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ながびく「ひきこもり」のところにも心理療法を [2022年06月09日(Thu)]
【連続記事】今年こそマインドフルネスでSDGs3.4 自殺の減少を
 〜 自殺防止 2022年
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自殺対策 〜 心理職に期待(10)
 〜 ながびく「ひきこもり」のところにも心理療法を

 雑誌「臨床心理学」125号(2021年9月、金剛出版)は、特集「自殺学入門」。
 そのうち、「自殺対策と心理職―保健・医療における自殺対策と心理職に期待される役割」 (河西千秋氏、札幌医科大学)
 を見ました。

ながびく「ひきこもり」のところにも心理療法を

 東京都江戸川区が「ひきこもり」の調査結果を発表しました。画期的であり、多くのメディアが報道しています。

https://www.nhk.or.jp/shutoken/newsup/20220608b.html
★これはNHKです。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220608/k10013662971000.html

 「ひきこもり」については、このブログでもたびたび触れています。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4273
★隠れ不登校33万人=日本財団の調査

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4294
★内閣府の調査、中高年のひきこもり、61万人

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4770
★ひきこもり、「7040問題」「8050問題」

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4772
★病気でない「ひきこもり」にも

江戸川区の報告書

 これから、就労支援が重点的な支援対策aとして、とられると思いますが、 江戸川区の調査報告で、私が注目したのは、きっかけ、困ったこと、要望のうち、 「病気や健康」のことです。病院に相談したことになっていますが、改善しないで、ひきこもり状態が続いているのではないかという懸念です。

年齢では、40代、50代が多い。(p10)
きっかけは、「いじめ」「学校・職場になじめなかった」「人間関係」 「長期に療養を要する病気にかかった」のもあること(p10)

 「困りごと」として、「自分の健康」「家族の健康」「いきがい」があります(p16)。心理的なケアの不足が関係していると思います。

 「当事者」だけの回答(p20)では、収入、仕事は、もちろんですが、ほかの[自分の健康」「家族の健康」「いきがい」です。これで、ひきこもりになっているわけです。心理的な問題(うつ病や社交不安などが治らないとか)もあるでしょう。

 「当事者」が求めていること(p22)で、仕事、収入のほかの、「身体・精神面について専門機関への相談」です。病院にかかっているのに、これが求められています。
 「相談相手」(p24)として、心理職がないことです。もし、病気が薬で治らない場合、相談相手がいません。すでに「相談した場所」(p26)に「病院・診療所」があります。それでも、治らないうつ病などがあるのではないでしょうか。 「文化活動」(p34)には「興味がない」ひとが多いです。

 「家族の声」のうち、「不安」なことは、「当事者の健康」が多い、ということは、ひきこもりの当事者の身体の病気、精神の病気を家族が心配しているのでしょうか。病院では不十分であったということでしょうか。そして「家族の健康」も不安という。家族も病気になっていくことを不安に感じているのでしょうか。

 「当事者に必要と考えるもの」(p42)には就労関係のことは、もちろんですが、「身体・精神面について専門機関への相談」があるのですが、病院・診療所のほかに必要なのでしょう。「相談した場所」(p46)として、病院・診療所があるのに、さらに「専門機関」が必要(p42)というので、難治性の病気(薬で治らないうつ病、不安症、過食症なども含まれているうのではありませんか)を推測できます。

 「今後の課題」として、「調査では、今後への課題も浮かび上がりました。区は、最も大きな課題として今回調査に未回答だったおよそ7万7000世帯の実態把握を挙げています。区では、すみやかにこうした世帯に対して追加の調査を行いたいとしています。」

 ここには回答したくないような深刻な状況があるのかもしれません。

 うつ病、パニック症などが治らない人もいることは、別に知られています。引きこもりを余儀なくされているところに、こういう精神疾患もあるでしょう。ひきこもりの支援対策にも、治りにくい精神疾患を持つ人の支援対策、心理的カウンセリングや認知行動療法による支援も忘れないでほしいものです。

【参考書】
大田健次郎(2013)『うつ・不安障害を治すマインドフルネス』佼成出版社
大田健次郎(2022)『「死」と向き合うためのマインドフルネス実践』佼成出版社

【第4世代の認知行動療法】
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4236
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4887
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 【自殺対策〜心理職に期待】
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【連続記事】今年こそマインドフルネスでSDGs3.4 自殺の減少を
 〜 自殺防止 2022年
Posted by MF総研/大田 at 12:44 | 自殺防止は医者以外も | この記事のURL
がん患者の心のケアも心理職が [2022年06月07日(Tue)]
【連続記事】今年こそマインドフルネスでSDGs3.4 自殺の減少を
 〜 自殺防止 2022年
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自殺対策 〜 心理職に期待(8)
 〜 がん患者の心のケアも心理職が

 雑誌「臨床心理学」125号(2021年9月、金剛出版)は、特集「自殺学入門」。
 そのうち、「自殺対策と心理職―保健・医療における自殺対策と心理職に期待される役割」 (河西千秋氏、札幌医科大学)
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がん患者の心のケアも心理職が

 心理職でないと難しいと思われる領域の一つは、がん告知を受けた患者や、闘病中のがん患者のうつ病、自殺の防止です。

 ここに詳しく述べました。がん告知直後に自殺されています、1,2か月後とか、入院中に自殺が起きています。

 がんは多くのひとや家族がいずれかかりますので、ほとんどすべてのひとがかかえる悩みでしょう。死の不安でうつ病になる人、自殺する人がいます。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/1772

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4982

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★大田健次郎(2022)『「死」と向き合うためのマインドフルネス実践』佼成出版社

 この本は、そのようながん患者のためのマインドフルネス心理療法の実践本です。
 患者さんが知らないでしょうから、病院付きの心理職が、このような手法を伝えてほしいと思います。
 これは、「死」の問題があるので、宗教的ですが、本書は、「宗教」ではありません。西田哲学の実践です。宗教なら、禅の見性のために公案指導をいうものや浄土真宗の念仏があるが、本書はそのどちらでもありません。
 深い自己を西田哲学の論理での実践化していくものです。『うつ・不安障害を治すマインドフルネス』も一人ではできないひとがいるので、マインドフルネス瞑想療法士が支援します。 本書も心理職が理解し実践し、がん患者を支援して、うつ病や自殺を防止していただきたいと思います。希望があれば、支援する心理職に講義します。この領域は、従来、病院での支援者が弱いといわれています。医師が支援しにくいと言われているが、宗教者も現代の人に古い教義で支援できるか迷っておられると思います。この領域は、西田幾多郎もロゴセラピーのフランクルも、支援できるのは、宗教者だといっています。しかし、このレベルの支援をする宗教者も極めて少ないのです。宗教者は、縛りがありますので、心理職が参加できる領域です。

 哲学者による西田哲学の解説書がでました。
小坂国継(2022)『西田幾多郎の哲学』岩波新書
 本書は、哲学そのものです。難しく感じるでしょう。理解しても、苦悩は解決しないでしょう。しかし、拙著は、自己を「観察実践」していくものです。「マインドフルネス心理療法」です。宗教レベルのマインドフルネスです。禅の本を読んでも救われないが、実践して悟りを得ると救われるでしょう。そのように、小坂氏の本は哲学の説明書で、拙著は哲学で説明している真正の自己を観察して実践体得するものです。

【第4世代の認知行動療法】
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【自殺対策〜心理職に期待】

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【連続記事】今年こそマインドフルネスでSDGs3.4 自殺の減少を
 〜 自殺防止 2022年
Posted by MF総研/大田 at 21:57 | 自殺防止は医者以外も | この記事のURL
医師による心理カウンセリング [2022年06月06日(Mon)]
【連続記事】今年こそマインドフルネスでSDGs3.4 自殺の減少を
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自殺対策 〜 心理職に期待(7)
 〜 医師による心理カウンセリング

 雑誌「臨床心理学」125号(2021年9月、金剛出版)は、特集「自殺学入門」。
 そのうち、「自殺対策と心理職―保健・医療における自殺対策と心理職に期待される役割」 (河西千秋氏、札幌医科大学)
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医師による心理カウンセリング

 薬物療法のみで心理的なカウンセリングのない診療が多い精神科医療の現状は、医師にとっても患者にとっても、 望ましい状況ではないとして、実際に対策をとっている医師がおられる。

 「現在の日本の精神医療は対人援助としては劣悪で、患者のニーズを満たしておらず、 改善の余地がある」(参考書、p138)

 「精神疾患に苦しむ患者は増加の一途をたどるなか、 臨床の現場では多くの精神科医が”5分診療”を余儀なくされています。」(p2)

 診療報酬の問題、患者の多いこと、薬物療法しか教育されないことなどが詳細に述べられている。 そして、これを改善するために、健康保険の枠内での治療に加えて、患者に自己負担(予約料という)してもらって心理カウンセリングを取り入れた診療を開始されている。

 「健康保険の枠内での治療に、十分な診療時間を確保できる自由診療を自在にとりいれることで、患者が抱える問題を発見し、回復までの適切なアプローチ を導く「端枝会モデル」です。患者の回転率を上げなくても収入が大きく減ることがないので、 病院経営も安定するスキームです。」(p3)

 カウンセリングを希望する患者には、予約で提供している。予約料は20分、40分、60分の枠で自己負担とする仕組みにしており、高額になるが、支払えない患者には、10分枠の診療を頻回に行うことで対応している。

 「とはいえ、予約料は決して安くはないので、健康保険の範囲内の治療費の支払いが精いっぱいでこれ以上は 払えないという患者はいます。 切実な援助を必要とする人も多いため、 予約料を取れないからといって、切り捨てることはできません。 こうした患者に対しては、予約料は取らず、1回10分の診療をなるべく 頻回に行うことで対応しています。」(p59)

 これも、うつ病を治す割合が高くなり自殺の減少になる対策の一つである。

 ただし、誰でもできるわけではないという。対人援助スキルを身につけなければならない。(p139)

 こうした試みがあると、自殺しないですむひとがふえるだろう。 対人援助スキルということでは、私は、なお、心理職が、マインドフルネス心理療法SIMTを 活用するクリニックもあってほしいと思う。そういう心理職は、 子どものうつ病や がん患者の深刻なうつ病にも対応できると思うからである。

 他のクリニックでも、心理職が医師の病院にくる患者に認知行動療法(マインドフルネスSIMTを含む)を提供する方法もある。集団認知行動療法(マインドフルネスSIMTも)を行うとして、その費用は 患者に3000〜5000円程度の自己負担費用を支払っていただく財源からまかなうことができるかもしれない。瑞枝会ではかなり高額の患者負担としていることから実現できるのではないだろうか。集団認知行動療法でできない患者は、別の自己負担で個別で行う。 心理職が認知行動療法(SIMTも)の理論(それぞれの療法の理論)とスキルを身につけることが鍵となる。

 もし、クリニックの医師が心理療法を提供する心理職と共同しないならば、もう心理職が単独で心理慮法を行う制度を作ることを検討すべき時ではないのだろうか。認知行動療法(第1世代〜4世代)で治る患者もいるとわかっているのだから、うつ病のひとが回復できるように、自殺しないですむように、新しい制度を作ることを検討していただきたい。これは、厚労省にお願いすればいいのだろうか。それても、自治体単独の財源でもきるだろうが、医師の立場を気にしてやりにくいだろう。治らずに苦しむ患者と家族の立場から、国の英断を期待する。うつ病だというならば、xカ月治療しても治らない患者には、心理職による心理療法をX回受けることができて、患者の費用を補助する制度はどうだろうか。
 心理職が、うつ病などを治す認知行動療法を提供することを本務にできるような制度を作ってほしい。

【参考書】
小椋 哲(2021)『医師を疲弊させない! 精神医療革命』幻冬舎メディアコンサルティング

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★色々な壁がありましたが。

【第4世代の認知行動療法】
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 【自殺対策〜心理職に期待】
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【連続記事】今年こそマインドフルネスでSDGs3.4 自殺の減少を
 〜 自殺防止 2022年
Posted by MF総研/大田 at 20:47 | 自殺防止は医者以外も | この記事のURL
心理職がうつ病の治療に共同で実験を(2) [2022年06月03日(Fri)]
【連続記事】今年こそマインドフルネスでSDGs3.4 自殺の減少を
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自殺対策 〜 心理職に期待(6)
 〜 心理職がうつ病の治療に共同で実験を(2)

 雑誌「臨床心理学」125号(2021年9月、金剛出版)は、特集「自殺学入門」。
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うつ病に効果がある自己洞察瞑想療法SIMTを保険で受けられる方向の実験(2)

 前の記事では、臨床試験をいいましたが、それは、時間がかかりそうです。
そこで、もっと簡単に、病院の責任者ならば、簡単に決断できそうなしむbSIMTの効果検証事業の提案です。

 精神科、心療内科、内科のうち、うつ病の患者を多く扱っている病院で実験を 行うことです。
従来の治療を受けているうつ病の患者のうち、ある条件にあう人に、マインドフルネス瞑想療法士がマインドフルネス心理療法、SIMTを提供してみる。
 条件は話しあって決定するが、
A)うつ病、非定型うつ病と診断された患者のうち、無作為に割り当てる(ある月の何日間)
 または、(および)
B)6か月経過しても治らない患者、または、12カ月治らない患者が再診に来た時、無作為にわりあてる、または希望する患者、など

 方法は、対象者が多ければ、簡素化した集団SIMT、一つの会場で多数の患者に講義する方式で、毎回、課題を説明する。多数の患者が参加するが、その時には、個別の応答をほとんどできない。追って、簡単なアドバイス書を送付する。(この方式は、筆者が2013年に『うつ・不安障害を治すマインドフルネス』を出版する前に行っていた方式)
少なければ個別面談SIMTを提供。

 月1回クラス、月2回でも。

 対象者は、月1,2回、課題の記録、日記、点数表を提出する。

 効果の測定は、毎月の自己評価点数による。SIMTを受けない患者にも点数をつけてもらい比較する。
 最低1年はかかるだろう。重い患者がいて、経験から1年かかることが多い。

 この実験は、希望する心理職も数人参加して、講義、日記の評価、アドバイス作成に参加する。(並行して、マインドフルネス瞑想療法士の資格認定講座を受けるか、または、希望する心理職だけに翌年講座を提供。)

 実施するには、費用がかかるが、助成してくれるところをさがす。対象となる患者の自己負担を軽くする。または、毎回、3000円程度の自己負担ならできるだろうか。

 効果がみられれば、次の段階で、医師、心理職で(大田は参加できない)、正式にサービスを提供していただく。そのうち、臨床試験を行っていただいてもよい。

 マインドフルネスSIMTには、こだわらない。うつ病を治す精神療法でうつ病が治らないひとの支援対策をとってほしい。子どもには、抗うつ薬はふさわしくない。こどものうつ病のためのマインドフルネスSIMTを研究してほしい。
 産後うつ病のマインドフルネスSIMTも研究開発してほしい。上記の実験を産後うつ病の患者を対象として行ってみるのもいい。
 不安についても、薬以外の治療法の研究開発を。→ ベンゾジアゼピン系の依存で苦しむひとがいるという。来週にでも、紹介したい。

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 【自殺対策〜心理職に期待】

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【連続記事】今年こそマインドフルネスでSDGs3.4 自殺の減少を
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Posted by MF総研/大田 at 10:32 | 自殺防止は医者以外も | この記事のURL
地域での自殺対策に心理職の関与が少ない、その事情は?(2) [2022年05月25日(Wed)]
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自殺対策 〜 心理職に期待(3)
 〜 地域での自殺対策に心理職の関与が少ない、その事情は?(2)

 雑誌「臨床心理学」125号(2021年9月、金剛出版)は、特集「自殺学入門」。
 そのうち、「自殺対策と心理職―保健・医療における自殺対策と心理職に期待される役割」 (河西千秋氏、札幌医科大学)
 を見ています。これまでの取り組みが紹介されていますが、 私が提案したいこと、医師以外の人も、うつ病などを「完治」させる支援をしてもらいたいことに関係が深い事情を述べてくださっています。そこを突破しないと、私の提案は実現しそうもなく、そこを紹介させていただきます。

心理職と自殺対策の関わりについて3つの印象

 自殺対策に、河西氏の周辺では、心理職が関与しているが、ほかでは、そうでもないような印象だそうです。

 「筆者の周辺以外では、心理職と自殺対策の関わりにおいて3つの印象を持っている。一つ目は、自殺対策について知識と技術をもつ方がかなり少ないということである。」(p533)

 「2つ目に、職能団体としての自殺対策関連研修企画が非常に少ないという印象がある。」

 「3つ目に、地域自殺対策に関わる心理職者が非常に少ないという印象がある。」

 心理職が、自殺対策については、こんな印象が起きている要因は、3つ目のところに詳しく述べられています。

 「実は精神科医も一緒なのだが、一つは地域で活躍することのできるようなフィールドやポスト・対価が用意されていない要因はあると思う。」(A)

 「だがもう一つの要因は、心理職や精神科医ほど自殺予防の難しさを知っている職種はないということなのかもしれない(要するに、自殺対策について後ろ向きになってしまうのかもしれない)。」(B)

 地域が期待していないとも言われます。

 「地域ではそもそも心理職や精神科医が地域に来てくれるとは想像もしておらず、端から期待されていないのも残念ながら事実である。」(以上,p533)

 以上のような要因はあるが、それでも、心理職が地域で自殺対策に関わってほしいといいます。

 「そのリスク(自殺:大田注)が生じるのはほとんどの場合、地域であり、また自殺が生じる現場もまた地域であることから、地域で自殺対策に関わる人材が必要である。コミュニティ心理学がこの領域をカバーして下さることにも期待したい。」(p533-534)

 河西氏のところでは、自殺予防のための研修会が行われています。地域における心理職に自殺対策にかかわってほしいといいます。

 精神科医が薬物療法で多くの患者をみないと経営が成り立たないという現実から、やはり患者が多くないだろうと見込む地域には、精神科医は赴けません。心理職が、地域の自殺対策をになってほしいです。その時に、心理職がうつ病を精神療法で治す支援ができて、そのスキルを身につけていれば、やってもいいという心理職がおられるはずです。
 (B)だが、電話相談も大変難しいことだと思うが、それを志願するひとがかなりおられます。それと同様に、知識、スキルを教育してくれれば、自殺対策に志願する心理職はおられるはずです、
 鍵の一つは、うつ病を治す精神療法の開発であり、一つは、心理職への待遇です。

 そのためには、どこかの病院で、うつ病の薬物療法の効果がみられない患者に精神療法を提供する臨床試験をやっていただきたいです。そして、河西氏のところの確立された自殺対策の教育に加えて、さらに上述の臨床試験で効果があった「治す」新しいスキルを心理職に教育して、心理職が地域に赴任してもいいという状況を作ることでしょう。さもないと、精神科医がいる地域でも、薬物療法で効果がない患者の苦しみが続くし、精神科医がいない地域ではなおさら自殺対策がすすまないのではないでしょうか。

 もう一つ、重要なことが、(A)「地域で活躍することのできるようなフィールドやポスト・対価が用意されていること」です。
 このことを、自治体の関係者が理解して、心理職を自殺対策に招聘してほしいものです。内科医などは、ほとんどすべての地域にいるでしょう。内科医の薬物療法と心理職による精神慮法で地域のうつ病患者のかなり多くを個別に「治療」する支援ができると思います。そのことで、予防対策も出てくるでしょう。地域の住民へのうつ病、自殺予防の教育、その他の事業を考案できるでしょう。
 自殺が起きる精神疾患は、うつ病だけではないが、うつ病がかなり多いという(注)から、うつ病から。まず始めてもいいのではないでしょうか。

(注)河西氏の論文で紹介しているが、気分障害、物質依存症、統合失調症、パーソナリティ障害器質性精神障害、その他、不安障害、他の精神障害、適応障害、非精神疾患である(p528)。
このなかに、物質依存症、不安障害があるが、気になるクライアントさんがおられる。ベンゾジアゼピン依存症であるという。医師の処方のとおりに服用してきたが、症状がおちついたので、減薬したいが離脱症状がひどくてできない。危険な状態になることもあるという。自殺原因の一つに不安障害、物質依存があるが、、、。抗うつ薬は、順調に減薬断薬できるひとが多いが。

(続く)

【第4世代の認知行動療法】
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Posted by MF総研/大田 at 20:26 | 自殺防止は医者以外も | この記事のURL
地域での自殺対策に心理職の関与が少ない [2022年05月24日(Tue)]
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自殺対策 〜 心理職に期待(2)
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 「自殺対策と心理職―保健・医療における自殺対策と心理職に期待される役割」 (河西千秋氏、札幌医科大学)

 この論文は、自殺対策の心理職が取り組むべきと述べている。

 私は医師だけではなくて、心理職、地域のボランティアもうつ病を治療することに参画してほしいと思うので、関係が深いことをみていく。まず、背景のうち、いくつか拾ってみる。

 「自殺死亡者のほとんどが、最終的には精神疾患に罹患した状態で亡くなっている」(p528)。
 「自殺企図行動は、精神疾患の影響で、脳が病的状態に陥った中で決断、実行されているのであって、ケアや治療の対象なのだ。しかも、これらの精神疾患の多くは、標準的なケアや治療により改善し得ることがわかっている以上、ケアや治療をせずに放置することは不作為になる。」(p528)

 そして、いくつかの自殺対策を紹介している。一つは、「自殺未遂者等に対するAssertive case management」について紹介。これに心理職が参加している。

 次に、「病院内における自殺事故予防と事後対応」を紹介。

 「実は、病院内では多数の自殺事故が発生している。」(p530)
 病院内の自殺事故の大規模調査では、「回答の得られた一般病院の29%に入院患者の自殺事故が発生していることが分かり、その3分の1以上はがん患者であることが明らかとなった。」 (p530)

 「2015年の調査では、精神科病床を持たない総合病院・一般病院で生じた自殺事故の約半数ががん患者であることが分かった。」(p530)

 うつ病は薬物療法で治らないひとでも、マインドフルネスSIMTで治るひとがいるので、これを実践してほしい。支援するカウンセラーに相談してほしい。
 筆者の新刊 『「死」と向き合うためのマインドフルネス実践』 は、がん患者等の「死」の不安を持つ人のうつ病、自殺防止のマインドフルネスSIMTの実践書である。患者や支援者が実践して闘病していただきたい。これは、第4世代の認知行動療法のうちでも深い「死」と向き合うマインドフルネス実践ですから、支援できるマインドフルネスの専門家はいない。2年ほどの教育でできるので、精神科医のいない病院、地域で活動していただきたい。

(続く)

【がん患者のうつ病・自殺】
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Posted by MF総研/大田 at 20:57 | 自殺防止は医者以外も | この記事のURL
自殺対策 〜 心理職に期待 [2022年05月23日(Mon)]
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自殺対策 〜 心理職に期待(1)
 〜 うつ病を完治に導くSIMTのこれまでの経過

 うつ病、パニック症などを治して自殺を減少させる対策として、心理職(臨床心理士など)の活用があります。心理職に期待する医師がおられます。 その時に、ここには、まだ実施されていないプログラム、うつ病などを完治に導くプログラムも加えること、すなわち、効果ある認知行動療法のプログラムを用いることを加えると、精神科医が提供できない病院、精神科医がいない(内科医がうつ病患者に対応している)地域でも、うつ病を治す支援ができそうなので、マインドフルネスSIMTの経過を述べておきます。

 筆者(大田)は、うつ病の人の支援を1993年から開始しましたが、自殺が3万人以上という異常な多さが 6年継続していた頃、2005年(17年前)に、対策が不十分だとする論文を書いて、あることころに 提出しました。このままでは、自殺が減らないだろうと警鐘を鳴らしていました。

http://mindfulness.jp/katudou/zenkoku-tenkai/yume.htm
★(2005年1月18日記) 昨年の自殺は3万4427人だった。
  うつ病が治らないために自殺することも多い。薬物療法では治らない人も多い。うつ病を治す心理療法を提供できる、心理士が少ない。
 そこで、うつ病、自殺防止だけに特化したボランティア「うつ病、自殺防止の心理相談員」の養成、活用を提案した。

 その3年後に、アメリカのマインドフルネスで、うつ病にも種々の心理療法として活用されているのを知った。私の手法(まだ「自己洞察瞑想療法」 とは名付けていない)と似ていると観察していた。(しかし、その後、違いがあることがわかった。アメリカの無評価で観察のマインドフルネスはうつ病の完治までは支援しない。再発予防の効果がある。期待したが、「完治」には不足であった。)

 一方、筆者の手法(後に、マインドフルネス自己洞察瞑想療法(SIMT)と呼ぶ手法)は、洗練を重ねて、うつ病、パニック症などを「完治」に導くこともあった。 心理相談員の育成講座を行い、数十人が受講した。

 その9年後の2014年11月13日、この論文を振り返っている。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3046
★うつ病は治りにくい
 「抗うつ薬の有効率は60〜70パーセントにとどまっています。 寛解率となると、さらに低く、30パーセント程度とも言われています。つまり効果が十分ではあり ません。」
無評価で観察のマインドフルネス心理療法でも完治をめざすには不十分と評価しています。 そして、「マインドフルネス精神療法もさらに臨床を重ねて改良が必要です。」

 「心理相談員」の育成講座の内容も不十分と考えて、講座内容を拡張して、「自己洞察瞑想療法、SIMT」と名付けて、新しい心理療法者として「マインドフルネス瞑想療法士レジスタードマーク」の育成を2014年に開始した。

 このSIMTを用いて、うつ病などを治す(寛解)ではなくて「完治」)支援を重ねて多くの事例があるのは、「マインドフルネス精神療法」第7号でまとめたとおりである。

http://mindful-therapy.sakura.ne.jp/kikansi/hp-07/44-satou-all.pdf

http://mindful-therapy.sakura.ne.jp/kikansi/hp-07/ohta6-kaizenrei.pdf

(ここに触れていないものは、各地のマインドフルネス瞑想療法士のホームページに。
http://mindful-therapy.sakura.ne.jp/kikansi/hp-07/8-all-katudou.pdf

医師でなくても精神療法しだいでは「うつ病」を「治す」支援ができる
 〜 尊い生命を救う・ぜひとも活用を

 このようなマインドフルネスSIMTを使って、うつ病を治す支援をしているのは、筆者も上記のマインドフルメイトのマインドフルネス瞑想療法士も、臨床心理士や公認心理士のような幅広い知識スキルを持つ心理職の専門家ではない。にもかかわらず、うつ病などを治す支援ができる。内面の心の用い方(プラクシス)で、うつ病などを完治させることに特化した心理カウンセラーである。マインドフルネス瞑想療法士と医師、心理士、健康保健福祉関係者の外的な支援職と連携協調しながら、活動する方式が効果的であろう。

 うつ病の予防、治療のSIMTの手法は2著にまとめた。

大田健次郎(2013)『うつ・不安障害を治すマインドフルネス』佼成出版社
 ☆治す精神療法ーうつ病、非定型うつ病、適応障害、パニック症、PTSD、過食症、人間関係など。

大田健次郎(2022)『「死」と向き合うためのマインドフルネス実践』佼成出版社
 ☆がん患者の自殺防止のマインドフルネス

 このように、マインドフルネスSIMTのような心理療法を用いて支援するならば、精神科医のいない地方都市や病院(入院患者、闘病中の患者の自殺防止)でも、薬物療法で治らないうつ病のひとを支援して自殺を減少することに貢献するかもしれない。うつ病を完治させる手法がないのであれば、やむをえないが、発展途上ではあるが、第4世代の認知行動療法とでもいうべきマインドフルネスSIMTで自殺減少に貢献したい。不足するところは研究して改良していけばいい。
 以上の経過を踏まえて、「自殺対策は心理職に期待」ということを見ていきたい。

 雑誌「臨床心理学」125号(2021年9月、金剛出版)に掲載された論文である。

 「自殺対策と心理職―保健・医療における自殺対策と心理職に期待される役割」 (河西千秋氏、札幌医科大学)

 次の論文も、地域での支援において考慮したい。
 「自殺予防のための地域支援」(勝又陽太郎氏、東京都立大学)

医療従事者のうつ病・自殺
【1】  【2】  【3】  【4】
 以下は、医療従事者にかかわらず、自殺対策一般になります


【自殺対策〜心理職に期待】
 【1この記事】  【2】  【3】  【4】  【5】  【6】  【7】  【8】  【9】  【10】  【11】  【12】  【13】  【14】  【15】  【16】  【17】  【18】  【19】  【20】  【21】  【22】  【23】  【24】  【25】
【目次ー自殺対策〜心理職に期待】
【1】うつ病を完治に導くSIMTのこれまでの経過
【2】地域での自殺対策に心理職の関与が少ない
【3】心理職と自殺対策の関わりについて3つの印象
【4】地元の人も行動をおこしてみませんか
【5】医大付属病院と心理職共同で検証実験を
【6】心理職がうつ病の治療に共同で実験を(2)
【7】医師による心理カウンセリング
【8】がん患者の心のケアも心理職が
【9】慢性の痛みを抱える人にマインドフルネス心理療法SIMTを
【10】ながびく「ひきこもり」のところにも心理療法を
【11】うつ病や不安・不眠の人が薬を減らす時の 重要な注意事項 〜 ベンゾジアゼピン離脱症候群
【12】ベンゾジアゼピン系薬剤の離脱症候群について 〜 厚労省のマニュアル
【13】子どものうつ病の回復、自殺防止の領域にも心理職が
【14】うつ病を予防・改善し自殺を防止する対策〜自治体・企業が
【15】産前産後うつ病の支援にも心理職による認知行動療法
【16】どこかで試験的に認知行動療法センターを
【17】内閣府「地方創生SDGs官民連携プラットホーム」に「ソリューション」登録
【18】自殺防止対策〜相談機関が連携を
 〜 精神科医の治療を受けていても自殺
【19】子どもに多い場面緘黙(選択性緘黙)
【20】小中高の学校の教師のうつ病による休退職、自殺
【21】過労うつ病、過労自殺〜精神障害の労災認定
【22〜2?】マインドフルネス心理療法SIMTの特徴
【22】  (1)観察の範囲の違いー生活場面・時の違い
【23】  (2)観察の範囲の違いー自己の深さの違い
【24】  (3)観察の範囲の違いーハラスメントする心理・エゴイズムの心理
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4893
【連続記事】今年こそマインドフルネスでSDGs3.4 自殺の減少を
 〜 自殺防止 2022年


https://blog.canpan.info/jitou/archive/2259
★常に続く専門家となった者の陥りやすい執着
 難治性のうつ病で苦しむ人のための自殺防止対策や新しい治療法の開発を

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4786
【連続記事目次】なぜうつ病になるのか なぜ自殺が起きるのか
Posted by MF総研/大田 at 08:08 | 自殺防止は医者以外も | この記事のURL
うつ病になったら治療を受けてください 〜 薬物療法や認知行動療法がある [2022年05月12日(Thu)]
【連続記事】今年こそマインドフルネスでSDGs3.4 自殺の減少を
 〜 自殺防止 2022年

うつ病になったら治療を受けてください
  〜 薬物療法や認知行動療法がある

 うつ病になると、「死にたくなる」という症状があります。でも、うつ病は治る病気です。ぜひ、治療を受けてください。

https://www.do-yukai.com/medical/68.html
★うつ病による自殺が多い (同友会グループのHP)

 治療法として、薬物療法や認知行動療法などがあります。
https://www.secretariat.ne.jp/jsmd/ippan/qa.html
★日本うつ病学会のHP

 薬物療法で効果が十分でない場合でも、認知行動療法の併用が有効です。そういうところをどこまでも探していただきたいです。大切な命です。

 薬物療法や認知行動療法を受けても治らない場合、まだあります。上記の学会のHPにも書いてあります。

 認知行動療法も第2世代の認知行動療法のほかに、第3世代の認知行動療法として、「マインドフルネス心理療法」が研究開発されています。 行動を変える手法、認知を修正する手法でもないので、従来の認知行動療法で治らない場合でも、マインドフルネス心理療法で治るひとがいます。 色々な治療法があるので、提供するクリニックやカウンセラーをさがして受けてください。

うつ病になって受診しないひとがいる

 うつ病になって受診しないひとがいるのですが、そうすると何年も治らないとか、悪化して死ぬ可能性が高くなります。 ここに、受診率が低い理由について考察した論文があります。

https://www.humanservices.jp/wp/wp-content/uploads/2018/08/vol4_kawamoto.pdf
★うつ病の受診意欲を妨げる要因について

 うつ病になっても、受診率は3割とも言われています。

 受診意欲を高めるのは、 「うつ病治療の有効性を周知すること で,受診意欲が促進されることを明らかにしている。」とあります。
 「他人よりも自分の症状を楽 観的に認識してしまう傾向(楽観的認知バイアス) が,抑うつにおける援助要請を抑制する可能性を示 唆している」ともあります。

 本論文では、受診意欲の研究を行っています。 それによれば、4つの要因を明らかにしています。

1「時 間経過による自然回復」と思っていること
 (「援助を求めなかった者に「うつは長 続きしない」という楽観的な認知が認められたと指 摘している。)

2「周囲への相談と受診の面倒さ」
(家族や友人がうつ病に関する相談を受けた際には, 適切に受診を促すよう働きかけることが重要であろ う。)
(今後は,そのための知 識やスキル,特に専門家への紹介の仕方について心 理教育を実施することが必要であると考えられる)

3「疾病との関 連付けの難しさ」
 =「自分の場合,まず病気だと思わない」「ま さか病気だとは思わないと思う」のよう。
(うつ病によって生じ る症状は、・・・誰もが日常的に経験し得る症 状であるがゆえに,その症状が「うつ病」という疾 病によるものであるかどうかの判断は困難なもので あると言える。)

4「精神科に対する抵 抗感」
(精神科に対する スティグマによるものであると考えられる。スティ グマは,・・・「望ましく ないとか汚らわしいとして他人の蔑視と不信を受け るような属性」と定義される)

 うつ病は、誰でもかかりえるありふれた病気なのですが、正しく理解されていないようです。よく理解されていないとか、偏った考え方があるようです。
 次のように、結論しています。
 「受診行動の促進の ためには,これまで推進されてきたようなスクリー ニングだけでなく,うつ病の可能性のある本人の意 思によって受診行動を起こすことができるような専 門家の援助も必要になる。」

 受診しない人々には、うつ病と治療法についての正しい知識の教育が重要となるでしょう。

 もう一つの、受診しているのに治らない(薬物療法やその心理療法では完治しない)場合、どうしたらよいか、これもまた、ほかにも種々の治療法があることを教育する必要があると思われます。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4719
★地方創生SDGs 4=「質の高い教育をみんなに」
  学校教育で、社会教育で  

【マインドフルネス心理療法ならば、教育を受けられるところ】
http://mindful-therapy.sakura.ne.jp/kikansi/hp-07/8-all-katudou.pdf


https://blog.canpan.info/jitou/archive/4893
【連続記事】今年こそマインドフルネスでSDGs3.4 自殺の減少を
 〜 自殺防止 2022年
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Posted by MF総研/大田 at 21:06 | 自殺防止は医者以外も | この記事のURL
皆さんの地元に薬物療法で治らないひとを支援するマインドフルネス心理療法のカウンセラーは不要ですか [2022年05月08日(Sun)]
【連続記事】一体どういうリソースなのか
 =薬物療法で治らないうつ病などが治るような長期的な支援をして自殺を減少させるのは

皆さんの地元に薬物療法で治らないひとを支援するマインドフルネス心理療法のカウンセラーは不要ですか

2010年の記事です。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/1932
★地域にマインドフルネス心理療法を

https://blog.canpan.info/jitou/archive/2048


 この記事の中で、
 「みなさんの町にはマインドフルネス心理療法のNPOは不要か」
と書いています。

 薬物療法では治らないうつ病が3−4割。マインドフルネスに期待したのですが、うつ病の患者さんの改善支援には10カ月もかかります。 自殺念慮のある患者さんです、支援中に死なれないように慎重にコミュニケーションしながら支援できて、 うつ病についての詳細な知識と1年もの長きにわたって、同じ患者さんを支援し続けるスキルが必要です。

 支援者があまり増えませんでした。
http://mindful-therapy.sakura.ne.jp/kikansi/hp-07/01-kantougen.pdf
機関誌「マインドフルネス精神療法」7号の巻頭言

 10年以上たったのですが、ほんのわづかの町にマインドフルネス瞑想療法士レジスタードマークが活動なさっているだけです。
 うつ病からの自殺がなくなりません。やはり、各都道府県に、最低数人は欲しいです。

 機関誌7号を、政府や自治体、メディア(ジャーナリズム)などにほんの少数の場所に送ります。資金がないので。

 無評価で観察のマインドフルネスと違って、重いうつ病を治す支援のスキルを持つ マインドフルネス瞑想療法士レジスタードマークは、すぐには育成できないので、難しいです。最低1年かかります。そういう仕事をしたいという使命感を持つひとが、地元に数人おられるのかどうかにかかっています。そういうひとが生計を維持できるような制度ができないと、これは実現しないでしょう。

 関係機関と相談していきたいと思います。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/1932
★地域にマインドフルネス心理療法を
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4834
【連続記事】一体どういうリソースなのか
 =薬物療法で治らないうつ病などが治るような長期的な支援をして自殺を減少させるのは
Posted by MF総研/大田 at 22:27 | 自殺防止は医者以外も | この記事のURL
令和3年度の自殺者数、2年ぶり減少したが、コロナ前より増加〜 女性は高い水準続く [2022年01月21日(Fri)]

令和3年度の自殺者数、2年ぶり減少したが、コロナ前より増加

 〜 女性は高い水準続く

 警察庁から令和3年度の自殺者数が発表されました。2万830人でした。男女別では、男性が 240人の減少、女性は11人減少ですが、元年よりは、924人より増加です。女性の自殺が多い傾向です。

 令和2年よりも、251人減少ですが、コロナ渦前の令和元年と比べると、661人増加です。しかも、死亡者の原因が調査されて3月の確定値には、さらに増加することが予想されています。

 人口10万人あたりの自殺者数では、県別にみると山梨県が最も高く、青森、新潟と続きます。  (朝日新聞 21日夕刊)

 令和2年は、秋田県、岩手県、宮崎県、新潟県の順でした。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/2837
★山梨県は、以前にも最も多いことがありました。

【うつ病からであればSIMTで治る可能性】
死にたくなるのは、うつ病の症状かもしれません。薬物療法で治らない場合でも治る可能性があります。 相談してください。非定型うつ病、パニック症、PTSD、過食症、慢性疼痛からもうつ病が。これもSIMTで改善する人もいますので、ご相談ください。

★マインドフルネスSIMTでうつ病の改善を支援するところ
http://mindful-therapy.sakura.ne.jp/senmonka/list-mmt.htm

4900-自殺者数グラフ年間全国 -女性new.jpg


https://blog.canpan.info/jitou/archive/4893
【連続記事】今年こそマインドフルネスでSDGs3.4 自殺の減少を

新しい対策が必要 自殺防止 2021年
Posted by MF総研/大田 at 18:31 | 自殺防止は医者以外も | この記事のURL
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