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こどもと本ジョイントネット21・山口


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金井一郎 翳り絵展 ― 「銀河鉄道の夜」を巡る旅 ― @ 武蔵野市立吉祥寺美術館 企画展 [2024年10月25日(Fri)]
11月4日(月)まで、武蔵野市立吉祥寺美術館で、企画展「金井一郎 翳り絵展 ― 「銀河鉄道の夜」を巡る旅 ―」が開催されていますぴかぴか(新しい)

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光と影をテーマとする造形作家 金井一郎(1946年〜、埼玉県生まれ)。独自の技法「翳り絵(かげりえ)」で表現された宮沢賢治の名作『銀河鉄道の夜』の宇宙景観。その世界は小さな光の粒の集積で描き出され、まるで宇宙できらめく星そのもののように感じられます。

転居などの環境の中で孤独な心情をかかえていた金井は、小学校四年生のときに『銀河鉄道の夜』に大きな影響を受け、その少年時代の強烈な読書体験は、いつしか『銀河鉄道の夜』の世界を視覚化したいという熱意へとつながっていきました。当初は、影絵で制作をしていましたが、「独特の透明感と暗さのある『銀河鉄道の夜』を表現するには平坦な描写では物足りなかった」と言います。長い試行錯誤の末、針で無数の孔をあけた黒いラシャ紙を重ね、後ろから当てた光が針孔を通り複雑に屈折することで独特の立体感と透明感を創り出す「翳り絵」を考案し、繊細な幻想世界の表現を生み出すことに成功しました。

本展では、『銀河鉄道の夜』シリーズより、絵本未掲載を含む翳り絵36点と、乾燥させた植物や木の実のなかに小さな光を仕込んだランプや、ジオラマのような街並みに灯りを灯した物語性あふれるオブジェを展示いたします。その制作の原動力は、「『銀河鉄道の夜』に描かれた青い烏瓜の灯りやジョバンニが彷徨する夜の街の光と影の綾なす世界への尽きぬ興味から」だと言い、現在も制作イメージの源泉となっています。

金井が追い求めた光と影の幻想世界『銀河鉄道の夜』を巡る旅をどうぞご堪能ください。


るんるん開催期間るんるん 2024年9月21日(土)〜11月4日(月・振休)
  るんるん休館日 9月25日(水)、10月30日(水)
るんるん開催時間るんるん 10:00〜19:30
るんるん開催場所るんるん 武蔵野市立吉祥寺美術館
  〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-8-16 FFビル(コピス吉祥寺A館) 7F
  JR、京王井の頭線吉祥寺駅中央口(北口)から徒歩約3分

るんるん内 容るんるん 
光と影をテーマとする造形作家 金井一郎による独自の技法「翳り絵(かげりえ)」、
宮沢賢治の名作『銀河鉄道の夜』シリーズの翳り絵36点と、乾燥させた植物や木の実のなかに小さな光を仕込んだランプ、ジオラマのような街並みに灯りを灯した物語性あふれるオブジェを展示

るんるん対 象るんるん どなたでも
るんるん入館料るんるん 一般300円、中高生100円(小学生以下・65歳以上・障がい者の方は無料)
るんるん問 合るんるん 0422-22-0385
るんるん主 催るんるん 武蔵野市立吉祥寺美術館(公益財団法人 武蔵野文化生涯学習事業団)



『銀河鉄道の夜』
(宮沢賢治/作 金井一郎/絵 三起商行 2013.10)
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満月新月満月新月満月新月満月新月 満月新月満月新月

ミキハウスの宮沢賢治シリーズ『銀河鉄道の夜』を編集された松田素子さんより金井一郎さんと「翳り絵」について何度かお話を伺ったことがあります。また、烏瓜のランプも見せていただきました。

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P1040604.JPG
(以上3枚の写真は、2015年10月24日山口県立山口図書館にて撮影)

2015年10月24日の講演会では、終了後、会場を移動して、金井一郎さんの翳り絵を見せていただきました。真暗闇の中、静かに浮かび上がるインスタレーションは不思議な立体感があり、心の奥深くをのぞき見るような神秘的で幻想的な世界でした。
https://blog.canpan.info/jointnet21/archive/52
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