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こどもと本ジョイントネット21・山口


〜すべての子どもに本との出会いを〜

子どもと本をむすぶ活動をしています


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「山口の朗読屋さん 春の朗読会Part2 福田百合子著『心のふるさと散歩』」に参加しました@ [2021年04月18日(Sun)]
4月12日(月)、山口市吉敷地域交流センターで開催された「山口の朗読屋さん 春の朗読会Part2 福田百合子著『心のふるさと散歩』」に参加しましたぴかぴか(新しい)

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福田先生の今日の装いは桜貝をイメージしたもの花見(さくら) いつも素敵ですわーい(嬉しい顔)

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まず、先生の著『心のふるさと散歩』「春」の章のうちの「貝」「林檎の花」「おぬい豆腐」の朗読がありました。
文章自体が、ラジオ番組を話し言葉に近づけて採録してあるので、耳で聞いただけで情景が広がります。

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もちろん山口の朗読屋さんの朗読が心地よいからでもあります。
スクリーンに映し出される映像も、目からの情報として、工夫されています。

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朗読の後、先生がそれぞれについて解説してくださいました揺れるハート

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「貝」にまつわる話として、初恋の男性と百間土手にくすじ(アサリ貝の方言)掘りに行かれたこと、竹取物語でかぐや姫が中納言石上麻呂足(いそのかみまろたり)に出した難題「燕の子安貝」の話、「子安貝」は古くから安産のお守りとされていたこと、「桑名の焼き蛤」などの面白いお話をしてくださり、

中原中也「桑名の驛」を朗読してくださいました。
桑名駅に、開業100周年記念として1994年7月5日に中也の「桑名の驛」の詩碑が建立され、その式典に中也の弟 思郎さんの奥様と参加されたそうです。

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桑名の夜は暗かつた
蛙がコロコロ鳴いてゐた
夜更の駅には駅長が
綺麗な砂利を敷き詰めた
プラットホームに只(ただ)独り
ランプを持つて立つてゐた

桑名の夜は暗かつた
蛙がコロコロ泣いてゐた
焼蛤貝(やきはまぐり)の桑名とは
此処のことかと思つたから
駅長さんに訊(たづ)ねたら
さうだと云つて笑つてた

桑名の夜は暗かつた
蛙がコロコロ鳴いてゐた
大雨(おほあめ)の、霽(あが)つたばかりのその夜(よる)は
風もなければ暗かつた
  (一九三五・八・一二)
  「此の夜、上京の途なりしが、京都大阪間の不通のため、臨時関西線を運転す」


こんな戯れ歌も紹介してくださいました。

桑名の殿様、時雨(時雨蛤のこと)でささ(酒)呑む
毛利の殿様、外郎で茶飲む




「林檎の花」についてのエピソードは、詩集『若菜集』に収められている「初恋」のこと、その作者 島崎藤村の話、

まだあげ初めし前髪の林檎のもとに見えしとき前にさしたる花櫛の花ある君と思ひけり
やさしく白き手をのべて林檎をわれにあたへしは薄紅の秋の実に人こひ初めしはじめなり
わがこゝろなきためいきのその髪の毛にかゝるときたのしき恋の盃を君が情に酌みしかな
林檎畑の樹の下におのづからなる細道は誰が踏みそめしかたみぞと問ひたまふこそこひしけれ


山口県特産 阿東リンゴは戦後中国や朝鮮からの引揚者が栽培技術を持ち帰ったこと、山口県由宇町出身・フィールズ賞受賞者・元山口大学学長の広中平祐先生はリンゴ箱で勉強されたこと、などなど。



「おぬい豆腐」は、

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1858(安政5)年創業の佐々並豆腐のことで、毛利の殿様が、参勤交代の際、佐々並で一休みをし、2代目おぬいさんの豆腐「おぬい豆腐」を召し上がっていたそうですひらめき



定員30名となっていましたが、平日にもかかわらず、福田百合子ファンが詰めかけ、大盛況でしたわーい(嬉しい顔)


会場の山口市吉敷地域交流センターは中也の眠る経塚墓地の近くです。
会が終わって、みんなで墓前に参ることになっていたのですが、あいにくの雨で行くことができませんでした雨もうやだ〜(悲しい顔)



私立白漣女学校(後の私立徳山女学校)の国語漢文教師だった与謝野鉄幹のことも話されましたが、それは次の機会に。


【次回に続く】
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