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こどもと本ジョイントネット21・山口


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おがくず × 籾殻くん炭 @ ダンボールコンポスト@ [2021年02月26日(Fri)]
長年取り組んできたダンボールコンポスト

基材の一つ、籾殻くん炭は、地産地消、農業廃棄物の籾殻を燻製したものを市内の農家さんから分けていただいています。

では、もう一つの基材、ピートモスは、どうでしょうか? 
ピートモスは保水性・通気性・保肥力に富むので、日本では、土壌の物理性改善のため畑に混入したり、他の資材と混合して園芸用培土や鉢物用培土として広く利用されているのはご存知だと思います。

ピートモスの多くは、カナダから輸入しています。輸送時にCO2を排出しています。
日本産のピートモスもありますが、高価でなおかつ品質も劣るそうです。

ピートモスは、ミズゴケ類などの蘚苔類、アシ、ヨシ、スゲ、ヌマガヤ、ヤナギなどの植物が堆積し、長い年月をかけて腐植化した泥炭を収穫し、脱水して乾燥させ、粉砕、選別したものです。

天然のピートモスは、1年間にわずか数ミリほどしか堆積しません
言ってみれば再生困難で有限な資源で、これを採取することは一つの環境破壊といえるのではないでしょうか。
カナダでは、ピートモスの栽培資源化を目指し、ミズゴケの研究やミズゴケの移植・栽培に取り組み、また、収穫後の生態系の復元にも努めているとのことですが、まだ、完全とは言えないようです。

可燃ごみの量を減すため、また、生ごみを資源と捉え、様々な手法で生ごみリサイクルに長年取り組んできました。その中でも、ダンボールコンポストは手軽なため、多くの方に薦めてきました。しかしながら、ピートモスを基材として使うことが、ずっと引っかかっていました。

ダンボール箱で作ることができ、なおかつ、環境に負荷を与えない、ピートモスに替わる基材はないのでしょうか?

そこで、林業廃棄物(?)の「おがくず」に着目しました。
おがくずは、おが粉、鋸屑(のこくず)とも呼ばれ、木材を鋸(のこぎり)(大鋸(おが))でひいたとき、刃でひきちぎられてできる木粉です。大きさは鋸の大きさ、木の種類により異なります。

おがくずは、市内阿東町の製材所から分けていただきました。
とても細かく、大きさは1mm程度です。
IMG_2689.JPG

おがくず15ℓと籾殻くん炭10ℓを二重底にしたダンボールに入れ、
IMG_2690.JPG

蓋をかぶせ、
IMG_2692.JPG

Tシャツで作ったコンポストキャップをかぶせ、ダンボールコンポストを作成しました。 
IMG_2693.JPG2020.08.20

いよいよ投入開始です。

おがくずでやり始めて、まず、気になったのは、埃(粉塵)でした。
籾殻くん炭も確かに埃が立つのですが、ピートモスと混ぜ合わせるると気にならず、日々の生ごみの投入が苦になったことはありせん。
それに比べ、おがくずは、いつまでも埃が立ち、投入し攪拌する度に、喉がイガイガするのです。
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次回に続く
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