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こどもと本ジョイントネット21・山口


〜すべての子どもに本との出会いを〜

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荒井良二さんの2011年以降の絵本 @ 絵本学会大会ラウンドテーブル「3.11後の絵本表現」C [2021年06月04日(Fri)]
前回の続き

荒井良二さんの2011年以降の絵本ぴかぴか(新しい)

かわいい2011年かわいい

『あさになったのでまどをあけますよ』
(荒井良二/作 偕成社 2011.12)
あさになったのでまどをあけますよ.jpg

『空の絵本』
(長田弘/作 荒井良二/絵 講談社 2011.10)
空の絵本.jpg


かわいい2012年かわいい

『わらうほし』(おはなしブーカ)
(荒井良二/作 学研 2012.3)
わらうほし (2).jpeg

『ねんどろん』
(荒井良二/作 講談社 2012.3)
ねんどろん.jpg

『なんていいんだ ぼくのせかい』
(荒井良二/作 集英社 2012.11)
なんていいんだ ぼくのせかい.jpg

『あのときあれからそれからそれから : 東北未来絵本』
(みんなと荒井良二/作 山形新聞社 2012.12)
あのときあれからそれからそれから (2).jpg


かわいい2013年かわいい

『明けない夜はないから』
(宮城県の子どもたち+荒井良二/絵 フェリシモ出版 2013.2)
明けない夜はないから.jpg

『はじまりげんしくん』(おはなしブーカ)
(荒井良二/作 学習研究社 2013.3)
はじまりげんしくん (2).jpeg

『ウリンボー』
(荒井良二/絵 椎根和/文 芸術新聞社 2013.6)
ウリンボー.jpg


かわいい2014年かわいい

『じゅんびはいいかい?』(おはなしブーカ)
(荒井良二/作 学習研究社 2014.3)
じゅんびはいいかい (2).jpeg

『イノチダモン』
(荒井良二/作 フォイル 2014.7)
イノチダモン.jpg


かわいい2015年かわいい

『こどもる』
(荒井良二/作 岩崎書店 2015.11)
こどもる.jpg


かわいい2016年かわいい

『そりゃあもう いいひだったよ』
(荒井良二/作 小学館 2016.2)
そりゃあもう いいひだったよ.jpg

『きょうはそらにまるいつき』
(荒井良二/作 偕成社 2016.9)
きょうはそらにまるいつき.jpg


かわいい2018年かわいい

『山のヨーナ』
(2018.9)
山のヨーナ.png

かわいい2019年かわいい

『あの日からの或る日の絵とことば: 3.11と子どもの本の作家たち』
(創元社 2019.3)
あの日からの或る日の絵とことば.jpg

『きょうのぼくはどこまでだってはしれるよ』
(荒井良二/作 NHK出版 2019.9)
きょうのぼくはどこまでだってはしれるよ.jpg


かわいい2020年かわいい

『こどもたちは まっている』
(荒井良二/作 亜紀書房 2020.6)
こどもたちは まっている.jpg
長谷川集平さんの2011年以降の絵本 @ 絵本学会大会ラウンドテーブル「3.11後の絵本表現」B [2021年06月03日(Thu)]
前回の続き

長谷川集平さんの2011年以降の絵本ぴかぴか(新しい)

かわいい2011年かわいい

『小さなよっつの雪だるま』
(長谷川集平/作 ポプラ社 2011.11)
小さなよっつのゆきだるま.jpg


かわいい2012年かわいい

『れおくんのへんなかお』
(長谷川集平/作 理論社 2012.4)
れおくんのへんなかお.jpg


かわいい2013年かわいい

『およぐひと』
(長谷川集平/作 解放出版社 2013.4)
およぐひと.jpg


かわいい2014年かわいい

『アイタイ』
(長谷川集平/作 解放出版社 2014.3.14)
アイタイ.jpg


かわいい2015年かわいい

『あなに』
(長谷川集平/作 解放出版社 2015.10)
(『あな』(谷川俊太郎/文 和田誠/画 福音館書店)へのオマージュ)
あなに.jpg

『天使がいっぱい』
(長谷川集平/作 光村教育図書 2015.11)
天使がいっぱい.jpg

『むねがちくちく』
(長谷川集平/作 童心社 2015.11)
むねがちくちく.jpg


かわいい2016年かわいい

『夏のおわり』
(長谷川集平/作 復刊ドットコム 2016.2)
(1982年に理論社より出版された『夏のおわり』を底本)
夏のおわり.jpg


かわいい2017年かわいい

『読了できない絵本たち』
(長谷川集平/作 シューヘー・ガレージ トクサ文庫 Kindle版 2017)
(2013〜2014年に月刊「こどもの本」に12回連載されたエッセイ)
読了できない絵本たち.jpg


かわいい2020年かわいい

『ファイアー』
(長谷川集平/作 理論社 2020.6)
ファイアー.jpg


次回に続く
広松由希子さんによる2011年以降の絵本紹介 @ 絵本学会大会ラウンドテーブル「3.11後の絵本表現」A [2021年06月02日(Wed)]
前回の続き

集平さんと荒井さんのお話に先立って広松由希子さんが2011年以降の絵本を紹介されました。
その中で、今までこのブログで紹介したものをピックアップして紹介しますぴかぴか(新しい)


かわいい2011年かわいい

『悪い本』
(宮部みゆき/作 吉田尚令/絵 東雅夫/編 岩崎書店 2011.10)
悪い本.jpg



かわいい2012年かわいい

『ぼくのこえがきこえますか』
(田島征三/作 童心社 2012.6) 
ぼくのこえがきこえますか.jpg


『さがしています』
(アーサー・ビナード/作 岡倉禎志/写真 童心社 2012.7)(表紙写真:「鍵束」寄贈者・中村明夫 広島平和記念資料館所蔵)
さがしています.jpg


『新世界へ』
(あべ 弘士/作 偕成社 2012.11)
新世界へ.jpg



かわいい2013年かわいい

『はしれ、上へ! つなみてんでんこ』
(指田和/文 伊藤秀男/絵 ポプラ社 2013.2)
はしれ!上へ.jpg


『りんごかもしれない』
(ヨシタケシンスケ/作 ブロンズ新社 2013.4)
りんごかもしれない.jpg



かわいい2014年かわいい

『かないくん』
(谷川俊太郎/作 松本大洋/絵 糸井重里/企画監修 東京糸井重里事務所 2014.1)
かないくん.jpg


『アイタイ』
(長谷川集平/作 解放出版社 2014.3.14)
アイタイ.jpg


『希望の牧場』
(森絵都/作 吉田尚令/絵 絵 岩崎書店 2014.9)
希望の牧場.jpg


『オレときいろ』
(ミロコマチコ/作 WAVE出版 2014.11)
オレときいろ.jpg



かわいい2015年かわいい

『たんぽぽ』
(荒井真紀/文・絵 金の星社 2015.3)
たんぽぽ.jpg



かわいい2016年かわいい

『このあと どうしちゃおう』
(ヨシタケシンスケ/作 ブロンズ新社 2016.4)
このあとどうしちゃおう.jpg


『きょうはそらにまるいつき』
(荒井良二/作 偕成社 2016.9)
きょうはそらにまるいつき.jpg



かわいい2017年かわいい

『ドームがたり』
(アーサー・ビナード/作 スズキコージ/画 玉川大学出版部 2017.3)
ドームがたり.jpg


『よるのおと』
(たむらしげる/作 偕成社 2017.6)
よるのおと.jpg



かわいい2018年かわいい

『だるまちゃんとかまどんちゃん』
(加古里子/作 福音館書店 2018.1)
だるまちゃんとかまどちゃん.jpg


『だるまちゃんとはやたちゃん』
(加古里子/作 福音館書店 2018.1)
だるまちゃんとはやたちゃん.jpg


『くろいの』
(田中清代/作 偕成社 2018.10)
くろいの.jpg



かわいい2019年かわいい

『こんとん』
(夢枕獏/文 松本大洋/絵 偕成社 2019.1)
こんとん.jpg


『へいわとせんそう』
(たにかわしゅんたろう/文 Noritake/絵 ブロンズ新社 2019.3)
へいわとせんそう.jpg



かわいい2020年かわいい


『つかまえた』
(田島征三/作 偕成社 2020.7)
つかまえた.jpg


『つるかめ つるかめ』
(中脇初枝/文 あずみ虫/絵 あすなろ書房 2020.8)
つるかめ つるかめ.jpg


次回に続く
長谷川集平 × 荒井良二 @ 絵本学会大会ラウンドテーブル「3.11後の絵本表現」@ [2021年06月01日(Tue)]
5月30日(日)、「第23回・第24回合同絵本学会大会 〜 東日本大震災から10年、コロナ禍での絵本表現を見つめる 〜」「ラウンドテーブル「3.11後の絵本表現」」は、長谷川集平さんと荒井良二さんによる対談というたいへん贅沢な時間でしたぴかぴか(新しい)

第23・24絵本学会 ラウンドテーブル 2021.PNG

600人近くの方が申し込まれたそうで、なかなか入室できない人もいたようです。
私もいつものようにさっと入室できず、一時はかなり焦りましたが、どうにか時間に間に合いました。
途中、なんども「接続が不安定です」というメッセージが出ましたが、皆さんどうだったのでしょうか?

最後の方は、本当に接続が不安定だったのでしょう、荒井さんが消えたり、集平さんがフリーズしたりとトラブルはありましたが、お話も、朗読も、最高でした揺れるハート

『あしたは月よう日』
(長谷川集平/作 文研出版 1997.11)
あしたは月よう日.jpg

1995年1月17日火曜日の朝起きた阪神淡路大震災の前々日の神戸を舞台に、ある家族のありきたりの休日を描いています。
姫路出身の集平さんは、神戸出身の編集者に「神戸弁」に変えてもらったという話もされていました。


『およぐひと』
(長谷川集平/作 解放出版社 2013.4)
およぐひと.jpg

表紙にはデジカメで何かを撮影している主人公。背景は、被災地の風景。見返しも被災地の風景。
流れに逆らって背広姿で泳ぐ男性は、「うちがあっちなもんですから。はやくかえりたいのです。」と言い、そして、透き通って、消えていきました。
電車の中で、小さな赤ちゃんを抱き抱えた女性は、「どちらまで」と聞かれて、「にげるのです」と答え、遠ざかっていって消えました。
家に戻った主人公は、娘の「あれがすべて?あれだけだったの?」という問いかけに胸が詰まって、言葉にできません。
前半の被災地の場面などは赤のライン、後半の父娘の対話場面は青のラインと描き分けてあります。最後の場面は、再び、赤い輪郭線で描かれ、座っていたベンチにその父娘の姿はありません。
集平さんは、父娘が透明になっていく場面も描いてもみたけど、やめたそうです。
東日本大震災を目の当たりにして「表現者として変わらなくてはならない」という気持ちに駆られたといいます。この絵本は集平さんにとっての「変わり目」だったそうです。


『あさになったのでまどをあけますよ』
(荒井良二/作 偕成社 2011.12)
あさになったのでまどをあけますよ.jpg

いろいろな場所に住む子どもたちが朝になると窓を開け、そこから見える景色を慈しみながら新しい一日を迎えます。なにげない日々の繰り返し、その中にこそある生きることの喜びを描いた絵本です。
荒井さんは、震災後、ボランティアでワークショップを開催するため、故郷である山形の東北芸術工科大学の学生達と何度も被災地へと足を運びます。初めは、どうしていいかわからず、「上を見上げる」ことをコンセプトに、老若男女の参加者と共に旗を作ったこともあったとか。
日常というものをなくした参加者に対する自分たちの役目は、朝になったらカーテンを開けたり、寒いときはドアを閉めたり、日常の感覚を少しずつ呼び戻すことではないか、と思ったそうです。
また、被災地でワークショップをすると、「暗いのが怖い」という子どもたちがいて、だから、朝を描いたこの絵本ができました。
「水が怖い」という子どもたちもいたけれど、海は前からあるものだから、「かわはやっぱりながれていて」「うみはやっぱりそこにいて」と、あえて風景の一つとして描きました。
そして、荒井さんは、2011年の発行にこだわったと言います。


集平さんの朗読を聞いていて、ふと、萩原朔太郎の詩を思い出しました。

  およぐひと
およぐひとのからだはななめにのびる、
二本の手はながくそろへてひきのばされる、
およぐひとの心臓(こころ)はくらげのやうにすきとほる、
およぐひとの瞳(め)はつりがねのひびきをききつつ、
およぐひとのたましひは水のうへの月をみる。



もちろん、3冊とも、自分で何度か読んだことがありますが、作者自身に読んでもらうというのは、やはり格別のことでした。


次回に続く
絵本作家によるおうえんフェスタ2021Bあべ弘士・村上康成・どいかや・田島征彦さん @ 応援カレンダープロジェクト [2021年01月05日(Tue)]
前回の続き

最後は、外の気温がマイナス15度の旭川からあべ弘士さん。
昨日から今日にかけて1m位雪が積もり、雪かきを朝から3回やったそうです。過酷であるけれど、美しい旭川に住んでいらっしゃるあべさん。

3月の「ジャガー」を描かれました。
ジャガーはヒョウに比べて顔が大きく、牙(犬歯)がヒョウの倍くらいあり、何とワニを食べるそうです。
ジャガーの絵は描いたの初めてで、ジャガーを描いた絵本が「こどものとも」で出ます。

『カメとクロジャガー ペルーの昔話』
(こどものとも年中向き 2021年2月号)
(ルイス・ウルテアガ/採話・原文 星野 由美/再話 あべ弘士/絵 2021.2.1 福音館書店)
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《あべさんからのクイズ》
今日は12月20日です。あと4日もするとクリスマスがやってきます。トナカイがサンタクロースの家にやって来て、一緒に行けないとオイオイ泣いています。どうして泣いているのでしょうか?

あべさんは、旭山動物園時代にトナカイの世話をしていたそうです。トナカイにソリ引かせる訓練をしたけど、うまく滑りませんでした。そのトナカイは、サハリン(樺太)の動物園との動物交換でやってきたものでした。

《クイズ2》旭山動物園でサハリンの動物園からトナカイを10頭もらいました。代わりに要求された動物は? 
 答えはウシ。

トナカイは、旭川に着いた時は、既に、鼻の中にハエが卵を産んでウジがわいていて、呼吸困難で2年後には全員(あべさんは動物に対しても、「誰」「全員」と、人に対してと同じように話されますひらめき)死んだそうです。そんな悲しいトナカイの話をしてくださいました。

旭川の雪はサラサラで、今時分は、「ねっぱらない」(旭川の言葉)ので雪合戦もできなし、雪だるまもできません。
女の子は、サラサラの雪をお椀に入れて、ジュースやコンデンスミルクをかけて食べ、
大人の男は、コップにたっぷり入れてそれにお酒を注いで、飲むそうです。
あべさんは、今日は、コップにたっぷり雪を入れ、ご自分でラベルの絵を描かれた純米酒「ケイマフリ」を飲まれていました揺れるハート

蛇足ですが、ケイマフリは天売島の海鳥を描いたあべさんの『うみどりの島』(寺沢孝毅/文 あべ弘士/絵 偕成社 2019.4)に出てきます。天売島は、ケイマフリの日本最大の繁殖地です。
うみどりの島 裏.jpg うみどりの島.jpg


新作の紹介かわいい
『氷上カーニバル』(あべ弘士/作 のら書店 2020.11)
氷上カーニバル.jpg

旭川のこども富貴堂の隣のギャラリープルプル(あべさんが運営するアートスペース)で25日まで原画展をやっていました。

大正時代、中島公園にスケートリンクを造り、仮装してスケートをしていました。
今は、公園の氷がガッチリ凍らないので、スケートリンクをやらないそうです。
旭川は雪が多いので、スケートリンクに雪が積もってしまうのでスケートは廃れ、スキー(ジャンプ、クロスカントリー)が盛んです。スケートが盛んなのは、雪の少ない地方 苫小牧、帯広、釧路です。
北海道といっても、地域で差があります。

《クイズ3》2020年は子年。地球上で一番大きなねずみは?
 ヒント、ジャガーの好物で、アマゾンに住んでいます。
 答えは、カピバラ。50kgくらいあります。野生のネズミは、クマネズミやドブネズミと違って臭くなく、カピバラも動物園では、ニンジンやリンゴなど野菜が餌です。

《クイズ4》2021年は丑年。ウシについて正しくないものが1つあります。それは?
 @ウシの胃袋は4つある Aウシの角は毎年ポロッと落ちて、生えかわる Bウシの上顎には前歯がない 
 答えは、A。生えかわるのはシカ。
 ウシの仲間のキリンも、同じで、上顎には前歯はありません。


あべさんのお話は、動物や北海道のお話など、いつ聞いても飽きません。
2020年3月あべさんをお招きして下関でイベントを開催する予定で、チラシを作り配布していましたが、コロナ禍で中止になりました。今年はどうでしょうか。


参加されなかった絵本作家さんからのクイズ。
《村上康成さん》5月の絵を描いたが、先頭にいるとさかのある鳥の名前は?
《どいかやさん》ねこを飼っていますが、何匹飼っているでしょうか?
《田島征彦さん》最新作の本のタイトルは?


大友剛サンの手品もありました。


こちらが今年のカレンダーです。
絵本作家が描くおうえんカレンダー2021.PNG

「絵本作家によるおうえんフェスタ2021」は、You Tubeの大友剛チャンネルで見逃し配信しています。
(年内という話でしたが、現在も見ることができるようですよ揺れるハート
続きを読む...
絵本作家によるおうえんフェスタ2021Aはたこうしろう・山福朱実・あおきひろえ・長谷川義史さん @ 応援カレンダープロジェクト [2021年01月04日(Mon)]
前回の続き

はたこうしろうさん。
1月を担当されました。

《はたさんからのクイズ》
コンビニで売っているはたさんの好きなアイスクリームは?
ヒントは、最初の文字はチ、間の文字はモ、最後の文字はジ。

大友剛さんのライブ演奏でライブペインティングをされました。



九州より山福朱実さん。
九州に帰って4年目だそうです。
8月の人魚が花火を見ている絵を描かれました。

《山福さんからのクイズ》
カレンダーの絵の技法は?
ヒント、木に彫っています。

末森樹(すえもりたつる)さんのギター演奏で素晴らしい歌声を披露されました。
 「樹の実」(山福朱実/詞 末森樹/作曲)
 「ありがとう人生(GRACIAS A LA VIDA)」



大阪の空色画房からあおきひろえさん。
2月の「春はそこまで来ているよ」という絵を描かれました。

12月20日はお父さんの誕生日ということで、お父さんのことを描いた絵本
『ここにいる』
(あおきひろえ/作 廣済堂あかつき 2020.7)の読み聞かせをされました。
ここにいる.jpg

《あおきさんからのクイズ》
『あおびょうたん』(あおきひろえ/作 理論社 2020.9)に出てくるそのままの、みんなの標的にされるような女の子でしたが、その頃のあだ名は?
ヒントは、名前に関係しています。
あおびょうたん.jpg



長谷川義史さん。
11月の七五三をお祝いしている家族の絵を描かれました。

「ぼくの中の選りすぐりのクリスマス的の絵本」として紹介され、
『たこやきのたこさぶろう』
(小学館 2016.2)の読み聞かせ。
たこやきのたこさぶろう.jpg

「ばかばかしい絵本ですが」と、『こたつうし』(かわまたねね/文 世界⽂化社 2020.11)の読み聞かせをされました。
こたつうし.jpg

「こたつにギュウギュウに入っているのはいいですね。それが家族でさえマスクをしなくてはいけない・・・。」と長谷川さん。

《長谷川さんからのクイズ》
『こたつうし』の本の中で、こたつの上にはミカンが何個載っていたでしょうか?


次回に続く
絵本作家によるおうえんフェスタ2021@ふしはらのじこ・市居みか・降矢なな・堀川理万子さん @ 応援カレンダープロジェクト [2021年01月03日(Sun)]
2020年12月20日、「絵本作家によるおうえんフェスタ2021」のライブ配信を視聴しましたぴかぴか(新しい)

絵本作家によるおうえんフェス2021.png絵本作家によるおうえんフェス2021 詳細 (3).jpg

3.11福島原発事故による影響から子どもたちを守ろうという趣旨に賛同した12人の絵本作家のカレンダー「12人の絵本作家が描くおうえんカレンダ−2021」を描かれた9人の絵本作家さんが参加されていました。

応援カレンダープロジェクトについては、こちらを。
https://12ehoncalendar.com/index.html



まず、京都の堺町画廊から、ふしはらのじこさん。
10月の「ゴリラ」の絵を描いていらっしゃいます。

本の紹介。
『人生で大事なことはみんなゴリラから教わった』
(山極寿一/作 ふしはらのじこ/絵 家の光協会 2020.8)
人生で大事なことはみんなゴリラから教わった.jpg

『ヤクシマザルを追って―ゴリラ学者と歩く南限のニホンザル観察図鑑』
(山極寿一/文 ふしはらのじこ/絵 新泉社 2020.6)
ヤクシマザルを追って―ゴリラ学者と歩く南限のニホンザル観察図鑑.jpg

《ふしはらさんからのクイズ》
1.ゴリラが胸をたたくドラミングの時の手はどんなふうでしょう?
 @グー Aチョキ Bパー
2.ゴリラはどれだけ便をするでしょうか?
 @1日1回、快便 A3日に1回、便秘気味 B1日5回以上、多便
3.ニホンザルにはホンドザルとヤクシマザルがいます。
 屋久島だけにいるヤクシマザルは?
 @頭がもっこりしている Aシュッとした顔をしている



次は、市居みかさん。
6月生まれの市居さんは6月の絵を描かれています。

『ねこのピカリとまどのほし』
(市居みか/作 あかね書房 2011.6)をみやもとはじめさんの音楽で読み聞かせをされました。
ねこのピカリとまどのほし.jpg

ねこのピカリはまどのほしを見つけようと
トントン
ニャーオ
おなかへったよ
いれとくれ


《市居さんからのクイズ》
春夏秋冬、4冊出ている「こぶたのブルトン」シリーズから、ダルマのタカサキさんのフルネームは?

『こぶたのブルトン ふゆはスキー』
(中川ひろたか/文 市居みか/絵 アリス館 2004.11)
こぶたのブルトン ふゆはスキー.jpg



中央ヨーロッパのスロバキアから降矢ななさん。
朝の9時だそうです。
降矢さんは12月の「クリスマスツリー」を描かれました。

降矢さんは、デビュー2作目のおじいちゃんとまごの交流を描いた絵本
『ちょろりんのすてきなセーター』 (こどものとも傑作集)
(降矢なな/作 福音館書店 1993.3)を読まれました。
ちょろりんのすてきなセーター.jpg

《降矢さんからのクイズ》
トカゲのちょりろりんの弟はとっけいーですが、絵本『ちょろりんと とっけー』の中で、とっけいーを助けてくれたカメムシのおじさんの名前は?

『ちょろりんと とっけー』 (こどものとも傑作集)
(降矢なな/作 福音館書店 1991.1)
ちょろりんととっけー.jpg



堀川理万子さん。
堀川さんは、7月「スイカ」。夏休みの絵日記風に仕上げられました。

《堀川さんのクイズ》
「ちいさなかがくのとも」で自分のペットをテーマに絵本を作りましたが、そのペットは? 
@カンガルー Aペンギン Bメダカ

『めだかのおうち』
(ちいさなかがくのとも 209号 2019年8月号)(堀川理万子/作 福音館書店)
めだかのおうち.jpg
この本、載せるのまずい?


次回に続く
みどりのほし @ 林木林 × 長谷川義史 [2020年12月05日(Sat)]
『みどりのほし』
(林木林/作 長谷川義史/絵 童心社)ぴかぴか(新しい)

みどりのほし.jpg

2011年、まど・みちおさん(1909(明治42)〜2014(平成26))の顕彰を目的に、まどさんのふるさと 周南市で「こどもの詩 周南賞」の募集がありました。
部門は「作詞」と「作詞・作曲」の2部門でした。
そのチラシを描いたのが長谷川義史さんでした。
(すごく素敵なチラシです。持っている筈なんですが、見当たらなくてご紹介できないのが残念です。)

そして、作詞部門優秀賞を受賞したのが、林木林さんの「みどりのほし」という詩でした。
それに、審査員の一人でもあった谷川賢作さんが曲をつけ、楽曲として歌われています。
谷川賢作さんは、皆さんご存知のように谷川俊太郎さんの息子さんです。

その歌にうたわれている発見がもとになって2020年7月に絵本『みどりのほし』になりました。
絵本の文は、初めの詩とは大きく変わっています。

場面の変化や流れ、絵といっしょに見たときにどう響くかなど、「絵本」という特性を意識しながら、歌のときとは違う言葉、絵本の言葉として書いています。

と林さん。

絵を描いたのは、この時4人いた選考委員の一人だった長谷川義史さん。

林さんはブログ「*フォトノハ* 今日の一葉〜笑顔をくれる葉っぱたち 林木林(はやしきりん)」

野菜や果物のてっぺんに
緑の星☆を見つけた時、
なんだか緑の地球(ほし)で生まれたしるしみたいに
見えたんです
その発見が素敵な絵本になりました。
長谷川義史さんの伸びやかな絵で
想像が広がります


と書かれていますトマト


あっ なつみかんの てっぺんに
みどりのほし みぃつけた



まどさんに

どんな小さなものでも
みつめていると
宇宙につながっている


という言葉があり、
4137xNCc8vL.jpg
『どんな小さなものでもみつめていると宇宙につながっている―詩人まど・みちお100歳の言葉』
(まど・みちお/著 新潮社 2010)


まどさんの世界観につながります。


ぼくたちは みんな
ほしの こども
てを つないで
せいざを つくっている



この絵本の後ろ見返しには、谷川賢作さんが作曲した楽譜付きで、林さんの書かれたもとの詩である童謡詩「みどりのほし」も載っています揺れるハート

林さんは「童心社メールマガジン」(2020.07.17)のインタビューで次のように言われています。

ページをめくるたびに、緑の中を歩いているような、気持ちのよいひと時がおとずれましたら嬉しいです。
ぜひ、ゆったりと心を大の字にして、絵本を広げてみてくださいね。


ちなみに、林さんは周南市のお隣の防府市の出身ですひらめき
こたつうし @ かわまたねね × 長谷川義史 [2020年12月04日(Fri)]
なんともユーモラスなとぼけた絵本が出ました。そのタイトルは『こたつうし』(世界⽂化ワンダークリエイト 2020.11)。
こたつうし.jpg

「こたつうし」とは、その名の通り「こたつ」と「うし」が合体したもの。

さむくて こたつから でなくなったら、

お母さんうしは、そのままこたつと一体化して、「こたつうし」になってしまいます。

いつでも どこでも こたつが たのしめます

こたつ・・・魔法の箱です。一度入るとなかなか抜け出せない、モ〜こたつと一体化してしまいたい、そんなモ〜想が現実(?)となった絵本なのです。

こどもたちが はいってきて、こたつは ぎゅうぎゅう。

しあわせすぎて うっしっしっ!

モ〜待ちきれない丑年イヤーに、家族みんなでこたつに入ってウッシッシと楽しみたい一冊です。

作者はこれがデビュー作となる新進気鋭の絵本作家 かわまたねねさん。
絵は、絵本作家 長谷川義史さんです。


帯のよみきりおびマンガ『こたつ』もお見逃しなく。
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裏表紙には次の絵本の予感が・・・・・・。

カバーそでには、いわゆる知識絵本のように、「こたつ」についての説明があります。
こたつって、日本の冬の風物詩だと思っていましたが、もしかして、知らない子どもいるってこと?
NHK日曜美術館「田島征三 いのちのグリグリを描く」 [2020年11月03日(Tue)]
10月4日(日)、11日(日)、NHK『日曜美術館』で絵本作家 田島征三(たしませいぞう)さんの特集「田島征三 いのちのグリグリを描く」を放映していましたぴかぴか(新しい)

1940年1月生まれの田島さんは今年で80歳です。
年を重ねた今も、創作意欲は衰えを知らず、年に5冊のペースで絵本を制作されているそうです。
新型コロナの影響で家に籠もるしかなくなった中、自らと向き合う田島さんに密着した特集でした。

絵を描く場面から始まりました。
「上手になったらお終い」と田島さんは自分に言い聞かせています。
「上手でないまま、あかぬけないまま、60年やってきた。」

アシタバ。
イタブの実。落ちている実を拾います。
数万の木の実で作るアート作品もあります。

『ガオ』(福音館書店 2005.2)の紹介。
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『ガオ』は、福音館書店「こどものとも」2001年11月号で発表されました。
1998年に伊豆高原に移住してから、木の実を拾を拾って作品を作り始められた田島さん。
以前講演会で、「伊豆半島に移住し、森の中を歩いていた時、シロダモの大木に呼び止められ、その実を集めて制作した絵本です。 クリンと付いている緑の果柄が なかなか いい感じ、と気に入っています。 必要な色の木の実を得るには次の季節を待たなければならず、この絵本の製作には3年の月日を要しました。 実を拾うためには屈まなくてはならず、のぞきに間違えられ、大変でした。 実を拾わせてくれた木は、素晴らしい樹だったのに切り倒されてしまいました。」と話されていました(2019年2月11日(月・祝)、下関市こどもの本専門店「こどもの広場」主催「田島征三トークイベント」にて)


『とべバッタ』(偕成社 1988.7)の紹介。
命。
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以前読んだ田島さんのエッセイ『絵の中のぼくの村』(くもん出版 1992.8)(P.33〜34)に、病院通いをしていた時に、いつも現れたバッタの話があります。

セイゾウ、元気を出してここまできいや(おいで)」とバッタがいっているみたいで、ぼくはバッタに励まされような気分になって、てくてく歩き歩きゆく。

『とべバッタ』は、一歩踏み出すことの大切さ、意志を強く持つこと、自分の力を信じること、決して諦めないこと・・・がダイレクトに伝わってくる絵本です。


絵本『つかまえた』の製作風景。
2020年3月、描き始めて1年近くなるそうです。
今、渾身の力で向き合っているのが幼少期の体験です。
自然の中で、暴れる河魚を素手で手づかみで持った時の感触、掌の中で暴れる感触、心臓を捕まえ時のぐりぐりという命の鼓動、今でも手の平の中にその感触が残っている命の響き。捕まえた喜びと逃がすのではないかという喪失感。少年の動き。
それをどう形にするのか、どう描くかに取り組んでいらっしゃいます。


新潟県十日町市の鉢集落の廃校になった小学校を丸ごと絵本にした『空間絵本 - 学校はカラッポ にならない』の紹介。
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主人公は、廃校になり学校に通えなくなった最後の在校生、ユウキ、ユカ、ケンタ3人の子ども達です。
楽しい思い出がよみがえります。
「絵本と木の実の美術館」として、現在も開館中です。


絵本作家としての原点の作品『しばてん』
1962年、22歳の時、多摩美術大学図案科卒業を機に手刷りで作った作品です。
高知に伝わる話で、力持ちだということで排斥された太郎が主人公です。
田島さんの小学校時代に村に流れて来たセンジという少年がモデルとなっています。
田島さんはセイジをかばってやれなかったことを今でも後悔されています。

『しばてん』(田島征三/作 偕成社 1971.4)
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孫の手づくり絵本についてアドバイスされる田島さん。


3冊目を製作し、外国の賞を受けて売れっ子になった1969年27歳の時、東京都西多摩郡日の出町村(現日の出町)に移り住みました。ヤギやチャボを飼い畑を耕す生活をしながら、絵本などの創作を続けました。

当時、馬をスケッチさせてもらっていた宮岡さんを訪ねました。

移住して3年目、宮岡菜穂子さんをモデルにした『ふきまんぶく』(偕成社 1973.4)を製作しました。
人と大地の結びつきがテーマの絵本です。
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土を耕しながら、
1970〜80年 良い仕事ができた、と田島さんは回想されます。

2020年7月北京で原画展の予定でしたが、コロナ禍で流れました。

制作風景。
「じっくり描くと正確になってしまう。
 どんどん普通の絵になってしまう。」


「命のグリグリをつかまえる」をテーマにした理由は。

1989年、49歳の時に、日の出町に残る最後の美しい谷間が第2の巨大ゴミ処分場計画候補地になっていることを知りました。
1990年、ゴミ処理場が建つ計画廃棄物巨大処分場建設反対運動。日の出森水命の会を立ち上げました。
大好きだったエゴノキが、ある日パワーショベルでグシャグシャにされました。
全国を回り、絵を描く時間はなくなり、妻や物にあたる日々でした。

8年後心と体が悲鳴をあげました。胃癌でした。
1998年、57歳、30年暮らした森を後にしました。

田島さんを迎えたのは木の実でした。

さがそう さがそう なくした夢を 
さがそう さがそう わすれた歌を
きっとどこかに あるはずだ。


60代、70代 描けなかった時間を取り戻すように描きます。
80代、命の源を描きます。

「できあがった時に「すごい」と思いたい。」そうです。

4月19日絵本『つかまえた』が完成しました。
少年時代の特別な体験と向き合った絵本です。

『つかまえた』(田島征三/作 偕成社 2020.7)
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『つかまえた』田島さん自身の読み聞かせ。
「いのちが暴れる。捕まえた。」

「あきらめて
 やったじゃないか。一生懸命だったじゃないか。がんばったじゃないか。
 もう一度元気に立ち上がっていこうという気持ちがあった。」

『ふきまんぷく』を描いた時以来の満足感だそうです。
アーサー・ビナードさんが第32回谷川清平和賞に選ばれました [2020年10月01日(Thu)]
アーサー・ビナードさんが今年の「谷本清平和賞」に選ばれましたぴかぴか(新しい)

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「谷本清平和賞」は、被爆者として原爆の悲惨さと平和の実現を国内外で訴えた谷本清牧師の遺志を受け継ごうと公益財団法人「ヒロシマ・ピース・センター」が1987(昭和62)年から毎年、平和に貢献した個人や団体に贈っています。

ビナードさんは9年前から広島市で生活しながら被爆者を取材し、みずから制作した詩や絵本、紙芝居など文学を通じて核兵器廃絶や世界恒久平和について訴え続けています。


ビナードさんの講演会には、山口の朗読屋さん主催「アーサー・ビナードとともに平和を考える朗読会」(2019年8月11日)、アーサー・ビナード研究会主催「アーサー・ビナードが下竪小路にやってくる!」(2020年7月20日)の2度参加したのですが、その時話されたことをご紹介します。

『ここが家だ ベン・シャーンの第五福竜丸』
(ベン・シャーン/絵 アーサー・ビナード/構成・文 集英社 2006.9)
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「第五福竜丸は、ビキニ環礁水爆実験で被曝したマグロ漁船です。
 ベン・シャーンが描いた第五福竜丸の約50枚の絵から構成した絵本です。
 第五福竜丸の24人目の乗組員になったつもりで作りました。」


『さがしています』
(アーサー・ビナード/作 岡倉禎志/写真 童心社 2012.7) 
(表紙写真:「鍵束」寄贈者・中村明夫 広島平和記念資料館所蔵)
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「絵本の主人公は広島平和記念資料館に収蔵されている「もの」です。
 資料館を訪れると、展示してある「もの」が語りかけててくれることがありました。
 そこで、「通訳」として絵本を作ろうと思いました。」


『ドームがたり』
(アーサー・ビナード/作 スズキコージ/画 玉川大学出版部 2017.3)
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「主人公の広島の原爆ドームが語ります。
 スズキコージと調査や被爆者への取材などに2年を費やしました。」


『知らなかった、ぼくらの戦争』
(アーサー・ビナード/編著 小学館 2017.3)
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「2015年4月から2016年3月に放送された「文化放送・戦後70周年特別企画「アーサー・ビナード『探しています』」」で、戦後70年、薄れゆく戦争の記憶を探して訪ね歩き、 51回の放送で、47人の戦争体験を聞きました。
 その中から23人の証言を採録し、それぞれに小エッセイを添えて構成したものです。」


『ちっちゃいこえ』
(アーサー・ビナード/脚本 丸木俊・丸木位里/絵 「原爆の図」より 童心社 2019.5)
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「「原爆の図」は、丸木位里・俊夫妻が原爆投下直後の広島に入り、目の当たりにした光景と体験者の証言を基に制作した作品で、15部にわたる大連作です。
 「原爆の図」から絵を選んで、切り取り、再構成しました。
 出版までに7年かかりました。
 命の尊さを細胞を通して伝える紙芝居です。」



山口市では、アーサー・ビナード研究会が昨年の講演会を機に結成され、ビナードさんの本を持ち寄り、作品を味わい、互いに学び合う会を月1回開催されています。
(連絡先:090-6451-8203(林))

アーサー・ビナードさんの写真は、2020年アーサー・ビナード研究会主催「アーサー・ビナードが下竪小路にやってくる!」にて、ビナードさん及び主催者の許可を得て撮影しました。ブログ掲載の許諾も得ています。
「絵本作家 きたむらさとし 紙芝居&トークライブWeb配信」に参加しましたF『スマイルショップ』 [2020年09月23日(Wed)]
前回の続き

中南米のブックフェアは、読者のためのフェアです。
招待されて行く機会が何度もあり、その際には学校でワークショップをするそうです。
(中南米のブックフェアについては、Mさんの講演会でも聴いたことがあったので、とても興味深いお話でした。)


紙芝居『The Bird of Passage』
紙芝居『The Cave』の実演をされました。
巻物のような紙芝居です。


質問。
「何故外国に行ったか?」
「今日実演した紙芝居の出版予定は?」
「巻物の紙芝居は外国では言葉を添えて実演するのか?」
などの質問があり、今後の抱負について、

「この国でなければ、日本語でなければ通じない面白さではなく、誰が、どういう背景の人が見ても楽しいもの、笑えるものを描きたい。」

と言われていました。

「絵本は音楽的要素がある。ページをめくる時間的要素。一冊で1枚の絵とも言える。
 才能があったら作曲家・演奏家になりたかった。」

「人と出会ったことで、作品が広がった。」と言われていましたが、今日のお話を聴いて、本当に納得です。


最新刊『The Smile Shop』(Scallywag Press 2020.8)は8月にイギリスで出版されました。
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長年住み、10年前に離れざるをえなかった、自分の好きだったイギリス、特に、ロンドンへの気持ち・・・・・・センチメンタルな気持ちを描いたものだそうです。

日本では、『スマイルショップ』として、
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岩波書店から10月6日(火)に発売されます。


かわいい『きたむらさとし展』かわいい
るんるん期間るんるん 2020年10月10日(土)〜10月21日(水)
るんるん会場るんるん ギャラリー島田1階 deux& trois
    〒650-0003 兵庫県神戸市中央区山本通2-4-24 リランズゲートB1F・1F
    電話&fax to 078-262-8058
るんるん内容るんるん
 満月『The Smile Shop』の原画。
 満月他にも絵本の原画何点か。
 満月朝日新聞の土曜日に連載されている「悩みのるつぼ」の挿絵を10年担当していて、その原画。
 満月立体的な作品も。

「原画のすばらしさを味わって欲しい。」とは、ストレージ・ブックスの店長のお話です。


今回のブログ掲載にあたって、きたむらさとしさんの関係者のM様より許諾を得ています。
また、好評につき、ウェブ配信期間が延長されたため、途中でブログ掲載を中断し、配信終了後に掲載ました。
内容も、話されたままではなく、前後を変えたりして、本を中心にまとめました。
日本で手に入りにくい本もありますが、ぜひ、きたむらさんの本を手に取って、面白さを実感していただけたらと思います。
「絵本作家 きたむらさとし 紙芝居&トークライブWeb配信」に参加しましたE『動物たちの謝肉祭』 [2020年09月22日(Tue)]
前回の続き

画材についての話題になりました。
ガッシュ、透明水彩を使っているそうです。時にはアクリル絵の具も使います。

線は、主にガラスペンで描いています。
ガラスペンの先をわざと壊して太くして使っています。
金属ペンも時には使います。


『The Smile Shop』(Scallywag Press 2020.8)は、8月頭にイギリスで出た絵本です。 
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この作品は、万年筆の一番太いペン先に顔料インクで、初めて描きました。
万年筆が大好きな柴田元幸に万年筆で顔料インクが使えることを教えてもらいました。

鉛筆はほとんど使わないが使ってみたい、とのことです。


『The Carnival of the Animals : Poems inspired by Saint-Saens' music(Walker Books 2005)は、
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サンサン―ス作曲の組曲『動物の謝肉祭』の各楽章に13人の詩人が詩を書き、それに絵をつけたものですが、スポイトで描いています。
スポイトは絵の具をたくさん消費します。

本を見ると分かるように、味わい深い太い面白い線です。

『動物たちの謝肉祭 サーンスの音楽に誘われて
(ジェームズ・ベリー、エイドリアン・ミッチェルほか/詩 きたむらさとし/絵 四元康裕/訳 BL出版 2007.7)
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詩と音楽の両方に絵をつける感覚で描きました。
CD付で、日本語版は詩人の四元康祐が訳詩し朗読もしています。
編集したのは「かめ」の詩を書いたJudith Chernaik(ジュディス・チャーネイク)です。
音楽は、Judith Chernaikの息子のDavid Chernaik(デビッド・チャーネイク)の楽団the Apollo Chamber Orchestra(アポロ室内管弦楽団)が演奏しています。

謝肉祭はキリスト教のお祭りのひとつで、「四旬節」と呼ばれる断食期間を前に、思いきり食べたりおどったりして楽しむカーニバルです。
1886年、フランスの作曲家サン=サーンスは、オーストリアの小さな町で謝肉祭をむかえていました。このとき、友人がひらいたコンサートのために作った組曲が「動物の謝肉祭」です。
この本は、それぞれの曲からイメージをふくらませて、現代の詩人が詩を書き、絵本作家きたむらさとしが絵を描いてできあがったものです。CDに収められている演奏も、この本のために収録され、朗読は翻訳者みずからがおこないました。現代に新しく誕生した絵本版「動物たちの謝肉祭」の世界を楽しんでください。
(本カバー説明文より)


James Berry(ジェームズ・ベリー)、Kit Wright(キット・ライト)、Cicely Herbert(シセリー・ハーバート)、Judith Chernaik、Mitchel Adrian(エイドリアン・ミッチェル)、Gavin Ewart(ガヴィン・ユアート)、X.J.Kennedy(X.J. ケネディ)、Gerard Benson(ジェラルド・ベンソン)、Gillian Clarke(ジリアン・クラーク)、Valerie Bloom(ヴァレリー・ブルーム)、Wendy Cope(ウェンディ・コープ)、Edwin Morgan(エドウィン・モーガン)、Charles Causley(チャールズ・コウスリー)の13人の現代詩人です。

CDも、前半は各楽章の前に朗読、後半は音楽のみという構成になっていて、四元の朗読を聴きながらじっくり絵を楽しんだり、また、音楽に浸りながら、詩と絵を楽しんだりと、いろいろな楽しみ方ができ、お薦めの絵本ですひらめき

金属ペン、万年筆、ガラスペン、スポイトの線の違いが、ストレージブックスさんのHPに9月18日までアップされていましたが、もう、アップされていないので残念です。

ですが、ガラスペンによる『わたしのゆたんぽ』とスポイトによる『動物たちの謝肉祭』を比べると、画材の違いは明らかです。
是非、それぞれの絵本を手に取って読んでみて、線の違いを味わい、物語を楽しんでください。


次回に続く
「絵本作家 きたむらさとし 紙芝居&トークライブWeb配信」に参加しましたD『わたしのゆたんぽ』 [2020年09月21日(Mon)]
前回の続き

「一冊の絵本を作るのにどれくらい時間を要するか?」という質問に対して、「それぞれで違う。」という答えでした。

今、John Agardの作品に絵を付けているそうですが、すごい時間がかかっているけど、いくら描いても、「何かがちょっとだけよくない。これではいけない」気がして、締め切りがあってないようなものだから、何度も描き直しているとのことです。


古いアイデアで絵本ができることもあるそうです。

『わたしのゆたんぽ』(偕成社 2012.12)は、今までイギリスから出版され、それから日本で出るというのでしたが、これは、初めから日本で出版された絵本です。
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偕成社の梅田さんという編集者に、短い文章に絵をつける作品を思いつかないか、と言われました。そこで昔小さなスケッチブックに描いていたアイディアを見せました。
それは、きたむらさんの友人である『ぞうのエルマー』シリーズの作者 David McKee(デビッド・マッキー)を訪ねてフランスに遊びに行ったとき、カフェでいたずら描きしたものでした。
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▲ぞうのエルマー〈1〉ぞうのエルマー (ぞうのエルマー (1)) (きたむらさとし/訳 BL出版 2002)

主人公は日本の女の子で、今までの主人公の外国人の子とは違う雰囲気です。

ゆたんぽが大好きな女の子。でも、ゆたんぽは女の子の冷たい足が苦手な模様。ある日、とうとうゆたんぽは布団から逃げ出してしまいます!偕成社HP

出版された本を、メキシコの友人にあげたところ、「ぜんぜんわからん。」と言われました。湯たんぽがない国の人は理解できない絵本です。
イギリス人は湯たんぽが大好きだから分かるそうです。イギリスで出したい、と言っている人もいるとのことです。


かわいい『わたしのゆたんぽ』は、本の小さめなサイズやほっこりした表紙絵から想像できないような壮大なスケールの絵本です。お薦めですひらめき


次回に続く
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「絵本作家 きたむらさとし 紙芝居&トークライブWeb配信」に参加しましたC『ふつうに学校にいくふつうの日』 [2020年09月20日(Sun)]
前回の続き

翻訳家 柴田元幸との出会いは、きたむらさんにとって大きいものでした。
25年前、書評を書いてもらったのがきっかけだったそうです。

柴田元幸のエッセイ『死んでいるかしら』(新書館 1997.5)の雑誌連載時にイラストを担当しました。
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柴田元幸が選び抜いた英米詩を英語・日本語の対訳で味わう大人の絵本『アイスクリームの皇帝:Poetry in Pictures(河出書房新社 2014、10)。
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『Once upon an Ordinary School Day』(Andersen Press 2004)。
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Colin McNaughton (コリン・マクノートン)は、文章も絵も有名な作家で、絵本作家としても著名ですが、この作品は「個人的過ぎて自分で絵を描きたくない」ということで、きたむらさんが描くことになりました。
Colin McNaughtonは、2つの条件をつけました。
@車の車種は モーリス・マイナーという車 
A途中から言葉がなくなる6ページについては、勝手やっていい

鍵になる言葉「play music」について、「いろいろな楽器を演奏する」ことにして描いたら、コリンは、「そこはレコードをかける」と言いました。
ある会で英語版を即興で柴田が訳してくれ、その時、「「楽器を演奏する」じゃなくて不本意だった」と話すと、参加者の女性から「楽器にしたら先生が主人公になってしまう。主人公は男の子でしょ。」と言われたそうです。
書いた人より分かっているのではという位、文章を読み込んで絵を描いているけれど、本当の意味でストーリーを理解していなかったという気がし、反省したそうです。

何百回もストーリーを読み込んでやっと絵が描けるが、本当の理解はできてはいないのではないか、読み違えているかも、という思いは時々するそうです。

『ふつうに学校にいくふつうの日』(小峰書店 2005.5)は柴田元幸が翻訳を担当し、日本でも出版されました。
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第11回日本絵本賞翻訳絵本賞を受賞しましたひらめき


『Monkey Business International : New Writing from Japan( A Public Space)は、
Monkey Business new writeing from japan vol.6.jpg左向き三角1Vol.6〔2016)

年刊の文芸誌で、柴田元幸がTed Goossen(テッド・グーセン)(日本文学研究者、翻訳家)、Meg Taylor(メグ・テーラー)と3人で編集し、日本文学を英訳して紹介していました。
それに、柴田から時々誘われ、絵物語を描いていました。子どもが読者ではないので自由にやれたそうです。
『Monkey Business: New Writing from Japan』は7冊出て終刊しました(2011〜2017)。


翻訳家・柴田元幸が編集長を務める文芸誌『MONKEY』の英語版『MONKEY:New Writing from Japan VOL.1 FOOD: A MONKEY’S DOZEN』が、
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10月に、Ted Goossen、Meg Taylor、柴田元幸で編集で、スイッチ・パウブリケイションより出版されます。第1弾は日本版『MONKEY』のさまざまな号から作品を厳選して英訳、書き下ろし・描き下ろしも追加したものとなっています。きたむらさんは、お弁当箱の絵を載せています。
10月出版記念の座談会があり、呼ばれているそうです。


次回に続く
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