。
さらに、青山が装幀のデザインに多用した「枠」に注目して、青山に倣ってはんこを使って「枠」を作りました。枠には、奈良さんの写真が使われている表見返しの植物に似た植物っぽいイメージのはんこを使いました。

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(以上、3点の写真は中原中也記念館に立てられた看板より)

カニエさんに「置いてある植物もいいですね。」と言われましたが、青山が晩年集めていた蕎麦猪口を植物カバーにしていることをカニエさんは気づいてくださったでしょうか?

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オンラインワークショップは、製作に集中できるという点では、そんなに悪くはない気がします。
でも、やっぱり、カニエさんにお会いしたかったし、お話を直接お聞きしたかったです。皆さんの作品もじっくり見てみたかったです。

カニエさん、参加者の皆様、ご尽力くださった中原中也記念館の皆様、青山のはんこを使わせてくださった青山のご遺族の方、本当にありがとうございました。
楽しく有意義なワークショップでした揺れるハート
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