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こどもと本ジョイントネット21・山口


〜すべての子どもに本との出会いを〜

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藤の水 @ 山口三名水 [2018年07月05日(Thu)]
2日に朧の清水に行ったのに続いて、
山口三名水の一つ藤の水を訪ねてみましたぴかぴか(新しい)
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藤の水は、道場門前にあります。

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道場とは釈尊が成道した梵語のbodhi-manda(菩提樹下の金剛座)の訳語で、
仏道修行の場を指し、
大内氏の時代この地に多くの道場(寺)があった記録があり、
それから道場門前という地名となったばかりと思っていました。

道場門前商店街のさぽらんてとやまぐちさんの間の小路を入って行くと、
えびす社があります。
大内菱の家紋がある御堂の墨書によると1778(安永7)年に再建されています。
御神体、御堂、堂記の三者が揃っている市えびす社は全国的にも珍しいそうです。
御神体は江戸時代を通じて下道場門前の安部家に、その後は山城屋酒造の庭に置かれ、
御堂は山口市立歴史民俗史料館に展示されていましたが、
2002年この地に再建されました。
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その手前に善福寺西向き地蔵があります。
平安時代より盛んに尊信されたそうです。
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時宗。山号は寿持山。 寺領が広く、東西に大門があり、東門の傍に町家を建て新町、道場の前面に町家を建て道場門前町と現地名の由来となった。現存する「西向き地蔵」は善福寺の名残といわれる。
(『白石地区幕末・維新史跡マップ』(白石地区地域づくり協議会)25「善福寺跡・西向き地蔵」より)

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大内弘世は、京都をまねた都を山口に造ろうと、
「一の坂川」を京都の加茂川に、
「椹野川」を淀川に
見たてました。
その一の坂川に架かる橋の袂に、
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藤の水はありました。
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今では井戸と
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石碑が、その名残をとどめています。
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灯籠もありました。
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井戸から水が出るか、試してみましたが、
やっぱり出ませんでしたもうやだ〜(悲しい顔)
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道場門前は幼いころからの私の遊び場で、
今でも、この辺りを何度も歩いていますが、
ここに「藤の水」があったとは…。
見過ごしていましたふらふら


(写真は2018年7月4日撮影)
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