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こどもと本ジョイントネット21・山口


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夏越大祓 @ 古熊神社に行きましたF [2020年06月30日(Tue)]
【前回の続き】

古熊神社では、6月30日16:00より夏越大祓がありますぴかぴか(新しい)

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▲『サンデー山口』第7244号(2020年6月27日)

大祓は、日常で犯した罪や心身のけがれを除き去ることを目的に6月と12月のみそか(30日)に行われる行事。6月の大祓を「夏越の大祓」と呼び、くぐることで心身を清め災厄を払うとされる「茅の輪」が設置される。山口市内の各神社では、6月28日と30日(火)に開催。主な実施内容や時間は次の通り。(略)
古熊神社(山口市古熊1)
 30日午後4時から。参列者はおはらいを受けた後、境内にある茅の輪をくぐり、日ごろの罪やけがれを清め、下半期も明るく元気に過ごせるよう祈る。「参列の際は間隔を空け、マスクの着用を」と同神社。
(『サンデー山口』第7244号(2020年6月27日)より)


茅の輪
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「夏越大祓 茅の輪くぐり」説明看板。
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茅の輪をくぐる時は『後拾遺和歌集』 (292 詠み人しらず )にある
拾遺和歌集 20巻 292 (2).png
『拾遺和歌集』00292(国立国会図書館蔵)

水無月(みなづき)の 夏越し(なこし)の祓(はらへ)する人は
    千歳の命 延ぶというなり


という歌を唱えながら左回り、右回り、左回りと8の字を書くように茅の輪を3度くぐりぬけるのが一般的です。
回るごとに「水無月の 夏越の祓 するひとは 千歳の命 延ぶというなり」「思ふ事 皆つきねとて 麻の葉を きりにきりても 祓へつるかな」「宮川の 清き流れに 禊せば 折れることの 叶わぬはなし」と唱える、
二十一代集 400巻 [8] 『後拾遺和歌集』和泉式部 (2).png
『二十一代集』(国立国会図書館蔵)

蘇民将来 蘇民将来」、「祓い給ひ 清め給へ 守り給へ 幸へ給へ」と唱えるなど、神社によっていろいろあるようです。

この神事は神話上の人物である蘇民将来(そみんしょうらい)がスサオノミコトから「もし疫病が流行したら茅の輪を腰につけよ」といわれ、その通りにしたら疫病から免れることが出来たという故事に由来すると伝えられています。


そういえば、神戸の高羽丹生神社で7月半ばに行われる「夏越祭」に行ったとき、茅で作った茅の輪をいただいたことがあったことを思い出しました。


「夏越大祓」の説明看板。
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夏越の花手水
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いつもはチェーンがかかっている場所も、草刈りをして臨時駐車場として準備されています。


茅の輪くぐりは山口大神宮でもあります。
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青々とした茅と白木の鳥居が印象的です。
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古熊神社に戻って・・・・・・。
ところで、放生池に詩碑があったのですが、説明もなく、字も立派すぎて誰の句か分かりませんでした。
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参考文献:
『拾遺和歌集』20巻
『二十一代集』400巻(吉田四郎右衛門尉 正保4)
  ※国立国会図書館デジタルコレクションでインターネット公開されています。
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