世界遺産が日本で連続登録 [2013年06月30日(Sun)]
富士山に続いて三保松原も世界遺産に登録されました。
これはかなりびっくりするような結果です。間違いなく三保松原のほうは登録され ないと見られていました。 富士山にしても世界的に見てありふれた火山で、しかもごみ問題などもありユネスコは 世界遺産に登録することに難色を示し続けていました。 それがここに来て、連続で登録されています。 日本の登録基準は世界的に見てもかなり甘いのではないか、というのがささやかれて います。 それに関しての記事が掲載されていました。 日本は今やユネスコの最大のスポンサーとなっているそうです。 もともとの最大出資国のアメリカは、パレスチナのユネスコ加盟に抗議する意味で 拠出金の支払いを拒否しています。 そこで約31億円の出資をしている日本が、一番発言権を持つようになったようです。 このような加盟機関では、アメリカはあまり信用できませんからね。 国連にもろくにお金を払っていませんし、気に入らないことがあると今回のようにすぐ 決められた拠出金を支払わないようにして圧力をかけるなど、やりたい放題が目立ちます。 それに比べて日本は交渉べたなのか、一旦決めたことはとことん守り続けます。 もちろん本気で怒らせたらまずいですから、ユネスコの方も登録に関しては便宜を 図っているのでしょう。 日本は外貨獲得のためにも、海外からの旅行者を増やさなければなりません。 そのためには世界遺産の登録を増やすという事は、都合が良い方法だといえます。 だいたい登録されたところは観光客が激増し、もちろん国内の人間だけではなく海外 からの観光客が明らかに増える傾向があります。 何か釈然としませんが、日本政府にしては賢いやり方をとっていると言えます。 ただやりすぎは逆効果になります。 あまりにも世界遺産が乱発されれば、当然その価値は暴落しますし意味がなくなって しまいます。 観光客を増加させたいのなら、そのあたりのバランスも考えていかないといけま せんね。 |