下関市立美術館 特別展「横山眞佐子と3人のゆかいな仲間たち 安野光雅/角野栄子/あべ弘士」に行きました@
[2019年09月07日(Sat)]
9月1日(日)、下関市立美術館に特別展「横山眞佐子と3人のゆかいな仲間たち 安野光雅/角野栄子/あべ弘士」を観に行きました

下関市立美術館は1983年の開館当初、絵本の原画展を全国の公立美術館に先駆けて、丸木俊や瀬川康男らの作品を集めた「秀作絵本原画展」(1986.4.26〜1986.5.18)を皮切りに、外部団体主催も含め、34回の原画展を開催してきました。
そのほとんどに横山さんは携われています。

(▲横山眞佐子さんとこどもの広場のスタッフ&黒瀬圭子さん こどもの広場にて 2019年2月11日撮影)
「秋野亥左牟展:古代からのメッセージ」(1996.1.3〜1996.2.18)、「アメリカ黄金時代の絵本作家たち:ロバート・マックロスキー/マーク・シーモント/マーシャ・ブラウン/バーバラ・クーニー」(1996.11.13〜1996.12.15)、「ターシャ・テューダーの世界展:絵本・花・カントリーライフ」(2000.11.9〜2000.12.17)、「エリック・カール絵本の世界:いろのまほうつかい」(2004.4.7〜2004.5.16)等々、心に残っています。
2Fの展示室に行くと、まず、横山眞佐子さんの部屋。
1979年、児童書専門店「こどもの広場」は、下関にわずか5坪ほどの店舗でスタートしました。当時、児童書の専門店は日本でも23軒目だったそうです。それから40年にわたり地域に根づき、絵本の素晴らしさを多くの人に伝えてこられています。

(▲こどもの広場 2018年4月15日撮影)
横山さんがセレクトされた本棚があって、8月31日と9月1日の2日間は好きな本を持って帰っていいとのことでした。
私は、定番ですが、
『アレクサンダとぜんまいねずみ―ともだちをみつけたねずみのはなし』(レオ・レオニ/著 谷川 俊太郎/訳 好学社 1975.4)

を選びました。連れは、
『しゅてんどうじ ― 曼殊院所蔵「酒呑童子絵巻」より』(木島始/構成・文 リブロポート 1993.10)

をチョイス。ちょっと、面白い絵本なので後日紹介いたします。
次は、安野光雅さんの部屋。
『街道をゆく』(週刊朝日「街道をゆく」(1991/8-1996/3))、『旅の絵本W』、『繪本 平家物語』、『空想工房の絵本』、『中国路』から24点が展示されていました。
特に、『中国路』は、安野光雅さんの山口県内を描かれたものがたくさん展示されいて、興味深かったです。
『旅の絵本W』(福音館書店 1983.9)
だれでも知っているアメリカ、初めて見るアメリカ。自由の風吹く大地にはスターやヒーロー、事件がいっぱい。逆からめくれば読者は歴史の旅人です。(福音館書店HP)

『繪本 平家物語』(講談社 1996.2)
「祇園精舎」より「女院死去」まで精密な絹絵と書き下ろしの文章で織りなす、(略)79場面・143章段を収載。
安野光雅が描く勇壮で気品高い『平家物語』。
戦記文学の古典・平家物語全12巻の名場面を79枚の流麗な絹絵に描下ろした安野光雅のライフワーク。画家がまとめた読み易い文章と共に甦る現代版平家物語絵巻。(講談社Book倶楽部HP)

▲『繪本 平家物語』より「壇浦合戦」
以前、下関美術館で行われた「安野光雅 平家物語の世界展」(1996.4.23〜1996.5.26)で観たことがあります。
絹地に墨や岩絵具で着彩するという日本画の手法が用いられた絹本画です。講談社の月刊PR誌「本」に、1989(平成元)年1月号〜1995(同7)年12月号まで連載された作品を軸として、連載終了後の1996(同8)年に安野氏が新たに書き下ろした文章とともに出版されました。
壇ノ浦の地での「平家物語」の展覧会ということで、大勢の人が詰めかけていました。

(▲下関市みもすそ川公園の源義経と平知盛像 2018年4月15日撮影)
『空想工房の絵本』(山川出版社 2014.3)
安野光雅が描く不思議な絵には、ひとつひとつの作品に仕掛けと意味が隠されており、見るものを空想の世界へと誘う。そんな不思議な絵や、絵科学的に捉えた視点から描いた絵など未発表の絵を120点掲載。(山川出版社HP)

『中国路』(安野光雅美術館 2016.9.1)
2015年6月から1年間、画家・安野光雅先生が故郷の島根県津和野町を中心に、思い出深い中国地方などでスケッチ旅行を行いました。倉敷、下関、宮島、浜田などの風景画32作品を収録しています。

【次回に続く】


下関市立美術館は1983年の開館当初、絵本の原画展を全国の公立美術館に先駆けて、丸木俊や瀬川康男らの作品を集めた「秀作絵本原画展」(1986.4.26〜1986.5.18)を皮切りに、外部団体主催も含め、34回の原画展を開催してきました。
そのほとんどに横山さんは携われています。

(▲横山眞佐子さんとこどもの広場のスタッフ&黒瀬圭子さん こどもの広場にて 2019年2月11日撮影)
「秋野亥左牟展:古代からのメッセージ」(1996.1.3〜1996.2.18)、「アメリカ黄金時代の絵本作家たち:ロバート・マックロスキー/マーク・シーモント/マーシャ・ブラウン/バーバラ・クーニー」(1996.11.13〜1996.12.15)、「ターシャ・テューダーの世界展:絵本・花・カントリーライフ」(2000.11.9〜2000.12.17)、「エリック・カール絵本の世界:いろのまほうつかい」(2004.4.7〜2004.5.16)等々、心に残っています。
2Fの展示室に行くと、まず、横山眞佐子さんの部屋。
1979年、児童書専門店「こどもの広場」は、下関にわずか5坪ほどの店舗でスタートしました。当時、児童書の専門店は日本でも23軒目だったそうです。それから40年にわたり地域に根づき、絵本の素晴らしさを多くの人に伝えてこられています。

(▲こどもの広場 2018年4月15日撮影)
横山さんがセレクトされた本棚があって、8月31日と9月1日の2日間は好きな本を持って帰っていいとのことでした。
私は、定番ですが、
『アレクサンダとぜんまいねずみ―ともだちをみつけたねずみのはなし』(レオ・レオニ/著 谷川 俊太郎/訳 好学社 1975.4)

を選びました。連れは、
『しゅてんどうじ ― 曼殊院所蔵「酒呑童子絵巻」より』(木島始/構成・文 リブロポート 1993.10)

をチョイス。ちょっと、面白い絵本なので後日紹介いたします。
次は、安野光雅さんの部屋。
『街道をゆく』(週刊朝日「街道をゆく」(1991/8-1996/3))、『旅の絵本W』、『繪本 平家物語』、『空想工房の絵本』、『中国路』から24点が展示されていました。
特に、『中国路』は、安野光雅さんの山口県内を描かれたものがたくさん展示されいて、興味深かったです。
『旅の絵本W』(福音館書店 1983.9)
だれでも知っているアメリカ、初めて見るアメリカ。自由の風吹く大地にはスターやヒーロー、事件がいっぱい。逆からめくれば読者は歴史の旅人です。(福音館書店HP)


『繪本 平家物語』(講談社 1996.2)
「祇園精舎」より「女院死去」まで精密な絹絵と書き下ろしの文章で織りなす、(略)79場面・143章段を収載。
安野光雅が描く勇壮で気品高い『平家物語』。
戦記文学の古典・平家物語全12巻の名場面を79枚の流麗な絹絵に描下ろした安野光雅のライフワーク。画家がまとめた読み易い文章と共に甦る現代版平家物語絵巻。(講談社Book倶楽部HP)

▲『繪本 平家物語』より「壇浦合戦」
以前、下関美術館で行われた「安野光雅 平家物語の世界展」(1996.4.23〜1996.5.26)で観たことがあります。
絹地に墨や岩絵具で着彩するという日本画の手法が用いられた絹本画です。講談社の月刊PR誌「本」に、1989(平成元)年1月号〜1995(同7)年12月号まで連載された作品を軸として、連載終了後の1996(同8)年に安野氏が新たに書き下ろした文章とともに出版されました。
壇ノ浦の地での「平家物語」の展覧会ということで、大勢の人が詰めかけていました。


(▲下関市みもすそ川公園の源義経と平知盛像 2018年4月15日撮影)
『空想工房の絵本』(山川出版社 2014.3)
安野光雅が描く不思議な絵には、ひとつひとつの作品に仕掛けと意味が隠されており、見るものを空想の世界へと誘う。そんな不思議な絵や、絵科学的に捉えた視点から描いた絵など未発表の絵を120点掲載。(山川出版社HP)

『中国路』(安野光雅美術館 2016.9.1)
2015年6月から1年間、画家・安野光雅先生が故郷の島根県津和野町を中心に、思い出深い中国地方などでスケッチ旅行を行いました。倉敷、下関、宮島、浜田などの風景画32作品を収録しています。

【次回に続く】
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