こどもと本ジョイントネット21・山口

【前回の続き】

神福寺には、境内から墓地を通って七尾山の麓を巡る神福寺八十八ヶ所があります

弘法大師。
丸彫坐像。46cm。神福寺八十八ヶ所の第一番です。
　

十三重塔。


光明塔（納骨堂）。


地蔵。
丸彫半跏像。113cm。「天保十三」（1843年）と彫られています。
改座した時、台座の下より大量の小銭が発見されたそうです。
　

庚申塔。
自然石。105cm。「寛政四子」（1792年）と彫られています。


六地蔵。
光背型浮彫立像。コンクリート製で六体が一つになっています。


宝篋印塔。


五輪塔。


弘法大師。
神福寺八十八カ所の二十二番。足王様の表示があるようです。
　　　

庚申塔。
角柱。49cm。


青面金剛。
光背型浮彫立像。一面六臂。50cm。
　

地蔵。
丸彫立像。81cm。「文政五壬午歳」（1822年）
「神社　御納経」と彫られています。神仏混肴の名残でしょうか。
　　
　
　

地蔵。
丸彫坐像。高さ32cm。頭痛山地蔵菩薩といわれ、頭痛を治してくれる地蔵として信仰されているそうです。
　

如意輪観音。
丸彫坐像。高さ46cm。耳観音様として信仰されているそうです。
　　　　

裏山にも弘法大師像が続きます。
　

屋根があるお大師様がいらっしゃれば、祠に入ったお大師様もいらっしゃいます。


テイカカズラの花がたくさん落ちていました。上を見ても、木々はあまりに高くテイカカズラの姿は見えませんでした。


地蔵。
丸彫立像。130cm。
墓地東側にある無縁佛の守護地蔵として移設されたとのことです。
「享保十六亥」（1731年）「三界万霊」と彫られています。
　　　　



神福寺第五十一番札所。
五十一番の弘法大師像の堂です。
丸彫坐像のようですが、見ることができません。
　



地蔵。
丸彫半跏像。94cm。水子地蔵として信仰されているそうです。
　

南無当山稲荷大明神。
稲荷なので赤い鳥居があります。
　　


この辺りで来た道に戻るので、八十八ヶ所巡ったことになります。
八十八番札所は道の一番高いあたりにある奥の院堂だそうです。


参考文献：
『山口市の石仏・石塔（2）―大殿・白石・湯田―』（山口市の文化財を守る会/篇 山口市教育委員会 2004.3）
　　P20〜2「大殿の地蔵」No.47,No.48,N0.49,No.51,No52
　　P39「大殿の六地蔵」No.7
　　P46「大殿の観音」No.4
　　P58〜9「大殿の諸佛」No.18,No.19,No21
　　P90〜2「大殿の塔」No.54,No.58　　
　　P113〜4「大殿の庚申」No.14,No.15,No.16