中原中也詩より【中也の落としもの】 @ 74th加藤舞踏学院定期公演〜海を行く〜
[2021年05月13日(Thu)]
6月6日(日)、山口市民会館大ホールで開催される「74th加藤舞踏学院定期公演 〜海を行く〜」で、「中原中也詩より【中也の落としもの】」があり、スペシャルゲストとして中原中也記念館の中原豊館長が中也の詩を朗読されます
※新型コロナウィルス感染症対策のため延期になりました
※2021年11月3日(水・祝)KDDI 維新ホールでの開催となりました
中原中也詩より【中也の落としもの】
中也さんがこの世に残していった詩を詠みながら、その時代を想像してみると、私の周りに不思議な空間が生まれてくる。
中也さんが過ごし〈山口〉というこの町に今の私は生きていて、もしかすると、同じ場所で同じ山を観ておなじように歩いているのかもしれないと思うと、とてつもなく嬉しくなる。この手が拾い上げた詩は、舞台へと上がっていった・・・。
●朝の歌 ●春と赤ン坊
●六月の雨 ●春日狂想
●サーカス ●湖上
●汚れっちまった悲しみに ●かつては私も
●帰郷 ●一つのメルヘン
日時 2021年6月6日(日) (2回公演) → 2021年11月3日(水・祝)
@13:00〜(開場 12:30) A17:30〜(開場 17:00)
上演時間 約2時間15分
場所 山口市民会館 大ホール
〒753-0074 山口市中央2丁目5-1
→ KDDI 維新ホール
主なプログラム
プロローグ 〜海を行く〜
1部
◆異国の風舞(フラダンス・スペイン舞踊)
◆小品集
◆やなせたかしの詩の世界
2部 中原中也詩より【中也の落としもの】
料金 指定席2,500円 一般2,000円 子供(高校生まで)1,000円
(当日 500円アップ)
問合 加藤舞踊学院
083ー922ー1963 yk-dance@titan.ocn.ne.jp
主催 加藤舞踊学院・YKBacking(山口加藤舞踊学院後援会)
※今回、客席の密を避け、1回の公演の集客を400名前後に設定し、安全を重視しての開催を企画しております。
(かつては私も)
かつては私も
何にも後悔したことはなかつた
まことにたのもしい自尊のある時
人の生命(いのち)は無限であつた
けれどもいまは何もかも失つた
いと苦しい程多量であつた
まことの愛が
いまは自ら疑怪[ぎかい]なくらゐくるめく夢で
偶性[ぐうせい]と半端[はんぱ]と木質[もくしつ]の上に
悲しげにボヘミヤンよろしくと
ゆつくりお世辭笑ひも出來る
愛するがために
惡辨[あくべん]であつた昔よいまはどうなつたか
忘れるつもりでお酒を飮みにゆき、歸つて來てひざに手を置く。
※新型コロナウィルス感染症対策のため延期になりました
※2021年11月3日(水・祝)KDDI 維新ホールでの開催となりました
中原中也詩より【中也の落としもの】
中也さんがこの世に残していった詩を詠みながら、その時代を想像してみると、私の周りに不思議な空間が生まれてくる。
中也さんが過ごし〈山口〉というこの町に今の私は生きていて、もしかすると、同じ場所で同じ山を観ておなじように歩いているのかもしれないと思うと、とてつもなく嬉しくなる。この手が拾い上げた詩は、舞台へと上がっていった・・・。
●朝の歌 ●春と赤ン坊
●六月の雨 ●春日狂想
●サーカス ●湖上
●汚れっちまった悲しみに ●かつては私も
●帰郷 ●一つのメルヘン
日時 2021年6月6日(日) (2回公演) → 2021年11月3日(水・祝)
@13:00〜(開場 12:30) A17:30〜(開場 17:00)
上演時間 約2時間15分
場所 山口市民会館 大ホール
〒753-0074 山口市中央2丁目5-1
→ KDDI 維新ホール
主なプログラム
プロローグ 〜海を行く〜
1部
◆異国の風舞(フラダンス・スペイン舞踊)
◆小品集
◆やなせたかしの詩の世界
2部 中原中也詩より【中也の落としもの】
料金 指定席2,500円 一般2,000円 子供(高校生まで)1,000円
(当日 500円アップ)
問合 加藤舞踊学院
083ー922ー1963 yk-dance@titan.ocn.ne.jp
主催 加藤舞踊学院・YKBacking(山口加藤舞踊学院後援会)
※今回、客席の密を避け、1回の公演の集客を400名前後に設定し、安全を重視しての開催を企画しております。
(かつては私も)
かつては私も
何にも後悔したことはなかつた
まことにたのもしい自尊のある時
人の生命(いのち)は無限であつた
けれどもいまは何もかも失つた
いと苦しい程多量であつた
まことの愛が
いまは自ら疑怪[ぎかい]なくらゐくるめく夢で
偶性[ぐうせい]と半端[はんぱ]と木質[もくしつ]の上に
悲しげにボヘミヤンよろしくと
ゆつくりお世辭笑ひも出來る
愛するがために
惡辨[あくべん]であつた昔よいまはどうなつたか
忘れるつもりでお酒を飮みにゆき、歸つて來てひざに手を置く。