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こどもと本ジョイントネット21・山口


〜すべての子どもに本との出会いを〜

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記念講演会「中也と鉄道」 @ 「第25回中原中也賞贈呈式・記念講演」に行きましたA [2020年11月26日(Thu)]
前回の続き

記念講演まで時間があったので、詩人のカニエ・ナハさんとお話しする機会を得ましたわーい(嬉しい顔)
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カニエさんが持つ本『美しいからだよ』に注目exclamation×2
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付箋がすごいです。
NHKドラマ『朗読屋』でもカニエさんの持つ中也の本にびっしり付箋が付けられていて、読み込んでいらっしゃるな、と感動したのを思い出しました。
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いよいよ記念講演
原武史さん(放送大学教授)による「中也と鉄道」
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阿部六郎宛書簡 昭和12(1937)年7月7日付

(略)もうくにを出てから十五年ですからね。ほとほと肉感に乏しい関東の空の下にはくたびれました。それに去年子供に死なれてからといふものは、もうどんな詩情も湧きません。瀬戸内海の空の下にでもゐたならば、また息を吹返すかも知れないと思ひます。(略)なんだか線路の上の家にはもうゐられないのではないかと思ふ。(略)


(自筆住所録)

終列車ニテ旅順ニユク。


安原喜弘宛書簡 昭和12(1937)年9月2日付

京王電車の沿線、終点に近いあたりにゆかうかとも一時思ひましたが、やつぱり引上げることにしました。帰つてもまあ、あんまりいいこともないのですが、ほんのつまらぬ道の曲り角にも、少年時代がこびりついてゐますし、まあ、なんとなく粘着力は感じられます。(略)


「散歩生活」

 私一人の住居のある、西荻窪に来てみると、まるで店灯がトラホームのやうに見える。水菓子屋が鼻風邪でも引いたやうに見える。入口の暗いカフヱーの、中から唄が聞こえてゐる。それからもう直ぐ畑道だ、蛙が鳴いてゐる。ゴーツと鳴つて、電車がトラホームのやうに走つてゆく。月は高く、やつぱり流れてゐる。(略)


など、中也が書いたものに関連して、詳細に当時の鉄道事情を話してくださいました。
これから、中也を読むとき、より内容を深く理解することができそうです。
また、ご自身の寝台特急での思い出話はとても興味深かったです。
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