CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る

こどもと本ジョイントネット21・山口


〜すべての子どもに本との出会いを〜

子どもと本をむすぶ活動をしています


検索
検索語句
<< 2021年11月 >>
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
最新記事
カテゴリアーカイブ
プロフィール

こどもと本ジョイントネット21・山口さんの画像
月別アーカイブ
最新コメント
タグクラウド
日別アーカイブ
https://blog.canpan.info/jointnet21/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/jointnet21/index2_0.xml
ブドウ畑に中也の詩 @ 福田百合子先生と行く山口市仁保の文学の旅B [2021年10月02日(Sat)]
前回の続き

そしてお目当ての山崎果樹園へ 。
「汚れちまった悲しみに」など中也の詩10篇を記した短冊状の板がブドウの木を飾っていますぴかぴか(新しい)

IMG_E1138.JPG DC4EDF68-3519-4284-A71C-784286D584F6.jpeg

手前から奥に進んで行くと、詩が読み進められます。

14156712-0712-4328-9D34-9ADD672BE2CD.jpeg

▼「サンデー西京」2021年9月18日号
IMG_E1153.JPG


「汚れちまった悲しみに」

254F9486-8888-4B14-982C-0E02D56F68FB.jpeg


「夏の日の歌」

797F36AC-B638-4B51-A432-A9123F14F358.jpeg


「夏の海」

DC887D39-CAEB-49D3-9141-31DDC1F31039.jpeg

輝(かがや)く浪の美しさ
空は静かに慈しむ、
耀く浪の美しさ。
人なき海の夏の昼。

心の喘(あえ)ぎしづめとや
浪はやさしく打寄する、
古き悲しみ洗へとや
浪は金色、打寄する。

そは和やかに穏やかに
昔に聴きし声なるか、
あまりに近く響くなる
この物云はぬ風景は、

見守りつつは死にゆきし
父の眼(まなこ)とおもはるる
忘れゐたりしその眼
今しは見出で、なつかしき。

耀く浪の美しさ
空は静かに慈しむ、
耀く浪の美しさ。
人なき海の夏の昼。
    (一九二九・七・一〇)



「サーカス」

E422B057-C5C1-405F-8082-80EFBFF7C29B.jpeg


「帰郷」

BE9B9B82-5B61-4BC0-AF5F-9B2FA573FD4E.jpeg B52E505F-3333-4204-9ACC-E90C3B53FD40.jpeg


「月夜の浜辺」

64724C85-1031-4C06-A2D2-346A8E0D19E9.jpeg


「秋の夜空」

6D9839CF-4C8D-4EBC-89B3-AD56585DDC51.jpeg

 これはまあ、おにぎはしい、
みんなてんでなことをいふ
それでもつれぬみやびさよ
いづれ揃つて夫人たち。
    下界は秋の夜といふに
上天界のにぎはしさ。

すべすべしてゐる床(ゆか)の上、
金のカンテラ点(つ)いてゐる。
小さな頭、長い裳裾(すそ)、
椅子は一つもないのです。
    下界は秋の夜といふに
上天界のあかるさよ。

ほんのりあかるい上天界
遠(とほ)き昔の影祭、
しづかなしづかな賑はしさ
上天界の夜(よる)の宴。
    私は下界で見てゐたが、
知らないあひだに退散した。



「一つのメルヘン」

DD768ED9-7963-40A2-AD99-F214605080EE.jpeg


「はるかぜ」

51AC6B62-DED0-41BB-8C28-111706AF2D3F.jpeg


「北の海」

5D1CC0B6-25FB-4AC1-A1B8-A8C661D863A9.jpeg


詩を味わいながらブドウ狩を楽しみました。

F4257811-2E87-4E63-86C3-189B0C22C352.jpeg

シャインマスカットやコトピーなどのブドウがありましたが、私は「雄宝」というブドウを求めました。
「シャインマスカット」と「天山」を交配・育成した大粒・大房のブドウで、もちろん種もなく、甘いけれどスッキリと爽やかな味で、皮がとにかく薄く皮ごとサクサクと食べることができます。

DC9A8A08-64E6-46F5-B6C3-E9F1F1670886.jpeg


その後は、中也の詩の朗読会ノート2(開)

IMG_E1150.JPG

シャンソン歌手の松崎雅子さんによる中也の歌も楽しみました🥰

83FD4C53-DEB0-4E3C-8E04-0E1EF27BD14F.jpeg

るんるんポッカリ月が出ましたら、
 舟を浮べて出掛けませう。
 波はヒタヒタ打つでせう、
 風も少しはあるでせう。

   (中原中也「湖上」より)


仕上げは、秋川牧園でカフェオレとプリン喫茶店

身も心も満足した秋の日でした揺れるハート
トラックバック
※トラックバックの受付は終了しました
コメント