第25回中原中也賞贈呈式 @ 「第25回中原中也賞贈呈式・記念講演」に行きました@
[2020年11月12日(Thu)]
11月7日(土)、湯田温泉ユウベルホテル松政 芙蓉の間で開催された「第25回中原中也賞贈呈式・記念講演」に参加しました

毎年舞台のレイアウトを楽しみにしているのですが、今年はこんな感じです。

毎年一般席は、来賓の方の後ろの席なのですが、今年は、ソーシャルディスタンスを保つため、なんと最後列3列しか設営されていなくて、舞台からとても遠く感じました。

そして、結構来賓席は空席が目立ちました。
市のHPには「来場者多数の場合は、3階長州の間において、モニター視聴をご案内する場合がありますので、ご了承願います。」となっており、もし、会場に入れずに、モニター視聴された方がいらっしゃったとしたら、変な話です
そうこうしているうちに、贈呈式が始まりました。
選考委員紹介。
左から佐々木幹郎さん(詩人)、荒川洋治さん(現代詩作家)、井坂洋子さん(詩人)、蜂飼耳(詩人)。
高橋源一郎(作家)は欠席です。

選考委員長の佐々木幹郎さんの選評。

「水沢なおさんの『美しいからだよ』が持つ未完成性と、作者が未来をつつこうとしているその可能性に賭けることにしました。」と言われ、そのみずみずしい詩集を読むと、「自分が10代後半から20代前半に戻ったような気がします。」と話されていました。
『美しいからだよ』(思潮社 2019.12)
山口市長より大和保男さん作の陶板の贈呈。

正賞として、中也と親交のあった彫刻家高田博厚(1900〜1987)制作「中原中也ブロンズ像」の贈呈。

高田は1929(昭和4)年に中也と出会い、渡仏するまでの2年余りの親交の中で、雑誌「生活者」に紹介した他、中也の塑像を製作しました。
当時の作品は失われましたが、帰国後の1958(昭和33)年に改めて製作し、それが中原中也記念館の2階に展示されています。

副賞の100万円の贈呈。

中也の親族より花束贈呈。

受賞者 水沢なおさん挨拶。

「高校生の頃、国語の授業が楽しみでした。国語教師のことを好んでいました。先生は、「世の中で一番美しいのは詩です」と言われました。」
「わたしは美しいものが好きです。詩のことを美しいと思います。」
というお話などされました。
これからの活躍が楽しみな新人です。
【次回に続く】



毎年舞台のレイアウトを楽しみにしているのですが、今年はこんな感じです。

毎年一般席は、来賓の方の後ろの席なのですが、今年は、ソーシャルディスタンスを保つため、なんと最後列3列しか設営されていなくて、舞台からとても遠く感じました。

そして、結構来賓席は空席が目立ちました。
市のHPには「来場者多数の場合は、3階長州の間において、モニター視聴をご案内する場合がありますので、ご了承願います。」となっており、もし、会場に入れずに、モニター視聴された方がいらっしゃったとしたら、変な話です

そうこうしているうちに、贈呈式が始まりました。
選考委員紹介。
左から佐々木幹郎さん(詩人)、荒川洋治さん(現代詩作家)、井坂洋子さん(詩人)、蜂飼耳(詩人)。
高橋源一郎(作家)は欠席です。

選考委員長の佐々木幹郎さんの選評。


「水沢なおさんの『美しいからだよ』が持つ未完成性と、作者が未来をつつこうとしているその可能性に賭けることにしました。」と言われ、そのみずみずしい詩集を読むと、「自分が10代後半から20代前半に戻ったような気がします。」と話されていました。

山口市長より大和保男さん作の陶板の贈呈。

正賞として、中也と親交のあった彫刻家高田博厚(1900〜1987)制作「中原中也ブロンズ像」の贈呈。

高田は1929(昭和4)年に中也と出会い、渡仏するまでの2年余りの親交の中で、雑誌「生活者」に紹介した他、中也の塑像を製作しました。
当時の作品は失われましたが、帰国後の1958(昭和33)年に改めて製作し、それが中原中也記念館の2階に展示されています。

副賞の100万円の贈呈。

中也の親族より花束贈呈。

受賞者 水沢なおさん挨拶。


「高校生の頃、国語の授業が楽しみでした。国語教師のことを好んでいました。先生は、「世の中で一番美しいのは詩です」と言われました。」
「わたしは美しいものが好きです。詩のことを美しいと思います。」
というお話などされました。
これからの活躍が楽しみな新人です。
【次回に続く】