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こどもと本ジョイントネット21・山口


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枡築らんかん橋 @ 防府市指定有形文化財  [2022年12月08日(Thu)]
防府市浜方のブリヂストン防府工場の辺りを車で走っていると、橋脚もなく、両岸に斜めに打ち込まれた二段の刎石上に重ねて石桁を置いただけの不思議な橋を発見サーチ(調べる)
枡築らんかん橋ですぴかぴか(新しい)

IMG_E6671.jpeg IMG_E6672.jpeg IMG_6679.JPG


ブリヂストン防府工場の側に説明板があります。

IMG_E6669.jpeg

説明板を転記します。

IMG_E6670.JPG

市指定有形文化財(建造物)
枡築らんかん橋
    昭和四十六年(一九七一)三月二十七日指定
    所在地 防府市大字田島
 枡築らんかん橋は、大浜に塩田が築かれた明和年間(一七六四〜一七七二)に、枡築間の通路として、入川の上に架橋された石橋です。かつては木製の欄干が取り付けてありましたが、現在は欠失しています。
 橋げたの露出部は長さ八.八メートル、幅一.八メートル、中央つりげたの厚さは一五センチメートルで、橋の中央部は、満潮時でも製塩の燃料となる石炭や製品となった塩などを乗せた上荷船が通行できるように、橋台から六〇センチメートル程度高く造られています。
 大浜塩田には、ほぼ同型同大のものが九橋ありましたが、往時の地に残るものはこの一橋のみとなっています。
 (防府市では、大浜にあった橋を三田尻塩田記念産業公園内に、江泊浜にあった橋を山陽自動車道上り線佐波川サービスエリア内に移設し、保存しています。)
   平成二十五年九月
     防府市教育委員会



説明板にある「大浜」とは『防府歴史用語辞典』(ほうふWeb歴史館)によると

大浜 (おおはま)
1764年に萩藩の資金でつくられた塩田ですが、高潮のため、土手がこわれてしまい、修理が完成したのは1767年になってからです。防府では最大の塩田で、海水が塩田の周囲をめぐるように水路がありました。


です。同じく「入川」とは、

入川 (いりかわ)
江戸時代、三田尻の塩田に効率よく海水を引き入れるためにつくられた水路です。塩田の周囲を入川がめぐるので、塩田の砂に海水がつきやすくなります。また、荷物の運ぱんにも使われていました。


ここは、大浜塩田の用水だったのですね。

大浜の塩田はまわりの 古浜、中浜、鶴浜、江泊浜、西浦浜の塩田とともに 「三田尻六ヶ所浜」 と呼ばれ、赤穂(兵庫県)に次ぐ塩田として栄えました。
(防府市のHP https://www.city.hofu.yamaguchi.jp/soshiki/25/rekishi.html 参照)


渡ってみました。かなり斜度があります。
後方に写っているのがブリジストン防府工場です。

IMG_E6676.jpeg


「枡築らんかん橋」の「枡築」とは何でしょうか?
「防府市歴史用語集」に

枡築浜(ますつきはま)
周りに水路(入川[いりかわ])のめぐっている塩田の別名です。周りに海水が流れているので、塩田の砂により海水がしみこみやすくなります。枡[ます]の形に似ているので、このように呼ばれていました。


とあります。地名と解釈していいようです。

では、「枡築らんかん橋」の「らんかん橋」とは? 「防府市歴史用語集」によると

らんかん橋 (らんかんばし)
橋に木のてすりのついた橋のことです。江戸時代の大浜[おおはま]塩田には9つのらんかん橋がありました。


「らんかん橋」の名前の由来となった、木製だったという欄干は今はありませんが、橋の両端に数箇所、窪みが残っています。

IMG_E6673.JPG IMG_E6677.JPG


見れば見るほど面白い構造です。
こういう橋を「刎橋(はねばし)」というのだそうです。
刎橋は、両岸の岩盤に穴をくり抜き刎ね木を斜めに差込み、中空に突き出させ、さらに、その上に同様の刎ね木を突き出し、下の刎ね木に支えさせます。支えを受けた分、上の刎ね木は下のものより少しだけ長く出すことができます。これを何本も重ねて、中空に向けて遠く刎ねだしていき、これを足場に橋梁を組み上げ、板を敷いて橋にします。こうして、橋脚を立てずに架橋することができます。

この枡築らんかん橋は、花崗岩でできていて、二段の張り出し桁の上に橋桁をおく構造になっています。

IMG_E6672(2).JPG IMG_E6676(2).JPG


「バイク通行禁止」とありますが、自転車はOKなようで、ちょうど、住民の方が、自転車から降りて押して渡っていらしゃいました。さすがに、乗っては無理???


IMG_E6678.JPG


こうしてまだ使われているなんて、素敵です揺れるハート
頑張れ!!
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