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(3)マインドフルネスは新しい「正統」になったのか [2021年07月12日(Mon)]

マインドフルネスは新しい「正統」になったのか

 大竹晋氏によれば、大乗仏教の核心は、3つ。自内證、利他、自己成長です。  苦悩する他者の救済支援もあり、自分とは違うものを排除するような偏狭なエゴイズムの心も気づいて抑制するような自己の成長を主張します。大乗仏教は、崇高な精神を含んでいます。これが、世界に広がれば、世界から独裁がなくなるでしょうに。世界の各地で、一つを上から押し付ける画一主義、自由を制限し、批判者を投獄、殺戮しています。せっかく生まれたいのちなのに、批判する言葉、行動をすれば、独裁者に自由を縛られ、殺される。
 日本は、さすがに殺されませんが、排除されます。私も、・・・。

 無評価の観察の「マインドフルネス」は、日本では、「宗教を排除したもの」という 偏見をかなり広くもたらしました。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/2635
★ロゴセラピーのフランクルは、宗教を高く評価した
 =精神衛生的観点から宗教による救いを必要とする人々がいる。終末期や死を意識する人々に宗教しかできない苦悩支援がある。

 フランクルは、神谷美恵子、西田哲学、鈴木禅学などに類似する哲学があります。 最近、重要性が 増してきた「共生」もあります。自由、多様性を認めない還元主義、画一主義、全体主義への批判。
 「異端の時代」の森本あんり氏にも通じるものがあります。
  https://blog.canpan.info/jitou/archive/3919


 竹村牧男氏によれば、仏教の極限まで深化した華厳経には、共生があるといいます。事事無礙法界です。宮沢賢治の「世界が全体幸福にならないうちは」です。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3659
★宮沢賢治=「世界が全体幸福にならないうちは」

 ひとはみな、違う世界を生きたいと思います。政治はこれのみ、宗教はこれのみ、〇〇の解釈はこれのみというのは嫌でしょう。異説をいうと、排除されるのですか。
 死の不安をかかえたひとには、宗教が必要だという医師もおられます。 ターミナルケアの現場に、宗教者がよりそうことがあります。 でも無評価の観察の「マインドフルネス」は排除するのですか。

 金子みすゞも「みんなちがってみんないい」です。
 https://blog.canpan.info/jitou/archive/2336

 「マインドフルネス」は、「宗教を排除したもの」ならば、別の自己観察の手法によって、 現代に活かせる支援方法を研究開発すればいいのです。上記のように、多くの人々が、その方向を共通に指摘しています。


https://blog.canpan.info/jitou/archive/4834
【連続記事】一体どういうリソースなのか
 =薬物療法で治らないうつ病などが治るような長期的な支援をして自殺を減少させるのは
Posted by MF総研/大田 at 07:23 | さまざまなマインドフルネス | この記事のURL
(2)現在を受容している「正統」を批判する手法が現れないとうつ病が治らな、自殺が減少しない [2021年07月10日(Sat)]

現在の心理療法を推進している「正統」を批判する手法が現れないとうつ病が治らない、自殺が減少しない

 前の記事でこのようなことを述べました。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4834
★現状の大学や学者の説では自殺を防止できていない

 現在、うつ病や自殺問題の領域にかかわる研究、学問は、効果がない人たちもあるわけです。 だから、現在の研究を批判する(もちろん、全否定ではない、不十分だというのだ) 学説、技術が現れないと、苦悩するひとが救われません。 うつ病、パニック症、社交不安が治らないひとが出ています。そこからも、自殺が起きているでしょう。
 子どもには、薬物療法を用いることは適切ではないという報告もあります。しかし、有効な対策をとらないせいか、子どもの自殺もあります。産後女性のうつ病も、相談だけでは治らないひともいるでしょう。乳児の養育も難しい母親になります。
 新しい技術が必要です。現在の治療法、技術、支援法とされる正統から外れた新しい方法があれば「異端」となります。現在の正統は、薬物療法ですか、TMS治療(経頭蓋磁気刺激療法)ですか、認知療法ですか、無評価観察の「マインドフルネス」ですか。産後うつ病には、2回の相談がありますが、それでうつ病が治りますか。

 森本あんり氏の言われることの一つが、従来の治療法や支援制度では治らないうつ病やパニック症、PTSDなどの治療法、自殺防止の領域にも言えそうです。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3919
★)これからの「正統」は全体を僭称せず全体の部分を自覚するもの

 現在までの「正統」の禅は目的を持たないのだ、それが尊い、ということでこの現代でも存在価値があるのですか。無評価の観察は、現実の救済支援をしない宗教の禅を批判する新しい学説といえなくもありません。坐禅し、経行(きんひん)という歩きかた、黙々と食べる、掃除するなど禅の方法と、無評価観察のマインドフルネスMBSRは、きわめて類似しています。今や、科学の時代です。両者はほぼ同じであることを証明できるかもしれません。
(森本氏の意見は、仏教の最高峰の「華厳経」の事事無礙法界に類似します=竹村牧男氏)

 観察方法としては、「マインドフルネス」が科学であり、うつ病再発予防、自己観察の「正統」になったのですか。真の自己は、文脈としての自己であるという新しい学説がACTから主張されてきました。新しい 正統はまた、変わりゆく現状に応えられないと批判されます。新しい革新から批判されます。

 SIMTは西田哲学を背景の理論としています。そこには、共生の哲学があると竹村牧男氏が指摘されました。SIMTも全体の部分にしかなれません。現実の世界は、無数のひとの夢と価値の集積です。うつ病になる人も様々な背景と養育環境があり、SIMTの標準的な課題を実行できない人もいます。すべての患者が標準的なSIMTの対象にできるわけではありません。薬物療法が効果的な患者さんもいます。SIMTができる人に対しても支援者の多大な時間を必要とする患者がいます。SIMTは経済的、効率的ではありません。だから、SIMTが全体になるとは毛頭考えられません。

 マインドフルネスSIMTも部分にしかなりえません。すべてのうつ病がSIMTで治るなどというような不遜なことはいっていません。ただ、部分的にこれで治り、自殺しないですみます。しかし、全部ではない。このような難しい方法は実践できないひとも多い。そして、SIMTを実践しても治らないひとがいます。やはり、他の方法も必要です。
 現在は、SIMTは「異端」にもなりえていません。無視、傍観されています。「異端」と認定されて、ごく一部でも用いられれば「異端」として注目されて、そして、さらに、SIMTを批判するものが現れるでしょう。それならば光栄だが、SIMTは「異端」にもなりえておらず、消えていく可能性もあります。
 「異端」以前のSIMTで治ったひともおられます。機関誌「マインドフルネス精神療法」7号に掲載していただこうと思います。


https://blog.canpan.info/jitou/archive/4834
【連続記事】一体どういうリソースなのか
 =薬物療法で治らないうつ病などが治るような長期的な支援をして自殺を減少させるのは

【関連記事】
https://blog.canpan.info/jitou/archive/2961
うつ病などを治す支援をして、自殺を減少する支援をするための
★マインドフルネスを推進するのは誰か
Posted by MF総研/大田 at 21:31 | さまざまなマインドフルネス | この記事のURL
東京都の自殺者数は200人の高水準が持続=昨年より増加 [2021年07月09日(Fri)]

東京都の自殺者数は200人の高水準が持続=昨年より増加

 警察庁により、6月のデータが発表されました。
 東京都の自殺者は、6月は、213人でした。200人前後が継続しています。

(クリックすると拡大されます)

4835-自殺者数グラフ6月 -東京NEW.jpg

 全国では、横ばいですが、女性が増加しています。

4835-自殺者数グラフ6月全国 -女性.jpg

 区や市町村単位では、ひとけた、二けたが多いでしょうから、目立った対策をとりにくいのでしょうか。対策が聞こえてきません。都道府県として、経済的および、治にくいうつ病の対策を考えるのがいいのでしょうか。

https://kurukura.jp/safety/20210105-20.html
★交通事故による死者数をはるかに上回るのに。
 交通事故による死者数は、2839人。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4832
★自殺を減少させるために、うつ病などの完治まで支援する学者はいない
 心理療法でうつ病を完治させるほどの心理士も少ない



https://blog.canpan.info/jitou/archive/4766
★女性の自殺が増加
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4804
★埼玉県も


 地方創生SDGsでも、自殺防止(ターゲット3.4)が重要なゴールです。パートナーシップが重視されています。単独でも行いますが、パートナーシップでの支援活動を希望します。

http://mindfulness.jp/sdgs/mokuji-sdgs.htm

http://mindfulness.jp/sdgs/20-02-target3-4.pdf
★うつ病、非定型うつ病、パニック症など、こんなにつらい病気です。治らなくて苦しむ人が多いのに、有効な対策が遅れています。

 新聞には、相談先が掲載されています。 「こころの健康相談統一ダイヤル」(0570-064-556)

「死にたい思い」のほかに、このような症状があるならば、うつ病の併発の可能性があります。

http://mindfulness.jp/utubyou/utu-shoujou.htm
★うつ病

http://mindfulness.jp/utubyou/hiteikei-utubyou.htm
★非定型うつ病

http://mindfulness.jp/shoki-fuan.htm
★死にたい思いが、パニック症、社交不安、PTSD、過食嘔吐などが治らないとか 家族との不和、孤独などがあるためであれば、そこからのうつ病の可能性があります。

 「死にたい」思いのほか、こういう症状や状況であれば、SIMTで改善の可能性があります。 医師の診察、薬の服用をしながら、マインドフルネスSIMTをためしてください。 治る可能性が高まります。
こちらのメールでご相談ください。

http://mindfulness.jp/sdgs/mokuji-sdgs.htm
★地方創生SDGsのプログラムとして、相談、および、症状を軽くするため継続のカウンセリングの プログラムがあります。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4722
【連続記事】死なないで! 自殺防止−2021年


Posted by MF総研/大田 at 21:36 | 自殺予防対策 | この記事のURL
(1)自殺を減少させるために、うつ病などの完治まで支援する学者はいない [2021年07月08日(Thu)]

自殺を減少させるために、うつ病などの完治まで支援する学者はいない
 =自殺が多いのに危機的な状況

 秋田大学に自殺予センターができました。 自殺を予防するためには、現実に自殺を減少させる具体的な種々の対策の研究、提言が必要です。
 自殺を予防するための一つの対策として、 種々の悩みからうつ病になった人を治すことです。 薬物療法があり、心理療法があります。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4817
★秋田大学に自殺予防センター

 マインドフルネスSIMTも、うつ病を改善することができます。しかし、これを大学の研究者はやりませんので、大学には期待できません。臨床できるカウンセラーの育成が必要です。 秋田大学でも、臨床者を育成してくだされば、ありがたいです。
 研究論文を書くのが好きな人ではなくて、クライアントとあって、治す方法を指導することが好きでないと、うつ病のひとは治りません。
 研究者ではなくて、カウンセラーや宗教者、臨床医でないと、うつ病の人を救済できません。
 西田幾多郎博士もいいました。哲学者と宗教者は違うと。前者は苦悩する人を支援しません。体験するのは、宗教者、カウンセラーです。

これからも、危機的な状況が続きそうです。経済的に困窮する人が多いでしょうし、家庭の問題もあります。うつ病になって薬物療法で治りにくいうつ病の人が、追い込まれおそれがあります。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3851
★カウンセラーの本音
 =多くのマインドフルネスをいうひとがいるが、うつ病などを治す活動を生きがいにする人は少ない

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4800
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4050
★学者は臨床が好きではありません(無評価観察の限界をいうポージェス)
 研究者は論文を書かなければ「評価」されません。
 臨床では、クライアントと会うことに時間がたくさんかかります。論文にするような新しい知見はありません。ただ、ただ、うつ病が治らず苦しむ人が治るようにすでに確立されたスキル(注)をアドバイスし続けます。論文に書くとしても、改善事例や応用事例(注)です。新しい知見、学問的な発見としては評価されないでしょう。しかし、重要な行為です。患者、クライアントの評価を得る臨床活動をするひとが必要です。一方、 研究者は、学問的に「評価」されたいので、研究者、学者といわれる人は、まず、こういう臨床(うつ病などを改善するために治るまで患者に会い続けること)をしません。
    (注)改良を加えていくが。また、対象者にふさわしく方法や説明をくふうしいていくが。たとえば、子どもの不登校の解決、産後うつ病の改善、がん患者の告知後のケア、など特定領域の支援方法など。
 一体、どういうひとが、うつ病の人と会って、多くの時間をかけて心理療法を提供して治ってもらって、自殺せずに済むようになるのでしょうか。政府はどう考えているのでしょうか。見通しはたっているのでしょうか。
 一回の相談で死ぬことをやめて、生きていくことができる人も多いのでしょう。だから、「相談」も大変重要です。しかし、相談だけでは治らないうつ病、非定型うつ病、パニック症、PTSD、過食症などがあります。薬物療法では治らないひとがいます。そこからも、自殺があるはずです。

 こういう私自身も、限界です。時間をさけません。高齢の身に、深刻な苦悩をかかえてうつ病などになって治らない苦悩を訴えてくる クライアントの気持ちを受け止めるには、歳をとりすぎました。
 コロナ感染症の対応に追われて、自治体もうつ病などが治らないで苦悩する人たちのために対策をとることに時間をさくことができないようです。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4722
★もう一度学問にある専門家多数派のエゴイズムを考える

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4650
★見て見ぬふりする社会

https://blog.canpan.info/jitou/archive/1812
★無視傍観されるうつ病

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3851
★マインドフルネスの推進者の本音
 =新しい専門家になって、また、枠をはめて・・・
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4722
【連続記事】死なないで! 自殺防止−2021年

https://blog.canpan.info/jitou/archive/2961
マインドフルネスを推進するのは誰か

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4834
【連続記事】一体どういうリソースなのか
 =薬物療法で治らないうつ病などが治るような長期的な支援をして自殺を減少させるのは


https://blog.canpan.info/jitou/archive/4842
(8)がんや難病の患者の死の不安

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4841
(7)大乗仏教はある定義をしてそこに留まるような方針はなかった

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4840
(6)専門家や大学人が自分の解釈を優先して批判者を攻撃、排除するのがなぜいけないのか

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4839
(5)生命、財産、名誉、家族など自分にとって重要な価値をもつものが脅威にさらされたと知ると攻撃スキーマが活性化

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4838
(4)無視、傍観、見て見ぬふり
 誰かが研究してくれるはず

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4837
(3)マインドフルネスは新しい「正統」になったのか

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4836
(2)現在の心理療法を推進している「正統」を批判する手法が現れないとうつ病が治らない、自殺が減少しない

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4834
(1)自殺を減少させるために、うつ病などの完治まで支援する学者はいない
 =自殺が多いのに危機的な状況
Posted by MF総研/大田 at 22:47 | 自殺予防対策 | この記事のURL
子ども、小中高性の自殺、進路、学業不振、親子関係 [2021年07月07日(Wed)]

子ども、小中高性の自殺、進路、学業不振、親子関係

 昨年,厚労省は過去10年間の自殺の原因を分析して発表していた。(2019年6月)
https://www.asahi.com/articles/ASM6F323JM6FUTFK005.html

 これによると、小学生は、男子は「家族からのしつけ・叱責(しっせき)」、「学校問題その他」で、女子は「親子関係の不和」「しつけ・叱責」だった。

 男子は「学業不振」、「しつけ・叱責」で、女子は「親子関係の不和」、「その他学友との不和」だった。

 高校生の男子では「学校関係」、「学業不振」、「その他進路に関する悩み」で、女子は「うつ病」、「その他の精神疾患」、「進路」だった。

 大学生は、男性が「学業不振」「進路」、女性が「うつ病」「進路」の順だった。

 昨年度1年間の自殺の原因が、6月26日に報道された。
https://www.asahi.com/articles/ASP6T5VSZP6TUTIL028.html

 昨年度の子供の自殺が過去最高だった。総数は、499人。 その原因は、・・・。

  進路に関する悩み、学業不振、親子関係の不和の順であった。

 背景について、コロナ禍で在宅機会の増えた親、 学校の長期休業や行事の中止・延期など、子どもを「支える場所」が大きく変化したという。

 子どもの自殺を防止するためには、家庭と学校の双方が対策をとる必要があることを示唆している。教師も親も、どのようにして 自殺に至るのか、十分理解しておく必要がありそうだ。親がそれを知る機会を作るのは難しいだろうから、学校で保護者にあう行事の時に、そういうことを勉強してもらうこと、子どもにも相談先のあることを知らせておくようにしたらどうだろうか。
 未来の日本を担うはずだった子どもたちが、自殺していくのは、とても悲しい。
 子どもも保護者も教師も、心理的な悩みからうつ病になり、自殺が起きることについての神経生理学のこと、および、予防法、相談先を学習していたほうがいいと思う。

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★教職員の休職が過去最多
 =教師も疲弊、生徒をよく見ていられないのでは?

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4722
【連続記事】死なないで! 自殺防止−2021年
Posted by MF総研/大田 at 17:25 | 自殺予防対策 | この記事のURL