• もっと見る

こどもと本ジョイントネット21・山口


〜すべての子どもに本との出会いを〜

子どもと本をむすぶ活動をしています


検索
検索語句
<< 2025年05月 >>
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
最新記事
カテゴリアーカイブ
プロフィール

こどもと本ジョイントネット21・山口さんの画像
月別アーカイブ
最新コメント
タグクラウド
日別アーカイブ
https://blog.canpan.info/jointnet21/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/jointnet21/index2_0.xml
「一つのメルヘン」をイメージした「鉱物テラリウム」を作りました @ 山口県立山口博物館 [2025年03月14日(Fri)]
3月8日(土)、山口県立山口博物館教育普及講座 地学教室「鉱物テラリウムをつくろう」に参加しましたぴかぴか(新しい)

前半は担当の赤崎英里さんによる鉱物の結晶構造・劈開・比重・硬度や化学組成などのお話でした。

KIMG5769.JPG

それが、分かりやすくて面白い! 資料も、高校生の頃、こんなふうに自分でノートを取れていたら、地学は絶対5だっただろうなあ、と思うほど要点が実に的確にまとめられていましたおやゆびサイン

方解石と石英がクエン酸に溶けるかどうか化学的性質を調べる実験もしました。

KIMG5773(1).JPG KIMG5774(1).JPG


後半は鉱物テラリウム作り・・・
テラリウムとは「テラ(terra)=大地」と「リウム(arium)=場所」を合わせた言葉です。

各自持ち寄った瓶の中に、水晶、正長石、方解石、蛍石の4種類の鉱石から1つメインを選び、白雲母や砂、人工のコケ、木片チップ、紙などで飾り付けをしました。

KIMG5783(1).JPGKIMG5780(1).JPG
KIMG5782(1).JPGKIMG5781(1).JPG  

ツレは、山口の風景がテーマだとか言って、水晶をチョイスし、賑やかに飾っていました。
それが受けたのか、翌9日の読売新聞の山口県版にデカデカと載っていました!

IMG_E4836.JPG 8691(1).jpg


私は、中原中也の詩「一つのメルヘン」をイメージして、蛍石と白雲母と白砂だけでシンプルに仕上げました。詩に「硅石」って出てくるから、水晶をメインにした方がよかったかなあ・・・。

KIMG5777(1).JPG KIMG5789(1).JPG KIMG5788(1).JPG


家に帰って、ジグドールの中ちゃんと一緒にカメラ

IMG_E4818(2).JPG


  一つのメルヘン

秋の夜は、はるかの彼方(かなた)に、
小石ばかりの、河原があつて、
それに陽は、さらさらと
さらさらと射してゐるのでありました。

陽といつても、まるで硅石(けいせき)か何かのやうで、
非常な個体の粉末のやうで、
さればこそ、さらさらと
かすかな音を立ててもゐるのでした。

さて小石の上に、今しも一つの蝶がとまり、
淡い、それでゐてくつきりとした
影を落としてゐるのでした。

やがてその蝶がみえなくなると、いつのまにか、
今迄流れてもゐなかつた川床に、水は
さらさらと、さらさらと流れてゐるのでありました…
トラックバック
※トラックバックの受付は終了しました
コメント