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何ができるのか(2)  〜 子どもの自殺を止めるために [2025年08月26日(Tue)]

何ができるのか(2)  〜 子どもの自殺を止めるために

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5523
★何ができるのか(1)  〜 子どもの自殺を止めるために

  子ども・若者の自殺をなくすためには、何ができるか、渋井哲也氏。

 「筆者自身は、目の前の人の自殺を止めようとしても意味があるのかと思っている。というのも、「いま」自殺を止めることができても、自殺を止め続けることができるかは疑問だからだ。 24時間365日、ずっと一緒にいることもできない。 そのため、自殺の背景となった問題を解決できればよいが、その影響で形成された心理的な問題のケアもしなければならないだろう。」(A,p235)

 ここに、重要なことが指摘されている。炎症性サイトカインで、脳に炎症が進行すると、うつ病という診断基準に会うようになり、社会的に生き抜いていく人生価値の実現で幸福感を得るという働きが低下して「希死念慮」がおきる。それは、なかなか消えない。

【課題1】自殺の背景となった問題を解決するように援助

【課題2】その影響で形成された心理的な問題のケア

課題1 自殺の背景となった問題を解決するように継続した援助事業

 相談を受けて、そのつらさをよく聴きとり、そして、そのつらさの原因となっていることが、 相談で解消したのであれば、相談の効果があったことになる。
 しかし、容易に解消しない要因であることがわかったら、要因を解消する支援をしなければならない。従来の相談事業で不十分であるのは、そこだろう。

 子どもの場合、いじめ、虐待、厳しい指導、オーバードーズ、その他が、相談者のつらい要因とわかったら、その要因を解決するために継続した支援が必要だろう。

 大人の場合、たとえば、ライフリンクの調査によって、自殺の 危機要因が明らかになった。

https://lifelink.or.jp/Library/whitepaper2_1.pdf

 p21ページに「危機の進行度」の図があるが、過労、事業不振、職場の環境、 身体疾患、人間関係、失業、負債、家族の不和、生活苦などが自殺の危機要因とされている。

 相談を受けて、どの要因であるかわかったら、実際、相談者がそれを解決する行動をするために、支援を充実させることだ。上流の支援である。

課題2 【課題2】その影響で形成された心理的な問題のケア

 【課題2】は、下流の支援である。相談者は、そのつらさの要因によって、心理的に脆弱性を抱えている。それが、1,2回の相談で、 正常化して、もう自分で生きていけるという心理状態になるのであれあばよい。 しかし、・・。
 背景に「疾患」がある場合、1,2回の相談で、「いきぬいていく心理」になるだろうか。、そうではない。

 警察庁のデータでは、自殺したひとが、精神疾患、および、身体疾患であったひとがいる。 うつ病、統合失調症、がん、アルコール依存症、摂食障害、その他の健康問題となっている。 病名が把握されていなくても、うつ病になっていた場合も多いはずである。 医者の診断を受けていないから、「うつ病」が原因とカウントされないだけであろう。

 警察庁の調査で、「うつ病」とされたケースが多いが、それは、うつ病と精神科医の診断を受けて、治療を受けていたのに、自殺したのであり、これが深刻な社会問題である。
 薬物療法での「完治割合」が低いと言う社会問題である。
 がんや他の疾患の場合、もう医者の治療は受けているはずである。それなのに、自殺するのである。だから、その疾患のつらさ、死の恐怖などからうつ病になって自殺するのであろうが、そうしないで、病気であろうとも、自殺しないで生き抜いていくような心理的なケアの対策が求められる。「相談」ではなくて、いきぬいていく心理を持ち続ける支援である。一定の年数の継続的な支援が必要であろうと推測する。
 私の30年にわたる実際支援の体験では、うつ病になって希死念慮まで起こり、薬物療法だけでは、うつ病が治らなかったひとは、自己洞察瞑想療法(SIMT)では、1年近くかかって、自立していく心理になった。新しい精神療法を研究開発すべきなのである。この対策が一般国民に見えない。
 がんや難治性の障害・疾患、などの場合、治る治療法がない時代(いつかは、治療法が完成する時代がくる)には、死(自殺によらずに)の間際までの継続的な心理的なケアの支援事業が望まれる。

 ここが、全く、弱いだろう。医師の治療技法は、主にセロトニン神経に作用する薬の処方が中心(注1)であり、心理カウンセラーの支援技法は、「傾聴」が多いようだが、それでは、自殺念慮のある重いうつ病は治らず、自殺は防止できていない。渋井哲也氏が、従来の専門家では不十分、「古い」という。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5706
「子どもの自殺を減らすことは、既存の統計やデータをベースにした施策ではできない。 同時に、既 存の施策の中で提言や政策実行をしてきたプレイヤー(有識者など)では、限界があることを示してい る。 大きく転換するにはプレイヤーを変えて、あるいは加えて、新たな視点で政策に取り組む必要がある。 本来は、そのための 「こども庁」であり、「子どもの自殺対策室」のはずだったが、 いまだに、古いプレ イヤーの枠組みを超えていないように思える。」(A、p220)

(注1)
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5458
★メンタルクリニックが「治らない患者」であふれ返る深刻な理由

【関連記事】

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4798
★うつ病が治らない、心理療法の開発の遅れ

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4848
★うつ病の治療法の現在と問題

 この問題は、長期間続いている問題である。

2009年8月5日に開始したのが次の記事である。16年前である。対策はどれほど進化したのだろうか。
 学問は、ほとんど進化していないのではないのか。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/1781
【連続記事】大人になると違法薬物依存(これは犯罪)の深刻な問題

(続く)

(参照書籍)
A)渋井哲也『子どもの自殺はなぜ増え続けているのか』集英社新書、2025年5月

B)末木新『「死にたい」と言われたら 〜 自殺の心理学』ちくまプリマ―新書、2023年6月

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★うつ病の治療法の現在と問題

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【2018年】虐待された人、する人

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★「孤独・孤立対策・自殺防止対策・質の高い教育」

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5572
★自殺防止対策ー2025年

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5704
★大学に入学した頃、「カルト」からの誘い

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5706
【目次】子どもの自殺が増加

Posted by MF総研/大田 at 17:48 | 自殺防止は医者以外も | この記事のURL
25日(月曜日)または9月1日(月)から新学期ですが、つらい子どももいます [2025年08月21日(Thu)]

25日(月曜日)または9月1日(月)から新学期ですが、つらい子どももいます

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5706
子どもの自殺・夏休み明けが最も多い
 〜今年も近づいている


 どの支援にもつながっていないと、【子どもはうつ病を理解していないために】家族にも「このつらさは家族でもどうにもならない」と思いこんでしまっていて、悲劇が起こる可能性があります。最初に、きづけるのは、家族ではないでしょうか。

 家族が気づいて、うつ病のせいだから、治療すれば治るのだから、絶対にしないようにとやさしくいいきかせて、 自分たちだけで、すまないのであれば、家族が支援機関につなぐと、悲劇を防止できる可能性が高くなるでしょう。子どもは、うつ病による「希死念慮」を理解せず、治療すれば治ることを理解していないでしょうから。

 テレビでも、よびかけています。

◆夏休み明けに“不安”も…マンガや本でこどもの居場所作り
(日テレNEWS NNN)


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★「孤独・孤立対策・自殺防止対策・質の高い教育」

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【目次】子どもの自殺が増加

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【目次】自殺防止対策ー2025年
Posted by MF総研/大田 at 14:27 | 自殺防止は医者以外も | この記事のURL
産前産後の母親の支援 [2025年08月21日(Thu)]

産前産後の母親の支援

 医師以外の人材が自殺対策に参画しないと 自殺の減少に限界があると思います。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4988
★この記事は心理職としましたが、、

 もっと多くのひとが、うつ病を理解して、支援対策を失敗しないようにしたい。

5か月の長女殺人事件
 母親はうつ病だった、という報道がありました。

◆娘死亡、生後5カ月…妻が「川で溺死させた」と認める 夫と3人暮らしだった家族、法廷で語った妻「絶対に許されない」 妻の実家に帰省中の悲劇「謝っても謝り切れない」
(埼玉新聞8/21)


 これは、産後うつ病の母親がわが子の殺人事件と言うことになってしまったケース。薬だけでは、治りにくいストレスをかかえています。 産後の母親には、一定期間継続して、医師以外の支援対策が望まれます。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5004
自殺対策 〜 心理職に期待(15)
 〜 産前産後うつ病の支援にも心理職による認知行動療法

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★「孤独・孤立対策・自殺防止対策・質の高い教育」

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【目次】自殺防止対策ー2025年
Posted by MF総研/大田 at 14:07 | 自殺防止は医者以外も | この記事のURL
母親のみのひとり親世帯 約半数の母親にうつの疑い [2025年08月21日(Thu)]

母親のみのひとり親世帯 約半数の母親にうつの疑い

埼玉県内 母親のみのひとり親世帯 約半数の母親にうつの疑い 08月20日 NHK 埼玉NEWS WEB
https://www3.nhk.or.jp/lnews/saitama/20250820/1100021702.html

 そして、貧困。

 ひとり親世帯 60%以上が貧困状態
 〜 食料支援利用の県内ひとり親世帯
(埼玉新聞 2025/8/21)

 この領域にも、女性のうつ病があり、支援対策が必要です。 自殺対策は、医師だけができるものではありません。 医師以外の人材の参画が必要であり、そのためには、ボランティアだけでなく、生命を左右する深刻な支援活動ですから、その人たちにインセンティブが必要です。ほかを削ってでも、 予算を回すべきであると思います。

【関連記事】


https://blog.canpan.info/jitou/archive/5555
★「孤独・孤立対策・自殺防止対策・質の高い教育」

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5706
【目次】子どもの自殺が増加

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5572
【目次】自殺防止対策ー2025年
Posted by MF総研/大田 at 12:09 | 自殺防止は医者以外も | この記事のURL
心理士の他、看護師、精神保健福祉士、作業療法士など現場の人 [2025年08月21日(Thu)]

心理士の他、看護師、精神保健福祉士、作業療法士など現場の人

 末木新氏も、渋井哲也氏も、従来の専門家の提言による自殺対策では不十分と言っています。 ここ20年、うつ病、自殺対策を見てきましたが、対策がすすんでいない領域があります。ほかのことには、大きな予算を回すのに、うつ病の予防回復支援、ひいては、自殺対策が不十分です。 子どもに現れてきました。

 前の記事で、心理士にうつ病、不安症など、薬物療法で治りにくい精神疾患のかたがたの「治療」支援行動を考えていただけないでしょうか、と述べました。

 20年ほど前から、専門家のうつ病の回復対策は不十分と思っていました。薬物療法の医療、傾聴の心理 では、うつ病が治らないひとがいる、自殺していく。家族がよく理解してほしい、・・・、と。 事情がよくなっていますか。
 うつ病には、脳のいくつかの領域に、炎症が起きていて、回復には、それを配慮した、かなりの長期間の「心理療法」が必要なようです。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/1329
(2007年)家族もうつ病を知って!

 20年前です! 医師だけでは、うつ病が治らない人がおおく、自殺されている。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/2264
(2011年)教師のうつ病が増加

 教師も悩んでいました。いじめ、部活指導の不適切さ、家族の虐待など訴えられても、自分のメンタルの維持が精いっぱい。子どもへの配慮が難しくなります。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5622
子どもの自殺防止、なぜすすまないか

 自分の不誠実な行為によって、ひとをうつ病、自殺に追い込んでいながら、 「私のせいではない」という、思う、地方政治における政治家が目だつ。これでは、自治体による 自殺対策がうまくいかないのではないか。

 近隣の学問領域の、専門家、研究者はどう考えておられるのか。

 家族も家族に自殺されないように、うつ病について知っておくほうがいい。

 今、末木新氏、渋井哲也氏による「従来の専門家がいっている対策では、子どもの自殺が減少しない」 という指摘をみています。

 現場の実際のうつ病を治すことをしない専門家の研究では、有効な対策にずれが生じています。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/559
(2006年)最も古いものになる記事
https://blog.canpan.info/jitou/archive/635
(2006年)薬だけではだめだ、という。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/2821
(2013年)研究と臨床は別

 「マインドフルネス」がブームになったことによって、仏教にも本来は、うつ病、自殺などを防止する構造があったかもしれないことが、西洋の人が中心になって臨床、研究されてきました。

 この領域でも、日本の研究は遅れました。もう、無評価で観察の「マインドフルネス」は、西洋では、限界が指摘されています。現実の社会は、「評価」の世界です。多くの専門家(?)が、発言、文章を「悪」と評価されて、激しい批判をあびています。
 マルクス・ガブリエルも批判しています。
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5685
★マルクス・ガブリエルが「マインドフルネスの欠点」を語る

 これまでの専門家の学問、知識では解決しそうもない事態が起きているのでしょう。これからの、50年をになっていく、若手の実務者が、本当に解決できそうな対策を議論していただきたい。
 私も超高齢で古い、引退します。若いひとに託します。
 このNPOの解散によって、この20年にわたるブログも消滅です。

 仏教には、西洋の人に深い哲学をいうひとがいます。たとえば、
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4697
★ハリファックス

 最近、竹村牧男氏が、大乗仏教、道元にも、深い哲学があったことを学問的に証明しました。 仏教や禅も現代に有用かもしれないと、大嶋仁氏がいうことが当たっているのではないでしょうか。しかし、自己他者を救う大乗仏教も道元も、日本では、「死」んでしまったのです。
 西田哲学も、臨床に、生かされませんでした。
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5450
★西田哲学も先細り
 ハリファックスのように、西洋で生きているのでしょうか。

 昔、日本にあったすぐれた教えが、かなり前から「死」んでしまい、これを活用した心理療法、精神療法に なりませんでした。
 心理士、看護師、精神保健福祉士、作業療法士など現場の人が再興できないでしょうか。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5715
★自殺対策に心理職が加わってほしい
 〜「相談」だけではなく、認知行動療法で

【関連記事】


https://blog.canpan.info/jitou/archive/5555
★「孤独・孤立対策・自殺防止対策・質の高い教育」

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5706
【目次】子どもの自殺が増加

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5572
【目次】自殺防止対策ー2025年
Posted by MF総研/大田 at 07:23 | 自殺防止は医者以外も | この記事のURL
自殺対策に心理職が加わってほしい  〜「相談」だけではなく、認知行動療法で [2025年08月19日(Tue)]
◆「うつ病」の深刻さが記述される文がダイアモンドオンラインに掲載されました。これが、治らないで自殺に向かうことがある。
私も似たような症状になったから、その苦しみがわかり、今もこの活動をしている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/2f8ee063fe101395076e3e545236776c5edcc609
【話せない→読めない→観れない→そして…】うつになって「当たり前のことができなくなっていった」順番

◆政治家も学者も宗教者も理解していないという恐ろしい社会になった。
他者の苦しみを共感できない人間ばかりになった。
いじめ、ハラスメント、誹謗中傷、詐欺などが渦巻く日本社会。これら加害者に囲まれて、 誰でも被害者になる可能性がある。
◆がん、要介護状態も、誰もがなる可能性があり、これもうつ病をもたらす。
そして、・・・。
薬で治らないかもしれない。

自殺対策に心理職が加わってほしい  〜「相談」だけではなく、認知行動療法で

 全体的に自殺が多い。先進国の中で特に多い。子どもの自殺が増加している。

 これまでの自殺対策だけでは不十分という点で、参照書籍のA,Bで一致している。

 そこで、新しい対策として、心理職に、うつ病を「治す」支援まで踏み込んでいただく活動ができないか、検討していただきたい。

 次の記事で、札幌医科大学の河西千秋教授の論文(参照書籍:D)に関連して、私の意見を述べた。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4989
【心理職に期待】地域での自殺対策に心理職の関与が少ない

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4990
★心理職の関与が少ない理由が考察されている

 さて、その後も、2万人前後の自殺があり、子どもの自殺は増加している。

 参照書籍A,Bで見たように、対策が十分とは言えない。どうしてか。参照書籍Dでは、心理職の関与が少ないという。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4990
なぜ、心理職が自殺対策の関与が少ないのか
     「実は精神科医も一緒なのだが、一つは地域で活躍することのできるようなフィールドやポスト・対価が用意されていない要因はあると思う。」【要因1】

     「だがもう一つの要因は、心理職や精神科医ほど自殺予防の難しさを知っている職種はないということなのかもしれない(要するに、自殺対策について後ろ向きになってしまうのかもしれない)。」【要因2】

     「地域ではそもそも心理職や精神科医が地域に来てくれるとは想像もしておらず、端から期待されていないのも残念ながら事実である。」【要因3】(以上,参照書籍D:p533)【要因x】は大田が付加。
 このうち、【要因1】は、要するに、この件で働いても心理士に見返りがないのだ、特に、家族の経済を担う心理士の場合、収入がないと、やっていけない。
 これは、極めて自然で当然だ。

 この問題は、研究者にもいえるらしい。i忙しい研究者が、自殺対策に関係することに、時間をさいても、「論文」にならない。参照書籍Bでこういう。  従来、心理士は「相談」事業には参画していると思う。「傾聴」が多いだろう。 だが、それでは、脳の重要な領域(眼窩前頭皮質、背外側前頭前野と背内側前頭前野、海馬など )に生じている機能低下は回復するとは限らない。
 とにかく、自殺防止対策には、薬物療法だけでは治りにくい難治性のうつ病を治すことが重要だと思う。

 従来の心理士の「相談」事業としての関与でない、新しい事業「認知行動療法で治す」ことに関与していただきたいので、一つ具体的な提案をしたい。

心理士にインセンティブのある自殺予防対策

 現場を見ている心理士の中には、医師も各種の専門職も治すことができていないで、苦しむ患者がいることを見ている。その中には、できれば「治す」支援ができないかと考えている心理士が少数だがおられるはずだ。

 ある地域(県か大都市)で、一人でか、数人の心理士が団体を作り、認知行動療法(CBT)(マインドフルネス心理療法SIMTでもいい)を提供する。
 インセンティブ(特に収入)をどうすると得られるかは、集まってデイスカッションすればいい。実は、これは非常に重要である。複数の心理士で行う場合、納得させられる報酬規則でないと、不満の感情が起こり、分裂、退職していく心理士がでてくる。そういう不満の感情、それに影響される行動の結果推測の自己観察もSIMTでは実践する。自己の利益、組織の存続、クライアントの利益を配慮できる心理士でないと、エゴイズムの強いメンバーは組織の消滅をもたらす。個人の悪、組織の悪、個人の利益、クライエント(=社会の利益)の考慮は、SIMTの支援者が学ぶ倫理であるが、納得できないメンバーは去っていく。代表や一人のメンバーだけの利益を図る独裁的なエゴイズムは抑制しなければ(それも、SIMTの実践)、長くは続かない。構成する心理士のメンバーの自由と利益をはかりつつ、クライエント(社会)の利益(実際に「治る」)をはかるのは、とても難しいだろうが。

 次の方策である。

 クライアントの自己負担金と自治体や助成団体から、助成金を得られると、クライアントに<治る効果のある>認知行動療法を、低額で提供し、心理士は時間に応じて報酬を得る。数人で行うと、交替で従事できるし、広報が楽であり、自殺対策に熱心な自治体や助成団体から助成金を得られる可能性が高いだろう。あるいは、クライアントが所属する企業や学校、そして、治りにくい患者をかかえる病院と提携ができるかもしれない。こういうことは、「営業」「広報」であり、それが得意な心理士がやればいい。その仕事にも、報酬を与える。
 うつ病、不安症、PTSDなどを「治す」支援には、1年ほどかかるので、心理士の実働の仕方がほかのこれまでの支援行動とは異なる。 個人の相談、認知行動療法的な具体的・個別的な指導、アドバイスは、ひとりのクライアント(患者)を1年(重症なら2年)、同じ心理士が担当し続ける。
 ただし、自宅での実践が重要(機能低下した脳領域が回復するような効果が期待されるトレーニング)だが、実践方法の説明は、十人でも同時に同じ会場で「グループ」でできる。
 毎月1回か2回、心理士Aによる、グループセッションに参加して、あとは、心理士B,C,D、Eによる相談、個別のアドバイスを1年ほど受ける。(Aも個別の担当になってもよい)
 SIMTで支援する場合も、複数の心理士がいると、詳しい領域があるはずだから、団体で行うメリットがある。いじめ、子どもの虐待、進路、ハラスメントによる苦悩、過労、また、クライアントの職種などで、産前産後、教師、医療関係者、がん患者、など種々の領域にうつ病があるので、詳しい心理士が個別担当になればいい。
 心理士は、グループと個別の実働時間に応じて、報酬を受ける。

 どうやって、クライアントを得るか、広報、営業であるが、これは、複数の心理士なら、できるだろう。

 用いる「認知行動療法」(CBT)であるが、第3世代CBTと期待されたマインドフルネスは、うつ病の治療法にはならなかったが、もっと別のCBTが、あるだろう。その一つが自己洞察瞑想療法(SIMT)である。これも、うつ病に効果があることを、上記の団体で実際の臨床で実験して、数年間追跡して再発の有無まで確認して、その成果を論文にしていただきたい。
 SIMTは、感情の起きる自己評価基準の瞬間的観察、「価値」との関係の瞬間的観察、価値実現行動の選択を通して、行動の変容に力点をおくCBTである。
 このような自己洞察行動が、クライエントの脳内の炎症の回復に効果を及ぼすと思うが、それは、大学や医療機関にある検査装置で、クライエントの<治療前後>の脳の変化を観察していくことが望まれる将来の研究領域である。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4798
★うつ病が治らない、心理療法の開発の遅れ

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4848
★うつ病の治療法の現在と問題

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5716
★心理士の他、看護師、精神保健福祉士、作業療法士など現場の人も

(参照書籍)
A)渋井哲也『子どもの自殺はなぜ増え続けているのか』集英社新書、2025年5月

B)末木新『「死にたい」と言われたら 〜 自殺の心理学』ちくまプリマ―新書、2023年6月

D)雑誌「臨床心理学」125号(2021年9月、金剛出版)に掲載された論文。
「自殺対策と心理職―保健・医療における自殺対策と心理職に期待される役割」 (河西 千秋氏、札幌医科大学

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【目次】自殺防止対策ー2025年
Posted by MF総研/大田 at 19:12 | 自殺防止は医者以外も | この記事のURL
【ひだまり】第2世代マインドフルネスを活用する「つながり」を作る事業 [2025年07月02日(Wed)]
能登半島のかた!
似たような「居場所」をそちらの 仮設住宅や地域の集会所で開催しませんか。
ご連絡ください。

【ひだまり】第2世代マインドフルネスを活用する「つながり」を作る事業

7月から新しい事業を開始します
孤独・つらいひとのための居場所プログラム
【小さなつながり】を作ります。
自分をケアする心理療法で解決への手がかりをみつけてください。

◆プログラムのチラシ
◆プログラム詳細

◆7月の時間割

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5655
◆内閣府の孤独・孤立対策のチームが 重点計画の改定を発表
 資金も人材もないがこの内閣府の方針にそったつもりの事業です

★10月に、仙台でも
 これと類似の事業が宮城県仙台でも開催される予定です。
 私も参加したいと思います。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5648
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5650
★オンラインでは孤独は十分解決しないから対面の場

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5640
★孤独・孤立のところにうつ病、自殺のリスク

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5641
★うつ病が2年治らないひとは精神療法を受けたほうがいい

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5560
★薬だけではうつ病は治らないひとがいる

こういう領域のかた、ご家族

 次の記事で触れた領域

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4988
◆様々な領域
    慢性の痛み、ひきこもり、産前産後うつ病、場面緘黙(選択性緘黙)、教師、 精神障害の労災認定を受けた人、ハラスメントの被害者、
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5582
◆ひきこもり

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5412
◆不登校にあるうつ病、不安症

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5365
◆通信制・定時制高校の生徒

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5622
◆こどもの自殺防止

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5616
◆震災や自然災害等の被災地の住民の方々のメンタル・ケア

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5621
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4988
◆医療関係者でうつ病、パニックなどが治らないかた

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4917
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5579
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5620
◆がん患者さん

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5625
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5579
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5056
◆カルトの被害者

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5643
◆産後うつ病

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5197
◆双極性障害のかた

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5338
◆孤独の人

ほか、うつ病、非定型うつ病、パニック症、社交不安、PTSD、過食症、過食嘔吐、などが 治らないかた

 SIMTは、無評価で観察のマインドフルネス(第1世代)とは、違います。 第1世代は、批判されています。マルクス・ガブリエルからも批判されています。 上記、SIMTで貢献できそうな、社会問題には貢献できそうもありません。
 地方創生SDGs 4=質の高い教育をみんなにという点でも問題でしょう。 次の記事で、ガブリエルの批判をご紹介します。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5587
【参考】第2世代マインドフルネスは、どういうプログラムに活用できるか
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5572
【目次2025】自殺防止ー2025年
 うつ病の治療、予防のためにも精神療法の普及と教育の充実を
 地元のかたがたが受け入れてくだされば、能登にもマインドフルネス心理療法を活用できないかと考えています。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5564
【目次2025】大震災の被災地の支援・心のケア
 〜 うつ病・PTSD・不安症・生活不活発病、自殺
 〜 精神療法で支援を


https://blog.canpan.info/jitou/archive/5313
【目次2024】大震災、うつ病、PTSD、その後10年ものメンタルケア
Posted by MF総研/大田 at 08:49 | 自殺防止は医者以外も | この記事のURL
3月は「自殺対策月間」です [2025年03月01日(Sat)]
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5572
【目次】自殺防止対策―2025年

3月は「自殺対策月間」です

 3月、自殺対策の強化月間になりました。

 家族の、住民の、自分の組織のメンバーの自殺対策は十分でしょうか。

 3月に1回くらい、ご家族に「大丈夫だね。どうして 死にたくなるか、うつ病になるか、わかっているね。」と確認したほうがいいのではないでしょうか。

 兵庫県では、公益通報に関連する出来事の中で、 自殺者が出ています。誹謗中傷の被害にあるつらい立場になっていることがあきらかな事情がある場合、カウンセラーを派遣するなどして、自殺を予防できないのでしょうか。

 兵庫県だけではありませんが、自治体職員、議員が、次のことをよく理解しておられないのではないでしょうか。
    苦しいこと右矢印1 一人では解決できない右矢印1 うつ病右矢印1自殺
 次の記事は随分、古いものですが、今もなお、状況はあまり改善していません。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3705
★若い人の自殺が減少しません

 不登校の子どもが増えています。したくて不登校になっているのではなくて、一部には、うつ病や不安症のためかもしれません。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5572
【目次】自殺防止対策ー2025年

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5555
【全体展望目次】孤独孤立/自殺対策

◆昨年の自殺防止に関係する記事の目次です。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5329
【リンク】2024年、自殺対策関連の記事

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5429
★高齢者の孤独死が自殺の3倍以上の衝撃
〜 なぜ自治体に相談しないのか

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5427
★孤独・孤立対策および地方創生SDGsターゲット3.4自殺の問題 〜 経済面だけでなくメンタルヘルスの視点からも




https://blog.canpan.info/jitou/archive/5119
【目次ー自殺予防2023年】

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4893
【目次ー自殺予防2022年】

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4722
【目次ー自殺予防2021年】

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4531
【目次ー自殺予防2020年】
Posted by MF総研/大田 at 22:38 | 自殺防止は医者以外も | この記事のURL
医療従事者にうつ病が多く退職希望 [2024年03月07日(Thu)]

医療従事者にうつ病が多く退職希望

 地方公務員のうつ病が増えているという報道があった。

 https://blog.canpan.info/jitou/archive/5353
★地方公務員の精神疾患で休職が10年前の1.8倍に

 今度は、医療従事者にうつ症状のあるひとが36%との報道があった。 自治労の調査による。

https://www.47news.jp/10611849.html
【47ニュース】医療従事者、うつ症状36% 人員不足と多忙、自治労

 理由は「業務が多忙」、「人員不足」、「賃金に不満」という。職場をやめたいという人が79%という。

 一般のこども、国民がうつ病になったら、その治療を受けるのが精神科・心療内科などの医療機関 であるが、医療従事者がこういうつらい状況にあるのでは、国民は十分な治療を 受けにくいだろう。

 うつ病からは、自殺があるので、重大な状況であるから、新しい治療対策をとってほしい。 新しい人材を医師以外のところからも、心理療法的支援が可能であるから、活用する施策をとってほしい。

【過去の記事】

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4984
医療従事者のうつ病

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4988
たとえば、「心理職」のうちから「治す」支援を
そして、地元のボランティアで
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5329
今年も第2世代マインドフルネスでSDGs3.4 自殺の減少を

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5223
地方創生SDGs 3.4 自殺の減少 〜 2023年
Posted by MF総研/大田 at 11:47 | 自殺防止は医者以外も | この記事のURL
地方創生SDGs3.4 自殺の減少 今年も第2世代マインドフルネスで [2024年02月18日(Sun)]

地方創生SDGs3.4 自殺の減少 今年も第2世代マインドフルネスで
 第2世代のマインドフルネス=第4世代の認知行動療法

◆地方創生SDGs 3.4〜 うつ病を予防・改善し自殺を防止する対策〜自治体・企業が

 うつ病が薬物療法では完治せずに、何年も薬を服用せざるをえないひとがたくさんおられます。つらいことだろうと思います。完治しないと、大きな出来事があると悪化して、自殺のおそれもあります。
 高齢者がフレイルと抑うつ症状がある人は短命だといいます。

 自殺の要因の一つとして、うつ病、その治療が効果がない人がいること、そこからも自殺がおこります。

 当法人は、次の3つのSDGsの会員、パートナーです。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5236
★マインドフルネス心理療法SIMTの改善効果

 〜第4世代の認知行動療法

◆内閣府の「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」の会員
 *内閣府のSDGsプラットホームにソリューションを登録しています。
 「自殺の減少のため治りにくいうつ病やパニック症などを回復、予防」
◆「埼玉県SDGs官民連携プラットフォーム」のパートナー
◆「さいたま市CS・SDGsパートナーズ」の登録団体
◆内閣府の「孤独・孤立対策官民連携プラットフォーム」の会員
  ☆ホームページでのご案内です。
 http://mindfulness.jp/sdgs/target3-4-jisatugenshou.htm

 自治体も企業も学校も病院も、「地方創生SDGs」として、ターゲット3.4「自殺の減少」にも取り組むはずです。当法人は、次のことを提案いたします。
 第4世代の認知行動療法に該当する自己洞察瞑想療法(SIMT)を活用します

A)うつ病の予防・回復の心得〜講演、授業
 住民、社員、学生に、うつ病の予防・自殺予防の心得を知ってもらう授業、講演をする。 自治体、企業、学校が主催していただきます。こちらのマインドフルネス瞑想療法士(MMT)か、他のMMTが提供します。

B)地元にうつ病・自殺防止のサポーターを持つ
 さらに次の段階の対策をとりたいという自治体に。 単発の講演では、予防の効果はありますが、現にうつ病が回復しない人を回復させることにはなりません。継続したSIMTでのケアができる人を地元に育成する。 そのためには、講演を受けた住民の中から、サポーター(軽症のうつ病を回復支援)になりたい人に応募してもらって、サポーターになるための連続講座を企画する。

C)うつ病、パニック症など重症の患者の回復支援するスキルをもつマインドフルネス瞑想療法士を地元に持つ

B)は、予防的な支援や軽症の人の回復支援活動ができるサポーターですが、薬物療法を受けても治らない重症のひとを回復するスキルで支援するマインドフルネス瞑想療法士を地元に育成する。治すためには、1年〜2年近くかかり、一人の支援者では大変だから、数人が共同ですすめることが推奨される。こちらから講師を派遣する。

 下記の連続記事(ブログ4988)で考察したように、現地の心理職が、マインドフルネス心理療法SIMTで、うつ病などを治す支援をするのが一つの方法です。マインドフルネス心理療法は、特定領域に特有の本音の観察を詳細におりこめば、改善効果を発展させていただく余地があります。

D)医学部、臨床心理学のある大学における研究など
 大学などで、認知行動療法の臨床試験の実施、うつ病などを回復する認知行動療法を提供できる専門職の育成を大学で。 薬物療法だけでは治らない精神疾患がある。認知行動療法の専門職を全国に持つように。

E)「マインドフルネス再考」
【参考】
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5296
★「マインドフルネス」(第1世代)への批判

 雑誌「精神科治療学」2023年1月号で「マインドフルネス再考」を特集しました。これをみると、難治性のうつ病を回復させる「マインドフルネス」は普及していないようです。このままでは、難治性のうつ病を治して自殺を防止する対策は予想できそうもありません。
 マインドフルネスは、仏教や禅(の一部)を活用したものとも言われたり、宗教でなく科学であることの強調をすることもあります。はたして、それでいのでしょうか。
 仏教、禅、マインドフルネスなどの領域は、研究、学生や市民への教育が偏っています。その講師の理解するもの、信じるものに、そして多数派説に。しかし、少数派説にも多数派から漏れる問題の解決(利他と言われたこと)に貢献するものも多いと思います。
 「マインドフルネス」の学問は、仏教や禅の学説や宗教にも関係が深いのです。日本でも外国の禅僧の言葉が証言されます。しかし、日本には、非常に深いものがあります。道元、西田幾多郎、鈴木大拙など。
 第4世代の認知行動療法には、カルトへの確かな批判、人間の平等性、異なる価値を認める多様性そして共生の哲学、難治かつ少数者の苦悩(たとえば、うつ病)を解決できるものがあるのに。 こういう学問の領域にも、異論封じ、少数説の排除をせず多様性を推進すべきです。
 今後、どうすればいいのか、検討する会議を開催します。そして、研究を継続する体制を作ってください。

 次の書籍や雑誌の論考とも深い関係があります。これらとの関係についての研究も推奨されます。
1)雑誌「文芸春秋」2023年新年特大号
 「文芸春秋新年特大号、#日本の自殺、「人間の思考力、判断力、それに倫理的能力の全般的衰弱と幼稚化をもたらした」(p202) 「「適切なことと適切ではないこと」を見分ける繊細な判断力の欠如、過大なまでの自己愛。」(p203) これが蔓延しているので、日本全体が自滅、自壊している。」

2)雑誌「VOICE」2023年2月号、PHP
 「VOICEで、大岩央氏は、佐伯氏に言及。「日本から世界に問いかけるべきナラティブは無数に存在する。そもそも日本人自身、みずからの文化や「深層的価値」(佐伯啓思)について深く理解し、言語化できているわけではない。」日本人が日本の宝を否定して内部から衰退させているのが「日本の自殺」。」

3)雑誌「精神科治療学」2023年1月号特集「マインドフルネス再考」

4)雑誌「臨床心理学」125号(2021年9月、金剛出版)、特集「自殺学入門」

再検討すべき課題
(1)上記のような雑誌でいう深い哲学と無評価で観察の瞑想の違いは。
(2)「マインドフルネスは宗教ではない」ということは適切なのか。
 大乗仏教、特に、唯識には現代にも通用する独断、偏見の観察がありますね。その他、現代に応用できるすぐれたところがありませんか。
(3)「マインドフルネス」や仏教、禅はカルトの被害を防止できるのか
(4)日本が種々の第2世代マインドフルネスを創始できないか。
 SIMTは、一つに過ぎない。 (5)「マインドフルネス」は何なのか〜様々な懸念
 https://blog.canpan.info/jitou/archive/4947

【関心のあるかたはご連絡を】
 関心のある自治体は、メールでご連絡ください。

 そのほかすでに、蓮田市老人福祉センターで、予防的な「心の健康体操」、希望する市民向け継続的なマインドフルネスSIMTの実践会、治したい人のSIMTのアドバイスをしています。

 マインドフルネス瞑想療法士の育成講座も企画しています。

【参考記事】
http://mindful-therapy.sakura.ne.jp/kikansi/hp-07/60-souken-jigyou.pdf
★うつ病・孤独・自殺防止のプログラム 〜 種々の事業の例( 雑誌「マインドフルネス精神療法」7号)

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4921
★マインドフルネス心理療法SIMTを付加した種々のプログラム

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4910
★高校の授業で1,2回講義

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4959
★マインドフルネス心理療法SIMTの活用

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4965
★自殺、子どもや女性が深刻


【第4世代の認知行動療法】
 自己洞察瞑想療法SIMTは、第4世代の認知行動療法の一つです
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4236
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4887
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4947


https://blog.canpan.info/jitou/archive/4988
【自殺対策〜心理職に期待】

◆うつ病を治して自殺防止
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5119
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4893
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4722
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5329
今年も第2世代マインドフルネスでSDGs3.4 自殺の減少を

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5223
地方創生SDGs 3.4 自殺の減少 〜 2023年
Posted by MF総研/大田 at 08:50 | 自殺防止は医者以外も | この記事のURL
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