児童文学作家・富安陽子トークイベント&読み聞かせ「本は不思議の扉」に参加しました
[2026年06月10日(Wed)]
5月31日(日)、ルルサス防府で開催された児童文学作家・富安陽子トークイベント&読み聞かせ「本は不思議の扉」に参加しました

1時間半のお話はあっという間でした。
何度も大きな笑い声が起る、それも、若い人の笑い声が目立つ、楽しいお話でした!
そうなんです、富安さんは子ども達に圧倒的に支持されているだけあって、全体的に若い参加者が多いのが特徴的でした。

絵本も4冊、読んでくださいました。
本は持たずに、スクリーンに投影された文章を読まれました。
自分の書かれた文章だからでしょう、呼吸というか間がすごくいい! 心地のよい読み聞かせです。
富安さんの優しい声と軽快なテンポで、会場は物語の世界にぐっと引き込まれました。
『まゆとかっぱ
やまんばのむすめ まゆのおはなし』
(富安陽子/文 降矢なな/絵 福音館書店 2018.9)

『ここは、ようかいチビッコえん
ヒュードロ・タウンのようかいたち』
(日本傑作絵本)
(富安陽子/文 大島妙子/絵 福音館書店 2025.2.10)

『かげゾウ』
(こどものとも年中向き 2026年8月号)
(富安陽子/文 荒井良二/絵 福音館書店 2026.8)

『ねこまたさんとぬりかべさん』
(富安陽子/文 おくはらゆめ/絵 童心社 2026.6.10)

絵を手がけた画家さん達との貴重なエピソードも紹介されました。
降矢奈々さんの、キャラクターの位置や表情の変化など、子どもたちが読んで違和感が生まれないように細部への工夫やこだわりも教えてくださいました。
ラフ段階での大島妙子さんからの大真面目で細かい質問のメモ書きがいつも楽しいそうです。
『オニのサラリーマン』(富安陽子/文 大島妙子/絵 福音館書店 2015.10)では、「亡者全員、三角巾を着けたほうがいいでしょうか?」など、
『オニのサラリーマン しゅっちょうはつらいよ』(富安陽子/文 大島妙子/絵 福音館書店 2017.10)では、「金棒は出張先にも持参したほうがいいですか?」「飛行機の保安検査室は金棒OKでしょうか?」など・・・。
「子どもは物語の隅々まで見ている」「本気で楽しみながら作らなければ子どもの本は作れない」と言われました。
絵本は、扉、後ろ扉、15見開き、32頁でできています。
見開きの真ん中に顔がこないようにする、文章を入れるところ確保する、「文章」と「絵」のタイミングが大切で、子どもにとって、物語はフィクションではなく、ノンフィクションであるとも言われました。
今年は、『やまんば山のモッコたち』(富安陽子/作 降矢奈々/画 福音館書店 1986.12)が出てから40年です。

幼少期に同居されていたおばあさまから聞いた妖怪の話。
これは創作の原点ともなっています。
お父さまが「“うそ”と“ホラ”は違う。うそは自分のため、ホラは他人を楽しませるためにつくもの」と言われていたこと。
「物語を作ることはホラを吹くことと似ているのかもしれない。物語は人を楽しませるホラのようなもの」と語られました。
小学5年生の時に、のろいをテーマにした「きょうふののろい」という物語を書いたこと。
中学生の時は原稿用紙の冊子を1週間で書ききっていたこと。
高校卒業時に、在学中に書きためた3篇の短篇童話を集めた『童話集』を、ご両親が卒業の記念として100部ほど自費出版してくださったこと。
その収録作品は「菜の子先生」「東池」「虎落笛」で、ご存知のように、「菜の子先生」シリーズ(福音館書店)と『虎落笛』(富安陽子/作 梶山俊夫/絵 あかね書房 2002.12)の原案となりました。
大学生の時に、レポートとして提出した『童話集』が、月刊誌「子どもの館」8巻7号(通巻86号)(福音館書店 1980.7)に掲載されたこと。
福音館書店より400字詰原稿用紙1枚当たり2500円の原稿料をもらったそうです。
「読者が成長することが、子どもの本と大人の本の大きな違い」であり、「届けたい読者に届く言葉や漢字を使い、文章の長さや構成などを変えて、創作している」と語られました。
『博物館の少女 怪異研究事始め』
(富安陽子/著 禅之助/装画 アルビレオ/装丁 偕成社 2021.12)

夢に出てきたエピソードを物語に反映させたり、夢をもとに作った絵本も何冊もあるそうです。
ある年の初夢がきっかけだった『オニのサラリーマン』。
『オニのサラリーマン』
(日本傑作絵本)
(富安陽子/文 大島妙子/絵 福音館書店 2015.10)

大阪国際児童文学振興財団の土居安子さんの鮮明な夢からできた『タヌキの土居くん』。
『タヌキの土居くん』
(富安陽子/作 大島妙子/画 福音館書店 2022.3)

紹介はされなかったけど、お父さまを亡くされてほどなくして見た幸せな夢から生まれた絵本『さくらの谷』。
『さくらの谷』
(富安陽子/文 松成真理子/絵 偕成社 2020.2.7)

質問の時間も設けられ、会場からの2つの質問に丁寧に真摯に答えてくださいました。
長い物語の読み聞かせについての質問に対して、「読み聞かせは、本とつなぐ人と聞く人が共有する楽しみ」であり、「読み聞かせには限界がない」こと、「もし、時間がなくて途中でやめることになっても、聞く人にとって続きを読むきっかけになる」と答えられました。
和やかな雰囲気の講演会で、ほぼ時間通りに終わりました。
サイン会にも、もちろん並びました!

サインをしていただけるのは1冊だけ。
「やまんばのむすめまゆのおはなし」シリーズの単行本の新刊
『まゆと そらとぶくも
やまんばのむすめ まゆのおはなし』
(こどものとも絵本)
(富安陽子/文 降矢なな/絵 福音館書店 2026.4)

など用意してあった7冊の中から選びます。
悩んで選んだのは、『やまんば山のモッコたちに』敬意を表して、これです!
『まゆとごちそう 春夏秋冬
七つのお話とお料理レシピ』
(冨安陽子/作 降矢奈々/画 福音館書店 2026.4.20)

本来なら、福音館書店さんのご手配で、5月30日(土)に下関で富安さんの講演会をすることになっていました。元福音館書店編集長の松本徹さんも来てくださる予定でした。
きらめき活動助成事業助成金申請書には、ジョイネットの後援事業として記載しましたが、その後、諸事情で中止になってしまいました。本当に残念でした。
「また、山口県でやりましょう」と富安さんと防府駅でお別れしました。
ジョイネットの仲間たちと富安さんを囲んで

実際に富安さんが話されたお話の順番を前後して取り上げています。
また、聞き間違えなどあると思いますが、ご容赦ください。
防府図書館 幸田館長、防府市子ども読書フェスティバル実行委員会の皆様、防府図書館職員の皆様には大変お世話になりました。ありがとうございました。
1時間半のお話はあっという間でした。
何度も大きな笑い声が起る、それも、若い人の笑い声が目立つ、楽しいお話でした!
そうなんです、富安さんは子ども達に圧倒的に支持されているだけあって、全体的に若い参加者が多いのが特徴的でした。
絵本も4冊、読んでくださいました。
本は持たずに、スクリーンに投影された文章を読まれました。
自分の書かれた文章だからでしょう、呼吸というか間がすごくいい! 心地のよい読み聞かせです。
富安さんの優しい声と軽快なテンポで、会場は物語の世界にぐっと引き込まれました。
『まゆとかっぱ
やまんばのむすめ まゆのおはなし』
(富安陽子/文 降矢なな/絵 福音館書店 2018.9)
『ここは、ようかいチビッコえん
ヒュードロ・タウンのようかいたち』
(日本傑作絵本)
(富安陽子/文 大島妙子/絵 福音館書店 2025.2.10)
『かげゾウ』
(こどものとも年中向き 2026年8月号)
(富安陽子/文 荒井良二/絵 福音館書店 2026.8)
『ねこまたさんとぬりかべさん』
(富安陽子/文 おくはらゆめ/絵 童心社 2026.6.10)
絵を手がけた画家さん達との貴重なエピソードも紹介されました。
降矢奈々さんの、キャラクターの位置や表情の変化など、子どもたちが読んで違和感が生まれないように細部への工夫やこだわりも教えてくださいました。
ラフ段階での大島妙子さんからの大真面目で細かい質問のメモ書きがいつも楽しいそうです。
『オニのサラリーマン』(富安陽子/文 大島妙子/絵 福音館書店 2015.10)では、「亡者全員、三角巾を着けたほうがいいでしょうか?」など、
『オニのサラリーマン しゅっちょうはつらいよ』(富安陽子/文 大島妙子/絵 福音館書店 2017.10)では、「金棒は出張先にも持参したほうがいいですか?」「飛行機の保安検査室は金棒OKでしょうか?」など・・・。
「子どもは物語の隅々まで見ている」「本気で楽しみながら作らなければ子どもの本は作れない」と言われました。
絵本は、扉、後ろ扉、15見開き、32頁でできています。
見開きの真ん中に顔がこないようにする、文章を入れるところ確保する、「文章」と「絵」のタイミングが大切で、子どもにとって、物語はフィクションではなく、ノンフィクションであるとも言われました。
今年は、『やまんば山のモッコたち』(富安陽子/作 降矢奈々/画 福音館書店 1986.12)が出てから40年です。
幼少期に同居されていたおばあさまから聞いた妖怪の話。
これは創作の原点ともなっています。
お父さまが「“うそ”と“ホラ”は違う。うそは自分のため、ホラは他人を楽しませるためにつくもの」と言われていたこと。
「物語を作ることはホラを吹くことと似ているのかもしれない。物語は人を楽しませるホラのようなもの」と語られました。
小学5年生の時に、のろいをテーマにした「きょうふののろい」という物語を書いたこと。
中学生の時は原稿用紙の冊子を1週間で書ききっていたこと。
高校卒業時に、在学中に書きためた3篇の短篇童話を集めた『童話集』を、ご両親が卒業の記念として100部ほど自費出版してくださったこと。
その収録作品は「菜の子先生」「東池」「虎落笛」で、ご存知のように、「菜の子先生」シリーズ(福音館書店)と『虎落笛』(富安陽子/作 梶山俊夫/絵 あかね書房 2002.12)の原案となりました。
大学生の時に、レポートとして提出した『童話集』が、月刊誌「子どもの館」8巻7号(通巻86号)(福音館書店 1980.7)に掲載されたこと。
福音館書店より400字詰原稿用紙1枚当たり2500円の原稿料をもらったそうです。
「読者が成長することが、子どもの本と大人の本の大きな違い」であり、「届けたい読者に届く言葉や漢字を使い、文章の長さや構成などを変えて、創作している」と語られました。
『博物館の少女 怪異研究事始め』
(富安陽子/著 禅之助/装画 アルビレオ/装丁 偕成社 2021.12)
夢に出てきたエピソードを物語に反映させたり、夢をもとに作った絵本も何冊もあるそうです。
ある年の初夢がきっかけだった『オニのサラリーマン』。
『オニのサラリーマン』
(日本傑作絵本)
(富安陽子/文 大島妙子/絵 福音館書店 2015.10)
大阪国際児童文学振興財団の土居安子さんの鮮明な夢からできた『タヌキの土居くん』。
『タヌキの土居くん』
(富安陽子/作 大島妙子/画 福音館書店 2022.3)
紹介はされなかったけど、お父さまを亡くされてほどなくして見た幸せな夢から生まれた絵本『さくらの谷』。
『さくらの谷』
(富安陽子/文 松成真理子/絵 偕成社 2020.2.7)
質問の時間も設けられ、会場からの2つの質問に丁寧に真摯に答えてくださいました。
長い物語の読み聞かせについての質問に対して、「読み聞かせは、本とつなぐ人と聞く人が共有する楽しみ」であり、「読み聞かせには限界がない」こと、「もし、時間がなくて途中でやめることになっても、聞く人にとって続きを読むきっかけになる」と答えられました。
和やかな雰囲気の講演会で、ほぼ時間通りに終わりました。
サイン会にも、もちろん並びました!
サインをしていただけるのは1冊だけ。
「やまんばのむすめまゆのおはなし」シリーズの単行本の新刊
『まゆと そらとぶくも
やまんばのむすめ まゆのおはなし』
(こどものとも絵本)
(富安陽子/文 降矢なな/絵 福音館書店 2026.4)
など用意してあった7冊の中から選びます。
悩んで選んだのは、『やまんば山のモッコたちに』敬意を表して、これです!
『まゆとごちそう 春夏秋冬
七つのお話とお料理レシピ』
(冨安陽子/作 降矢奈々/画 福音館書店 2026.4.20)
本来なら、福音館書店さんのご手配で、5月30日(土)に下関で富安さんの講演会をすることになっていました。元福音館書店編集長の松本徹さんも来てくださる予定でした。
きらめき活動助成事業助成金申請書には、ジョイネットの後援事業として記載しましたが、その後、諸事情で中止になってしまいました。本当に残念でした。
「また、山口県でやりましょう」と富安さんと防府駅でお別れしました。
ジョイネットの仲間たちと富安さんを囲んで
実際に富安さんが話されたお話の順番を前後して取り上げています。
また、聞き間違えなどあると思いますが、ご容赦ください。
防府図書館 幸田館長、防府市子ども読書フェスティバル実行委員会の皆様、防府図書館職員の皆様には大変お世話になりました。ありがとうございました。
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