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こどもと本ジョイントネット21・山口


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法泉寺のシンパク @ 大内政弘の墓&法泉寺跡に行きましたE [2020年05月14日(Thu)]
【前回の続き】

法泉寺跡には「法泉寺のシンパク」という国の天然記念物のイブキの木がありますぴかぴか(新しい)
法泉寺の山門の側に植えたものといわれ、現在でもこの地は「山門の壇」と呼ばれているとのことです。

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国指定 天然記念物
法泉寺のシンパク
   昭和三年一月一八日指定
   所在地 山口市滝町一九〇四番の一
 シンパクはイブキの別名で、ヒノキ科の常緑中高木で主幹は直立する。
 このシンパクは、大内氏時代ここにあった法泉寺の山門脇に植えられていたものであったという。法泉寺は一四〇〇年応永年間創建されたといわれ仏殿の壇、経蔵の壇、方丈の壇などの地名が残っており、当時の規模をすることができる。しかし寺は大内氏滅亡後は廃絶したらしく、このシンパクが残っているのみである。
 このシンパクは三株が相接して成育しているように見えるが、一株が根元から直に三分岐したものである。根元の周囲は九.八メートルを超える。三幹の内 東側の株が樹勢おう盛でよく繁茂して高さは約十二メートル、目通り周囲は三.三mある。
 他の二幹は目通り周囲はほぼ三メートルに近い。老樹であるので内部は腐朽しているらしいが、新しい樹皮で包まれて奇形を呈している。


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文化遺産オンラインの「法泉寺のシンパク」項に

山口県山口市上宇野令
指定年月日:19280118
管理団体名:山口市(昭3・2・9)
史跡名勝天然記念物
天然紀念物調査報告(植物之部)第八輯 七一頁 参照
根元ヨリ三大支幹ニ分ル根元ノ總周囲三丈一尺、西北ノ支幹ハ傾斜セリ大内氏時代ノ遺木ニシテいぶき Juniperus chinensis L. ノ代表的巨樹ナリ


『天然紀念物及名勝調査報告 植物之部 第八輯』(三好學/著 内務省 1928(昭和3).4)(国立国会図書館蔵)P71〜74「法泉寺の槙柏」で1927(昭和2)年に行われた調査の報告を読んでみましょう。

所在 山口県吉敷郡山口町大字上宇野(令)字幼松院(民有)
槙柏は山口県庁六七町を距る山地にありて、里道の西方に接する田畝の中に立てり。この點は応永の頃大内義弘(政弘の間違い)の菩提寺法泉寺の在りし処にして、槙柏(イブキ)は当時の遺木なりと云ふ。
本樹は根元より北南西の三大支幹に分かる。
(略)
本樹は巨樹及老樹として有数なものなれば、天然記念物として指定されんことを望む。

とあります。「田畝(でんぽ)」とは「たはた」のことなので、もうしかしたら、「法泉寺跡」で掲載した石垣のいずれかは、段々畑の名残ではないかと不安になりましたふらふら

1927(昭和2)年当時の貴重な写真を国立国会図書館デジタルコレクションから転載させていただきます。
法泉寺の槙柏2 (2).png 法泉寺の槙柏3 (2).png


参考文献:
『天然紀念物及名勝調査報告 植物之部』第8輯(史蹟名勝天然紀念物保存協会/編 刀江書院 1928(昭和3))
  ※国立国会図書館デジタルコレクションでインターネット公開されています。
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